クリスマスの掟

あんなに降り積もった雪も、大半は雨が流してしまい、
残りは凍り始めたと言う最悪な状態なミラノ。

アパートの門を閉める時に、迂闊にも手を離してしまい、その衝撃で塀の上の植木に積もっていた大量の雪を頭から被る羽目に。

「ウキャァ~!」と、年甲斐も無い声をあげた。しかも、一度ならず2度までも。

2度目はスーパーで。

下りの動くスロープ。後少しで終わろうとしている所で、いきなり足が滑った。しかも、片足だけ。開脚するには、体が堅すぎるって言うのに、、、。

痛かったデス。かろうじで、全脚は避けられましたが。
後ろから来たカップルに同情されました。半分笑ってましたけど。

娘も帰り、夫も会社に行き、やっと通常の日々。
数日遅れで、やっとクリスマスツリーを片付けた。

「え?今ごろ?」と、思われる人もいると思うが、お正月の無いヨーロッパはクリスマスから年明け数日までがクリスマス・ホリデー。

25日の昼か夜に大きくお祝いをして、その後は毎日、クリスマスの残り物で食べたり飲んだり、のんべんダラリと過ごす。あ、我家の場合。

テレビはクリスマスの特別番組や映画をやっていて、そうそう、お正月の三が日のよう。
なので、大掃除や年の瀬や、と焦らず過ごすわけで、なんともリラックス。

その代わり、大晦日の12時に新しい年を迎えて「ハーッピー・ニュー・イヤー!」で終わり、元旦は無し。これが、長年住んでいても、物足りない。

長々休んでいたにも拘わらず、しかも、たいした準備をしていないにも拘わらず、「お正月はこれから」って気分になるのも困りもの。

それでも、我家は一応日本人家庭なので、ささやかな元旦のお祝いだけはする。
そこで終了。

さて、ヨーロッパでは、大抵はイヴに祝うのではなく、25日のクリスマスの日がメイン。
でも、イタリアでは、人によるらしく、24日の夜の人も居れば、24日の夜、25日の昼・夜と3回祝う人もいるそうだ。

料理を作る立場からすれば、1回で十分だけど。

イギリスでは、クリスマス・デコレーションはクリスマスの12日前から飾り始め、
12日後に片付ける。

それ以降にクリスマスのものがあると「バッド・ラック」とされていて、けっこう、このルールを守る。「縁起」を担ぐ人が、意外と多いんだ。

店や街のデコレーションは10月くらいから始まるけど、片付けはきっちりしている。

パリのクリスマスは、最近は割と早く飾りつけが始まるが、片付けは遅い。
2月過ぎても、飾りっぱなしがあったりする。ここには、「縁起」はないようだ。

イタリアでも、さすがにドゥオモのツリーは7日で片付けられていたが、世間はまだイルミネーションがチカチカ。

そう言えば、日本には一年中、「クリスマス」のお店があったっけ。

この前後12日の決まりは誰がどういう意味で言ったんだろう?
誰か知っていたら、教えて欲しい。

さて、今回のクリスマスは、結局、家族全員は揃わず。
クリスマス前に、長女がロンドンから帰ってきて、年明け前には戻っていった。
大晦日は友達と迎えたいそうだ。

「すぐ寝ちゃう親といたって、盛り上がらないもん」だと。

チケットを買いそびれた次女は、年明け3日に帰ってきて、学校が始まるからと7日に戻っていった。せわしない娘だ。

ふたりとも、今回は「ロールケーキ」を習っていった。
次女はすぐ作るだろうが、長女は忘れた頃にやるんだろうな。
で、また出来ないって言いそうだけど。

娘達の時々無性に食べたくなるものが、自分の料理だったりすると、やっぱり嬉しい。
一番を「市販品」に取られるのは、ちょっと悔しいもの。

じゃあ、自分はなんだろうって考えてみた。
祖母が作った「にゅうめん」と、母の「茶碗蒸」。

外せないお料理って、ある。
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by suzume-no-oyado | 2009-01-10 06:23 | 暮らし | Comments(10)
Commented by Bianca at 2009-01-10 16:03 x
Suzumeさん、こんにちは。

母は、わたしたち兄弟が小さい頃、お誕生日には、デコレーションケーキを作ってくれました。其の頃は、ガス台の上に載せて焼く、ガラス窓も無い四角い鉄の箱のオーブンでした。生クリームも普及していなかったのでしょう、バタークリームを、淡い色に着色して、花の形などを綺麗に飾ってくれました。

早く亡くなった母の思い出です。

さて、今日は、かねてからの懸案事項である、‘サンマルク‘に挑戦してみました。  ビスキュイ・ジョコンドの、材料の量がとても多いので、気になりながら、とりかかったのですが、この段階で、失敗を確信しました。
でも、材料もあることだし、・・・・・最後まで、作ってみました。

感想は、‘ドンキホーテ‘のようでした。

これから、これを消費しなければ・・・・と思うと、恐ろしくもあります。

Suzumeさん、帰国なさったら、是非、お教えください。
Commented by suzume-no-oyado at 2009-01-10 16:49
biancaさん、本の通りの分量で作られたのですか?(ちょっと気が遠くなる) 千葉先生の分量は工房の分量を少し少なくしただけなので、家庭用ではないんです。

なので、お教室で教えていた量は、それを家庭用に直したものでした。
勝手に直して、「千葉テイスト」が変わってしまっては申し訳ないので、何度か試して、分量の確認をしなくてはならず、家族に迷惑をかけていました。そう、作ったからには消費しなくてはなりませんからね。

あれは冷凍できるし、半解凍でも美味しいそうですので、ゆっくり食べてくださいね。
Commented by Bianca at 2009-01-10 17:27 x
Suzumeさん、

台の部分が、とても多いです。 あとで、本を見ましたら、その様な記述がありました。

Suzumeさんをクラクラさせてしまいましたね。!!!!

明日の来客用に、と思いましたが・・・・・・・もう、エネルギーを使い果たしたので、別の作りなれたものを作るのも止めて、お菓子屋さんのにします。

わたしは、やはり、見て楽しむだけが正解だったようです。

キャラメリゼも、余り使った事が無いコテを探し出して、頑張ったのですが、難しかったです。     ため息が出ます。
でも、新しいことにチャレンジすることは、老化防止にいいと思って、
諦めましょう・・・・・・・・・・
Commented by さとみーな at 2009-01-10 21:26 x
お体、大丈夫ですか?
もしかすると、時間差で痛みがやってくるかも・・・ですが。
私は、テラスの雪を一箇所にかき集めただけで、今日腕が重いです(汗
時々、筋肉(あるかな?苦笑)がヒクヒクとします。
明らかに、日ごろの運動不足ですね。

イタリアのクリスマスは、12月8日(サンタンブロージョ)に飾りつけして、1月6日(エピファニア)に片づけするそうですが、我が家は思い立った日です。

suzumeさんの娘さんたちは、ロールケーキが母の味になるのかな?
私の母は・・・料理はなんでも美味しく作ってくれたので、コレっってモノがないです。
うちの息子たちは、なんて言うだろう?
パスタビアンカだったら、めっちゃ悲しいデスが・・・・。

Commented by suzume-no-oyado at 2009-01-10 21:47
さとみーなさん、ご心配ありがとう。

しかし、「パスタビアンカ」には笑いました。それは、ちょっと悲しすぎ、、、。

そういや、次女が友達の家にお泊りに行き、そこのお母さんのゆで卵を絶賛したそうです。「うちのマミーより美味しい」って。

そう言われたお母さんも、ゆで卵に負けた私も、空しかったです。

全脚になりかけたとき、左ひざで止めました。すりむいた膝も関節も痛いです。ついでに冷えて神経痛っぽいし。スミマセン。愚痴っぽいですね。
Commented by ひろりん at 2009-01-11 01:36 x
はじめまして。ローマに住んでます。イタリア(カトリックの国?)では、12月8日が、聖母無原罪御宿りの日となっていて、”精霊により、イエス・キリストをマリアが身籠った日”とされています。ローマのスペイン広場にある、円柱のマリア像の腕に花輪がかけられ、ローマ教皇によるミサがあります。その日から、クリスマスのシーズンが始まって、飾り付けをします。
24日の夜は、実家で家族一同の魚料理のディナーがあり、25日の昼食は、実家やレストランでのお肉の食事です。そして、1月6日がエピファニアの祝日(東方3博士の訪問の日)で、その日でクリスマスが終わります。プレゼピオという、イエスの誕生を人形で再現した、南ヨーロッパのクリスマスの重要な飾りも、その東方の3博士がやって来るまで。なので、普通は、7日に飾りを片付けることになっています。24日の夜の12時にイエスが生まれ、6日に合わせて博士3人がやってくる、という動きがあるんです。毎年飾られる、サン・ピエトロ広場の飾りもそうです。だから、イエスが初めは、飼い葉おけに寝かされている、”赤ちゃん”ですが、1月6日に近づくと子供になっているんです。
Commented by suzume-no-oyado at 2009-01-11 08:05
ひろりんさん、初めまして。

詳しいレクチャーありがとうございます。とてもよく分かりました。
イギリスの飾り付け始めがクリスマスの12日前って言うのは、よく知りませんが、片付けは同じ頃なので、カトリックと同じ意味なのでしょう。

特に興味深かったのは、サン・ピエトロ広場のナティビティーの人形が赤ちゃんから子供に変わる事。見てみたいですが、そんなに長く滞在できないし、、、。ウーン、残念。あ、もしかして、ブログでご紹介なさってます?

カトリックの学校に通っていたのに、なんだかすっかり忘れてしまっていて情けないです。

サン・ピエトロ広場は、もう一度行きたい場所です。足を踏み入れた時、身体中に光を浴びたような、そんな気分になりました。
Commented by ひろりん at 2009-01-11 18:01 x
すずめさん、いつも楽しく読ませて頂いてます。初めてメッセージを送ってみましたが、すぐのお返事でびっくりしました!そうですね。。。時々、テレビでサン・ピエトロ広場のプレゼピオが映ります。特に、今日(日曜の)教皇の祝福のメッセージを流す時とか。この前、そばにあった説明を読んでみたら、これは、1982年から毎年置かれるようになったそう。このすぐ歩いていける距離に長いこと住んでいましたが、歩いてサン・ピエトロに行けるのって特別な感じでしたね。クリスマス前の水曜日にローマの子供達は、自分の家のイエスの赤ちゃんの人形を持って行って、教皇からの祝福を受けるのも習慣だそう。これもテレビでやってました。広場のプレゼピオのセットは、結構、長く置かれているので、また映ることがあるかも。私は、ブログはやっていませんので、残念ながら見ていただくことは出来ません。ヴァチカンのサイトにも、ないでしょうね。。。
Commented by suzume-no-oyado at 2009-01-11 18:57
ひろりんさん、前回のカポダンノはローマで過ごし、31日にバチカンに行きました。赤ちゃんはみているので、次回は1月7日頃に行けばみれるって事ですね。うんうん。

これからも、遊びに来て下さいね。
Commented by ひろりん at 2009-01-12 01:13 x
そうですね~。いつか、ぜひ見ていただきたいですね~。そちらは、最近、ずいぶん雪が降っているようですね。こちらは、雪はないですが、雨と空気が冷蔵庫の中にいるような、冷気です。雪かきのために警察を送ったようですが、歩く時は気をつけてくださいね~。私も、よく雪が降る町に住んでいた時に、よく滑った覚えがあります。なかなか凍った道路を歩くのって、難しいですよね。

はい、また遊びに来ます。料理の才能がないので、すずめさんの素晴らしいお料理と面白いお話、いつも楽しませていただいてます!
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