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季節はずれの幽霊話

今日はお料理教室。生徒さんは、ミラノでの初友達ののぞみちゃん

メニューは、マッシュルームのクリーム煮、コテージ・パイ、グレープフルーツとオレンジのプルプルゼリー。アミュゼにはヒヨコマメで作ったハモスで、カクテルにはバックス・フィズ。

本当はアミュゼにはリークのマリネを作るつもりが、前日買い忘れ。

相変わらず、楽しいお喋りをしながらのレッスン。喋りすぎて、コテージパイに入れるはずの玉ねぎをマッシュルームに入れてしまったり、にんじんを入れ忘れそうになったり、と相変わらずのおとぼけ振り。すみません。

尽きない話の中で、楽しい?恐い話を聞いた。

彼女のご主人が日本に暫く滞在していた時の事。
愛媛県の山の神社の近くに住んでいた。
「日本人だったら誰も住みそうも無いところなんです」とその妻。

ある日の午後、彼は山に登った。山の斜面には祠が沢山あり、これも「日本人だったら」そんなところ登ろうとも思わないところらしい。

のぞみちゃんは、感が強く、見れはしないが何かを感じる事がしばしば。それを言うと、彼は「馬鹿な事を」とぜんぜん信じないタイプ。
それなのに、山から下りてくるその時だけは「恐い」と感じたそうだ。

そして、その夜。

ひゅ~る~~~

出たんでございますよ。彼、山から何かを連れてきちゃったんですね。

「夕べ、なんか怖いものを見た」って、彼。「女の人がふぁ~っと見えた」って。
「ね、どんな格好していた?」と妻。
「白い着物を着ていた」と、夫。
「足は?足はあったの?」妻。
「ううん、足はなくて、下のほうがひゅるり~~としていた」夫。

そして、その女の人はひゅるり~~といなくなったわけでございます。

しかし。 まさに、そのもの。

「日本の幽霊」を知らない外人が、絵で書いたような「幽霊」を見たって事は、やっぱり、その昔、誰かも見たって事になるんだろう。

本当に足が無いんだ。
外国の幽霊は足があるのに、どうして日本はないんだろうって素朴な疑問。

それにしても、、、。
幽霊も外人さんが珍しかったんだろうか。

のぞみちゃん、もしかして、恋敵かも。こわっ!
by suzume-no-oyado | 2009-02-05 04:54 | 暮らし
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