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困ったちゃん パート2 玉の輿ジュリア

なんだか、どっちが「困ったちゃん」か分からない前回の内容だったが、それより何より彼女より、すご腕がいたんだった。

イギリス時代のお隣さん。

家番号、NO1(我が家はNO3)はいわくつきの家。住民がころころ変わる。いえいえ、われわれが嫌で出てっているわけじゃーございませんって。
え?知らぬは本人ばかりなり、ですか?(苦笑)

店舗がころころ変わる場所ってあるが、ああいう感じ。

最初は子連れのバツイチの女性。別れた旦那が子供たちにって買ってあげた。
が、次から次へとボーイフレンドを住まわせちゃうんで、元夫の怒りを買い、追い出され、家も売却。

次に入ってきたのが、パープル夫妻。
奥さんのジュリアは人懐っこくて、外人の私を頼りにしてくれた。

が、しかし。

人懐っこいのと厚顔とは、紙一重だと後に気づくわけで。

一緒に人形作りのレッスンを受ける。初日、材料が買いそろえられなかったからと、私のを借りる。で、その後、ずっと私のを借りっぱなし。どういうこっちゃ??

次女が生まれた直後、お祝いを持ってきてくれたジュリア。
「おめでとう」と言いながら、ゴッホゴッホと咳をしている。
「風邪がひどくてね」って。じゃー来ないでよ。生まれたばかりの赤ちゃんに移るだろ―!!
迷惑な訪問。

玉の輿の彼女。夫の家は、由緒正しきお医者さん一家。おじさんは、国会議員とか。
パープル夫のお父さんが、我がエリアにお越しになられた際、私を含め近所の人と話したが、なにやら「上から目線」。以後、いらっしゃる度、「お、ロイヤルファミリーのお出まし」と近所で評判。

そんな彼女の近所の評判は、"She thinks she is better than anyone else."
「 人よりちょっと上だと思っている」との事。女王さま気取りまではいかないが、子供通し何かがあると、「うちの子は悪くない」と、プチ・モンスター・ペアレンツになる。その時に、どうも「お育ちが違いますのよ」のオーラをまき散らしちゃってるから、よろしくない。

NO5のもう片方のお隣さんにいたっては、、

「昼過ぎにね、ドアをたたく音がするから開けたのよ。そしたら、彼女が大きいサーモンの皿を抱えて立っていたの。それで、明日パーティーがあるので 、このサーモンをあなたの冷蔵庫に一晩入れてほしいって言うわけ。小さいものならいざ知らず、でっかいサケ一匹よ。入りっこないじゃない。

しかも、申し訳ないって態度じゃないの。鼻っからやってもらえるもんだって態度。しかも、断ったら、怒って帰っちゃったわ」って。

さすがにこれを聞いた時はびっくりした。それまで私がやられたことなんて、まだ序の口だったんだ。

とはいえ、あれだけ厚かましく来てくれたおかげで、私の英語は上達したし、
近所の「困ったちゃん」の彼女は、私にとっては良かったのだと。

その後、引っ越して行ったパープル一家。
ご近所付き合いはうまく出来ているんだろうか??
by suzume-no-oyado | 2009-03-25 17:52 | 暮らし
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