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ひな祭りの女子会

昨日は、ミラノで知り合ったKさん宅で、久々の「粉物研究会」の集まり。

アップしそこなっているクリスマス・パーティーで、Kさんが持ってきてくれた、イタリアのパン「ストレーゲ」を作るのが目的。
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このストレーゲ。極薄の生地をパリッパリに焼いたもの。シンプルに塩味もいいが、ガーリックソルトとチリパウダーは病みつきになる。

この日は、この他、「キアッケレ」という、ミラノのカーニバルの時期に出回る、これまた極薄のパイをリクエスト。
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そして、ランチは私におまかせ!と、リクエストのあった「紫玉ねぎのスイートサラダ」と鱈のうまみが癖になる「フィッシャーマンズ・パイ」を作る事に。

最初のふたつは、とにかく、ひたすら薄く、薄く延ばすこと、数時間。

まず、キアッケレから取りかかり、伸ばして、切っては、Kさんが揚げていく作業がえんえん。

それが終わると、今度はストレーゲの生地を、また延々と伸ばしていく。伸ばして、それを油を塗った鉄板に広げ、オリーブオイルを塗って、好みの味付けをして、カットを入れて、オーブンに入れる。

「できました~」とオーブンまで持っていくと、毎回、「カット忘れてます~」って。なんでだろ?鉄板に広げた時点で、力が尽きているのかもしれない。自分で焼く時は、オーブンの近くに、「切ったかな?」ってメモを張っておいた方がいいかもしれない。(笑

キッチンの中は、キアッケレとストレーゲに埋め尽くされていく。困った事に、そばに置いてあると、知らないうちに、手が出てしまう。

しかも、甘いのとしょっぱいのという、ゴールデン・コンビ。これではランチが食べれなくなる、と皆で自粛。って、ほとんど問題は私でしたが、、、。

本日のメンバーは5人。そのうち、お料理の先生が3人。Kさんはお教室はされていないものの、お料理の腕前はプロ級。

最初は、Kさんを含めて3人だったのが、あとから、一人増え二人増え、賑やかに。
Nさんが沢山のワインやシャンパンを持ってきてくれて、なにやら、華やかなパーティーになった。

「乙女のひな祭りパーティーね」って、誰が乙女?とみんなでつっこみ。

その乙女たちが飲むのに、ふさわしい華やか(?)なサクラのシャンパン。
ふわ~っとグラスの中で花が開き、優しい香りと甘さに、心が華やいだ。
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Kさんお手製の、春野菜のキッシュは、芽キャベツ、グリンピース、アーティチョークが入った、とてもバランスの良いお味。野菜のうまみが美味。

続いて、紫玉ねぎのスイートサラダ。一応、レッスンをするはずだったけど、ほとんど説明なしで、見て覚えてもらった。

メインは、フィッシャーマンズ・パイ。気にいってくれたようで、嬉しい♪

山向こうから、豚を担いで来てくれた、イタリアンの先生kyokoちゃん。
来月のメニューの試作で、豚と黒キャベツの煮込みを試食。イタリアのお野菜、黒キャベツの甘味と、豚とは思えない程、ほろほろに柔らかくなったお肉が、絶品。

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このkyoko先生。 LA MIMOSA というイタリアンコースを主宰されているベテラン。知識や技術はもちろんだけど、センスがとにかくいい。以前、お宅に招かれた時は、次から次へと、何気なくおしゃれな品を作っていくのに感激したっけ。

最後は、久々に作った「チョコレート・バナナ・ムースケーキ」。
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実は、前日に作った時、あんまり久々だったので、どの型で作るのか忘れてしまい、かなり小さいので焼いてしまい、なんだかな~、の仕上がりに。

「まぁいいか。それ程悪くないし」と思っていたが、やっぱり納得できない。そこで、とりつかれた様に、朝一番で慌てて作り直し、いつも通りに仕上がり安堵。

アーモンド・パウダーの入った、しっかり目のスポンジに、苦みの効いたガナッシュとバナナの甘いムース、レモンジュレの爽やかさが一体となった、お気に入りのケーキ。

昼間っから、たっぷり食べて、たっぷり飲んで、家路に。

まだ6時過ぎだと言うのに、あわや、駅を乗り越すところだった。
あぶない、あぶない。
by suzume-no-oyado | 2011-03-04 01:06 | お料理
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