危ない国のティー・パーティー

さて、時も時。
あの悲惨な9.11事件が起きた後の事。

久々に我家でカレッジの友人を招いてお茶会があった。
来てくれたのは7,8人くらいだったが、よく顔ぶれを見ると、リビアやらイランやらトルコの友達。
今、言われてる危ない国の近くの人々。

「ねぇ、みんな、大丈夫?嫌がらせとかされてない?」と聞くと、
「そりゃ、ちょっとはね。ま、我慢ができる程度かな。」と、ひとり。
「わたしなんて、ひどいのよ。悪口バンバン。でも、あたしはトルコで、関係ないじゃんね。」と、もうひとり。

そんな事を話してる時に、うちのワンコが頭にショールを巻きつけているリビアの彼女にご挨拶に行った。
彼女は嫌な顔もせず、丁寧に、
「ごめんなさいね。私は貴方をさわれないのよ。」と。
彼女はイスラム教。イスラム教では、犬は汚らわしい者なのだそう。
でも、彼女は自分の立場を主張せず、自分はこうだから、許してね、って感じ。
で、私も、そう、そういうものなのね、と納得する。
なんか、いいなぁ、こういうの。
お互いの文化を認めて、尊重しあえるのって。

そんな横で、一人のイランの友人が、
「私、イスラム教だけど、犬、触っちゃってるわ。」
「エ~、信じられない。だめじゃない。」とリビアの彼女。
「だってぇー、かわいいんだもの。」と、おきらくイラン。

フーン、イスラム教って言っても、いろいろいるんだ。
あ、これって、日本人の仏教と似てるかも。
一応、家は仏教といったって、仏教の何たるかは、よくわかってない。
特に私なんて、幼稚園から高校までキリスト教の学校に通ってたから、そっちの方が詳しかったりする。

その後、読んだ本で、ヨースタイン・ゴルデルの「クリスマス・ミステリー」が心に残った。

『信じるものが少しくらい違ったからって、争うような事はしちゃいけない。』

宗教って、心に救いをもたすものなのに、どうして争いの素となるんでしょ。

納得いかないなぁ。
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by suzume-no-oyado | 2006-04-03 04:55 | 暮らし | Comments(4)
Commented by ポポ手 at 2006-04-03 22:48 x
>信じるものが少しくらい違ったからって、争うような事はしちゃいけない。』
心にしみるわぁ。いいわぁこのブログはほんとに。
Commented by suzume-no-oyado at 2006-04-03 22:57
ポポ手さんのブログから帰ってきたとこです。ネット連載開始おめでとう。その国の言葉の独自のニュアンス。私好みの題材で今後が楽しみ。
この本、英語がとっても簡単。『ソフィーの世界』の作者だけに、簡単な文章の中に、ふかーい意味が。それにキリスト教を知ってる人にはとっても興味深いです。私のお勧め本。
Commented at 2006-04-04 20:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by suzume-no-oyado at 2006-04-05 01:44
睦子さん、はじめまして。そんなこと言われると、照れちゃいますね。これからも時々、遊びに来てください。
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