英国大使館での学園祭

夫のシカゴ出張中、のんびり過ごそう!なんて思っていたのに、超多忙な日々を送る事となった。

2週間中、レッスンがあったお陰で、すさんだ生活を送る事はなかった。元来、怠け者で、自分ひとりとなると、いつ部屋が片づくのか分からないような生活になってしまうのだが、なんとかそれは回避。

そんな時に、イギリスの友人からメール。

お姉さんが、日本で仕事をするので、その手伝いをしてくれないかとの申し出。そりゃあ、私にできる事なら、喜んで。しかも、折よく、自由時間もたっぷりあるので、気兼ねなく、と。

そう言ってはみたが、最近、使っていない記憶の引き出しに入ったままの英語が、まだ生きているのか、超心配になってきた。

今回は、英国大使館主催で、イギリスの製品の売り込みショーケース。各々、テーブルを並べたブースで製品を展示する。バイヤーや問屋、小売店の方々との契約が目的。

「ムードメイカーでいいから」って。

そういや昔、そう言って気楽に引き受けた通訳で、いきなりビジネスミーティングを約す羽目になった、苦い経験があったっけ。

結局、シリアスなビジネスや数字を使ったものは、ダメだからね!と念を押した上で、お手伝い。不安はあったけど、食事つきの英国大使館に行ってみたいという、好奇心が勝っただけ。英語は二の次、後は野となれ、山となれ!あはははは~、である。

彼女の会社は、アウトドアグッズ、ブーツとウェア。ウェアに至っては、イギリスの上流階級が来ているような、エレガントな上品なデザイン。丁度、キャサリン妃が来ているようなイメージ。

日本で売り込むのは初めてな彼女。お客様が来ても、「どうぞ、ご覧になってください」と遠慮がち。ブーツや小物に至っては、見て分かるが、コート等は、来てみなければ、そのデザインのよさが分からない。

大学時代に、マネキンの仕事をやっていた経験が生きたのか、こういうのは得意中の得意。客に着せるは、自分が着て見せるは、売り込むだけ売り込んだ。

重宝がられて、隣のブースのお手伝いまで。すっかり学生気分。楽しい学園祭のよう。
打ち上げパーティーにも呼んでもらい、なんとも楽しい経験をさせて頂いた。

初めて行った英国大使館の大使公邸は、とても美しかった。英国調インテリア、他の国と何が違うかと明確には説明できないが、カーテンのプリント柄とか、家具の配置の仕方とか、微妙に違う。一番違うのは、もちろんエリザベス女王の肖像画が掛っている事ですけど。

何より感激したのが、トイレ。ドアを開けたとたん、「どこでもドア」でイギリスに来たようだった。

広いトイレ。きれいな壁紙。個室ももちろん壁紙。洗面所の前には、下まで下がったテーブルクロスのかかった大きなテーブルとソファー。寝泊まりできそうなくらい美しい部屋。

さすがに16年半もいたせいか、イギリスらしさに接すると、ホッとする。

でも、ピンクのギンガムチェックのシャツに、ピンクの蝶々のプリント柄のネクタイのおっさんを見た時には、のけぞった。

「いたいた、こういう趣味の人」と、呆れながらも、妙に似会うおっさんに、感心さえしてしまった。恐るべし、イギリス紳士。
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by suzume-no-oyado | 2013-03-27 14:51 | 暮らし | Comments(2)
Commented by yuuk at 2013-03-28 00:54 x
英国大使館、そんなこともしているんですね。
ふふふ、ムードメーカーのお仕事、楽しそう。売り込みも勢力的になされたようで、ミッションは果たしましたね!
食事つき!それはいいなあ。
ピンクのギンガムチェックのシャツに同様の蝶ネクタイのおじさん!
それがイギリスのおじさんにいるタイプなんですね〜。
やっぱりこことは違うなあ。
Commented by suzume-no-oyado at 2013-04-04 15:51
yuukさん、遅くなりました~。
そう、食事つきは、食いつくでしょう(笑) ついでに、打ち上げもだなんて。その分は、働かないとね。

めったに拝見しないんですが、いるにはいるんです。わぁって思うのですが、ありかな?って思う私も、怖いですね~。
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