狂言泥棒

ホリデー・シーズンがやって来た。
フランスの学校は大抵6月一杯ないしは7月最初で終わってしまう。
だから、日々人口が減っていく感じである。

いつも一杯な路上駐車も隙間があるせいか、道路が広く見える。

ここに来て気がついたのは、「家を留守にする」仕方がイギリスとフランスとでは違う事。

フランスは日本と一緒で、しっかりカーテンを閉めたり、シャッターを下ろしたりで、
外から見て、「あそこの家はお留守なのね」と分かる状態。

かたや,イギリス。
そんなことしたら、泥棒に「誰もいませんよ~」とご丁寧に教えてしまう。

だから、長く留守にする時でさえ、もちろんカーテンは開けっ放し。
夜、明かりが数日ないのが分かったら、これも留守のサイン。
電気は、最低一箇所は付けっぱなしにしていったり、暗くなると電気がつく
センサーつきのランプをセットしていったりする。
ポイントは、人の出入りがあるように見せること。

シャッターをガッチリ閉めていっても、入られる時には入られる。

ある日のあけみさんとの会話。

あけみさん曰く、
「だからね、例えば玄関の引出しとか、ベットルームのたんすの引出しをわざと、
 泥棒に会ったみたいにぐしゃぐしゃにひっくり返しておくわけよ。
 そうすると、泥棒に入った奴が、あ、先客があったんだって諦めて帰るんじゃない?」

「でもさ、2、3日のホリデーなら、自分でした事覚えてるだろうけど、
 1週間や2週間のどっぷりホリデーの後で、覚えてるかな~?」と私。

 「そうよね。すっかり忘れちゃって、キャー!泥棒に入られたー!って
  パニクっちゃったりしてね」と、彼女。

と言う訳で、この「狂言泥棒」は、敢え無く却下された。

あ、そう言えば一人いたいた。
慌てて警察呼んだ、お間抜けな知り合いが。

ああは、なりたくない。
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by suzume-no-oyado | 2006-07-22 17:18 | 暮らし | Comments(2)
Commented by OKU at 2006-07-23 03:29 x
 バカンスに行く前に防犯アラームをセットしていたことを忘れて、帰ってきて玄関に入り、いきなり大音響でブザーが鳴って、パニクったことを思い出しました。ブザーを止める暗証番号も一瞬忘れるほど大慌てでした。あの音って、ただ大きいだけじゃなく、脳みそのどっかをすごく刺激するのよね。私も狂言どろぼうはできないクチです。
Commented by suzume-no-oyado at 2006-07-23 04:48
>オク
特に、ホリデーの後って、ホリデーボケになってますよね。
日常を忘れてる上にあのブザーの音じゃ、ぐっすり寝てたのに無理やり起こされたみたいで、何がなんだか分からなくなるのよく分かります!
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