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トロピカル・ホリデー VOL3

セーリングの講習を3回受けて、晴れて夫は海の男となった。
と言っても、一人での帆の操作は無理なので、家族全員で教わった。

どうしてだろう。
セーリングを含め海のスポーツって、ほんの少しリッチな気分にさせてくれる。

ささやかな錯覚。

この気分に酔いしれて、夫は残りの滞在期間中、毎日のように海に出ていた。

残念ながら彼は参加できなかったが、私たちはシュノーケリングを楽しんだ。

10分ほどボートで沖に出て、海の真っ只中で泳ぐ。
浅瀬には見かけない、魚がウヨウヨ。
体長50センチほどの、目の覚めるような青い熱帯魚は壮観。
長女は「運が良ければ見れる」と言うエイを見た。

調子よく楽しんでいたが、突然の波が空気の管にざんぶりこ。
海水を目一杯飲み込んで、かなり慌てる。
海水を吐き出し、息ができるはずなのに、ちっとも息ができない。
急に怖くなってきた。

だ、誰か助けて~。

とにかくボートまで必死に泳いだ。
スタッフに介抱されながら、自分の意外な一面に驚くやら情けないやら。
泳ぎは得意なほうだったのに、、、。

でも、せっかく来たからと海に戻ってみたものの、すっかりトラウマになってしまい、
ボートのそばから離れることが出来なかった。

娘たちはシュノーケルを着けたまま、ふかーく潜って魚と一緒に泳いでた。
いいな~。

最終日にはパーティーがあった。
食後、スタッフによるエンターテーメント。
歌に踊り、マジック等をお披露目。
何人かのお客さんがステージに呼ばれたりした。

バックストリート・ボーイズのコピーグループが歌ったり踊ったり。
私は、ほろ酔い加減で少しウトウト。
と、指を指される。 ステージに来いと。
は、は、ご冗談を、と丁寧にお断り。
なのに、司会者までマイクで名指し。
娘たちも面白がって、イケイケって。

エ~イ、どうにでもなれって、酔った勢いで一緒に踊っちゃった。
調子に乗って、手まで振ってる自分が。
恥はかき捨てよねっ。

表彰式が始まる。
スポーツ大会の優勝者とか、印象に残った人たちが○○賞として表彰。
で、どういう訳か「スター・ファミリー賞」なるものをいただいてしまった。
家族全員で協力してセーリングをしている様子が、とても微笑ましかったとの事。

実は、ボートの上で、「へったくそ!」とか「ボケー!」とか、
すごいバトルが繰り広げられてたのを、スタッフは知る由もない。

フィナーレは、な、なんと、慎吾ママの「オッハー」。
しかも、日本語。
結構、みんなノリノリでしたよ。

こうして翌日、楽しい楽園生活にさようなら。

土方焼けと魚に食われた痕は、お土産として持ち帰った。
by suzume-no-oyado | 2006-08-02 19:29 | 暮らし
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