リベンジ

娘ふたりが学校に通うようになってから、自分の時間が持てるようになった。
さて、何をしよう。
ふと見回すと、数人テニスを始めたお母さん達がいる。

大抵のスポーツはそこそここなす私だか、ことテニスになるとあまりいい思い出はない。

学生時代、友人がテニス部の部長をしていた事もあって、教えて貰う事に。
中学2年間、しっかりバドミントンはやっていた。
だから、そんなに下手な事は無いだろうと、やっては見たが、打つ球全部ホームラン。
終いには、友人にため息をつかれた。

楽しくなんか無かった。

でも、テニスが出来たら、やっぱりいいな。
で、30代半ばで再び挑戦。
なんだ、できるじゃない。 少なくとも学生の時より、全然マシ。

ある日のレッスンのあと、そのクラブでバドミントンも習える事が分かった。
体がムズムズした。
ああ、ほんとにやりたいのは、テニスじゃなくてバドミントンだったんだ。

早速、コーチに連絡。
そしたら、なんと! そのクラブの専属コーチが、国内ランキング5位と言うすごい人。
なんか、松岡修三にコーチして貰うがごとき。
もう、ワクワクである。

初レッスン。
あら?ずいぶんイメージが、、。
テニスの時のコーチがイケメン君だっただけに、そのギャップで、ちょこっとだけがっかり。
同じ教わるなら、かっこいいほうが得した気分。
でも、コーチは顔じゃないさ、と自分を納得。

「以前やってたそうですね。」とコーチ。
「やってたって、かれこれ25年前ですから。」と答えた後、
えぇ~、25年!? もう、そんな前の事なのかと、と自分でビックリ。

若い頃に覚えたことは、自転車と一緒で体が覚えていてくれた。
すぐに感を取り戻し、ビシバシ打てるようになった。
そこで、クラブ内のサークルに参加。

「オール・スタンダード・ウェルカム」  どのレベルでも歓迎。

なのに。

ダブルスの試合をしたことが無い私は動きがよく分からず、みんなの足手まとい。
メンバーの中には勝ち負けにかなり固執する勝気なじいさん、ばあさんがいる。
じいさん、ばあさんと言えども侮れない。
昔やっていた人が殆んどだから、お年を召していようと、動きは素早い。
だから、私は嫌われ者。
分からなくは無いけどね。
私が入ると、試合が面白くなくなるから。

だからって。

じいさんったら、欲求不満を、私の顔にスマッシュを当てて解消しなくったって。
ひどい~。 思いっきり顔だもの。
痛いし、情けないしで、半泣き状態。
こんなとこ、二度と来るもんかっ! ばかやろー!

そのあと、近所の体育館のサークルを見つけ、練習を積んだ。
和気あいあいとしたグループで、楽しく実力が付いた。
そろそろいいかも。
けちょんけちょんにバカにされたあのサークルに行ってみたくなってきた。

いつもの嫌な顔がチラホラ。
フン、負けるもんか、と思いと、またバカにされるかも、の思いが交差。

プレー・タイム。
あら、なんかみんなスピードが無いじゃない。
そうか、男の人たちとの試合が多かったから、知らない間にスピードがついたんだ。

赤子の手をひねるよう、とまでは行かなかったけど、どの試合も軽々勝っちゃった。
嫌なじいさんとばあさんの鼻をあかせたね。

二度とこんなとこ、来てやんないもんねっ。
後ろ足で砂をかけるように、彼らを後にした。

リベンジ、成功 !!
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by suzume-no-oyado | 2006-10-13 18:47 | 暮らし | Comments(0)
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