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スキー・ホリデー2

一週間の夢のようなスキー・ホリデーが終わった。
とにかく今年は何処もかしこも雪が少なくて、行くまで本当にスキーができるのかしらと、
毎日のように、ゲレンデ情報を見ていたほど。
ふもとの駅に着いて、バスでかなり上まで行っても雪が無くて、ちょっぴり心配したけど、
さすがに2000メートルまで来たら、あたりは一面雪景色。

ああ、よかった。
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場所はフランスのプラーニュ。
パラディ・スキーと呼ばれる場所のひとつで、どちらかと言うと初心・中級者向けのゲレンデ。
何せ、私は20年ぶりのスキー。そして、娘は初めてのスノーボード。
ぴったりな選択。

パリのリヨン駅からTGVで、4時間ちょっと。雪が無いかもしれないというのに、スキー客で満席状態。

私たちが降りる駅のひとつ前でちょっとした事件が。

そこの駅に停まり、数名が降りた。
その中のひとりの若い兄ちゃんが、一度に荷物を下ろせなかったのか、
すごい勢いで車内に舞い戻ってきた。
自分の席に戻り、スキー板とボストンバックを抱え込み、必死に車内を移動。
そこに私の隣のおじいさんが、通路に出て自分のバックを動かし始めた。
で、必死のパッチの兄ちゃんと鉢合わせ。
大きな荷物同士が通路でもつれ合い、どうにもこうにも。
やっと身動きが取れ、兄ちゃんドアに突っ走る。
が。
必死の甲斐なくドアは目の前でパシッ!
ああ、泣きそうな兄ちゃんの顔、、、。  
乗客全員の視線を背中に受けて、うなだれる彼。
運が悪いってこう言うことを言うんだろうな、とひとり納得する私。
降りる前には、ちゃんと準備をしておこうっと。

土曜日に到着して、スキーパスやらレンタルスキーやらの手続を終え、明日からのレッスンの予約を済ました。
どのレベルにしようか、かなり迷う。
昔はそこそこ滑れた。って言ったって20年前だものね。
すっかり自分を疑ってしまった私は、初心者の次のクラスから始める事に決定。
次の日、へこへこ集合場所に行き、初滑り。
いくら、「自転車と同じで忘れないものよ」と言われてたって、頭でどうするか分かっていたって、怖いもんは怖い。

それでも、コーチにああだこうだ言われているうちに、感覚が蘇って来た。
ほんとだ。滑れるじゃん。板の長さも昔より短くて滑りやすい。
でも、その分滑り方も変わってきてるし昔の変な癖も治したいしで、初心に戻って頑張る。
そのかいあってか、昔よりも旨くなった気がして、自己満足。

グループは、7人。
いろんな国の人と一緒。
35歳のルーマニア人の可愛いエミリアはなんと!大学の工学部の先生。
44歳のフランス人のアン。32歳のボーイフレンドがいるラッキーな彼女。
でも、なんだかがっついて滑るものだから、みんなからちょっと煙たがられ。
オランダ人のハニー。すっごく体格が良くて、ひと滑りするたびハ~ハ~息切れ。
リフトの端に乗ったら、リフトがかなり傾いていて、なんか怖かった。
15歳のメリーは、はるばるオーストラリアから参加。なかなかの美形。
今回一番上達しなかったナボット。クソ真面目で、モアイ像のような顔をしている。
へっぴり腰の彼は、25歳のイスラエル人。
教えて貰っているのに、だんだん下手になった珍しい奴。
15歳のメリーが昔の彼女にそっくりって言って、鼻の下を伸ばしていたっけ。
そして、もうひとり日本人のトミー。
10歳からフランス暮らしで、日本人って言えるかどうか。
私より少し年上で、フランス人のご主人と、ハンサムな息子さんのタツと吸い込まれるほど美しい娘さんのミリー。
何より今回は、トミー・ファミリーに娘がすっかりなついてしまい、
楽しいひと時を過ごさせて貰った。

そういう娘は、スノーボードに挑戦。
本人が思っていたより難しかったみたいだけど、日々上達していくのが楽しくて仕方がない様子。 連れてきてよかったー。

楽しく滑っていた彼女。3日目に転んで、アイスバーンで頭を打ってしまった。
次の日、ちょっと行きたくない気持ちを奮い起こして出かけた彼女。
スキー靴を履いていたら、どっかのフランス人が固い重たいスキー靴を彼女の頭の上に落としてくれた。とんでもなく大きなたんこぶを作った彼女は泣きながら部屋に。
チッ! なんて事をしてくれたんだっ!
靴を落とした奴は「サバ?(大丈夫?)」と言いながら、去っていってしまったという。
痛くて声も出なかったとは言え、聞いていて悔しかった私は、
次からは「サバ・パ~~!!!(大丈夫じゃないって~!」って叫ぶんだよって言い含めた。

そんな、娘にとって「踏んだり蹴ったり」の日に、ご近所のあけみさんが合流。
去年から一緒に滑ろうと言っていたのに、なかなか実現しなかった。
今年は私たちがミラノに行ってしまうし、もしかしたらこれが最後のチャンスかもって、思い切って来てくれた訳。

でも、あいにく、この日は雨・雪・霧の悪天候。
ついでに私は、昼から下痢気味。
それでも、こんな機会はめったにないと、ふたり張り切り頂上付近まで上っちゃった。
だけど、何せ視界が悪すぎて、ギャップが全然見えず私は完全にビビリ状態。
下がっちゃ転び、下がっちゃ転びを繰り返し、やっとなだらかな所へ。
あれっ?
前にいるはずのあけみさんが突然視界からいなくなる。
おっ!ずいぶん先で地べたにべったりの彼女を発見。
かなりの腕前の彼女でも転ぶんだーなんて妙な感心をしていたが、
それどころじゃないみたい。胸をかなり強く打ったらしく、すごく痛そう。
暫く休んで、ふたりこの天候にギブアップ。
途中のケーブルカーで下に下がる事にした。
ああ、怖かった。
滑っていて、上がっているんだか下がっているんだか全然分からないんだもの。

でも、こんな怖い思いをした次の日は気持ちのいい天気。
昨日とは違い、嘘のようによく見える。
やっぱりスキーはこうじゃなくっちゃねって言って、体育会系のふたりはガンガンに滑った。そして名残惜しそうに、あけみさんは午後帰っていった。

最後の最後になってしまったが、ホテルに帰り、娘とふたり滑ることに。
一緒に何処でも行ける位に滑れるようになった彼女。
キャピキャピに楽しんでいる。

こんな楽しみを覚えてしまったら、来年も来ない訳には行かないね。
そう言いながら、雪山に別れを告げた親子でありました。
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by suzume-no-oyado | 2007-01-21 09:25 | 暮らし | Comments(19)
Commented by mirabellier at 2007-01-22 00:55
お帰りなさい♪
Yちゃんもすごく楽しめたみたいで良かったですねー!
スキーはやったことがないですけれど天候が悪いと一歩間違えたら・・・っていうこともありそうですね。読んでいて怖くなりました。ゆっくり休んで下さいね!
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-22 03:19
ミラさん、ただいまー。
一週間がんがんに滑ってたので、疲れてはいるのですが体力がついた気がしてます。スキー靴無しで歩くのはとっても楽ちんだし。
こちらのゲレンデはとにかく広くて、あまりのスケールのでっかさに感激でした。
Commented by ポポ手 at 2007-01-22 20:58 x
いよいよ受験まで十日。変な雑念が起きてくるので自分のブログは冬眠してますが、こちらは非日常を味合わせてくれていいですね。娘さん、頭のたんこぶは可哀想だったけど、国際色豊かで楽しそう。なかでも44歳で32歳のボーイフレンドがいるというフランス人に私は反応してしまいましたよ。
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-22 22:28
ポポ手さん。反応した彼女は、魅力的から程遠いタイプでした。まぁ、好みは人それぞれ。だから世の中成り立っているって事でしょうからねー。
私たちの中で一番の人気(?)はナボットでした。久々にあんなからかいがいのある人に出会いました。とにかく反応が人と違って面白かった。
どんどん下手になってってるのに、自信だけは増えていって。
彼は自分が幸せになる術を知っているのだろうと思いました。
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-22 22:31
ポポ手さん。言い忘れです。
受験まであと10日。神経すり減らさずに過ごしてくださいね。
心配してもしなくても時間は流れます。
こう言う時こそ、おいしいものを食べなきゃ損、と思う私はやはり食いしん坊なんでしょう。
Commented by soleil at 2007-01-22 22:34 x
おかえりなさい。写真流石に綺麗!私は滑れなくてもその景色だけで大満足だろうな。
クラスのメンバー、個性的!suzumeさんがおとなしく見えてしまうわ。(笑)
雪焼け大丈夫?またスキーのお土産話待っていますね。
Commented by OKU at 2007-01-22 23:18 x
お帰りなさ~い!きれいな雪景色!私もまた滑りたくなってしまいました。若いころやっていたなんてすごいね。だからすぐにカンが戻るんですね?私は34歳で始めたのですが、初スキーのクラスは幼稚園や小学校低学年のチビたちと一緒のクラスでしたよ・・・。コロコロ可愛く転ぶ彼らの横で、ドデンとみにくく転ぶおばはんでした。今度ぜひご一緒したいものです。
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-23 01:25
ソレイユさん、ただいま。
青空と雪山がもうなんともいえなかったです。モンブランも見えたし、大満足。単純な私は超有名な山をこの目で見たって事で十分なんです。
お言葉ですが、私はとってもおとなしいんですよ。(笑)
雪焼けは、最初は気をつけていたのですが、一日だけ付け忘れて、ホテルに戻って鏡を見たら、まだらに赤ら顔の変なおばさんが映ってました。
びっくりした~!
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-23 01:29
OKUただいま。
スキーを始めたのがそんなに遅かったなんて初耳でした。
クラスがチビ達と一緒だったなんて、悲劇~。だって、彼らってカンが良いからすぐ滑れるようになっちゃうじゃない。でも、がんばったのね。
ほんと!いつかご一緒したいですー。
Commented by polepolephoto at 2007-01-23 02:28
はじめまして。
ネームカードのマイランキングから来ました^^
フランスでスキーですか。
なんだか、おしゃれ笑
しかも1週間てすごいですねー。
ぼくはきっと筋肉痛で動けなくなります笑
Commented by kagatas-table at 2007-01-23 02:47
おかえりなさーい。
私ももう7年もスキーしてません。山みるといいなぁ~と思います。
子供たちが小さいころはスキーいって温泉入ってが楽しみだったなぁ~
(しみじみ)
私も娘とふたりでこんな旅してみたいなと思いました。でもうちの娘がすずめさんのお嬢さんくらいになることにはわたしはとっくに50を超えるので・・・(ため息)それまでに体力つけておかなければ!
Commented by kish-paris at 2007-01-23 05:18
すずめさん、おかえりなさい。スキー楽しめたようで良かったわね。わたしは子供ができてから1度もスキーやっていません。寒いのが最近とみに苦手なのでもう一生しないかもって思っています。今度会ったときスキー話してね。きっといろいろなエピソードがあったはずだから楽しみです。
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-23 06:42
polepolephotoさん、はじめまして。
確かにスキー1週間って長かったです。実は、2日目で身体ががびがびになってしまい大変でした。何をやっても痛いんです。
やっぱり普段から鍛えないとダメですねー。
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-23 06:43
kagatasさん、そうですよっ!元気なばあさんが私の目標です。
それには、今からしっかり鍛えとかないとねっ!
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-23 06:47
きっしゅさん、おかえりなさい。
昔は、スキーと言えば寒さとの戦い。手や足の感覚がなくなるまで滑ってました。でも、さすがに今は何もかも良くなっていて、手足の寒さなんて感じませんでした。
私もきっしゅさんのお土産話楽しみにしてますね。
Commented by mina-milano at 2007-01-23 08:26
遅くなりましたが
おかえりなさい!!
すごーくキレイですね!スキーといえば、子供のころ連れられていった
雪の少ない山・・(四国出身なんです・・)のイメージが強かったのですが
さすがにここはキレイですね。
スノーボード、してみたいな~。でも運動神経ゼロだから
ムリでしょうか・・。ミラノからも、結構友人たちはフランスの山に
行っているので、いつか行って見たいです。
Commented by まふぃん at 2007-01-23 18:12 x
suzumeさん、お帰りなさいませ!
外国でスキーってどんなだろう?と楽しく想像させてもらいました。
私も、もう10年ぐらいスキーやっていません。
suzumeさんは20年ぶりにかかわらず、勘を取り戻し、さらに上達されたなんて素晴らしい!
私、いつも思うのですが、英会話もスキーも似てると・・・
20年ぶりにスキーをやった時、ボーゲンまでは滑れた(私のレベルです(^▽^;)
20年ぶりに英語をしゃべった時、ボーゲンぐらいまでしゃべれた・・・
でも、ボーゲンも英会話もそこから先に進まなくて・・・(泣)
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-25 02:30
minaさん、ただいま。
雪は多いとは言えませんでしたが、十分でした。リフトの上からゲレンデを望むと、それはそれは美しい景色でした。が。私は、写真をポケットから取り出すことが出来ませんでした。トロイ私は手が滑って絶対落としそうだったからです。子供のように全て紐でくくりたかったです。
スクールに入ったら、否応無しに上達しますから、いつか挑戦してみてください。
Commented by suzume-no-oyado at 2007-01-25 02:39
まふぃんさん、ただいま。
分かります分かります。でも、私の場合、英語が初級の時は、長い一時帰国のあと、かなり逆行していて困ったのを覚えてます。この期間にこれほど忘れるのかと、自分で自分が情けなくなりました。
フランスに移ってから、英語を話す機会も少ないし、レッスンなんてそれこそゼロでしたから、ずいぶん語彙が少なくなりました。娘に言わせると、「恥ずかしくって16年イギリスに住んでたなんて言えないよねー」と、きつい一言。それでも、最低線はキープしているつもりです。
でも、人間、開き直っちゃぁお終いって気がしますけど、、、。
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