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恨みつらみのモチ事件

2月に入った。
クリスマス、お正月、スキーホリデー、そして風邪。
なんだか一杯一杯だった1月。
次に気がついたら、ああ、7月、引っ越し、
なんてことにならないよう、地に足をつけて歩きたいものだ。

ものすごく高いパーセンテージで起こりそうで、なんだか、コ・ワ・イ。

お正月の為に20合のお餅をついたのは、大晦日前。
冷凍して、あるだけ食べて、今は勿論何にも残ってない。
キッチンには、もちつき機がど~んと出たまま。

さすがに2月。好い加減片付けなくっちゃ。
そこで、最後のもちつきを今度の日曜日にやって、もちつき機には暫く暇を出そう。

ほんとにこのもちつき機って優れもの。
スイッチをポンと押したら、約30分でお米は炊き上がり、
10分ちょっとでつきあがってしまう。

日本だったら、スーパーでもちパックをいつでも買える。
だから、普通は特別なものじゃないだけど、我家では今が旬のおもち。
もちパックは、めったに買わないので、もちつき機が出ている今だけ食べられるから。

器械を持ってるんだから、もっと作れば良いじゃない、といわれそうだが、
それは、そう、私だもの。
優れものだけど、片付けるのが面倒くさい。
ただ、それだけ。

ずいぶん前は、日本のお正月が恋しくて、2回その時期に帰ったことがあった。
娘達がまだ小さい頃で、クリスマスはいつも通り大きくお祝いした。
イギリスやフランスだったら、そこからどっぷり元旦までクリスマス休暇が続き、
日々リラ~ックス。
ワイン三昧、映画三昧、でろでろでろり~ん。

だけど、日本じゃそうは問屋が卸さない。
クリスマスは25日じゃなくて、24日に祝ってお終い。、
それが終わったら、後は師走に向かって突っ走り。

やれ大掃除だ、お正月の準備だと、オオワラワ。
ついでに夫は、昭和一桁の夫に完全変身を遂げ、
やれビール持ってこい、つまみ持ってこい、と自分じゃちっとも動かなくなる。
すっかりカルチャーショックで、わたしゃ、ぐってりである。
それ以来、クリスマス・お正月はヨーロッパって決めている。

そんな数少ないお正月の帰省の時の出来事。
何気に言った「おもちをつきましょうねー。」が自分の首を絞めようとは、、、、。

何が大変かは、人それぞれ違うって分かってはいたけど。

私にとってもちつきは、「スイッチ・ポン」のいたって簡単なお仕事。
だけど、姑にとっては、一大行事だったらしい。

この何気にお願いしたもちつきが、彼女の背中に重くのしかかり、
口を開けば「もちつかなきゃ、、、。もちつかなきゃ、、、。」と、取り付かれたよう。
舅は手早く、もち米を大量に取り寄せてしまったたし。
頼まなきゃよかった、と思った時には、「時、既に遅し、、、」状態。
「後悔先に立たず」が頭の中でぐるぐる。

そして、ついにもちつきの日。
頼んだ割には、そんなこんなでイニシアチブを取れず、
「おもち、いつつきますか?」の一言が恐くて言えずじまい。
気がついた時には、既に舅がお米を洗っておいてくれていた。

ありがたや、と思って、米を見てあ然。
大きなバケツいっぱいのモチ米。
え、、、???? 一体何合あるんだろう。

我家はせいぜい20合が1回の量。
それ以上やったって冷蔵庫や冷凍庫に入らなくなっちゃうから。

家庭が変われば、そりゃ量だって違う訳だ。
それにしたって、なんでまた、こんな大量??
姑が尻込みするのも、少しは理解が出来た。

やりたくも無い「もちつき」に付き合わされた姑。
くそったれってな顔をしながらの作業。
私も私で、「頼まなきゃ良かった」とシュンとしながらの作業。
だから、お互い楽しい訳が無い。

つきあがったおもちを丸めながら、
「あ~あ、いつもなら箱根駅伝をゆっくり見れてるのに。」と、もひとつ恨み言。

たかがモチ、されどモチ。
恨みつらみのモチ事件。
by suzume-no-oyado | 2007-02-01 23:49 | 暮らし
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