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灯台下暗し

スキーに行っている間、トフィーは大助君の家でお世話になっていた。

大輔君は、ポメラニアン。11歳(かな?)になるが、なんと!最近お見合い話が来た。
お散歩の途中に女の子のお母さんに見初められた。
彼は、とても綺麗な薄茶色。パリにはこの色のポメちゃんがいないという。「ぜひに」と言うことだったが、この大君、高齢な事もあるが、一番の難点は犬好きではないという事。決して犬嫌いではないけど、事が事だけに、ちょっと心配。

いろいろ話を聞く。

もし、話がまとまったなら、女の子が通い婚となる。男の子の方がデリケートなので、環境を変えないほうが成功率が高いのだと。ふ~ん、そういうものなのね。
うまく行って赤ちゃんが生まれたなら、一匹はもらえるのだそう。
考えてもしなかった大君の子供。ママは自分の事はそっちのけで、ちょっと嬉しそう。
でもね。 一度だけのデートで終わってしまった。みたい。大君自身もあまり乗り気ではなかったようだし。
でも、私も大君の赤ちゃん、見てみたかったな。君、もうちょっと、がんばってみない?

そんな大君の家にお世話になる事がとても多い。
トフィーは、すっかり別宅のようにくつろいでいるし。
自分が居候だってこともすっかり忘れている。

ママが外から帰ってくると、大君を差し置いて、先ず自分がひとしきり甘える。トフィーの勢いで大君は遠くから眺めるだけ。
トフィーが一段落した隙を狙って、ママのもとに突っ走る大君。 ママ~!
それを見たトフィーは、また大君を追いやる。
なんて奴! 性格ワルー! 勘違いもはなはだしいったらありゃしない!
ごめんね、大君。 悲しい思いをさせちゃって。

さて、今回、面白い事がふたつあったという。

外出して帰ってきたら、いつもきっちり閉めているはずのキッチンのドアが開いていた。
嫌な予感、、、。 床にパン粉の袋が破かれて落ちているのを発見。まだ、たくさん入っていたのに。犯人は、どっち?なんて迷いもなく、ママはトフィーのところへ飛んでいく。。案の定、口の周りにはパン粉のカス。そして、わんこのお皿の中の水には、パン粉が一杯落ちていた。
「ト~フィ~~~!」とすごんだだけで、トフィーは部屋の隅に逃げ込み小さくなっていたって。わかっていたわけね、それが、しちゃいけない事だって。ってことは、確信犯じゃない。
そのあと、「ダイスケッ! 何でトフィーを止めなかったのよっ!」と、とばっちりを食らった大君。ごめんね、大君。悪いのは全部トフィーですから。

大君の家にはトフィーのお気に入りのおもちゃがある。小さいくにゅくにゅの白いボール。
くわえてきては、ママに遊んでとおねだり。最初は可愛いが、しつこい彼にお手上げ。
そこで、ある日ママはちょっと意地悪をした。ボールを隠す。
トフィーは、部屋と言う部屋を全部探して回る。あんまり長いこと探し回るので、可哀想になって、とうとう出してあげたママ。わ~い!嬉しそうに遊び始めるトフィー。
ん?また、トフィーが必死になってボールを捜している。
え~、さっきまで遊んでたじゃない。

ママも探す。トフィーも探す。

ママが探している所はママにお任せで、別の所を探す彼。へぇ~けっこう頭良いんだ。
美人ママが犬と一緒に床を這いつくばって探す姿を想像したら、
可笑しいやら、申し訳ないやら。

「トフィー君、おかしいねー。さっきまであったのにねー。」と、机に足をかけて探している
トフィーを見たママ。あら?なんか、白いものを見たような、、、、。

あったんです。ボール。意外な所に。

クッチャクッチャかんでるうちにベトベトになったボールが、トフィーのおなかにピトッ!

なんか人間みたい。よくあるじゃないですか。メガネを頭にのせて探してたりする事。

そりゃ、見つからない筈だわ。 
大君ママ、おなか抱えて大笑いしたそう。 

お騒がせしました。そして、ボールをありがとう。毎日、投げさせられてます。


灯台下暗し_f0095873_7263088.jpg
自分のベッドで寝る大君。











灯台下暗し_f0095873_731513.jpg
トフィーにベッドを取られ、右端に追いやられる大君。
by suzume-no-oyado | 2007-04-21 07:18 | ワンコ
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