夫は不在、娘はゆっくりペース。そんな環境に、どっぷりと流される毎日。
気が乗らない時、一日二日だらだらとする分には構わないが、こうも続くと自分が嫌になってくる。「ああ、今日もピアノとブログとなんとなく。」で、終わる空しさ。
なにか突破口がほしい。
そこで思い切って、前から欲しかった四角いセルクルを買いに行った。セルクルってもともとサークル(丸い)の意味。四角くてもセルクル?とひとり突っ込み。
買ったからには、使いたい。
さて、何を? 前から娘に頼まれていたレア・チーズケーキにしようかな。
手元にストロベリーもあるし。よし!決定!
思い出すのは、以前あけみさんが買ってきてくれた、渡辺美幸さんのパティスリー
LA PETITE ROSE のチーズムースケーキ。チョコケーキが一押しと聞いていたが、私はこのチーズムースの食感が忘れられなかった。
色々なレシピを参考にして、とりあえず試してみる事に。
渡辺さんのはサックリとしたタルト生地ベースだったような。
でも、できるだけ省きたい私は、ダイジェスティブ・ビスケットとバターをあわせたものにする。卵黄は一切使わず卵白だけのかる~いムースに。
さて、デコレーションはどうしよう。フルーツを並べるだけじゃつまらないし、ゼリーを使うのもイメージが違う。
そこで、ムースケーキの王道ジュレをのせる事にした。あ、もちろんストロベリー・ピュレを使ってね。ジュレの塗り方がもう一声だったけれど、ご愛嬌。ふち飾りのホイップクリームが、どう言う訳かしっかり泡立たなくてダレダレなのも、許して貰おう。
中央のイチゴの真中は細かく切ったいちごで埋め、ミントの葉をのせる。
娘のフランス語レッスンのあと、あけみさんを交えて3人で試食。
心配は、軽いムースにビスケット・ベースが重過ぎないかどうか。
まず娘が最初に「おいし~!」。
やったね!
あけみさんも気に入ってくれた。心配していたバランスもいい感じ。
ムースの食感も想像していた通りにできて、すご満足!
試行錯誤して出来上がったものは感激ひとしおだけれど、こうして一回目から満足できるものができたりすると、すごく得した気分になる。
今日はいい日だった。