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最高の夏休み

夏休みの2ヶ月間、長女は日本で過ごした。こんなに長い日本滞在も初めてながら、ひとりで帰国も初めての事。

目的はアルバイト。高校生の頃、ベイビーシッターのアルバイトをした事はあっても、いわゆる社会に出てのアルバイトは無い。どうも、イギリスの履歴書にワークエクスペリエンス(労働経験)という欄があるらしい。何にも書けないんじゃまずいので、この夏はとりあえず働く事に。

知り合いの紹介で、とある化粧品パッケージの製作会社にお世話になった。
社長さんも帰国子女ということで、いざとなったら言葉の心配も無い。

場所は青山一丁目。鎌倉の姉の家から通うと1時間ちょっとかかる。
「大丈夫?通えるの?」と聞く私に「ぜんぜん平気」と娘。
朝の早さと通勤ラッシュを考えただけでクラッと来る私はもう年なんだろう。

初日から、翻訳業務、と聞いてビックリ。だって、喋る事は問題ないけど、読み書きはう~ん、、の彼女の日本語。最近、日本語を真剣にやり始めたとは言え、まだまだのレベル。

「口では説明できるんだけど、書くとなるとどの言葉を選んだら言いかが難しい」って。
結局、周りの方々のご協力で、なんとか形にしたらしい。

午後の業務3時間は、彼女の為に組まれたプロジェクト。
「せっかくだから、本人も楽しめて、しかも会社の為になる事をして貰いましょう」と社長さん。東京のファッション発信地11ヶ所を回って、海外生活の長い彼女の目から見た日本のファッションのマーケッティング。新宿から始まり、渋谷、原宿、青山、六本木、代官山などなど。でも、なんだか、若い子の為に組まれた観光ルートみたいで楽しそう。いや、実際、とっても楽しかったと言っていたっけ。

提出したレポートを読ませてもらったが、ロンドン・パリと比較した興味深いものだった。ただし英語版は。日本語版の同じものを読んで愕然とした。

家で普段何気なく使っている、あまり好ましくない言葉、いわゆる差別用語が満載。こんな言葉家で使っているんだって丸分かり。読んでて恥ずかしくなってきた。そう言えば、これは世間では使っちゃいけないのよ、なんて教えてなかったっけ。次にあったら、きちんと教えなくちゃいけない。彼女の為にも私たちの為にも。

このアルバイトの他に、販売もしてみたいと、単発アルバイトもこなしていた彼女。
タフである。

居酒屋に行ったり、クラブに行ったり、店をはしごして、カラオケやで朝を迎えたり、けっこう好きなことをして来たと。痛かったのは、終電で寝込んで終点まで行ってしまい、タクシーで帰って、バイト代3日間分を使ったこと。

マイペースの娘に付き合ってくれた姉の家族をはじめ、色々な方にお世話になった夏休み。ありがたいことである。

ミラノに戻ってくる前に姉が「楽しかった?」と彼女に聞いたら、「うん、やることはぜーんぶやったし、思い残す事はない」って。そりゃ、よかった。

帰ってきて、持って行ったお金の残りを見て驚いた。
滞在費にかなり持っていき、その上バイト代で14万くらい稼いだ筈なのに、出された金額は1万ちょっと。な、なんでー?! 

そりゃー、それだけ散財したら思い残す事はないだろー。

彼女の楽しい夏休み。私の淋しい夏休み、、、。
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by suzume-no-oyado | 2007-09-21 20:10 | 暮らし | Comments(2)
Commented by ポポ手 at 2007-09-21 22:28 x
楽しそうで良かったです。
そうそう、娘さんたち二人には「語学力」があるのだから、それを日本で生かすという手もありますよね。
しかし14万も稼いで残り一万て、十三万もつかったってことか。何につけてもタフですね。
Commented by suzume-no-oyado at 2007-09-21 23:47
ポポ手さん、それ以上ですって。軍資金として、同じくらい渡したんです。
どんなに遊んで買い物三昧だったか分かりますでしょ。
私もやってみたい。今のストレスが綺麗さっぱりなくなりそう。

私は彼女が残していったananの「好きな男性トップ10」のキムタクの写真で我慢しようっと。
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