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風邪っぴき

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紅葉が綺麗な今日この頃。ヨーロッパの秋は短いので、後数日ですっかり葉っぱはなくなってしまうのだろう。あとは、なが~い冬。覚悟しなくてはいけない。
写真は、アパートの前の小広場。

先週パリに、まだ性懲りも無く残っている事務処理を済ませに行ってきた。

行く前から、少し風邪気味だったのが、一泊目の夜で決定的になった。
久々のフルコース。
熱こそ出なかったが、喉、咳、頭痛、鼻詰まり。くしゃみ連発で体力消耗。取りあえずクスリは飲み始めたものの、日々悪化。まるで、夫の怒りのように、頂点まで行かないと下がってこないのか、、、。

あれからやく1週間。快方にはむかっているものの、なんだか頼りない。
夫と娘はと言えば、柔い彼らは当然のように私より先に、風邪を引き、いまだ引きずっている。いやはや、しつこい風邪だ。

原因は、たぶんヒーター。
イギリスにいた頃は、ヒーターによる乾燥でよく喉をやられた。
一軒家だったので、いつもヒーターをガンガンに入れてて、ガス代の請求書を見て毎年ぶっ飛んでいた。

フランスは、アパート暮らし。ヒーターの温度を最高にしてても、やけに寒い部屋だった。なので、喉からの風邪はほとんど無かったっけ。ありがたいのかなんなのか。
誤解の無いように言っておくが、フランスのアパートが全部寒いわけじゃない。我家がそうだっただけなので。

ここミラノのアパートはとっても暖かい。
大家さんが寒がりなのか、早くからヒーターを入れてくれた。

アパートの場合、各戸で暖房を入れられるタイプとアパート全体で入る二通りがある。我家はフランスもミラノも後者のタイプ。各部屋で温度調整はできるが、ヒーターが入り始める時期は大家さん次第。パリの大家はケチだったのか、なかなか入れてもらえず、毎年寒い日が数日続いて、やっと温かくしてくれた。
でも、ここは、ちょっと寒くなっただけで、すぐ温かくしてくれたのでよかった。

でも、、、ちょっとあったか過ぎかも。

じゃ、スイッチ止めちゃえば良いじゃない、と思うでしょうが、これまた古いスイッチで、回そうものなら壊れてしまいそうで、恐くて触れない。それでも、ベッドルームだけは、喉の為ヒーターを切ってしまっている。それでも、十分暖かい。上と下から挟まれているせいか、床もなにやら暖かく、まるで床暖房。

でも、寒い事を考えたら、ずっと恵まれているのよね。

引越しから約3ヶ月。
取りあえず、生活しやすくなってきた。
でも、なんだかぱっとしないラウンジ・ダイニング。
大理石の床と言えば聞こえがいいが、やっぱりラグが無いと殺風景。
そこで、念願のラグを購入することに。

何軒かじゅうたん屋さんに足を運んだが、あまりの多さにどれにして良いのか分からない。
そうしたら、一軒だけ、いくつか選んだ後、家に運んでくれて、実際に敷いてみて、選べると言う。想像力の無い私にピッタリなアイデア。
で、適当にそれぞれの場所に数枚選び、トライアル。

また選ぶのに時間が掛かるのかと思いきや、敷いた途端にどれが良いのか一目両全。店で見たときには、良いな、とおもった物も、実際に敷いてみるとまた違って見える。
洋服と一緒。鏡の前であわせて、「いいな」と思っても、実際に着て見ると「あれれ??」とがっかりする事がある。ほんと、トライアルって大事だ。

ラグを入れて、私たちも喜んだが、一番喜んだのはトフィーかもしれない。
大理石の床じゃ、滑ってソファーにも登れなかった彼。気がつくと、ヒョイっと乗っている。

でも、お願いだから、散歩後の洗った濡れた顔を、新しいラグで、グイグイ拭くのは止めて欲しい。ね。

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写真はダイニング。真中奥に飾っている白い大きな花瓶は、パリの生徒さんたちからのプレゼント。嬉しく使わせていただいてます。ありがとう。
by suzume-no-oyado | 2007-11-07 23:52 | 暮らし
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