ハゲふたつ

あんな短いあわただしいパリ滞在。それでも、なんだかまったりとする出来事がふたつ。

イタリア領事館での事。

窓口の女性が名前を呼ぶ。 「セニョール・テデスコ、セニョール・テデスコ」
立ち上がって、窓口に向かう男性。

待合室のみなの視線が彼に。だって、とっても変わった名前。
「テデスコ」はイタリア語でドイツ人。つまり「ドイツ人さん」ってわけ。

窓口に行った彼は、開口一番、「私はテデスキです。テデスコではありません。 イタリア人ですから。」とムッとしながら訴えた。

それを見ていた人たちは、思わずこっくり。彼のむかつきは良く分かる、と。
ただですら、「○○人さん」なんて名前珍しいのに、その上、他国の名前じゃ、
よっぽど嫌だったんだろうな。

ちょっとした間違いが、見知らぬ人たちを一つにした出来事。

地下鉄内で。

通路に立っていた私。座席の上の手すりを握っていた。
その私の手の両側にハゲふたつ。 右に白ハゲ、左に黒ハゲ。

色も対照的なら、ハゲタイプも対照的。
黒は完全つるっぱげ。 白は辛うじてわずかな毛が線を描く。
黒は、砂漠のようにカラッとドライ。でも、ドライを通り越してひび割れを起こしてる。
白は、なんだかしっとり、じっとり。ちょっと匂いそうで、思わず顔を遠ざける。

う~ん、実に興味深い。こんな見事に対照的なハゲが並んでいいものか、、、。

困った事に、おせっかい虫がうずいてくる。
かばんの中のハンドクリーム。チュルチュルっと絞って、黒ハゲを潤わせてあげたくなった。

想像しただけで、ぶっ飛ばされそうなので、ご遠慮しとこう。
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by suzume-no-oyado | 2007-11-15 23:25 | 暮らし | Comments(0)
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