カテゴリ:夫( 28 )

5歳児ふたたび

ふぅ。

ちょっと、いや、かなり疲れる会話が、先日、夫との間にありまして。

最近、週に2回ほど、シカゴのアパート内にあるジムに通っている。エレベーターで降りたらすぐで、とっても便利。だって、ワークアウトできる格好そのままでいけるから。

そんな便利なところがあるにもかかわらず、ばりばり文化系の夫は、「行きたい行きたい」と言いながら、未だ実現していない。私が来たら、週末は行こうね、なんて言っていたにもかかわらず、第一回目が先週の土曜日。それも、私が、「さぁ行こう!」とその気にさせたから。とにかく、家にいるときの夫は、常に受動態ですから。

土曜の朝。ゆっくりと朝食を終えた後、お誘いいたしまして。タイミングが良かったのか、すぐその気に。いい子だ。

私がちゃっちゃと着替え始めたら、夫の部屋から、

「ねぇ、なに着てったらいいの?」って。

はぁ?ジムに行くの初めてじゃないだろうって!初めてだって、分かりそうなものですが。

「ママァ、ボク何着たらいいの~?」ってか?5歳児か!?

呆れながらも、下手に言って機嫌を損ねると、週末1日目から台無しになるので、

「動きやすい服なら何でもいいんじゃない? 以前ジムように買った服があるよね」とトゲを隠しながら返答。

「ねぇ、スポーツウェアはどこ?」

引き出しに何が入っているか、丁寧にポストイットを貼ってありますが。はいはい。見るより、聞いた方が早いですね。

サザエさん夫婦なら、「はい、これ着てね」と渡してあげるんでしょうが、自分の事が出来なくなる夫を作りたくないので、それはいたしません。

どうにか、見つけて着始めました。シャツを着て、半パンをはこうとした時です。

「ねぇ、これって、水着?」

そんな事、知るか~! 買ったのはあなたでしょうがっ! いやはや、さすがに呆れて、「私は知りません」と逃げました。

結局、その半パンが水着かそうじゃ無いかの判別が出来なかった夫は、別の半パンをはいて出てきました。

私は、普通のレギンスに、以前バスツアーで貰ったシカゴTシャツ。

そのTシャツを見た夫は、「ああそうだ、それがあったんだ!それを着ればよかった」って。

あんだけ着替えに時間をかけて、まだ言う?

「着たければ、着たらいいんじゃない?」と。

「う~ん、でも、もう、これ着ちゃったしな~。」って。

じゃぁ言うなっ!

「でも、やっぱ、それいいな~」って、まだ続く。

「だから、着替えればいいじゃない」と言えば、

「でも、一度着た服を、引き出しに戻すのって嫌じゃん」って。

まだ、汗もかいてないんですがねー。何が問題???
わっけ、わからん!

じゃ、よろしいんじゃないんですか、とこんな疲れる相手は無視。

5歳児との会話ならかわいげもあるが、50代のおっさんが、「ママ、僕ねぇ」みたいに言われても、妻は切れるばかりでございます。

頂点までイラついた、土曜日の朝の出来事でした。
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by suzume-no-oyado | 2013-11-14 04:38 | | Comments(2)

タコスの気持ち

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一年で一番いい季節も、そろそろ終わろうとしているシカゴ。

連日、気持ちのいい秋晴れだった先週末、「シカゴ建築リバーツアー」に参加。前回2時間バスツアーの時に、凍え死ぬかと思ったくらい寒かったから、今回はがっつり着こんでの乗船。この日のガイドはとってもきれいな英語だったので、ちゃんと実のあるツアーとなった♪ 説明が分からないと、しんどいですから。

気分よくツアーを終え、デパートで新しい煮込み鍋も買い、そして、気になっていた近所のメキシカン・レストランでランチという順調な流れ。

最近オープンのレストランは、オーナーがのりのりのメキシコ人。(かなぁ?ちょっとインド訛りが.....) スパイスの説明からメニューの説明まで、とっても丁寧。

迂闊にも、リーディンググラス(老眼鏡ですわ)を忘れて、メニューがよく見えないので、この説明は助かった。今は、いろいろなタコスの食べ歩きをしているので、二人で2種類のタコスを頼んで分ける事に。

白身魚とポークのタコスが登場。

わーい♪と喜び勇んで食べ始めたら、目の前の夫が、事もあろうにタコスをフォークとナイフで食べ始めた!

ありえないっしょ!タコスですよ!タコス!
手づかみでガブッと、がっつり、ですよ。

フォークとナイフで品よく食べる夫に、思わず、「それって、なくない?普通、手づかみでしょ!」と一言。

「そうなの?」と、ちょっと嫌がりながらも、素直に手づかみで食べてみた夫。が、たまたま中身がお魚で、かじると汁が滴り落ちた。もう、そうなると、もうダメ。 またフォークナイフに逆戻り。

「おいしいねぇ」と機嫌良く食べているのはいいが、どうしてもナイフフォークが許せない。だって、当然、タコスの皮は平たくされ、ばらばらにされてしまっているんだもの。

「そんなの、もうタコスじゃないやい」と思ったら、つい「それ、やっぱりおかしい」とまた一言。

はいはい。切れました、夫。

「うるさいなー!どう食べようと勝手だろう!おれは、手が汚れるのが嫌なんだよっ!」と。

しかも。

「もう絶対、お前となんか食べに行かないからな!」宣言。

2度も言うんじゃなかったと思っても、すでに後の祭り。
タコスを味わう雰囲気じゃ無くなってまして。しかも、次の一口で、汁が服に飛び、夫からは、それ見た事か、とあざ笑われる始末。

そんな状態のふたりに気付かず、笑顔を振りまくオーナー。顔がひきつり。

とりあえず、がんばってその場の雰囲気を和らげるべく、努力努力。お陰で、食べ終わる頃には、なんとか生きた心地に。

お腹がいっぱいだったので、デザートなしで、お会計をお願いしたら、サービスでアイスクリームが運ばれてきた。それも、「ハラペーニョ・チョコアイスクリーム」。

一瞬喜んではみたが、なんせハラペーニョ。恐る恐る食べてみたら、やっぱりかなりあと味効いてます。

辛いのにかけては、自信をもっておこちゃまレベルの夫は、もちろん途中でギブアップ!辛いのは好きだけど、とっても辛いのは苦手な私が、あとを引き継ぎ、なんとか食べ終え。はぁぁぁ、からーい!

アイスは辛いは、タコスは食べ方にいちゃもんをつけられるは、で、「メキシカンはもういいや」の夫の一言。二人のタコスタイムは、これにて終了。

私だって、あんなばらされた、可哀そうなタコスは、もう見たくないし。
今後は、ひとりメキシカンで行こう。
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by suzume-no-oyado | 2013-10-17 01:04 | | Comments(6)

たかが皿、されど皿

むかついた。しかも、すごく、くっだらない事で。
ま、所詮、夫婦喧嘩なんて、そんなもんなんだろうけど。

疲れていると、さすがに夫の呆れた思考回路に付き合う気力がなくなる。

今日は日曜日。お昼をはしょったので、3時過ぎから、DVDを見ながらワインを飲み始めた。ちまちまとおつまみから始まり、トスカーナのローストビーフサラダのような「タリアータ」で終わった。

DVDあとも、テレビを見ていたが、知らないうちに二人ともうたた寝。
目が覚めた時には、グッテリであった。

「なにか飲みたいね」となり、紅茶を入れ、ソファーに座ったら、今度は、
「なにか甘いものが食べたい」と言うので、ビスケットを持っていった。

「ポロポロしそうだから、お皿をくれ」という夫に、
「えー、ティッシュ使えばいいじゃん」と。だって、やっと座ったばっかりだし。

「こぼすの嫌だから、皿くれよっ!」と再び夫。
「紙で十分だって。そんなに欲しけりゃ、自分で持ってくればいいじゃない」と、
ちょっと突っぱねた。

そしたら、である。

「じゃあ、もういいよっっっ!」と、切れたんですね、夫が。

そこまで言うか?と思いつつ、仕方がないので、皿を持ってきてやりました。
ええ、当然、もう手をつけませんでしたわ。

こうなったら、こちらも引くに引けません。
いつもいつも、機嫌を取ると思ったら、大間違いなんだよー!と心の中で叫びます。

ちょうど電話があり、席を立った夫。結局、紅茶は冷め、捨てました。

電話が終わり、ムカムカオーラをひきつれて、夫がキッチンに。

「おまえ、パスタ作るって言ってなかったっけ?結局、作らなかったじゃないかっっ!」って。

「・・・・・パスタ??? はぁ? そんなこと言ってませんけどね。」と私。

「言ってたじゃないかっ! タリアテーレってパスタだろうがっ!」

アホかっと思いつつ、「タリアテーレじゃなくて、タリアータ。最後に食べたサラダですー。」と。

「そんな事、知るかっ! なんかお前えらそーだなっ!」と、攻撃態勢。

ま、いつものパターンなんですけど、むかつきを素直に出すと、必ずコレです。
慣れてます。

言う事を聞かない = 偉そうな態度

こう言う方程式なんでしょう。

若かりし頃は、怒らすと怖いので、すぐ謝ったりしましたが、ええ、思ってもいなくても、デス。でも、最近は、10回に1回くらいは、アホくさくなり、勝手に吠えさせておきます。

寝る準備をしていたら、何やら、夫からアプローチ。

しかたない。フルーツでも切ってあげるか。
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by suzume-no-oyado | 2011-04-03 23:09 | | Comments(4)

妻禁止用語

Ca`del Passero カ・デル・パッセロからのお知らせ。

おかげ様で、2月のお教室は全日程、満席となりました。
皆さま、お申込みありがとうございます。

    

       *************************


世の中には、「放送禁止用語」というものがあるが、ここで私は強く訴えたい!!
「妻禁止用語」なるものもあってはいいのではないか、と。


ちょっと寝付かれなかった、朝の出来事。

寝ぼけ眼でトイレに行けば、スティック芳香剤に手を引っ掛け、ひっくり返す。(涙
幸い、残りわずかだったので、被害は最小限に。

何もなかったように、夫に朝ご飯を用意。

「もぉ~」っとした顔で支度していたのは確かだが、朝一番で交わした会話が、

お前の横顔って、
オラウータンだよなー

って。

ええ。いっぺんに目が覚めましたわ。

確かに、私は、かつて「サルだの、ポケットモンキー」だのと呼ばれた事はありますわ。
鼻の下の長さは、ええ、ええ、確かにおサルのようでしょうよ。

でもね。

25年以上も一緒に居て、い・ま・さ・ら、ですわ。
なにも、朝一番の会話でする事じゃないでしょうー。

眉目秀麗の夫に言われたなら、諦めもつきます。
が! 顔が武器の様な夫に言われちゃ、立つ瀬がありませんわ。

オラウータンって、、、。(ため息~~

チッ!自分の顔を棚に上げて、バカも休み休み言えって。(再びチッ!

デリカシーの無さは、確かに今に始まった事じゃない。
先月のニキビ事件もあったし。


こうなると、芋づる式に過去の暴言がよみがえるわけで。

結婚前の、とりあえず、アツアツ(?)の頃。
仕事帰りのデートでの一言。

「君って、変な目」って。

耳を疑った。失礼にも程がある!

一重で生まれた私は、大きくなるにつれ、目がだんだん落ちくぼみ、とりあえず二重に変身。でも、奇麗な二重ならいざ知らず、片目はきっちり二重なのに、もう片方は、どんより二重。で、このどんより二重の方が、夕方目が疲れてくると、一重に戻ってしまう。

そこで、夫の、この失礼な一言。
夫の言葉を借りるなら「ちんば」。これも立派な放送禁止用語。

悔しいやら、情けないやら。

それからというもの、一重に戻ろうとする瞼を引っ張り上げ、無理やり二重にする努力の日々。そんなこんなしているうちに、今では、疲れても一重に戻る事は無くなった。

人間、悔しさをバネにする、という一例。

結婚後も、要らぬ一言は数知れず。

しゃもじのような私の足を見ては、

「お前の足って、カタワなー」って、放送禁止用語ふたたび。

手も足も白魚のような、には程遠く、悲しいかな、まるで粘土で丸めたような手足の持ち主。

努力でどうこう出来る事なら、あがきはしましょう。
でも、生まれついての事は、持ち続けなければならないコンプレックス。

これをこれを、一番身近な夫が、そんなの分かって結婚した夫が、軽々しく口にするもんじゃないだろーがーーーー!!

思わず、「それならこっちだってー!」と負けん気を起こしたくもなるが、そんなこと、人間を捨てなきゃ、言えない。

虚しい射し合いは、止めておこう。

所詮、とどめは刺せない性格なんだもん。
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by suzume-no-oyado | 2011-02-07 11:13 | | Comments(6)

鼻の下の火山

こんな事は、ここ10年は無かった気がする。

事の起こりは、先週の木曜日。

鼻の下が、なんとなく痛い。見ると、ほんのり赤くなっている。
「ああ、にきびができるのかな」と、軽く構えていた。

それなのに。

次の日には、すっかり根を張ってるかのように、どっしり構えたにきびが膨れ上がっていたわけで。鼻の入り口は、既にまっかっか。

別に不摂生をしたわけでもなく。
ストレスがたまっている、という事もない。(と、思う)

「いやだな~。今日はお教室なのに」と腐っていた土曜の朝。

会社に出勤前の夫が私の顔を見て言った。
 
なんだ、そんなところにニキビなんて作って。

きったねーのっ!


はぁ~~~???? 
どの顔が言うんだっ!そんな、あなたは、しょっちゅう、そのジャガイモみたいな鼻の頭に大きなニキビを作ってらっしゃるんじゃーございませんかねっ!

で、いつ、私がそれを見て「きったない」と言いましたかねっ?
ええ、思ってましたよ、いつも。
でも、痛そうなニキビに同情の方が大きくて、そんな事、言えるわけがありませんわね。
「きったない」より「かわいそう」の方が前面に出るのが普通ですわね。

あんまり、頭にきたので、全部ぶちまけましたわ。

夫としては、ちょっと小突いたつもりが、思いもよらず、ぼっこぼこに返り打ちです。
さすがに、しまった!と思ったのでしょう。

「俺、会社行ってくる」と早々に立ち去りました。


相変わらずのデリカシーの無さ。
そんなんだから、娘からもナイフが飛んでくる。

以前、旅先で、娘のニキビを見て、その話を延々として、ついには娘が爆発したっけ。
夫は、心配しただけなんだろうけど、そう言うのはさらっと流すものなのよ。
おとーさん。


で、後日談。


土曜のレッスンの後、生徒さんのアドバイス通り、医者で薬をゲット。
でも、勢いづいたニキビは、まだまだ成長を止めない。

そんな鼻の下の活火山を見て、暴言吐いた夫が心配し始めた。

だったら、最初からそうしてくれればいいのに。ねー。
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by suzume-no-oyado | 2011-01-24 22:22 | | Comments(4)

会話翻訳機

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Ca`del Passero カ・デル・パッセロは、横浜で少人数制のお料理教室を行っております。




1月のお教室の残席情報です。メニューのご案内はこちら
 
 1月14日(金) 1名
 1月19日(水) 1名
 1月22日(土) 0名
 1月26日(水) 1名
 1月29日(土) 0名

興味のある方、ぜひ勇気を持ってご連絡ください。

お問い合わせは、こちら。 cadelpassero@gmail.com

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今回の、松山への帰省は、飛行機でなく、新幹線と高速船でゆっくりと。なんて、聞こえがいいが、年末の飛行機運賃のあまりの高さに、ちょっとケチってこうなっただけ。

でも、ずっとトフィーと一緒なので、そう悪くは無かったが、移動時の人の多さにちょっとうんざり。なので、このコースは、今回でおわり。

久々の新幹線にテンションが上がり、まるでオコチャマのように、電車が入ってきた時、のりだして電車の顔を見た。どうみても、つぶれたアヒルだった。

新横浜から広島は3時間半ほど。7時間の電車の旅に慣れているトフィーは、相変わらず大人しかった。さすがだ。

行きの時は、運よく美しい富士山が拝めた。ここ何年か河口湖近くに行っても、いつも曇っていて、見れずじまいだったので、倍嬉しかった♪ 

富士を見て心躍るって、「やっぱり日本人だな~」って実感。

帰りは、雲が出ていて見えず。で、その時の夫との会話。

「富士山、雲、てっぺん」と、夫。相変わらず、2つか3つの単語のみ。クイズ番組のクルー(ヒント)かって。

直訳すると、「ほら、富士山だよ。でも残念だね、雲でてっぺんが隠れてるよ」

今回は、簡単に解読。


で、窓を見て見ると、山らしきすそ野がかすかに見えるだけで、あれが富士山なのかもよく分からなかったんですけどね。

こちらが元気な時は、結構難題でも、とりあえずは理解可能。でも、疲れぎみの時は、「頼むから、文章で言ってよ!」と強く思うわけで。

富士山の前は、「岐阜、○○、○○」と地名を並べていたけど、何が言いたいのかちっとも分からなかったので、無視していたら、「今岐阜に入ったよ。あれは、○○であそこが○○だよ」って、解説があった。だったら、最初から、文章で話して欲しい。

このクイズ方式の会話は、家だけかと思ったら、ある日、会社の方との会話で、

「すみません。今、疲れているので、話しが分かりません」って。

ああ、この人、仲間だって思った瞬間である。

これだけ毎日頭をフル回転させているので、自分がボケる心配はなさそうだ。
それより、心配なのは夫の方である。

でも、夫の会話クイズもかなり難易度が高くなってきている、今日この頃。
そういや以前、犬の鳴き声の翻訳機があったっけ。

夫の会話翻訳機があったら、ずいぶん楽だろうに。
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by suzume-no-oyado | 2011-01-08 12:07 | | Comments(6)

月 夜

7月末に帰って来た次女も、16日にスコットランドに戻っていった。
楽しかったけど、こんな暑いところ、もう限界、と。

日本滞在、約3週間。1回も熟睡できなかったらしい。涼しいところで、自分のベッドでゆっくり寝たい、と嬉しそうに日本を発った。しかも、フル・ブッキングでラッキーにも、ビジネスクラスにアップグレードされ、快適な空の旅であったそうだ。

残るはもう一人。長女は、かなり遊び呆けていたが、昨日からやっと現実が見えてきたらしく、引越しに本腰を入れている。呆れるくらい、人任せだ。

夫も、お盆休みプラスでまだ、休暇中。帰国してから、休む暇なく働いていたので、ここで、やっと休めると言うもの。

でも。

妻は疲れ気味。

相変わらず、娘たちの勝手三昧に振り回され、それによる夫の不機嫌をたしなめ。
ああ、もう、そろそろ、糸がピーンとなってきた感じ。

そんな、夫婦ふたりの買い物帰りの会話。

交差点で信号待ちをしていて、上を見上げたら、月が見えた。
「ちょうど真ん中に、月が見えてる♪」と妻。
「あ、本当だね♪」と夫。

ま、こんな普通の会話が交わされるところだった。

が、、、。 うちの夫ときたら。

「え? なに? どこを真ん中って言ってるんだか、よく分からないよ」だと。

ええ。たしかに、半月より少し膨れた状態でしたわ。
かっちりきっちり、真中と聞かれたら、そりゃ、良く分かりませんわ。

でも、普通に見たら、マンションとマンションのほぼ真ん中に、ポカッと月が浮かんでおりましたわ。

それを、なんだか。
理解不能な反応に、こっちが分からなくなりましたわ。

夫の返答後、途端に会話意欲を失くし、もくもくと歩いた妻でありました。

穏やかな会話に憧れる今日この頃でございます。
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by suzume-no-oyado | 2010-08-19 12:47 | | Comments(2)

5歳児

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週末にかけて、ピエモンテに行ってきた。去年の10月からすると、3回目の訪問。今回もまた友人ピエロの企画。

宿泊先は、Pollenzo ポレンツォ。目的のレストランはBarolo バローロ。

で、まずはホテルへ。3時過ぎに到着したが、ホテル兼レストランには、なぜか人がいない。駐車場の場所も分からないし、果たして、ここであっているのか?

まずは電話をしてみると、奥さんが今来てくれると言う。ホテルと言っても、アグリツーリズモのような小さなところ。

「奥さんが来てくれるってことは、もしかしたら、レストランとホテルは建物が別なのかなー?」と、そんな疑問も。すると、数分も待てない夫が、奥さんが来るまでその付近を見てくる、と。

「もう少し待ったら?」と言う私の言葉を聞かないうちに、車を発進させた。で、入れ違いにホテルのオーナーの奥さん登場。

すぐ裏の駐車場の入り口を開けてもらう。ぐるっと回ってきた夫を捕まえ説明。
「駐車場の扉、開けてもらったから。」
「わかった。僕も見つけたし。じゃ、車にのったら?」
「すぐ裏だから、そこで待ってる」

で、私はホテルの中を通り抜け、駐車場に行った。が!待てど暮らせど、夫は来ない。
?????? なぜに? で、彼はどこに?

あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。不運な事に、携帯をロンドンに行った娘に貸してしまったので、手元に無し。夫の番号も覚えてないし、連絡のしようもない。

忽然と消えた夫。こんなんだったら、「乗る?」って言われた時に乗っておけばよかった。後の祭りである。

30分くらいしてから、どうにか夫の電話番号を調べ、連絡。が、留守電。そうこうしているうちに、やっと彼の車が現れた。

案の定、車の外まで怒りが溢れている。で、車から出てきた夫は、何故か泥だらけ。(汗っ
一緒に乗っていたトフィーまでドロドロ。

なんで???

怒り狂った夫が言うには、

行ったホテルは、泊るはずのホテルの少し先にあり、「ホテルとレストランは別」と思い込んでいたため、疑いもなくそこへ行ったとの事。駐車場に到着し、荷物とトフィーを連れ、ホテル内へ。その時、駐車場が雪で泥だらけだったため、思いっきり泥が跳ねあがり、見るも無残な泥だらけになったのだそうだ。

待てど暮らせど、私が来ないので、レセプションに聞いてみたが、予約したホテルの名前も分からず、右往左往したが、とりあえずすぐ近くの私が待っているホテルを探し当てたらしい。

オーナーの奥さんの手前、そうそう怒りはしなかったが、部屋に入るや否や、文句が始まった。「こんなんで、出かけられるかっ!」とわめき散らすので、まずは、ピエロとの約束の時間を延ばしてもらう。

誤ったかって?いえいえ、まさか。その代り、何も言いません。だって、あまりのバカさ加減に呆れてましたから。勝手に行動して、勝手にドツボに入ったんですからね。同情の余地がありません。

もう少し待てばいいのに、ちゃかちゃか動き回り。「かも知れない」と言ったことを、すっかり「そうだ」と思い込み、なので、「すぐ裏」と言った私の言葉も、聞いちゃいない。

「待っているはずの私」がいない時に、どうして疑問に思わなかったのか。ホテル名も分からないで、どうして、「そのホテル」だと確信したのか?どうして、駐車場で私が来るまで待たなかったのか?しかも、駐車場からホテルの入り口まで、かなりあるのに。

まずは、泥だらけのトフィーを洗い、次に泥だらけの夫のジーンズの汚れを取る。黙々と作業をしているうちに、少し落ち着いてきた夫。ああ、手がかかる。

これから、ピエロ夫妻と会うのに、こんな気分でいちゃいけないと思ったのか、一人でドツボに入った御仁は、とりあえず一人で立ち直った。二人だけの旅行じゃない事に感謝。じゃなければ、その日はそれで終わってましたから。

5時過ぎに、ピエロとフランチェスカに会い、La Morra ラ・モッラと言う小さい村に連れて行ってもらい、夜は、ピエロのお気に入りの、おしゃれなレストランで食事。

次の日は、ホテルのすぐ裏の La banca del vino でワイン・テースティング。
たった二日間だったけど、なんとも充実した時間を過ごせた。次はお互いの家で、美味しいものを食べましょうとお約束。

このワイン・テースティングの前に、夫とフランチェスカと3人でトイレに行った。トイレの前で夫と「後でね」と言って別れる。トイレから出てきたら、待っていたのはフランチェスカだけ。はて、夫はどこに?

「もう、戻ったんじゃないの?私たちも行きましょ」と言うフランチェスカに、「もし、まだ中にいて、私たちが行っちゃった後、ここで待っていたら、また怒るし」と言ったら、

「大丈夫よ、5歳児じゃないんだから」と、彼女。
「あ、うちの夫、5歳児ですから」と、つい返してしまった。

でも、本当は5歳児以下かも、、、。
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by suzume-no-oyado | 2010-02-09 20:12 | | Comments(4)

小鳥の心臓を持つ男

昨日の朝10時過ぎに、私の一日は終わった。
その数十分の出来事に一日のエネルギーを全て使い切ってしまったから。

いつものように、トフィーの散歩を終え朝食の準備。夫が顔を洗っていた時、キッチンから玄関ホールに出た。
すると、ランプを載せているテーブルの下に見慣れない置き物が。

「あら?何でこんなところに鳥の置き物が?」と、思いきや、

うっきゃ~~~!! ほ、ほんもの~~~!

ぶったまげーである。

な、なんで、あんたがこんなところに。一体、どこから入ってきたのよっ!
どうやって外に出せばいいのよ~!

と、瞬時にパニックになったわけだが、その「ひ~!」と言う悲鳴を聞きつけて、夫がバスルームからすっ飛んで来た。「そこに鳥がー」と説明をする間もなく、佇む鳥の横をドタドタと通り抜けてリビングへ。

気がついた夫も思わず「うわー!」
こんなに気が動転している私たちをよそに、鳥ちゃんは身じろぎもせず、じーっとしたまま。

「どうするんだよっ!」
「どうしよう、、、」
「窓開けて出すしかないだろ―! 俺、やだからなー!」と言って、バスルームに逃げ込んだ夫。

おいおい。またかい。期待はしちゃいなかったけど。
こいつ~! である。

かれこれ20年以上前になる。イギリスのある夏、寝ようと寝室に入ったら、なんと大きな蜂が部屋をぶんぶん飛んでいる。「え~ん、どうしようっっ!怖いよー」と思ったのは言うまでもない。そしたら、夫。布団を頭からかぶり、「よろしく」って。「俺、怖いから」って。

これが初めて、こいつ~!と思った時。

あれから、ながーい時が流れたのに。これだよ。諦めの境地。

体調10cmくらいの鳥。よく見ると、産毛が残っている。って事は、ヒナ鳥。
以前、これもイギリスだけど、体長20cm以上のマグパイ(かささぎ)が部屋に入り込み、突かれる恐怖と闘いながら、部屋中を飛び回る奴と奮闘した事がある。

それに比べたら、かわいいもん。 だけど、、、。

空を飛ぶ鳥とか、一定の距離を置いてのバードウォッチングは好きなんだけど、ハッキリ言って、鳥嫌い。ドォモの鳩も大嫌い。

ドキドキしながら、リビング・ダイニングの窓という窓を全開。とりあえず、ほうきを手にして準備完了。

あれ?ヒナちゃんがいない。「どこかに行っちゃったー!」と騒ぐ私に、夫は、「ベッドルームに入れるなよっ!」とバスルームから叫ぶ。叫ぶだけかい、、、。

いました、いました。廊下の奥のシャワールームのドアの前に佇んでいる。
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ベッドルームのドアを全部閉め、さぁ、誘導しなくちゃ。ほうきでちょっと触ったら、びっくりして飛びったった。しかも、運よくリビングの方向。よしっ!やった!

が。どういうわけか、ドアが閉まっているっ! 出れないじゃん!

大人しくバスルームで震えていりゃいいものを、何を思ったのか、リビングに通じるドア全部を閉めた夫。囲ってどーするっ!出さなきゃいけないでしょうーがっ!

余計な事をっっ! と腹立ちながら、ドアの上にとまった鳥を動かしたら、落ちた。
ピー!」と鳴かれて、ますますパニくる私。

玄関から椅子の下に逃げ込むヒナ鳥。やっとリビングに行ったかと思ったら、ソファーの下に入り込んで出てこない。出てきたと思ったら、部屋の隅に逃げ込む。

ここからが勝負。塵取りを持ち出し、上に乗せてやる。びっくりして何度も落ちるヒナ。
やっと、バルコンに移動。
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が。ここは、3階。どのくらい飛べるかわからないし、落ちたら死んじゃうかも。
なので、バルコンに放っておけない。

そこで、塵取りに袋をかけて移動を試みる。エレベーターに乗ったのはいいが、ここで暴れられたら、どうしようと生きた心地がしない。が、無事、外に到着。

袋から開けたとたん、飛び立った。が、低空飛行。道路の真ん中に降り立つ。
そんな所じゃ、車に轢かれちゃう。

仕方がないので、再度、姫を塵取りに乗せ移動。

猫に見つかったら、ひとたまりもないな、と心配しながら木の下に置いてあげた。

数時間後、ヒナはそこに居なかった。
猫にやられた形跡もなかったので、無事どこかに飛び立ったらしい。
よかった、よかった。

それにしても。

その後、数時間、脱力状態。ドキドキ状態も数時間。やっと落ち着いたのは、午後3時過ぎ。

「そういう星の下に生まれたんだよ」ってよく言うけど、次生まれ変わったら、「人に頼られる星の下」じゃなくて、「頼れる星の下」に生まれてみたい。

ああ、疲れた。
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by suzume-no-oyado | 2009-04-27 16:57 | | Comments(10)

着地成功

レスキュー隊と救急車の費用が発生した以上、完全に隠ぺい出来ない、今回の怪我。
それでも、初日で怪我したなんて言ったら、「ばっかじゃないの」ないしは「もったいない」くらいは言われそうなのは明白。なので、怪我した日を1日伸ばしての報告。

「残念だったね。気をつけろよ」と、いたって普通の返答。しかも、「でも、スパで楽しめたからよかったね。」と、なんとも気遣いの一言。

機嫌の良い時で良かった。運がいい。

まぁ、日常生活に支障が出るわけではないし、そのために夫に影響が出るわけでもないので、事は穏便に終えたのだろう。

もっと素直に、「優しい夫」と受け止められないの?と叱責を受けそうだが、
経験上、用心していてちょうどいい。

実家の人間はみんな直球を投げる、単純なタイプ。
でも、夫の実家は、みんながみんな、変化球を投げる。

結婚当初は、変化球とは知らず、もろ顔に当てていた。「ほぼ直球なし」と自覚した今でも読み間違えてデッドボール。修業が足りない。

そんな変化球家族出身の夫なので、事を進めるのに、常に「作戦」を練らなくてはいけない。直球は通じない。

例えば。

かなり昔の話だが、ピアスをしたかった時の事。

ピアス嫌いの夫を説得するために、いきなり要求を突きつけることはせず、
ほふく前進から始める。

夫の前で、クリップ式のイヤリングを痛そうに外してみたり、頭痛がすると訴えてみたり、その度「ピアスにしようかなー。」と、呟く。そして、最後に夫から「ピアスにしたら?」という言葉を誘導する、という作戦。

私も子供もそうだが、「お願い」に対して、夫が「イエス」「ノー」の選択ができる余地が無くてはならない。
たとえ、必然だとしても、あくまで「相談」として、持ち込まなくてはならない。

それさえ間違わなければ、たいていは「イエス」と言ってくれる優しい夫である。
(よいしょっ)
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by suzume-no-oyado | 2009-03-18 18:46 | | Comments(6)