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カテゴリ:暮らし( 297 )

ドラキュラの朝日

ここサン・クルーに越してきた時、近くに住むフランス人秘書に、
「ここからは、ピカールが直ぐだから便利よ。」と言われた。

聞くと、ピカールとは冷凍食品の専門スーパー。肉も魚も買えるしって言う。
「何で、わざわざ肉や魚の冷凍を買わなきゃならないの。生で買えば良いじゃん。」と、その時は思った。
それが、だ。この冷凍スーパー。すんばらしいのだ。
魚介類を始め、肉、野菜の素材類、デザートもその辺のケーキ屋で買うよりずーっと美味しい。
パンは、オーブンで10分で、カリフワッの出来立てが。
フランスから日本に帰った日本人が口々に言うのは、「ピカールが欲しい」だって。

うちの近所のピカール。
何故か店員が揃いも揃って美形なお兄さん方。
特に、栗毛色のオリーブ肌の彼。愛らしい顔立ち。

レジで私の順番が来ると、
「ボンジュール、マダム!」と、明るい声と満面の笑みで、まっすぐに目を見て言ってくれる。

あぁ、眩しい~!ち、直視できない~。

あまりに、あまりに、さわやかな眼差し。
私は、まるで小娘のように、小声で「ボンジュール」と答えるのがやっと。

ッたく、幾つなんでしょ、私は。
自分で自分が恥ずかしい。

でも、毎回、彼のさわやか光線に会うと、
ドラキュラが朝日を浴びた時のような、
悪魔が神の光におののくような、
セーラームーンのデロイトがリフレッシュしてくような、

そんな感じ。

これって、かなりオバサン化してるよね。

でも、このささやかな楽しみも、今月からなくなっちゃった。
さわやかオリーブ青年はリクルートしてしまいました。

う~ん、残念ッ!
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by suzume-no-oyado | 2006-04-04 05:47 | 暮らし | Comments(9)

危ない国のティー・パーティー

さて、時も時。
あの悲惨な9.11事件が起きた後の事。

久々に我家でカレッジの友人を招いてお茶会があった。
来てくれたのは7,8人くらいだったが、よく顔ぶれを見ると、リビアやらイランやらトルコの友達。
今、言われてる危ない国の近くの人々。

「ねぇ、みんな、大丈夫?嫌がらせとかされてない?」と聞くと、
「そりゃ、ちょっとはね。ま、我慢ができる程度かな。」と、ひとり。
「わたしなんて、ひどいのよ。悪口バンバン。でも、あたしはトルコで、関係ないじゃんね。」と、もうひとり。

そんな事を話してる時に、うちのワンコが頭にショールを巻きつけているリビアの彼女にご挨拶に行った。
彼女は嫌な顔もせず、丁寧に、
「ごめんなさいね。私は貴方をさわれないのよ。」と。
彼女はイスラム教。イスラム教では、犬は汚らわしい者なのだそう。
でも、彼女は自分の立場を主張せず、自分はこうだから、許してね、って感じ。
で、私も、そう、そういうものなのね、と納得する。
なんか、いいなぁ、こういうの。
お互いの文化を認めて、尊重しあえるのって。

そんな横で、一人のイランの友人が、
「私、イスラム教だけど、犬、触っちゃってるわ。」
「エ~、信じられない。だめじゃない。」とリビアの彼女。
「だってぇー、かわいいんだもの。」と、おきらくイラン。

フーン、イスラム教って言っても、いろいろいるんだ。
あ、これって、日本人の仏教と似てるかも。
一応、家は仏教といったって、仏教の何たるかは、よくわかってない。
特に私なんて、幼稚園から高校までキリスト教の学校に通ってたから、そっちの方が詳しかったりする。

その後、読んだ本で、ヨースタイン・ゴルデルの「クリスマス・ミステリー」が心に残った。

『信じるものが少しくらい違ったからって、争うような事はしちゃいけない。』

宗教って、心に救いをもたすものなのに、どうして争いの素となるんでしょ。

納得いかないなぁ。
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by suzume-no-oyado | 2006-04-03 04:55 | 暮らし | Comments(4)

バンザイ!日本の英語教育!?

色々あって、やっとカレッジの英語クラスに通い始めたのは良いが、何せド田舎。

クラスは夜7時から2時間。しかも、レベルなんてない。初級も上級もいっしょくた。
日本人は私一人で、後はヨーロッパや中東の人がほとんど。

「なんで英語習ってるの?」と思うほど、彼らは喋れる。
だから当然、先生はフツーに話しちゃってるわけ。
わかるかって?ハハ、、、。わかるわけないじゃない。
あ、今日は言ってる事がひとつ分かった、二つ分かった、の世界。
こんなんで、上達するんだろうか???

そんなこんなで、数ヶ月経ち、試験のシーズンがやってきた。
当然、クラスの皆は、私が初級試験を受けると思ってた。
ブー!はずれです。
私は無謀にも中級をいきなり受けた。
というのも、過去の試験を見たら、ヒアリングは無理としても、スピーキングは無いし、読解と文法はそんなに難しくない。じゃ、いけるじゃない。

結果は、無事合格。やったね。

試験後のクラスで、いつも隣に座っていたポルトガル人の彼女が、
開口一番、「あたしも、落ちちゃったよ。」と、私を慰めた。
う~、なんて言ったらいいんでしょ。受かっちゃったんだな、私は。
もごもごしている私に、「もしかして、まさか受かったとか?」と聞く。うなづく私。
ドヒョーッと、すっ飛んだのは無理もない。だって、ポトポトとしか喋れないのにさ。
先生がクラスで、結果発表をしたとき、みんなの驚きの顔を見て、
フフン、とちょっと得意げの自分がいた。

そうさ、棄てたもんじゃない。日本の英語教育も。
受かるじゃん。試験に。
バンザイ、ニッポン!

っていっても、やっぱり、話せるほうがいいよね。ずーっと。
だから、文法は滅茶苦茶でも喋れる貴方が羨ましかった。

で、数年後、なにはともあれ文法なんて知ったこっちゃないと、
むちゃくちゃに喋ってる私がいた。
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by suzume-no-oyado | 2006-04-02 22:19 | 暮らし | Comments(5)

ノーパン事件

パリは今日とても寒くて、やけにトイレが近かった。

トイレと言えば、ヨーロッパの公衆トイレには、当り前だが日本のように"音姫"は無い。
イギリス育ちの娘達に言わせると、用を足せば音が出るのは当り前、
何が恥ずかしいの?と。

でも、私は日本人。今はさすがに気にはならないけど、
イギリスに行ったばかりの頃は、やっぱり恥ずかしかった。

ある日、朝からデパートに出かけた時の事。

トイレに入ったら、後から誰かも入ってきた。
一人ならぜんぜん構わないけど、誰かいたらやっぱり恥ずかしい。
それに、思わず、「プッ」なんて音まで出ちゃったらいやだものね。

で、用を足す時に、水をフラッシュした。

これで、安心。

うきゃーっっっ!な、なんでー?
水が滝のように、ザバッーっと。

後の祭りってこの事ね。
音は消えたが、おしりはビッショリ、下着はビッチョリ。

まさか、びしょびしょの下着をつけることも出来ないし、どうしよう、、、。
幸い、その日はズボンをはいていたから、まぁいいか。

脱いじゃえ。

皆様、ヨーロッパのトイレにいかれたときは、お気をつけあそばせ。
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by suzume-no-oyado | 2006-03-23 06:28 | 暮らし | Comments(4)

ホットなディズニーキャラクター!?

上の娘は只今12年生。(高3)パリのアメリカンスクールに通っている。
サバっとした性格のせいか、やけに男友達が多い。同性として見られてると、ぼやいていた。

ある日、学校でディズニー映画の話になったときの事。
「俺、ダンボに出てくるピンクの象が、すげー恐かったんだ。」と、ベン。
「知ってる、知ってる。あのピンクの象が歌う歌が、恐いんだよね。」
「あれ聞いた日、寝れなかったもん。」と、彼はその歌を歌い始めた。
「な、なんか恐いよなぁ。」
「白雪姫って、美人扱いされてるけど、ちっともホット(イケてる)じゃないよな。」と、ベン。
「ホットぉ?おい、ディズニーのキャラクターで、ホットの奴なんているか?」と、男子数人。
「エ!?いるのか?誰だよ」
「ムーラン、、、。」
全員大笑いしたそう。というのも、このアメリカ人のベン君、アジア人が大好きで有名。
漫画のキャラまでアジア系が好きだったとは!
ついでに言うと、彼の父親も、初恋の相手がアジア人だったという。これって、DNAなんだろうか。

この後、英語の試験があったのだけど、彼ら、試験の間中、頭の中で、ピンクの象が歌ってて、気になってしょうがなかったんだって。

この歌、知ってます?
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by suzume-no-oyado | 2006-03-22 00:07 | 暮らし | Comments(3)

アイ アム ア ジャイニーズ!?

イギリスの片田舎に暮らし始めたのは、今から20年も前のこと。

当時、中国人は沢山いても、日本人は本当に少なかった。
ロンドンならいざ知らず、日本企業は夫の会社のみ。
だから、当然、この手の顔を見たら、直ぐ中国人に間違えられる訳。
別に中国人を毛嫌いしている訳じゃないんだけど、毎回間違えられると、
いい加減に嫌気が差してくる。
それと、香港はコロニーのひとつだったから、移民の彼らは、第二市民扱い。
つまり、ひとつ下に見られてる。

ある日、美術館の前で並んでいたら、前にいた子供が母親に「中国人がいる」って
言ってるのが聞こえた。
「またかいっ」と思った私はその子の方を向いて、指をチッチッとやりながら、
「私、日本人ね」と主張しちゃった。子供相手に何やってるんだろ。
日本に来た白人が常にアメリカ人扱いされて、イヤになるって言う気持ちもわかるなぁ。

引越しのかたずけも一段落して、生活が落ち着いてきたのが夏休み前、
そろそろ英語を習わなくてはと思い、近くのカレッジへ。
クソ田舎なもので、語学学校なんてない。
あるのは、カレッジ。専門学校+カルチャーセンターといったところ。

私の英語力は、トホホレベル。
でも、ずうずうしさは人並み以上で、分からなくっても全然平気。
辞書片手に、カレッジの申込みに行った。
担当してくれたのは、副校長先生。もたもた喋る私に、彼は、
「香港から来たのですか?」と。
「また、香港。私は、チャイニーズじゃ無いんだよ-!ジャパニーズなのー!」と、
頭の中で叫んでいたら、口から出たのは、

「アー、アー、アイ アム ア ジャイニーズ!」

一瞬の沈黙。
何?ジャイニーズ?それは、何人?ハーフだって違うだろー。ねぇ。

目が思いっきり笑ってた副校長先生。見逃さなかったのよ、私は。
鼻から、フッと笑ったのもね。

結局、カレッジに通い始めたのは、夏休み後の9月からだった。
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by suzume-no-oyado | 2006-03-20 18:32 | 暮らし | Comments(1)

ジプシー生活20年!

気が付いたら、日本を離れて20年以上が経っていた。

1986年に主人の仕事で、イギリスのド田舎へ。
家族と別れるときは、まるでこの世の名残を惜しむかのように、オイオイ泣いたっけ。

で、そんな所に16年半も島流し。

2002年の夏から、パリに来た。正確に言うと、サン・クルーと言って、
パリ市内から一歩出た町に住んでいる。オペラから20分くらいかな。

家族は4人。夫と私、17歳と15歳の娘2人。
ア、それから忘れちゃいけない、ワンコが一匹。

最近、お料理教室を始めた。2回コースだけのつもりが、月1でやらせてもらってる。
知らないうちに、ヨーロッパの色んな料理を覚えてたのね。
というか、元来、食い意地がはってるだけかも。
 
そんなこんなで、お料理の紹介や、私の珍体験を書き綴ってみようと思う。
パリ生活たった3年でも、暴漢に襲われたり、踊る中年男を見たりで、色んな話が一杯。
イギリスでも、いたずら幽霊に遭遇したり、ガンつけ戦で負けたり、
言いたい事が沢山ある。

ブログを始めたのも、人気ブログのソレイユさんに勧められて。
PCおんちの私なので、まだ写真も載せれないけど、もう少し待っててね。

これからも、よろしく。
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by suzume-no-oyado | 2006-03-20 00:43 | 暮らし | Comments(16)