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キューイング

ベルギーに住んでいるOKUのご主人が、イギリス出張から感激して帰って来た。
ベルギーと比べて、すごくきちんとしていて、列もちゃんと並んで、
横入りする奴がいなかった、と言う。

ベルギーのブリュッセルは、プチ・パリといったところ。
フランス人はベルギー人のことをバカにするけど、話を聞いてる限りでは
同種類の生き物だと思う。
だから、頭に来る事がまったく一緒。

イギリス人は、列を作るのがとっても好き。
何処でも並ぶ。

一列並び。

暮らし始めて、最初に感激した事だ。
運、不運に関係なく、順番はやってくる。

例えばトイレ。
各ドアに列を作るのではなく、入り口から一列に並ぶ。
だから、後から来た人に先を越される事無く、自分の番が来る。
常日頃、アンラッキーを背負ってる私には願ったりかなったりだった。
ま、最近の日本でもこの並び方になってるから、ちょっと嬉しい。

スーパーのレジも一列ならいいのに、なんて思うけど、こればっかりは無理だよね。
だから、大抵ハズレばっかり。
一番人の少ない列を選んでも、前の人でトラブっちゃって、結局遅くなる。
そんなもんだ私の人生、といつも肩を落とす瞬間。

パリに住む数年前、家族でユーロ・ディズニーに遊びに行った。
スペース・マウンテンに乗った後、写真を買うため並んだ。
私の前に一人。
あと少しで私の番ってとこで、後からやって来た奴。
後ろに並ばず、私の横(左)に立つ。
何で、横に立つのよ。隙あらば先に行こうと言う気配がびんびん。
やっと前の人が終わり右に動いた為、左にいた奴は私より先にカウンターの前に立つ。
そいつもそいつなら、店員も店員。
私が先なのを知ってるにもかかわらず、声をかけた奴に対応する。
ブチッ!切れた。
「ちょっと待ってよ。私が先ね。貴方、私のア、ト。分かります?」 
すごい勢いでまくし立てた私に2人とも、あっけに取られ、
奴は引っ込み、店員はオタオタと写真を渡してくれた。

ちょっと大人気なかったかな、とも思った。
イギリスじゃそんなルール違反ありえないもの。

でも、その後、パリ在住の友人に話したら、それは普通の事なんだって。
フランス人は、列に並ぶのが嫌い。
勿論、きちんと並んでる人もいますよ。
でも、横入りする人も沢山いるのね。

だから、ひとり行儀良く並んでるのがアホくさくなってくる時がある。
そういう時は、私もフランス人になる。

列と言えば、数年前に、母と姉とでパリに来たとき、面白い会話を耳にした。
観光バスで一緒になった若い日本人の女の子とイギリス人の会話。

「どこか他も観光しました?」と、イギリス人。
「昨日、ルーブル行ってきました。」と、若い彼女。
「いいわね。でも、混んでたでしょう。
 行きたいけど、何処もかしこも長い列でね。」

列のことをアメリカだとラインになるが、英語ではキューと言う。
おそらく若い彼女はそれを知らなかったのだろう。
会話が理解できなかったので、とりあえず言った。

「それ大好きなんです。」
「そ、そうなの、、。」と、イギリス人。
そうか、長い列に並ぶのが好きな人もいるのね、と不思議そうな顔してた。

何でも列を作るのが好きだけど、やっぱり長く待つのは嫌いだったのね。

でも、お行儀良いのは、あなた達イギリス人なんですよ。

また、フランス人の悪口書いてって怒られるかも。
いい所見つけたら、また書くから。

見つけたらね。
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by suzume-no-oyado | 2006-05-31 08:00 | Comments(2)

トロピカルハウス

長女の幼稚園時代の友達にアンジェリーナという、お人形さんのような子がいた。
お母さんはフィリピン人、お父さんはアイルランド人。
両親共に頭が良く、彼女もとても賢かった。

冬場、イギリス人のうちにお呼ばれの時は、一枚多く着せるのだが、
アンジェリーナのうちに行く時は真夏のカッコをさせた。

彼女のうちは、常にトロピカル。
迎えに行くと、真冬でも顔を真っ赤にさせてる我が娘。

何より私が印象的だったのは、リビングに飾ってあった大きな一枚の絵。
山のふもとでお百姓さんが田植えをしている。
笠までかぶって。

最初に見た時は、
「おぉ~!田植えだぁ~!」
と、のけぞってしまった。
リビングに田植えは、珍しいよね。

ある日、娘とアンジェリーナを連れて映画を見に行った。
初めて、英語だけしか話さない子供と一緒のお出かけ。
ちょっと緊張。

バンビを見た。
「うちの子テレビを見てる時、あーだこーだ言ってうるさいのよ。」
と、母親から聞いてはいた。

が、想像以上。
シーンが変わる度、質問攻め。
お陰で、次のシーンを見逃してしまうほど。
自分の子なら、うるさいって言ってるところ。
前の人にもうるさいって睨まれてるし、私もう限界かも、、。
と、うちの娘が「うるさいよっ!」って切れた。
普段大人しい子が言ったもんだから、アンジェリーナもすこーし黙ってくれた。
やれやれ。

見たんだか見ないんだか分からない映画が終わり、マックで食事をして帰ろうとした。

エスカレーターを上る。
子供2人の手を取り、気を付けてね、と言いながら乗る。
ほらほら足元が危ないわよ、と言いつづける事数分。
なんか、おかしい。  いつもと違う。
あれ?なんか周りの人が指差して笑ってる。

ん???  でーーーーっ!  何やってるんだろう、私。

下りのエスカレーターを子供の手を取り、一所懸命上ろうとしてた。
どうりでいつまでたっても、旨く乗れないはずだ。

恥ずかしくって恥ずかしくって、穴があったら入りたかった。
子供の手をしっかと握り、逃げるようにその場を立ち去る。

かわいそうなのはイタイゲな子供達。
大人を信じて、下りのエスカレーターを一心に上ろうとしてた。

アホな親を持つと苦労すると言う、いい例である。
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by suzume-no-oyado | 2006-05-30 06:56 | Comments(4)

魔の刻

私達家族は、全員お茶好き。
それもミルクティー。

イギリス人の中でも、ブラックを好む人もいるが、断然ミルクをいれて飲む人の方が多い。
でも、イギリスは水が硬質のせいか、お茶をストレートで入れても香りが
思ったようにでない。
日本の水っていいんだなぁ、と実感。
それに、すっごくいいお茶は別として、普段飲まれてるレベルのお茶は、
なんか味が無い。
でも、そのお茶を真っ黒いくらいに入れて、ミルクをたっぷり入れると、
とってもコクのある美味しいお茶に変身。
この飲み方を日本でしたら、お茶に渋みが出てしまい、今一つ。
やっぱりその土地にあったのみ方があるんだね。

ある朝、そのお茶に欠かせないミルクを切らした。
むすめ2人に買ってきてと頼んだが、次女だけしかOKしてくれない。
確か、2人とも小学生だったが、子供一人で出かけさせることは無かった。
いくら田舎で治安はそう悪くは無いといえども、車にヒョイっと連れ込まれるって事も
十分ありえる。

でも、直ぐソコだし。
本人も自転車で行くから一人でも大丈夫って言うんで、ついお願いした。

帰ってこない。
いくらなんでも遅い。
心配して外に出てみると、うちの前に住んでいるおばあさんと一緒に
歩いて来るのが見えた。
よかった~。
でも、あれ?なんかオカシイ。
怪我してる。それに、自転車の前輪がへし折れてる。

車に撥ねられた。
郵便局の裏の駐車場から出てきた車とかち合ってしまった。
彼女は歩道を走ってて、でてきた車にぶつかり、自転車の前輪が車に巻き込まれた。
ポーンと宙に投げ飛ばされ、ボンネットに落ちてから、車道に転がったという。
もし、ソコに車が通ったら、なんて考えて、ゾッとした。

頭は打たなかった。
ドクター曰く、落ち方がよかったんでしょう、と。
器械体操の選手だから、落ちた時の受身が出来てたんじゃないですか、と言われた。
とにかく、あれだけの事故で、膝の筋を違えただけで大事には至らなかった。
よかった、よかった。

運転していた女性の方も、かなりショックだったらしく、何度も何度も様態を聞いてきた。
きちんと誤ってくれたし。

救急車を呼ぼうとしたらしい。
そうしたら、次女は「救急車~?!」とビックリして、急にシャンとなった。
「大丈夫です。歩けます。」と、女性に告げ、気丈にも一人で家に帰ろうとした。
ソコにたまたま居合わせた、うちの前に住んでいるおじいさん。
「私は、この子のうちを知ってるから、送っていく。」と申し出てくれた。
でも、次女。おばあさんのほうは知っているけど、おじいさんのほうは知らない。
知らない人とは話しちゃいけない。しかも、車に乗るなんて絶対ダメダメ、
と彼女は思った。
その、申し出もかたくなに断る。
でも、周りの大人はまさか怪我をしている彼女を一人で返す訳には行かない。
で、おじいさんはおばあさんに連絡をして、連れて帰ってくれたって訳。
「ありがとうございます。」とお礼を述べた。
でも、迎えに行く時に私に連絡してくれたって、いいんじゃない?

後日、その話を次女の担任に話したら、それが校長先生にまで行き、彼女は表彰された。
校長賞、と言う、なんだか訳のわからないものをいただく。
理由は、非常時に於いても、ストレンジャーの車に乗らなかった彼女の堅実さ、だという。

暫くは、ちょっとした有名人だったらしい。
本人も、長いこと胸に校長賞のシールを貼っていたっけ。
プラウドだったんだね。

でも、あの時、本当に頭を打たなかったんだろうか?
そんな事がフ、と頭をよぎる、今日この頃である。
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by suzume-no-oyado | 2006-05-28 19:43 | Comments(2)

ピーナッツアレルギー

次女は、極度のナッツアレルギー。特に、ピーナッツがひどい。

それが、初めてわかったのは、2歳前。
保育園に通う少し前だった。
ケロッグのコーンフレークでピーナッツの粒粒がまぶしてある、
すこぶる美味しいものがある。

それを、1枚だけ食べた後、顔に発疹が出た。
その時は「あー、この子はピーナッツアレルギーなんだな。」
と、軽く思ってた。
そう、普通レベルのアレルギーだと。

保育園に週3日通い始めた。
ある日、連絡があって迎えに行ったら、顔がKOパンチを受けたように
腫れあがってる彼女がいた。
ひどい顔。目も開けられない。

保育士さんは、もちろんアレルギーの事は気をつけてたんだけど、
間違って隣の子のピーナッツバターサンドイッチを口に入れてしまった、という。
直ぐ気がついて、飲み込む前に取り出して、口の中を拭いたが、反応は出てしまった。

驚いたのは彼らだけじゃない、私の方がもっとである。
直ぐ、医者に連れてったら、最初に聞かれたのが、
「呼吸は大丈夫ですか?」

頭に浮かんだのは、昔、そばアレルギーで亡くなった子供の事。
当時は、なんでアレルギーで死んじゃうんだろうって、不思議に思ってた。
ああ、そうか。気管が腫れて息が出来なくなるんだ。
初めて、納得。

幸い、娘は顔だけで助かった。
その後、検査もしたけど、治るものではない。
大きくなるにしたがって、反応も大きくなってきた。
本人が口にしなくても、回りでピーナッツやピーナッツバターを食べてる人が
いるだけで、目が腫れる。
のどにも反応が出始めた。
ここに来てからも、呼吸困難で2回救急車で運ばれた。
気を付けていても、事故は起こる。
はたから見ると、かわいそーにと思うが、
本人は意外とあっさりしていて、
「好きなものが食べれない訳じゃないから、べつに平気」って。

彼女が6つか7つぐらいの時、盲腸に似た症状を起こして、
夕方から病院に泊まったことがあった。
一緒に泊まるつもりだったが、次女は一人で良いと言う。
ナースにいつでも連絡してくださいとお願いして、家に帰った。

私が家に着く前に、家に連絡が入った。
シャワー中の夫が、何かあったのかと思って、慌てて電話に出た。

「トーストをあげようと思うのですが、普段何をお使いですか?」と、ナース。
アレルギー体質だから、何かスペシャルなバターとかマーガリンを使ってるのかと
思ったらしい。

"I thinki ,,,I can't believe it's not butter"
「たしか、、、それは、バターじゃないと思えないですね。」

「ですから、こうしてお聞きしてるんです。」とナース。

「分かりました、今確認してまいります。」と夫。
素っ裸のまま、リビングを横切りキッチンの冷蔵庫へ。

電話に戻り、答えた。
「やっぱり、バターじゃないと思えないです。」

ため息をつくナース。
「だから、ご主人、あのデスネ、こうしてお聞きしてるのは、、、。」

また振り出しに戻ってしまった。
そこで、夫がやっとこの押し問答の原因に気が付いた。

「マーガリンの名前なんですよ。“バターじゃないと思えない”は。」

そういや、そんな変な名前のマーガリンがあったと、気がついたナース。
「じゃ、フローラは食べれますね。」と。
そんな、ややこしい名前付けないで欲しいですよね、といって電話を切った。

別に銘柄なんて聞かなくたっていいじゃないか、と夫。
最初から、フローラは大丈夫かって聞きゃい~じゃんって。

シャワーを中断されて、しかも素っ裸同然で、電話のある玄関と一番奥のキッチンを
行ったり来たり。
ちょっと、プチっと来たらしい。

確かに人を食ったような名前。
I can't believe it's not butter! 「バターじゃないなんて信じられない!」
って言う名のマーガリン。

お陰で、たったそんな遣り取りに、バカみたいに時間を費やした。

そんな名前つけるほうが、信じられないって。
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by suzume-no-oyado | 2006-05-27 20:41 | Comments(4)

たくましい国民

「フランスだって、いいとこあるんだから、その事も書いてよね。」
って翻訳家のあけみさん。

フランス生活20年以上の大ベテラン。しかも、彼女のご主人はフランス人である。
だからってフランスが好きって言う方程式は成り立たないんだけどね。

彼女は、なんかその辺の人とは違う。
って言ったら「どこがー?」と、突っ込まれそうだけど、
分析力にたけてるっていうのかな、決して、一面的なことで判断しない感じ。
物事の捉える角度が、広いのかな。

え?単に私が狭すぎるだけなのかしら、、、?

で、そういわれて見れば、確かにフランスだっていいとこ一杯(?)あった。

昨年末、確か新潟だったか、大雪で大停電になった。
当然、信号機がつかないから、市内は大パニックになったって。

それを読んだとき、あ、ここならそんな事でパニックにはならないな、
と思ったのを覚えている。

なぜかって?
だって、毎日がパニック状態。
多少理不尽な事がおきたって、対処できる能力は持ち合わせている。
というか、鍛えられてる。

それから、こういう時に活躍するのが、普段嫌いな「右側優先」。
信号が動いてない事も良くある事。
だけど、自然に右側優先のルールが働いている。
これは、たいした物だ。

普段ルールに守られてると、それがなくなった時、自己中になりがち。
「俺が俺が」と、我先に状態。

こんなに自分勝手な奴等なのに、車での譲り合いは日本以上。
「だから、ルールが無いようであるのよ。」と、あけみちゃん。

う~ん、そうかも、、。
確かに4,5車線あった道から、いきなり1車線になったって、
パニックになる事無く、適当に譲り合ってスムーズに流れてるもの。
これが日本なら、こうは行かないなって思う。

「ね、あるでしょ、ルール。」

「うん、あるある。 やっぱり、ぶつからないように運転するってことだよね。」
って言ったら、
「またソコに戻るのかいっ」って、なかば呆れた顔をして、彼女は立ち去った。

そうだね。
重箱の角を突付くような生活をしてたら、いい事も見逃してしまうかも。
恐い鬼の顔も、逆さに見たら笑って見えるように、
彼女のように、角度を変えてみてみよう。

生活は楽しくしなくちゃね。
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by suzume-no-oyado | 2006-05-25 18:12 | Comments(8)

人間ウォッチング

久しぶりにパリに出た。
私は、基本的に人ごみが嫌い。
ド田舎に16年半もいたら、そうなっても不思議はない。
たまに日本に行って、人ごみに入ると過呼吸を起こして、
座り込んでしまった事も何度もあった。
それを友人に言ったら「この田舎者っ!」って言われちゃった。
なんか、情けない。

そんな私も、パリと言う都会生活を経て、たくましくなった。
と、思う、、、。

実に楽しい1日だった。
出かけると、いろんな人を見る。
人間ウォッチングが好き。

今日はすごい収穫。
珍しいものを見た。
場所はメトロのサン・ラザール駅。
金髪の女性。そこそこきれいなカッコをしている。
目は彼女の履いてるパンツに釘付け。
白地に沢山字が書いてある。それも毛筆書き。
大きい字は10センチ四方くらい。小さくても3センチくらいはあったかな。
「~買い、、、」
と言う字が目に入った。
えっ?日本語だ。
なになに、、、。
目を凝らしてみてみる。

「時は金なり」って。

ご冗談を。
他には?もう何が書いてあるのか興味津々。
オット、直ぐ隣に立っちゃった。見えないって。
地図を見る振りして、後ずさる。
ふむふむ。

「石の上にも三年、、。」
鼻からフッと笑いが洩れる。
そう来たか、、。

「袖触れ合うも他生の縁」
仏門の方ですか?

格言シリーズなのかなって思ったら、わけのわからないカタカナも書いてある。
勿論毛筆でね。

いやいや、しかし。
こんな服、何処に売ってるんだろう。
買う方も買う方だけど、デザインする奴の顔を見てみたい。

確かに、日本語ブーム。
Tシャツにも良く見かける。
書くなら、ちゃんと書いてくれれば良いのに、字が裏返っちゃってるのもある。
見かけるたび、イラっとする。
訳分からない、字もある。
「ム゜」
ムにてんてんって、どう発音するの?

とは言え、人様の事は言えない。
日本で英語の入った商品。
これまた、めちゃくちゃである。
英語に限らず、フランス語もひどいって言う人もいた。

BUY ME! 私を買って!って外国で着たら、危険極まりない。
私は男がだーいすきって、えんえん書かれたTシャツを着ていた彼女。
「おまえ、ホントにそう思うの?」と、男友達に言われ、やっと何が書いてあるか分かったと言う。

娘2人は、日本で洋服を買うとき、絶対英語が入ってるものを買わない。
意味も変だけど、英語も変なんだって。

外国語が氾濫している今日この頃。
お互い、ちゃんと何が書いてあるか理解してから、身に付けるようにしましょうね。
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by suzume-no-oyado | 2006-05-24 05:36 | Comments(2)

危ない誘惑

だいぶ慣れて来たとは言え、やっぱりパリの運転は疲れる。
込んでるからって言う訳ではない。

イギリスからここに来て、先ず最初に驚いたのが、車線の無い道があること。
ポルト・マイヨから凱旋門に続く道とか、コンコルド広場の周り、リボリ通りもそのひとつ。

だから、道幅一杯に車がひしめき合って走ってる。
夫の運転で、助手席に乗ってるときなんて、もう恐くて恐くて。
みんな、ガンガンにスピード出して走ってるんだもの。
ひえ~っ!ぶつかる~っ!なんど目をつぶった事か。

絶対、パリ市内は運転しないって心に決めてた筈なのに、
娘の送り迎えで、そうも言ってられなくなる。
嫌嫌、パリデビュー。

乗せてもらってた時は、あんなに恐かったのに、いざ自分で運転したら、これが面白い。
どこ走っても構わない。
ぶつかんなきゃ良い訳。
チキチキバンバン猛レースみたい。
きっもちいい~!

許せないのは、悪名高き「右側優先」。
大通りに通じてる小さな道。
一時停止車線が無かったら、小道の方に優先順位が。
そんなバカな。
いきなり右から突っ込んでくるから、オチオチ運転してられない。

交差点、直進の車線に入ってたはずが、道を越えたら、急に右折用車線になってる。
ベルギーの友人曰く、「騙し舟だよね。」って。ほんとだよ。
ってことは、交差点内で、車線変更しろってことなんだろうか、、。

ああ、やっと青になった、と進み始めたら、渡った先の道の入り口にまた信号があって、
しかもそこは赤。
それ以上行けないから、交差点内で渋滞になる。
当り前じゃん。
これ作った人、すっごく頭悪いんじゃないの?

青信号だからって、安心して進められない。
横断歩道、平気で人が渡ってくる。
ムカッてきて、プーッと鳴らすと、反対に怒鳴ってくる。
どっちが悪いか、分からなくなってくる。

逆も同じ。
青だからって、横断歩道もオチオチ渡ってられない。
車が突っ込んでくる。
とにかく、どんな場合も確認が必要。 信号なんて信じちゃいけない。
自分の身は、自分で守らなきゃ。

それより何より、やっぱりフランス人の運転はひどい。
ひどいってもんじゃない。
交通ルール?あるの?ここには。
ルールは彼ら一人一人が決めてるのかってくらい、自分勝手。
なーにが個人主義よっ!
「自分主義」って言い換えた方がヨロシインジャナイデスカ。
それって、「ワガママ」って言うんですよ。

自動車メーカーに提案したい。
ウィンカーはオプションにした方が良いのでは?
使わない奴らの多い事。
無駄だよ、付けてたって。

点けたら点けたで、問題あり。
右に点けてるから、右折するのかなって思ったら、直進してくるし。
ウィンカー点けてたって、信用できないもんね。

右折車線に入ってる奴も、平気で直進してくるなんて、あたりまえ。
3車線ある道で、一番左から右折する奴。
自分のいる車線がつまったら、ウィンカー出して、確認もせず出てくる。
何でも、ウィンカーさえ出したら、許されると思ってる。

私の前に、いきなり無理やり入ってきた奴。
その後、奴の前に同じように入ったバン。
前の奴は、怒る怒る。
あんただって同じ事したじゃんっ!
ホーント、勝手。

一方通行。狭い道。
前の車が、いきなり止まる。
どうしちゃったの?
小学校の前、お父さん、自分も降りて子供を学校の中まで連れてッちゃったよ。
朝の忙しい時に、そりゃないでしょうー。
プップー!クラクションを鳴らす。
早く行ってよ、とジェスチャー。
そしたら、子供を送らなきゃならないんだよって、開き直り。
だったら、どこか迷惑にならないとこに、停めてくださいって!!

止まってる車。ドアを全開にして、何かしている。
その先に行くには、対向車線に入らなくてはならない。
対向車は沢山来てるから、全開車の後ろからは、数珠繋ぎ状態。
ドア閉めてよー。
また、プップー!
全然、無視。

もし、私の車が傷つかないで、法律的にも罰っせられないのなら、やってみたい。

ムラムラ。ムラムラ。

アクセルを思い切り踏み込み、あの全開のドア目掛けて突進!!!
バリーン!!っとドアをむしりとったら、どんなに気持ち良い事だろう。

そう考えるのは、私だけだろうか、、、、?
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by suzume-no-oyado | 2006-05-23 05:36 | Comments(8)

ブルータス、おまえもか。

次女が風邪をひき、お腹にきてしまいゲロゲロである。
ドクターに会った帰り道、懐かしい視線に出会った。

パリのような都会では、大人も子供も意外に外人慣れしているので、
ジロジロ見られることはあまり無い。

でも、こと田舎になったら、話は違ってくる。
しかも20年前のイギリスのド田舎。
想像してみてください。

思い出すのは、初めて一人で町に出た時。
見慣れないカッコの東洋人。
穴が開くかと思うほど、見られる。
それも、上から下まで。

そりゃ、中国人はどんな小さい町でも、一杯いますよ。
でも、やっぱり彼らは独自のファッションセンス。
どこか日本人とは違う。
イギリス人も中国人にしては、なんか違うと、珍しがったんだろうね。

普通の日本人であれば、見るならチョロっとでしょ。
しかも相手と目があったら、
「こりゃ、失礼しました。」と、慌てて目を離すけど、そうじゃない。
じ~っと。何分間でも目を離さない。
「何か、用?」
と、睨みつけたって、目を離さない。
こちらが根負けしてしまう。
楽しく新しい町を散策しようと思ったのに、居たたまれなくなって家に帰ったっけ。

苦手なのは子供。赤ちゃんから幼児が特に。

スーパーのレジで並んでいた時、隣の子供が見ているのに気がついた。
ニコッと笑いかける。
反応なし。
目をそらしたが、その子はまだ見てる。
やだなー。
動物園の檻の中にいる動物じゃ無いんだよ、私はっ!
でも、動物にだったら、もう少し嬉しそうな顔してるよね。
そう、そうなのよ。やな視線なの。
珍しいものを見るような、しかも恐怖の色さえ浮かんでいる。
固まってるんだよね。
かなわないなー。

駐車場に止まってる車の中に犬がいた。
大人しく待っている。
私が横を通ったら、急に吠え出した。
他のイギリス人が通っても平気だったのに。
犬でさえ、違いが分かるのかなー。

吠えられたのもかなわなかったけど、
ある日、郵便局で順番を待ってた時の前にいたワンコ。
目を見開き、こっちを見てる。
また、この視線。

「ワンコよ。おまえもか、、、。」
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by suzume-no-oyado | 2006-05-20 20:08 | Comments(6)

至福のプルプルゼリー

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プルプルの食感が大好き。
フェチって感じ。

私が、プルプル・フェチなら、友人キッシュさんは、サクサク・フェチ。
ビスケットのサクサク感に異常なほどの執着が。
それを言ったら、もう一人の友人ソレイユさんは、パウンド・フェチかな。
彼女のパウンドケーキにかけるこだわりも並々ならぬものがあると言う。

このプル・フェチの私が、お勧めの一品。
後にも先にも、これ以上の私の欲望を叶えてくれたものは無い。

オレンジとグレープフルーツのゼリー。

今はスペインに住んでいる友人亜紀ちゃんが教えてくれた。
それを、少しだけアレンジ。
グレープフルーツだけのところを、子供のためにオレンジの甘さを追加。
彼女お勧めは、バーボンを最後にチョロっと。
ホントにいいアクセント。大好き。
なんだけど、娘2人は、どういうわけかお菓子に入っているお酒が苦手。
小さい時からワインは飲んでるくせに。なんで?
これだって、分からない程度に入れたって、鋭い指摘。
うるさいから、入れるのやめた。

ぎりぎりの硬さのゼリー。
だから、普通より固まるまで時間はかかる。
固まったら、軽く混ぜて崩して食べる。
丸ごと果物がごろごろ。
ゼリーを食べると言うより、ゼリーがまとわりついてる果物を食べてる感じ。

ふふ。これよ、これ。
って、至福の時。

最近、生徒さんのご主人に言われた一言が、すごく嬉しかった。
「ゼリーは、苦手だったんですけど、あれなら毎朝でも食べたいとおもいます。」って。

有難うございます!
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by suzume-no-oyado | 2006-05-18 18:47 | お料理 | Comments(6)

昨日のランチ

昨日、友人が遊びに来た。
ブログに時々登場するキッシュさんである。

彼女もお料理こだわり派。
最近、創作料理にこっていると言う。
先日は、野菜嫌い克服メニュー、、セロリムースをご馳走になった。
へぇ~、セロリもこんなエレガントな味になるのねって、見直し。
その日は、こまごましたものを沢山ご馳走になった。
昼からだけど、いっぱい飲みたくなっちゃった。

それじゃぁ、今度はうちでって、お呼びしたは良いけれど、
娘の試験に振り回され、準備の時間がなかった。
で、あるもので取敢えずって作った一品が思いがけず、楽しいものに。
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左上は、ごはんとチキンのココナッツミルク。
オリジナルレシピでやったら、ココナッツが強すぎて、胸焼け。
半分以上クリームに替える。
生姜がきいてて、以外にさっぱりかも。

手前は、これまたチキン。ささみのソテーに大好きなドライトマトとパジルのソース。
キッシュさん、かなり気に入ってくれて、レシピをお土産にしていった。

赤いのは赤ピーマンのマリネ。
こちらのピーマンは肉厚で、食べがいがある。
皮を剥くのに時間が掛かるのに、あっという間になくなってしまうのも、
嬉しいのか、悲しいのか。

黒っぽいのは、紫キャベツのマリネ。

ありもので、美味しく出来て、ちょっと嬉しい1日でした。
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by suzume-no-oyado | 2006-05-18 18:21 | お料理 | Comments(3)