「ほっ」と。キャンペーン

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頭でっかち

ミセス・ヒップキス。 
次女のAOでの同級生リディアのお母さん。
これがなかなか、稀に見るお母さんである。

とにかく自分の娘が一番じゃないと気がすまない。
勉強でもスポーツでも。
娘にも常に「貴方が一番よ。」と言い続けてる。

幼稚園から一緒だった。
彼女は確かに賢かった。その上、早期教育たるものをやっていたから、
幼稚園に入った時点で、当然ダントツ一番。

イギリスの教育は6歳からが義務教育だが、私立は4歳からが多く、
幼稚園と言えども算数や国語のお勉強が始まる。
学校によっては3歳前でも、オムツが取れていれば受け入れてくれる所もある。
日本のように全員一緒に4月入学ではなく、例えば4歳から受入れ学校の場合、
4歳になった後の学期から始められる。

例えば、長女の時は7月生まれだったので、9月から入学したが、
同じ学年でも前の年のクリスマス前から入ってる子もいれば、
春休み後から始めてる子もいる。
当然、算数だって国語だってかなり先に進んでたりする訳。
ドリルを使ってるから、進み具合も個人個人かなり違う。
娘なんか、だいぶ損している気がしたが、ところがどっこい、どうしたもので、
6,7歳くらいまでには、旨い事、能力順に落ち着いていた。

で、このピカイチ・リディアちゃん。
一学年が終わり、学校の近くのお宅でパーティーがあった。
学年の殆んどの親と子供が集まった。
お母さん達のテーブルで。

「次の学年の担任、まだ決まってないんでしょ。」と、一人のお母さん。
「ミセス・モーリスか、新しい先生だってウワサよ。」と、もうひとり。
「困ったわ~。」と、リディアのお母さん。
皆、なんで?って顔。
「だって、゜次の学年もあなたが一番よ゜って言ってあげられないじゃない。」って。

「・・・・・・・。」

みんな、開いた口が塞がらなかった。
自信過剰もここまでくるかっ!
呆れると言うより、お見逸れしましたって感じ。

その後、次女がバイオリンを始めれば、リディアも始め、
器械体操の選手になったかと思ったら、彼女も別のクラブでやり始めた。
まねっこめ。
真似されるのがイヤなんじゃない。
できることなら、同じ土俵に立ちたくないのに、、。

母親がすっかり彼女を頭でっかちにしてしまったから、周りの子供達はえらい迷惑。
だって、彼女より出来たりすると、「自慢してる」とか「見せびらかしてる」とか言われちゃう。
じゃあ、自分はなんなんだって。
そう言えば、頭でっかちって、英語でも big headedって言うの。
同じなのね。

小さな学校で、ミセス・ヒップキスは有名になった。
勿論、バカッ母でね。

我が子信仰もホドホドにしないとね。
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by suzume-no-oyado | 2006-06-30 06:09 | 子育て・娘 | Comments(0)

おてんば娘シボーン

今日は、イギリスの友人ジルの娘、シボーンの誕生日。
イギリスでは2つの家に住んだ事があり、彼女は最初の家のお隣さん。
会話もろくに出来なかった私を気遣って、ファームに連れ出してくれたり、
そこらを案内してもくれた、ありがたいお人である。

中華と日本食の違いも分からなかった彼女だが、数ヵ月後にはすっかり
日本食の虜となった。
終いには、自分のゲストも日本食で迎えたいからって、献立まで考えてあげたっけ。

一時帰国から戻ってくると、コーンフレークやミルク等のミニマムな物を
買い揃えていてくれたり、窓もあけて換気までしてくれた。
卵を切らしたって言っては、お互いに貸し借り。
こんな隣人関係、めったに出来ないから貴重な存在。

ご主人ボブにもすっかりお世話。
壁紙の貼り方も一から教わり、何処何処が壊れたって聞けば、進んで直しに来てくれる。
そう言っちゃうと、夫がまるで能無しみたいに聞こえるが、
日本から直輸入の彼、DIYは初心者だもの。
あ、勿論今はかなりの腕前になりました。

その娘、シボーン。
生後10ヶ月のころから知っている。
まぁ,怪我の絶えない子で、ジルは駆けずりまわってた。

赤ちゃん時代、ミニカーの車輪を鼻の穴奥深くまで入れてしまい、救急病院へ。
その時の顔をちょっと見てみたかった気がする。

幼児期、庭を掘り返し、ガラス破片を見つけ、ご丁寧にその上に転んで、膝をザックリ。
何針か縫ったと言う。

乳歯が生え変わり始めた頃、暖炉の前でこけて、生え変わったばかりの
大人の歯半分ポッキリ。間の抜けた顔に、情けなくなったという。

とにかく活発なティーンエイジ。
少し坂になっている前の道。自転車で勢い良く下がってきた。
ビュウ~ン!
が、道路の凹んだ部分にタイヤがとられ、彼女はほおりだされた。
凄い勢いで道路に、顔からスライディング。
見る影も無い顔になった。

その後も足を折るだの、怪我ばかりしていた彼女。
怪我だけじゃなく、やる事なすことすっ飛んでたんで、親と揉めてばかりいた。

そんな彼女も21歳。
とてもステキな娘になった。
栄養学を学びにカレッジに入ったが、なんか違うとやめて暫く働いてた。
その時手伝っていたカウンセルから興味を持った法律。
去年から、働きながら学校に通い始めた。法律関係の仕事につきたいらしい。

彼女のように途中で方向転換が簡単にできる、イギリスって良い。
いくつだからってって言う、年齢のボーダーラインが無い感じ。
勿論、日本だって出来ない訳じゃないよね。
でも、いくつでこれをしてなくちゃって言う、見えないラインがどうしても感じられる。

それでも最近は変わってきたのかな?
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by suzume-no-oyado | 2006-06-29 15:37 | 暮らし | Comments(3)

スパルタ教育

「今からそんな弱音を吐くなら、日本に帰っちまえ!」

イギリスに暮らし始めて、何気に言った事に対して、帰ってきた夫の言葉。
何を言ったかって?
「くじけそうになった時には、元気づけてね。」って言っただけ。
かわいいもんじゃない。
いつもバリバリがんばれる訳じゃない。
凹む時だってある。だから、、、。

あんまりじゃ、ございませんか。この言葉!
そのあと、シクシク泣いたっけ。
哀れな私。

夫曰く。
自分が単身ドイツに渡った時、何から何まで自分でこなしたから、
生活に慣れるのが早かったと言う。
だから、私にも早く生活に慣れるための、スパルタ教育だと仰る。

そりゃ、一理はある。
他の奥様達は、ことごとくご主人がやってくれる。
それじゃ、いつまでたっても、自分じゃ出来ない。
だけど、いいなー。ちょっと羨ましい。

だから、辞書片手に、分からないなりにがんばってきた。
なのに、この言葉。

その後、夫の言葉を思い返しては、腹がたち、
なにくそ、やりゃーいいんだろう、と半ばイジになっていた。

だけどね。今では感謝。
お陰で、何でも自分でこなせる。
しっかり自分の世界も持たせてもらった。

でも、今から思えば、あれば本当にスパルタだったんだろうか。
単に、自分が動くのが面倒くさかっただけじゃないかと。

果てしなく黒に近い灰色である。
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by suzume-no-oyado | 2006-06-28 01:13 | 暮らし | Comments(2)

悩ましい検査服

車のCM、第2段!
今回はフォルクス・ワーゲンのゴルフ。

蛙が座っている。
その周りを、ハエがブ~ンブ~ンと、飛び回ってる。

ブ~ン、ブ~ン、ブ~ン。

ピュッ!ペロッ!   長い舌でハエを一発キャーッチ。

が、ハエはひるまなかった。
蛙の舌が伸びきったまま、ブ~ン、ブ~ン。
とうとうハエは蛙をぶる下げたまま、共に飛び去ったのであった。

「小さくてもパワフル」って事か。

最近、こういうCMが多い気がする。
美しい、かっこいい車の外観を見せるより、クっとひねった表現。
ずっと印象に残る。

話は違うが、今日は年に一度の人間ドックを受けてきた。
この年になってくると、毎年何かしら引っ掛かってるから、もうドキドキ。

特別な検査を受ける訳じゃないから、どーってこと無いんだけど、
ひとつだけ嫌いな検査がある。

胃のレントゲン。

私もって思う人もいるだろうが、理由はちょっと違うかも。

バリウムを飲むのかイヤなんじゃない。
バリウム飲む前の、ソーダのような拡張剤。
私も、あれは嫌い。
飲むタイミングを逃すと、どんどん膨らんでいって口の中が風船状態になる。
いつも爆発寸前に飲み込むよう。
失敗した人を知っている。
あ、と思った時には目の前の担当者にブーッと吹いてたんだって。
吹いた彼女も気の毒だが、吹かれた担当者はもっと可哀想。

でも、ここでは、飲まなくて良いから問題なし。

じゃ、何なのよ?

検査の時に羽織るガウンがイヤなの。
和紙のような生地で出来たスケスケのブルーのガウン。
ちょっとメッシュっぽい。
はっきり言って丸見え状態。  なんか、いやらしい。
これ着るくらいなら、素っ裸の方がずっと良いって思っちゃう。

鏡の前で、思わずじっくり。
うっ!見たくない。
デザインした人を、恨みたくもなってきた。

こればっかりは、クっとひねったデザインはいいから、ごく普通にして欲しいんだけどな。
1度、考えてくれないだろうか。
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by suzume-no-oyado | 2006-06-27 05:38 | 暮らし | Comments(2)

お好きな国民

夕べ、面白いCMを見た。

8歳くらいの男の子。
バスに乗り込み、窓際の席に座る。
外を眺めてて、何気なく下を見た。
きれいなお姉さんが運転してる車。
お姉さんのスカートが少しまくれて、きれいな足にちょっとドッキリ。
次の日またバスに乗る。
席に座り、ちょっと期待気に窓の下を見る。
あ、またきれいなお姉さん。
おませな彼は、いけないけどと思いつつ、視線は足の方へ。
ドッキーン!!!
息を飲み込み、目がパチパチ。
幼い彼には、刺激が強すぎたのね。

てんとう虫のオス。
メスを見つけて、ブ~ンと、もう突進。
二匹はピッタリとくっついて、離れない。
窓の開いてる車の中へ入り込み、激しく愛し合う。
その振動で、車はユッサユッサ揺れている。
外から見ている人は、「まぁ、真昼間からおさかんね。」という顔つき。
Everything is intense. 「すべてが情熱的」

これは、プジョーのCM。
最初の男の子のはルノーのCM。
若い女性に似合うステキな車って事なんだろうか。

に、したって。

8歳の男の子にてんとう虫とは。
情熱、セクシー。
日本人には、ちょっと刺激が強すぎる事も、なんか自然に流してる。
文化の差をありありと感じる。

面白いのは車だけじゃない。
チョコレートのCMもセクシーさを売り物にしてるのが多い。
大人のスイートをうたい文句に、「あは~ん、うふ~ん」って。

夜寝付かれない美女。
ベットの上で、なんか悩ましげ。
「あぁ~ん、私もう我慢が出来ないわ~。」って、おもむろにチョコにかぶりつく。
見ている私は、何で、チョコ?と、状況を理解できない事シバシバ。

日本じゃありえないってCM、けっこう楽しんでます。
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by suzume-no-oyado | 2006-06-26 01:09 | 暮らし | Comments(2)

ピッタリの名前

子供の頃、自分の名前が嫌いだった。
「○○子」という普通の名前に憧れた。

と言うのも、幼稚園入学の時に注文した名札用のハンカチ。
男の子用がきた。母親は女の子用も後から注文してくれたが、
もったいないからと、バットやグローブのついたハンカチを付けさせられた。

今や、普通の女の子の名前だが、昔は男の子に多かった。
漢字は違うんだけど、間違えられる度、自分の名前が嫌いになった。

今はとっても好き。自分の性格に合ってる名前だと思ってる。
よくドラマで使われたりするけど、大抵活発な男っぽい性格の役。
名前から来るイメージってあるんだよね。

長女は、彼女が生まれた年の、人気ナンバーワンの名前。
イギリスではよく中国名に間違えられて、ムッとしてたっけ。

次女の名前もポピュラーなものだけど、英語でヤッキー(きちゃない)って
言葉と掛け合わせで、ちょっとからかわれた。
そんな事、思いもしなかったので、かわいそうな事をしたかな、と罪悪感。

犬の名前も面白い。
ポポ手さんとこの柴犬は「シバ」って言う。この単純さが珍しい。
そのシバのお友達は「ゲンタ」って言うから凄い。
いまどき、ゲンタは無いだろうと思っていたら、飼い主は65歳だと聞いて、なんか納得。

子供の頃飼っていたコリー犬に「サファイヤ」って付けたのもかなり悪趣味。
呼ぶ時恥ずかしかったもん。
でも、これは、手塚アニメの「リボンの騎士」王子の名前からとったもの。

洋犬に和名をつけてるのも面白い。
知り合いのポメちゃんは「大助」。
フワフワの毛をなびかせた気品ある容姿で「大助」とは。
いえいえ、決して和名が品がないと言ってる訳じゃないんです。
イメージが、、、。
でも彼の場合、このミスマッチ差がかえってかわいいのよね。

そういや、イギリスで働いていた日本人。
現地人が日本名じゃ覚えにくいだろうって配慮で、皆外人のニックネームが付けられた。

ニック、ミッチー、フランキー、サム、タッド、シッド、エトセトラ。

聞いてるこっちが恥ずかしかった。
どんな顔して返事をしてるんだろう。
でも、慣れるのに時間が掛かったのは、本人達なんだろうけどね。
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by suzume-no-oyado | 2006-06-25 01:57 | 暮らし | Comments(7)

クランベリー・スパークル

娘の学校が水曜日で終わり、私のお料理教室も、昨日で今年度終了。

日本は、4月から3月を1学年とするが、こちらは9月から7月までをひとくくりとする。
イギリスの学校はどんなに早くても7月半ばだったけど、
フランスは早いところで6月の半ばで終わってしまう。
親からすれば、早すぎる~って悲鳴をあげたいところである。
一人なら、お昼はありもので済ませてしまうが、子供が居たらそうもいかない。
お休み中は、主婦の自由は奪われる。
しょうがないか、、。これが、仕事っていや仕事だものね。

学校は終了したが、未だ、長女のIBの試験の結果待ち。
IBの結果次第で大学が決まり、その後手続き。
とにかく、それが一段落しないと、なんか落ち着かない。

さて。

長女の卒業式以来、花粉症がひどい。
パリに来て、こんなになったのは初めてである。
と言ったって、イギリスの比じゃないけど。

なんか、舌の具合があやしい。
味覚がなくなりそうな気配。
イギリスの時は、毎年恒例だった。
チョコレートやコーヒーの味さえ、分からない。
短くても1週間は続くので、その間は味見をしなくてもいい料理を作ってた。
塩加減は、娘達が担当。
大変なようだが、実は手抜きのいい口実。
ふふふ、とほくそえみたいところだが、やっぱり無味な毎日はツマラナイ。
嫌だなー,またなったら。

写真は、クランベリー・スパークラー。
クランベリージュースとシャンパンにラスベリーを浮かべた、キュートなカクテル。
ラズベリーを入れたからって、味が変わるわけじゃないんだけど、
見た目が可愛いと、嬉しくなってくる。
プラス・アルファとかおまけとかって、なぜかそそられる感じ。。

f0095873_16465280.jpgカクテルと一緒に、プルーンのベーコン巻き。
定番のおつまみ。
ポテポテの柔らかいプルーンの種を取り、それにベーコン半分を巻きつけて焼いただけ。
ベーコン1枚巻いちゃうと、ボリュームがですぎちゃって、後に障るから。
大きなプルーンも焼いてしまうと、縮んで小さくなるので、くどく無い。
熱々も美味しいけど、冷めてもおいしい。

夏は爽やかカクテルの限るね。
日本に行ったら、チューハイを飲むんだっ♪
あれだって、立派なカクテルですものね。
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by suzume-no-oyado | 2006-06-23 16:48 | カクテル | Comments(3)

ホリデー

フランス人もイギリス人も、夏のホリデー、冬のスキーの予定を決めるのが、
日本人よりとんでもなく早い。
夏はそれこそ遅くとも3月までに決めないと、人気の場所は予約できない。
冬だって、「2月に行きたいなら、9月中に決めないと難しいわよ。」と
友人に言われていたものの、
10月以降にパンフを取りに行ったら、行きたい場所は全て一杯だった。

つまりひとつのホリデーが終わったら、既に次を予約してるって事なんだね。

ホリデー命。

スキーホリデーは大抵1週間だが、夏は2週間、3週間はあたりまえ。
羨ましい限りである。

でも。

腐っちゃうんだ。そんなに休むと。
悲しいかな、日本人。休みなれてない。
日常生活に戻りたくなくなるのもあるけど、うちには外食5日間が限度という御仁がいる。
5日以降、白いご飯が食べたいってうるさい。

それもあり、コスト削減の事もあり、バンガローを借りた。
セルフ・ケータリング。
1日目は、それでも楽しく感じた。
2日目3日目、なんでこんな所まで来て、皿洗わなきゃいけないんだって思い始めた。
ホリデーに、日常は持って来たく無い。
やっぱり原則は、「上げ膳据え膳」だよね。

ホリデー行くと、必ず1枚大笑い写真が出来上がる。
わざと撮ってる訳じゃない。
主役は、いつも夫。

真っ青なリゾート・プール。
プールサイドで休んでるところを、パシャッ!
水からニョッとでかい顔だけがでている。
一種異様な海坊主。

海辺で、一枚。
え~、そんなところで撮るの?
夫は何を思ったのか大きな岩のような石の上に立った。
いいけどね。
本人、出来上がった写真を見て、やめときゃよかった、、、って。
そりゃそうだ。
サングラスをかけた海パンおっさんが、岩の上で仁王立ち。
しかも、両手を腰にあてて。
正義のヒーローが「はーっはっはっはっ。」と笑ってるよう。

今年の夏は日本。
家族全員で一緒に帰るのは、今回が最後かな。
お寿司、てんぷら、ラーメン、今回は全部食べて帰るぞー!
だって、いつも夏は夏バテして食べたいもの半分も食べず終い。
折角日本に帰ったのに―って、欲求不満を残してこちらに戻る。

あれを食べたい、これを買いたい、あそこに行きたい。
日本は海外旅行なんだよね,私達にとって。
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by suzume-no-oyado | 2006-06-21 15:32 | 暮らし | Comments(7)

ドンマイ

『ドンマイ』が、英語の don't mind の事だって分かったのはいつの事だったろう。
同じ意味で使っていても、私は完全に日本語だと信じていたっけ。

普通、失敗した相手に、「気にしない」って、元気付ける言葉だと私は思ってた。

これがね。違うんですよ。使い方が。
誰って?

イギリス人っ!

イギリスに住み始めて、丁度慣れて来た頃。
じゃ、そろそろ何かやりたいな、と。

近所のテニスクラブに入った。
スポーツなら多少言葉が出来なくたって構わないし。

働いている人が多いので、夜のクラブが多い。
入ったテニスクラブも夜。
でも、私は昼にやりたいってんで、相手を探した。

カレッジに通う女の子ケイティーと、ある日の午後、お約束。

そういや、この学生の彼女に、「ね、シザー(はさみ)の綴りってなんだっけ?」
と、聞いたことがあった。
そしたら、「ごめん。よく知らないの。」って。
先生をしている友人から聞いてはいたが、イギリスの文盲率が高いって本当なんだ。

プレーを始めて。、数十分。
彼女がホームランを打ってしまい、ボールは柵の外へ。

当然彼女が探しに行く。
が、見つからない。   で、私もヘルプ。
やっぱり見つからない。
そしたら、彼女が言った。

「ネバーマインド!」

って君―!  それ、私のボールなんけすけどねーー!
しかも、ナクシタのは「あ・な・た」でしょうが。

気にしてよっっ!

気にしなくちゃいけない奴が気にしない。
そりゃないよね。

夫もぼやいてた。
イギリス人の部下が失敗した後、「気にしない、気にしない。」って。
バカいってんじゃねーって、横っ面張り倒したくなったって。

そうか。
自分の失敗を棚に上げるときにも使えるんだね、この言葉は。
よしよし,覚えとこう。
言われるのは嫌だけど、機会があったら言ってやろう。
チョットはスッとするかな。

そう言えば、そういう言葉が、もうひとつあった。
贈り物をあげた時、彼らが良く使う言葉。
 
"You should't do that"  「そんな事しなくったっていいのにー。」

日本語のニュアンスだと「お気使いなく」って言うのがピッタリはまるかな。
でも、この言葉を言われると、喜んで貰おうとした気持ちが、いつもそがれてしまう。
そういう意味じゃないって分かってはいても、言われる度、
余計なことしなくっていいのにって、聞こえちゃうんだよね。
嬉しいなら嬉しいって、直接言って貰った方がこっちも嬉しいのに。

嫌いな言葉。

ある日、友人が思いもかけないプレゼントをくれた。

" You shoud't do that."

あらっ、口から出ちゃった、この言葉。
あ~、私ともあろうものが、、、。

へへ、、、、ネバー・マインド!
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by suzume-no-oyado | 2006-06-20 13:28 | 暮らし | Comments(0)

エレベーター

昨日は、夜遊びをして帰ってきた。
夫も子供も顧みずする夜遊びって、なんて楽しいんだろう。
独身時代の開放感が私を包む。

別に夫が厳しい訳じゃない。機会があると,行ったら?と言ってくれる。

でも。

顔に似合わず、遠慮しぃーの私。
本来遊びベタなんだろうな。

そうは言っても、なに?この開放感。
昼間に出かけるのとどうして違うんだろう。
やっぱり時々は思い切って夜遊びしよう、と心に決める私であった。

ジューン・フェアの打上げ会。
娘の学校(アメリカンスクール)のお母さん数人が集まった。

いつも思うことだけど、パリの日本人は個性豊か。
特に、アメリカンスクールのお母さん達は海外生活が長い人が多いから、尚更。
イギリスにいた頃は、浮きまくっていた私だったが、
ここに来てからは、私って地味って思う。
バイタリティーのある人の多い事。

昨日集まった方もそうだった。

一人はファッション・ライター。
海外育ちで、世界を股にかけて活躍中。
オーラが違う。

もう一人は、アメリカでお料理とお菓子を勉強なさって、ホテルで修行。
その後、イギリスでお菓子を学びなおし、パリに来てからは,
リッツで見習をしていたと言う、ツワモノ。
その上、美人ときている。

ブログによく登場するキッシュさんも一緒だった。
彼女だって、20歳の頃から、フランス語の通訳をしていたほどの才女。

あと一人は、一見普通の奥様。
だけど、なんとオペラ歌手。
ここでリサイタルもやっていた。

以前にも、同じことを書いた気がするけど、再び自己嫌悪。
みんな、凄すぎ。
自分が小さく思えてくると、とことん落ち込む私。

イギリス人のような面の厚さが欲しい。
彼らは、一言、二言、単語を知ってるだけで、
『私○○語が喋れるのよ。』といいのけてしまう。
図太い。

そうだ。
以前そういう人に出会って、このレベルで先生やってるんだって、
反対に勇気を貰った事もあったっけ。

そうだ。そうだ。
オット、元気が出てきたぞ。

上がったり下がったり、忙しい一日でした。
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by suzume-no-oyado | 2006-06-18 15:59 | 暮らし | Comments(12)