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生まれつき

以前、子供の好き嫌いについて書いた事があったが、
この味覚というのも一種の才能だと思うのである。

だって、同じ物を与えたって、ひとりは美味しいと言い、ひとりはまずいと言う。
「好み」というのも言えるけれど、味覚の能力が未発達なのではなかろうか。

よく、子供の頃食べれなかった物が、大人になってから食べれるようになるって言うのも、
味覚能力が発達したからなんじゃないか、と私は思っている。

娘ふたり。
同じように育ててるつもりだが、こうも違うかと驚きである。

赤ちゃんの頃。

長女は、暗中模索で私が神経質になっていたせいか、良く泣いた。
寝つきも悪けりゃ、夜泣きもした。
次女の時は、とにかく楽。天使のような赤ちゃんだった。
私自身がなれてた事もあるが、寝つきが恐ろしいほど良く、
まったく手のかからない子だった。

なのに。

立場が逆転したのは、歩けるようになってから。

赤ちゃん用の柵をご存知だろうか。
階段の上や下に付けたり、キッチンに勝手に入らないようにつけたりする
メタルのゲートである。
その他、赤ちゃんの事故防止グッズとしては、引出しを勝手に
開けないようにするフックロック。
大抵プラスチックで出来ていて、引出しや扉を開けようとすると、
ひっかっかって開かないようになっている。

長女の時は、そういうものが一切要らなかった。
だって、1度「だめよ」って言ったら、その後しない、物分りのいい子だったから。

その点、次女。

その頃、彼女を預かった人達が、みんな口をそろえていったのは、
She is interested in everything!! なんにでも興味があるのよ! って。

次から次へと引出しを開けては、中のものを全部出しちゃう。
ある日、キッチンに入り込み、どうにかこうにか椅子を動かし、
包丁が入っている引出しを開けた。
私が目にしたのは、包丁を手にした彼女。

うっわ~!

その後すぐ、キッチンの入り口にゲートを付けましたとも。
その頃の我家は、どこもかしこもゲートとフックロックでいっぱい。

お陰で家の中では事故も無く、育ってくれました。
あ、でも、学校に行き始めては、腕のひび、足首、指骨折、眉の上やあごを縫う
ようなキズ、と「またかい」と思うほど、ふたりとも怪我だらけ。

母は心配がつきないのであります。
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by suzume-no-oyado | 2006-10-31 16:32 | 子育て・娘 | Comments(6)

ダンス・クラス

先週の木曜日の事。
次女が以前からやりたいというダンス・クラスを見学に行ってきた。
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場所はサン・ラザール駅の近く。
あけみさんが案内役である。

待ち合わせのサン・ラザール駅までは、SNCF(国鉄)で20分程。
少し、早く駅に着いたので、ホームのベンチに座って電車を待っていた。

あ、来た。

電車がホームに入ってきて、立ち上がろうとしたら、身動きが出来ない。
な、なんで?
訳分からず、あせっていたら、なんと!
着ていたコートのベルトのバックルがベンチの隙間にスポッと入り込んでいる!

え~!うっそ~!

電車のドアが開いた。

次女に、「バックルが、バックルが~」と、あわあわ。
こんなんで、乗り遅れたら目も当てられない。

冷静に、冷静に、、。
ベンチの下から手を入れて、バックルを垂直にして、ベンチの隙間に通した。

ぬけたっ!
危機一髪で、電車に乗り込む。
よかった~!

びっくりしたわ~、と次女に言うと、呆れ顔で彼女。
「なんでマミーといると、いつも変なことが起きるの?」

知らないわよ。  こっちが知りたい。

サン・ラザール駅に着く頃には、気持ちも落ち着いた。
あけみさんと落ち合い、ダンス・スクールへ。

ジャズ・ダンス、クラッシック、ストリート・ダンス、ヨガ、フラメンコなどなど。
いろんなクラスがあった。
チケット制で好きなときに好きなクラスに参加できる。

娘のために来たけれど、なんか私が始めたくなってきた。
あけみさんと私が惹かれたのは、何と「ブレーク・ダンス」。
うまい人の中に入るのは気が引けるけど、そのクラスは初心者用。
いい年のおっさんもいるじゃない。
私たちが、踊っていたっていいんじゃない?

年だから男だから女だから、そんなことは関係ない。
やりたいから、やる。
ただ、それだけ。

なんか、ワクワクしてきた。
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by suzume-no-oyado | 2006-10-30 01:12 | 暮らし | Comments(5)

蒙古班

長女が生まれた時に、自分達がアジア人であることを実感した。
モンゴル系特有のもの。

そう、『蒙古班』である。

白人には無い。
学校で習った記憶はあった。
自分の蒙古班の記憶は、また更に遠いもの。

娘が生まれて、そういやあるものなんだって、再確認。

診療所に始めての検診に行った。
ドクターが助手に説明し始めた。
「ね、この痣はアジア系特有のものなんですよ。」って。
「へぇ、そうなんですか。知らなかった。私は、てっきり、、、。」

ン、ン?! てっきり、なんだっていうのよっ!私が叩いたって言うのかいっ!

私のキッ!とした視線に彼女はうつむいた。

その後、私は出来るだけ先手を打つようにした。
勘違いする前に、説明を入れた。
意外に知らない人の多い事。

次女が生まれて、彼女は2歳から近所の保育園に通った。
通い始めて数日後、迎えに行ったら、園長さんが神妙な顔つきで、
お聞きしたい事があります、と。

娘が何か変なことをしたのかと思いきや、そこで言われたのはやっぱりあの痣の事。
長女の時に慣れていた筈なのに、間があいたらすっかり忘れていた。

虐待疑惑。

厳しい顔つきから照れたような無知へのお詫びの顔は、不愉快と言うより、
ちょこっと面白かった。

それ以来、小さな落とし穴を作って遊ぶ子供のような私がいた。
ちょっと、快感。
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by suzume-no-oyado | 2006-10-26 02:05 | 子育て・娘 | Comments(11)

分からない広告

少し前のことだが、どうにもこうにも理解に苦しむ広告を発見。

イギリスやここフランスでも、日本ではお目にかかれないような、
ピリッとしたこじゃれたジョークやセクシーなCMを見る事はあった。

でも、今回ばかりは、何がなんだか良く分からない。

テレビのコマーシャルではない。
バス停等の横に張られている大型ポスターである。

大きな目玉焼き。 その左下に、ベイクド・ビーンズがある。
ベイクド・ビーンズとは、白インゲン豆のトマト煮。
イングリッシュ・ブレックファーストに必ずある一品。

たったそれだけなのに、何かが気になる。
なにやら、ちょっと???が頭に残る。

別に普通の写真なんだけど。
どこかがおかしい。
見るたびに、気になる。

ある日、とうとう気がついた。

大きな目玉焼き。卵。エッグ。
左下のオレンジ色のビーンズにシッポがついてるのを発見。
そのしっぽ付きの豆たちは、いっせいに上の卵に向かっている感じ。
ってことは、あれだよね、、、。
精子と卵子。

あら、やだ。
いいのかしら。こんな広告作っても。

この事実を発見してから、一体全体何の広告だか見ようとするけど、
なにぶん運転しながらの事で、良く分からない。
だって、目に飛び込んでくるのは、常に卵と豆たち。

だから、何の宣伝なの―?
気になる事、数十日。
ある日、やっと見つけた。

「ユーロ・スター」  右上端に、小さいマークが。
何の言葉もない。
卵と豆と、ユーロ・スター。
 
???

精子が卵子に向かって集まってくるように、ユーロ・スターに集まれって事??

???

あーっ、すっきりしないっ!
誰か解説してください。
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by suzume-no-oyado | 2006-10-24 06:44 | 暮らし | Comments(6)

トフィー、襲われる

またもや、お散歩犬を発見。
今度のは、黒い中型犬。
あれは、何犬だったんだろう。
プードルに似てて、毛はクルクルッとしていて、まるでパンチ・パーマを当てたような感じ。

ちょうど居合わせた管理人さんは、飼い主を知っているようで、心配ないよ、と。
そう言われても、やっぱり車は大丈夫かしら?と気になってしまう。

その黒ちゃんと会った時、こちらもトフィーとお散歩中。
シッポをフリフリ、トフィーに近づいて来た。
飼い主がいない事に気がついたら、いくらシッポを振っていたって、やっぱり怖い。
思わずトフィーを抱きかかえてしまった。

あの悪夢が頭をよぎる。  思いっきり襲われた。

あれは、イギリスでの事。 トフィーが1、2歳の頃である。
いつものように、朝の散歩に出かけた。

家の前に出て、歩き始めたら、最近越して来たお向かいさんの前庭に犬がいる。
こちらが気がついたら、あちらも気がついた様子。
通りを渡って、近づいて来た。

トフィーよりほんの少し大きな、白いスタッフォードシャー・ブルテリア。
あら、こんにちは。なんて、思っていたのも束の間、
そのブルは、いきなりトフィーに飛び掛ってきた。
がんがんに噛み付いている!
止めようったって、すごい勢いで手のつけようが無い。

だ、誰か~! 助けて~~!!!  Somebody help me~!
と、映画「ゴースト」のシーンさながら。

運良く、お隣で働いていた屋根職人が、こりゃ大変と、すぐ屋根から下りてきてくれた。
男性二人が、手にしたのは、なんと鉄パイプ!
鉄パイプ~?!
止めては欲しいが、どっちも殺さないでよーと、私はオロオロ。

私の心配をよそに、彼らは二匹を引き離してくれた。
襲って来たブルは、自分の家に逃げ帰っていった。

ト、トフィ~!
彼に駈け寄り、抱きかかえた。
まだ、悪夢のような状態から抜けきれず、身体をよじってもがいている。
大丈夫、もう大丈夫だから。
それでも、まだ目がさめない彼は、思わず私ののど元をカプッ!
イタッ!
大丈夫、私だって。 もう、安心だって。
やっと我に返った様子。
私の腕の中でぐってりした。

そこへ、お隣のジェーンが。
大丈夫?と聞かれて、急に恐怖心が蘇って来た。
うぇ~ん、、怖かったよ~。
ジェーンに付き添われて、家の中に入る。
ホッとして、キッチンに座り込んでしまった。

「のど、大丈夫?」と、彼女に聞かれ、血まみれになっているのに気がついた。
そうだ、噛まれたんだった。
場所が場所だけに、血の量の割には、怪我は酷くは無かった。

事の次第を説明していたら、なにやら異臭が。
「ジェーン、なんか臭い気がするんだけど。」
そしたら、彼女、「これじゃない?」と、私の服を指差す。

な、なんと!
胸からおなかにかけて、わたしゃ、クソまみれ。

トフィーが恐怖のあまり、失禁したんだ。しかも、大のほうを。
ゲゲッと思いながらも、かわいそうに、怖かったんだね、
とクソまみれ状態でぎゅっと抱きしめる。

結局、彼は9箇所も噛み付かれていたが、幸い深い傷はなく大事には至らなかった。
ブルの飼い主は、あやまりには来てくれたが、なんだか、言い訳ばかりで、
謝罪の気持ちは見えず、後ろから蹴りを入れたくなってしまった。

私は、病院に行って、破傷風の予防接種を受けてきた。
これで、10年は犬に噛まれても大丈夫だろう。

トフィーは、これで犬嫌いになるのでは?と心配をしていたが、要らぬ心配だった。
その日の午後から、他の犬に尻尾を振っていた。
なんて、立ち直りが早いんだ。
B型かもしれない。

かたや、わたくし。
4、5年前の出来事が、いまだ忘れられず、同じようなシチュエーションになる度、
ひとりビクビクしている始末。

だって、血まみれクソまみれ。
あまりに強烈で忘れられないって。
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by suzume-no-oyado | 2006-10-23 15:57 | ワンコ | Comments(6)

カクテル・パティー・メニュー

今日は、リクエストにお答えして第3回目のお教室でした「カクテル・パティ―・メニュー」
を再び。

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ずいぶん前からリクエストはあったのだけれど、盛りだくさんにしすぎて、
自分で自分の首をしめたメニュー。
重い腰がなかなか上がらなかった。

実は、この3回目で終わりと思っていたので、つい頑張っちゃった。

生徒さんたちの中には、ご主人の仕事の関係で人をお呼びする機会が多い方がチラホラ。
時々、大人数をご招待と言う事もあるというので、このメニューの出番となった。

今日のメニュー。

カクテルは、王道のキール・ロワイヤル。
シャンペンにカシスのリキュールを入れた、誰もが知ってるカクテルである。
リキュールはカシスが一般的だが、ストロベリーやラズベリーなど選べることもある。
もちろんお店では。
お教室はノー・チョイスです。
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ミニ・ロールケーキみたいなのが、「アスパラのルラード」。
チーズ・スフレのスポンジの中にクリーム・チーズとアスパラが入っている。
以前、色が一緒だからって、インゲンを使ったが、あっさりしすぎてもうひとつ。
アスパラの代わりにスモーク・サーモンもありだけど、私はやっぱりアスパラが好き。

ミニ・シューは、「クリーム・マッシュルームのグジェ」
グジェとは、チーズ味のシュー。
それをケースに使って、中にマッシュルームのクリーム煮を入れた一品。

「シーフード・スティック」は、小貝柱とリボンのようなスモークサーモンの胡麻風味。
これは、パクリの一品。
4年前にいったビトンのカクテル・パーティーで食べて、
美味しかったので真似っこしてみた。
塩、こしょうでしっかりした味を付けた小貝柱を酒をかけて、ふんわりチン!
それを楊枝に刺し、リボン状に切ったスモークサーモンをくるくるとつける。
お皿に並べて、ごま油を上からしっかりかけて、黒胡麻をパラパラと散らす。
たったこれだけ。
こんなにシンプルなのに、とっても美味しい。

「イカのプロヴァンス風」は、エスカルゴに使うブーギニョン・バターにパン粉を混ぜてから、
サッと茹でたイカの上にかけて焼いたもの。

そして、「和風ロースト・ダック」
薄く切った鴨のたたきにサラダを巻きつけて、楊枝で留める。
ソースは、ポン酢に大根おろしとおろししょうが、おろしにんにくを混ぜたもの。
お約束の味だけど、やっぱり美味しい♪

全部いっぺんに出してもいいけど、とりあえずここまでで、楽しんでいただく。
大きなお皿に色々並ぶと、嬉しくなってくるから不思議。

だいぶ少なくなってきた所で、熱々の「コーニッシュ・パイ」を。
パイ・ディっシュは、豪華に見えるから、作り手としては助かる一品。

最後に、こってりしたお口に爽やかな「グレープフルーツとオレンジのぷるぷるゼリー」。
ぎりぎりの柔らかさで作ったゼリーを、食べる前にかき混ぜる。
すると、フルーツの周りにゼリーがまとわりついて、プルッ、トロッとお口に入る。
しあわせ~!

いくつかは、前日から作り置きしておけるので、忙しそうで忙しくないメニュー。

ひとりキッチンで大忙しじゃ、パーティーはつまらない。
その点、今日のメニューは、十分酔っぱらえる事、間違いなし!
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by suzume-no-oyado | 2006-10-18 03:43 | お料理 | Comments(4)

誕生日

今日は、朝から大忙し。
日曜日だと言うのに、朝6時に起きて、犬の散歩。
そして、飲み物やスナックも用意して、いざフリー・マーケットに!

数日前から用意していた、捨てるに捨てられなかった物達を売りに出かけた。
9時過ぎに搬入を終え、10時前にはお客さんが入り始めた。

日本人主催だったので、日本人のお客さんが多いかと思ったら、
他のお国の人たちのほうがずっと多かった。

友人のキッシュさんがテーブルを確保してくれて、私が便乗。
彼女はよくもまぁ、こんなに沢山どこにあったの?と思うほどの量。
私は、少しの大物と大してお金にならなさそうな小物類を持っていった。

朝9時から夕方6時までの長丁場。
そこそこ売れて、お片づけ終了という頃に、突然フィリピンの女性軍団登場。
あまりのかしましさに、ドサクサにまぎれて全部持ってってしまわれるんじゃないかって
怖くなる。

それが、彼女達。
いい年した女子高生みたいに、はしゃいで買いまくり。
でも、しっかり言い値の半額に値切ってくる。
売ってた私たちも、荷物が減るのが嬉しくて、もうどうにでもなれ状態。
もってけドロボー! ってなもんで、売りまくり。
好い加減帰りたい私たちは、今度は4月に会いましょうねって、無理やり閉店した。
すごかったけれど、なんか楽しかった。

そういや、今日は誕生日だったんだ。
何が悲しくて、誕生日にフリー・マーケット?
年々、軽く扱われる誕生日。 ま、いいけどね。

イギリスにいる長女から、ハッピー・バースデー・コールが入る。
やっぱり、おめでとうって言われると、この年じゃ、おめでたくはないけど嬉しい。

締めくくりは、日本レストランで。
沢山は食べれないけど、好きなものだけ頼んで、すごく満足。
家で待っている娘にお寿司を折り詰めにして貰う。

遅くなっちゃったと、家に着いたのは夜の10時過ぎ。
玄関のドアを開けたら、なにやら見かけぬ靴が。
えっ?誰?
不信に思ってたら、なにやらキッチンから楽しそうな声が。

あれ?あけみさんだ。

なんと、バースデー・ケーキを焼いて持ってきてくれた。

ゴメンね。こんなに遅くに。
電話したらYちゃん(次女)が今からでも来ていいって言うからきちゃった、ってあけみさん。

なんか、ほんとに、とっても嬉しい。
今までで、一番嬉しいくらい。
ほっぺにキスして抱きつきたくなっちゃったのを、ちょっとした恥じらいで抑えた。

焼いてくれたのはバナナヨーグルト・ケーキ。
気合を入れて焼きすぎて、上が少し焦げちゃったって。
じゃ、上を切っちゃったらいいじゃないって次女。
切った面を下にして置いたら、なかなか綺麗なケーキに見える。
飾りはつけないの?と次女に問われ、ろうそくは持ってきたけど、飾りは持ってきてない、
ハテ、どうしよう、と相談してる所に、私が帰宅したと言う訳。

ろうそく○○本に火をつけ、お決まりの歌を歌ってもらい、願いを込めて吹き消した。

               みんなが幸せでありますように!
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by suzume-no-oyado | 2006-10-16 07:40 | 暮らし | Comments(8)

リベンジ

娘ふたりが学校に通うようになってから、自分の時間が持てるようになった。
さて、何をしよう。
ふと見回すと、数人テニスを始めたお母さん達がいる。

大抵のスポーツはそこそここなす私だか、ことテニスになるとあまりいい思い出はない。

学生時代、友人がテニス部の部長をしていた事もあって、教えて貰う事に。
中学2年間、しっかりバドミントンはやっていた。
だから、そんなに下手な事は無いだろうと、やっては見たが、打つ球全部ホームラン。
終いには、友人にため息をつかれた。

楽しくなんか無かった。

でも、テニスが出来たら、やっぱりいいな。
で、30代半ばで再び挑戦。
なんだ、できるじゃない。 少なくとも学生の時より、全然マシ。

ある日のレッスンのあと、そのクラブでバドミントンも習える事が分かった。
体がムズムズした。
ああ、ほんとにやりたいのは、テニスじゃなくてバドミントンだったんだ。

早速、コーチに連絡。
そしたら、なんと! そのクラブの専属コーチが、国内ランキング5位と言うすごい人。
なんか、松岡修三にコーチして貰うがごとき。
もう、ワクワクである。

初レッスン。
あら?ずいぶんイメージが、、。
テニスの時のコーチがイケメン君だっただけに、そのギャップで、ちょこっとだけがっかり。
同じ教わるなら、かっこいいほうが得した気分。
でも、コーチは顔じゃないさ、と自分を納得。

「以前やってたそうですね。」とコーチ。
「やってたって、かれこれ25年前ですから。」と答えた後、
えぇ~、25年!? もう、そんな前の事なのかと、と自分でビックリ。

若い頃に覚えたことは、自転車と一緒で体が覚えていてくれた。
すぐに感を取り戻し、ビシバシ打てるようになった。
そこで、クラブ内のサークルに参加。

「オール・スタンダード・ウェルカム」  どのレベルでも歓迎。

なのに。

ダブルスの試合をしたことが無い私は動きがよく分からず、みんなの足手まとい。
メンバーの中には勝ち負けにかなり固執する勝気なじいさん、ばあさんがいる。
じいさん、ばあさんと言えども侮れない。
昔やっていた人が殆んどだから、お年を召していようと、動きは素早い。
だから、私は嫌われ者。
分からなくは無いけどね。
私が入ると、試合が面白くなくなるから。

だからって。

じいさんったら、欲求不満を、私の顔にスマッシュを当てて解消しなくったって。
ひどい~。 思いっきり顔だもの。
痛いし、情けないしで、半泣き状態。
こんなとこ、二度と来るもんかっ! ばかやろー!

そのあと、近所の体育館のサークルを見つけ、練習を積んだ。
和気あいあいとしたグループで、楽しく実力が付いた。
そろそろいいかも。
けちょんけちょんにバカにされたあのサークルに行ってみたくなってきた。

いつもの嫌な顔がチラホラ。
フン、負けるもんか、と思いと、またバカにされるかも、の思いが交差。

プレー・タイム。
あら、なんかみんなスピードが無いじゃない。
そうか、男の人たちとの試合が多かったから、知らない間にスピードがついたんだ。

赤子の手をひねるよう、とまでは行かなかったけど、どの試合も軽々勝っちゃった。
嫌なじいさんとばあさんの鼻をあかせたね。

二度とこんなとこ、来てやんないもんねっ。
後ろ足で砂をかけるように、彼らを後にした。

リベンジ、成功 !!
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by suzume-no-oyado | 2006-10-13 18:47 | 暮らし | Comments(0)

キャッチボール

パリは、急に寒くなった。
先週20度以上の暖かい日が続いていたのに、いきなり冬に片足を
突っ込んでしまったよう。
数日前の朝の気温は12度。
そろそろ暖房が欲しくなって来た。

パリのアパートの暖房は2種類ある。
各部屋で暖房を入れられるタイプと、アパート全体で暖房をつけるタイプ。
後者は、暖房が入る時期と切れる時期が管理者が決めるので、勝手が効かない。
特にこの時期、寒い思いをかなりした後、やっと暖房が入るのが恒例。
だから、今は辛抱の時である。

とはいえ、今日は比較的暖かな爽やかな秋晴れ。
そんなのどかな土曜の午後、子供のようにキャッチボールをした。

近所のあけみさん、再び登場。

以前、NYに行った時、甥っ子のために、大リーグチームのボールを買って来た。
が、その後気が変わり、グローブをふたつ買い込み、自分のためにボールは
取っておいた。

ところが、小さめのグローブを買ったため、彼女のご主人は手が入らない。
そこで、お誘い。

本来、頭より身体を動かす事が好きな私。
二つ返事で、飛んでいった。

彼女のアパートの庭は小さな公園並で、キャッチボールには十分の大きさ。
年を忘れたいい年の女ふたりを、彼女のご主人は心配して、
「ヘルメットが必要じゃないか」とか
「保険に入ったほうが良いんじゃないか」とか、
冗談めいた心配をしてくれた。

いくらなんでも、失礼よねー、とふたりで庭に出る。
でも、確かにそう言われると、実年齢と日頃の運動不足が心配になり、
思わずふたりで屈伸運動。

クリクリ クリクリ

肩と足首を回す。
それから、忘れずにアキレス腱も伸ばしておかなくちゃね。

では、始めますか。

多少の暴投はあったが、なんだ、けっこういけるじゃない、とふたり満足。
バシッ! といい音がすると、小ぎみがいい。

でも、お調子付いて、はしゃぎすぎると、次の日が怖いって、力を入れないようにした。
普通に投げた後、フライの練習。
あ、使う筋肉が違うね、なんて思わず感心。

彼女は小学生の時、3、4年もソフトボールをやっていたと言う。
ソフトボールは下手投げだよね、とトライ。
以外に、うまく投げれて、こりゃまた満足。

何回投げたっけ?数えとけばよかったね、と言いながら、
どうして、時間とか数とか気にしてしまうんだろう、とちょっと不服。

1時間くらいたっただろうか。
なんか指が痛くなってきた。
そろそろ、やめよう。
グローブを外して、びっくり!
人差し指と手のひらの親指近くが真っ赤に腫れている。
なに?これ?
完全に熱も持ってるし。
すごくジンジンしてる。

ね、これって打撲傷だよね。
昔、じゃんけんで負けると叩かれるってゲームがあったけど、
叩きすぎて紫に晴れ上がった手と、同じ感じだよね。

取り方が悪かったのだろう。
でも、あけみさんはぜんぜん平気なのに、、、。
自分のドン臭さにがっくり、、、。

数時間して、指の赤い腫れはひいたが、紫色の痛々しい痣が残った。

明日の筋肉痛はちょっと怖いが、来週また、懲りずにキャッチボールの約束をして来た。

今度はがんばろうっと。
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by suzume-no-oyado | 2006-10-08 05:15 | 暮らし | Comments(1)

億万長者

お料理教室に時々参加してくださるYさん。
ちょっと珍しい(私にとって)キャリアの女性。

宇宙開発局出身。
ナサでの研修で、オーストリア人のご主人とめぐり合ったと言う。

仕事柄、こう言う方々と出会う人もいるとは思うが、
普通の主婦の私には縁遠い世界である。

彼女Yさん。
記憶力がずば抜けていい。
特に、数字がすごい。○パーセント、とかよくそこまでひとつひとつ数字を覚えられる物だと
いつも驚き。しかも、小数点以下までインプットされている。

とにかく話題が豊富でお話上手。
こんなキャリアの持ち主なのにぜんぜん高飛車な所も無い。
楽しい方である。

そんな彼女を交えてのお教室の時に、呼び起こされた『にわか億万長者』の話。
誰の話かって?
この「わたくし」でございます。

パリに移ってから、定期預金の口座を開こうと近くの銀行に行った。
イギリスは日本と同じく窓口で口座を開設する事もあるが、
大抵は別室に入ってのご相談。
ここフランスは、もっと丁寧な説明がある。
定期預金といえども、色々種類があるので条件に合わせて、シミュレーションをしてくれる。

担当の30代の女性マネージャーと英語通訳の20代の女性。
色々な質問をしたりされたり。

「では、幾つかの口座をシミュレーションしてみましょう。」
「お幾らお預けになる予定でしょうか?」と。

別にシミュレーションだから、きっちりとした金額を提示する必要は無い。
金利を見るだけなんだから。

「では、○○タウザンドでお願いします。」

シミュレーションが次々に行なわれ、「へぇ~けっこう金利がつくんだ~」と感心していた。

そこへ、マネージャーが質問してきた。
「このお金は、土地とか建物を売ったものですか?」と。
「いえいえ、普通に貯めたものです。」
変な質問、と思っていたら今度は、横に座っていた通訳の女性が、
「失礼なのは分かっていますが、ちょっとした私の好奇心からの質問なのですが、、。」
そう言って、夫の職業を聞いて来た。
「普通のサラリーマンです。」と答えると、
「えー!どうやってこんなに貯められるんですか?」って。
「どうやってって、節約でしょう。」と何なのこの人と思いながら答える。

それでは、口座の開設を、とお願いすると、支店長の予約を取らないといけないと。
何で、支店長?と疑問を投げると、「額が額ですから」と仰る。
なんだか大層な手続だなー、とめんどくさいが受け入れた。

家に帰ってきて、プリントして貰ったシミュレーションを見ていて、ハタ!と気がついた。
な、なんだ?このゼロの数は!
いち、に、さん、、と数えてみた。

ゲゲッ!!私ったら!
英語でタウザンドと言ったつもりが、フランス語とごっちゃになり、どうも間違えたみたい。
フランス語でタウザンドはミル。
ミル、ミルと覚えていたら、いざ英語で言うことになり、
ミルの代わりに「ミリオン」と言ったらしい。

ってことは、日本円にしたら、○百万が○○億になっちゃったわけ。
「たわけ」って言葉が頭に浮かぶ。
○○億って言ったら、まるでビル・ゲイツの世界じゃない!

確かに一介のサラリーマンが貯められる額じゃない。
不思議に思われても、当り前。

そう言えば、やけに丁寧でVIP待遇だったような、気がする。
そりゃーそうよね。
そんな大金の大口預金者じゃねぇ。
上へも下へも置けないでしょう。

でも、支店長のアポまで取ってしまったからには、その間違いを正さなくちゃいけない。
恥を忍んで、電話した。
電話口で頭を掻き掻き、お詫びする。

あの日のあの銀行は、おバカな日本人の話で持ちきりだったろう。
どんな顔して次行ったらいいんだろう、って頭を抱えたっけ。

それにしても、何処からか○○億、降って沸いて来ないかなー。
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by suzume-no-oyado | 2006-10-06 23:59 | 暮らし | Comments(4)