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呟き整体師

昨日の昼過ぎに、日本の咳止め薬を飲んだ。
飲んでから、眠気を誘う事に気づき、ハタ困った。
私はこの手の薬にやたら弱いのだ。
案の定、3時頃からくらくらし始め、堪らずベッドへ。
身体がベッドに沈むような感覚に襲われながら、しばし夢の中へ。

5時。トフィーがおなかの上に乗って来て「ごはん!」
娘なら「自分でやって」と追い払えるが、こればっかりは無視できない。
這うように起き上がり、足元ではしゃいでる彼と一緒にキッチンへ。
ごはんのあとは、勿論散歩。

やることだけやって、再びベッドへ潜り込む。
身体はすぐに沈んでいく。どうでも良いけど、気持ちが良い。
逆らえない眠気も悪くは無いもんだ。

ハッと気づくと夜10時。
娘にえさ、いやいや食事を忘れてたっ!
実は彼女も本調子ではないので、あまり食欲が無くて、食べるのを忘れていた。
適当に食べといて、と伝え、私は本格的に寝る体制に。

お陰で今朝はすっきり爽やか、とまでは行かなくても、ソコソコの気分。
やっぱり睡眠は大事。

もう少し元気なら、マッサージに行きたい感じ。
スキーの後だし、熱で身体が痛かった後だし。

パリにも日本の指圧や中国式のマッサージがある。
でも、どうしても日本よりお高い。
気軽に行けるって感じじゃないけど、時々はお世話になる私。

一時帰国のときは、この時とばかりせっせと通う。
マッサージをして貰っていて、いつも思ってしまうのは、
「ああ、この人と結婚したら毎日好きなだけ揉んでもらえるんだろうな~♪」
とほのかな恋心。 なんて短絡的。 とほほ、、、。

マッサージや指圧は恐い事は無いけれど、整体となると話は違う。
あれは、母の葬儀のあと。
寒さと緊張で、次の日首が回らなくなった。

寝違い?と思い、数日放って置いたが、日に日に酷くなり、
とうとうつばを飲み込んでも響くようになった。
こりゃなんとかしなきゃ!  で、噂の整体に予約をしてみた。

以下は電話した時の整体師との会話。つぶやきしろうと同じアクセントの彼。

「どうしました?」
首が痛くて、ぜんぜん動かせないんです。つばを飲んでもいたいくらいで。
「いつからですか?」
3日前からです。
「今日、今から来られますか?」
はい。
「だいじょう~ぶ。治りますからね~。すぐですよ~。心配要りませんからね~。」

なんかやけに自信たっぷりな呟きやろうとの会話で、すこし心細くなったけれど、
藁をも掴む気持ちで行ってみた。

整体師ってなんかみんなちょっと独特な雰囲気がある。
怪しい、危ない人のような、それでいてお坊さんのような浮世離れしている感じ。
お坊さんと言っても日本のではなく、カンボジアにいるオレンジの布をまとった方。
もっと怪しげ。
すがって来ているにしちゃ、私もずいぶんな言いようなんだけど。

受付は電話の呟きやろうがしてくれた。
ぬぼ~っと背が高く、怪しい人の代表のような奴。
またしても「すぐ治りますからね~」と呟くし。

一番偉い先生が登場。
整体師って元々柔道等の武術家だったりする事が多い。
彼もその手の方らしく、少なくとも呟きやろうより、精悍な感じ。

ベッドの端に座らされ、手を首の後ろで組んだ。
「これから荒療治をしますから、ちょっと覚悟をしてくださいね。」って。
えっ?何?荒療治って?
そう思った瞬間、先生は私を羽交い絞め、しかも口はタオルで塞がれたっ!
ボキッ!ボキ ボキ ボキッ!
骨の音と痛みはもちろんだが、口を塞がれた恐怖の方が大きかった。

ひ~~こわい~!
精神的ダメージが回復する間もなく、次は首の周りに分厚いゴムを巻かれる。
首をグギッと回すと言う。
さっきので、かなりビビリになっている私は、恐怖のあまり、
恥ずかしいくらいの悲鳴をあげてしまう。
「奥さん、こわがりですね~」ってアンタッ! ふつー怖いですってっ!

仕上げは、血液の循環をよくするため、8cmほどのまるい吸盤を背中一面に貼る。
上から暖めてくれたので、これは極楽だった。
終わって、剥がしてみたら、およよ。背中一面、吸盤のキスマークだらけ。
これじゃ、恥ずかしくって温泉にいけないじゃない。
まかり間違って、不倫だって出来やしない。(しませんけどっ)

続けなきゃ意味がないというので、3日ばかり恐怖の館に通った。
首は少しは良くなったが、呟きやろうが言うほどの回復は無かった。
と思ってたが、5日目の朝、起きてみたら、すっかり痛みがなくなっていた。
これは、やはり治療の賜物だろう。 我慢してよかった~。

でも、それ以来、整体に通う勇気が無くなったのは言うまでもない。

整体師はお持ち帰り可能でもおことわり。
私は出来ることなら指圧師を持ち帰りたい。
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by suzume-no-oyado | 2007-01-27 07:09 | 暮らし | Comments(8)

酔っ払いドクター

年甲斐も無くはしゃぎすぎたのか、不覚にも娘の風邪をすっかり貰ってしまった。
「病は気から」と背筋を伸ばし、頑張ってきたつもりだが、もうダメ、、。
久々の大物って感じ。

そういや、イギリスでの初めてのクリスマスのあと、インフルエンザにかかったっけ。
あとにも先にもあれほど酷い風邪は無かった。

熱が出始めたのは、クリスマスあとの12月28日。
日本の薬を飲んで、大人しくしていれば治るさ、と気楽に考えていた。
2日間、40度前後の熱と戦った。
私は2階で寝ていたが、夫は年末の映画を満喫していて、ひとりラウンジで楽しんでいる。
とにかくアツイ。寝れない。
仕方がないので、階下のラウンジへ顔を出すと、「寝てなきゃダメじゃないか」と邪魔者扱い。水分を沢山取り、またベッドに戻るが、身体の痛みと熱さで、もうギブアップ。
足をベッドから出し、ドンドンと階下の夫を呼ぶ。

「医者に連れてって~!」

12月31日の大晦日の日。しかも夕飯時。
街の診療所へ。 初めてのイギリスの医者。
現れたのは、なんとミック・ジャガー似のひょろっとしたドクター。
「あ~、どうしました~?」と、頼りないオカマのような喋り。 しかも酒臭い。
酒の臭いプンプンのドクターに診てもらう我が身が心配に、、、。
目の下をビロンと見て、舌をベロッと出しただけで、
「あ~、フルー(インフルエンザ)ですね~。お薬出しておきましょう。」って。
ほんの数分でお終い。  ほんまかいな????

それでも、クスリを飲み始めて、徐々に回復へ。
しかし、しつこいフルーで、熱が下がっても身体の痛みは消えず、結局全快するまで
10日はかかった。

その数日前から、今度は夫が発熱。
私はまだベッドから出れる状態じゃないのに、、、。
でも、ドクターを呼ばなくちゃ。  電話、電話。 
大して喋れもしない英語でメモ書き。しっかり用意をしなくちゃ話せないもの。
クラクラする頭を絞っていたら、ドアのチャイムが。
這うように玄関に行き、ドアを開けたら隣の奥さんジルが立っていた。

車があるのに人の出入りを感じられない。
こりゃ、なんかあったに違いない!と心配してきてくれた。
これほど彼女が天使に見えたときは無かった。
その場でドクターを呼んでもらい、必要な買い物もして貰い、至れり尽せり。

それから10日間、夫も私と同じ苦しみを味わった。
全快した私は、夜ひとりラウンジで映画を見ていた。
そこへ夫がやはり熱くて寝れないと二階から下がってきた。
そこで、意地悪な私は「ダメじゃない、寝てなきゃ。」と追いやった。
「だって、熱くて寝れないんだよ。」と言う夫。
分かったか!このフルーは寝れないのよっ!
少しはあの時の私の気持ちがわかったようで、犬のように大人しくラウンジの端っこでテレビを見ていた彼がいた。

このあと、悲報を聞いた。
某日本企業の支社長がこのタイプのフルーで亡くなったと。
私たちは、我が身の幸運に感謝したのであった。

私の中で、すっかり酔っ払いドクターのレッテルを貼られたミック・ジャガードクターは、
その後、名ドクターの名を欲しいままにした。

長女が生まれてから数ヵ月後の定期検診。
別にこれといって悪い所は無かった。
なのに、ミックドクターは、「あ~、風邪を引いてますねー。今、からだがかなり痛いと思いますよ。今晩から熱が出るでしょうから、お薬出しときますね。」って。

へっ?ほんとかいな?と印象最悪のドクターを前にして、半信半疑。
それが、それが。
ほんとにその夜から高熱を出したのでございますよ。

それからと言うもの、ミックドクターのおっしゃる事は、へへ~と有難く頂戴した
わたくしでございました。

イギリスの医者も悪くないさ。
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by suzume-no-oyado | 2007-01-25 03:34 | 暮らし | Comments(6)

スキー・ホリデー2

一週間の夢のようなスキー・ホリデーが終わった。
とにかく今年は何処もかしこも雪が少なくて、行くまで本当にスキーができるのかしらと、
毎日のように、ゲレンデ情報を見ていたほど。
ふもとの駅に着いて、バスでかなり上まで行っても雪が無くて、ちょっぴり心配したけど、
さすがに2000メートルまで来たら、あたりは一面雪景色。

ああ、よかった。
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場所はフランスのプラーニュ。
パラディ・スキーと呼ばれる場所のひとつで、どちらかと言うと初心・中級者向けのゲレンデ。
何せ、私は20年ぶりのスキー。そして、娘は初めてのスノーボード。
ぴったりな選択。

パリのリヨン駅からTGVで、4時間ちょっと。雪が無いかもしれないというのに、スキー客で満席状態。

私たちが降りる駅のひとつ前でちょっとした事件が。

そこの駅に停まり、数名が降りた。
その中のひとりの若い兄ちゃんが、一度に荷物を下ろせなかったのか、
すごい勢いで車内に舞い戻ってきた。
自分の席に戻り、スキー板とボストンバックを抱え込み、必死に車内を移動。
そこに私の隣のおじいさんが、通路に出て自分のバックを動かし始めた。
で、必死のパッチの兄ちゃんと鉢合わせ。
大きな荷物同士が通路でもつれ合い、どうにもこうにも。
やっと身動きが取れ、兄ちゃんドアに突っ走る。
が。
必死の甲斐なくドアは目の前でパシッ!
ああ、泣きそうな兄ちゃんの顔、、、。  
乗客全員の視線を背中に受けて、うなだれる彼。
運が悪いってこう言うことを言うんだろうな、とひとり納得する私。
降りる前には、ちゃんと準備をしておこうっと。

土曜日に到着して、スキーパスやらレンタルスキーやらの手続を終え、明日からのレッスンの予約を済ました。
どのレベルにしようか、かなり迷う。
昔はそこそこ滑れた。って言ったって20年前だものね。
すっかり自分を疑ってしまった私は、初心者の次のクラスから始める事に決定。
次の日、へこへこ集合場所に行き、初滑り。
いくら、「自転車と同じで忘れないものよ」と言われてたって、頭でどうするか分かっていたって、怖いもんは怖い。

それでも、コーチにああだこうだ言われているうちに、感覚が蘇って来た。
ほんとだ。滑れるじゃん。板の長さも昔より短くて滑りやすい。
でも、その分滑り方も変わってきてるし昔の変な癖も治したいしで、初心に戻って頑張る。
そのかいあってか、昔よりも旨くなった気がして、自己満足。

グループは、7人。
いろんな国の人と一緒。
35歳のルーマニア人の可愛いエミリアはなんと!大学の工学部の先生。
44歳のフランス人のアン。32歳のボーイフレンドがいるラッキーな彼女。
でも、なんだかがっついて滑るものだから、みんなからちょっと煙たがられ。
オランダ人のハニー。すっごく体格が良くて、ひと滑りするたびハ~ハ~息切れ。
リフトの端に乗ったら、リフトがかなり傾いていて、なんか怖かった。
15歳のメリーは、はるばるオーストラリアから参加。なかなかの美形。
今回一番上達しなかったナボット。クソ真面目で、モアイ像のような顔をしている。
へっぴり腰の彼は、25歳のイスラエル人。
教えて貰っているのに、だんだん下手になった珍しい奴。
15歳のメリーが昔の彼女にそっくりって言って、鼻の下を伸ばしていたっけ。
そして、もうひとり日本人のトミー。
10歳からフランス暮らしで、日本人って言えるかどうか。
私より少し年上で、フランス人のご主人と、ハンサムな息子さんのタツと吸い込まれるほど美しい娘さんのミリー。
何より今回は、トミー・ファミリーに娘がすっかりなついてしまい、
楽しいひと時を過ごさせて貰った。

そういう娘は、スノーボードに挑戦。
本人が思っていたより難しかったみたいだけど、日々上達していくのが楽しくて仕方がない様子。 連れてきてよかったー。

楽しく滑っていた彼女。3日目に転んで、アイスバーンで頭を打ってしまった。
次の日、ちょっと行きたくない気持ちを奮い起こして出かけた彼女。
スキー靴を履いていたら、どっかのフランス人が固い重たいスキー靴を彼女の頭の上に落としてくれた。とんでもなく大きなたんこぶを作った彼女は泣きながら部屋に。
チッ! なんて事をしてくれたんだっ!
靴を落とした奴は「サバ?(大丈夫?)」と言いながら、去っていってしまったという。
痛くて声も出なかったとは言え、聞いていて悔しかった私は、
次からは「サバ・パ~~!!!(大丈夫じゃないって~!」って叫ぶんだよって言い含めた。

そんな、娘にとって「踏んだり蹴ったり」の日に、ご近所のあけみさんが合流。
去年から一緒に滑ろうと言っていたのに、なかなか実現しなかった。
今年は私たちがミラノに行ってしまうし、もしかしたらこれが最後のチャンスかもって、思い切って来てくれた訳。

でも、あいにく、この日は雨・雪・霧の悪天候。
ついでに私は、昼から下痢気味。
それでも、こんな機会はめったにないと、ふたり張り切り頂上付近まで上っちゃった。
だけど、何せ視界が悪すぎて、ギャップが全然見えず私は完全にビビリ状態。
下がっちゃ転び、下がっちゃ転びを繰り返し、やっとなだらかな所へ。
あれっ?
前にいるはずのあけみさんが突然視界からいなくなる。
おっ!ずいぶん先で地べたにべったりの彼女を発見。
かなりの腕前の彼女でも転ぶんだーなんて妙な感心をしていたが、
それどころじゃないみたい。胸をかなり強く打ったらしく、すごく痛そう。
暫く休んで、ふたりこの天候にギブアップ。
途中のケーブルカーで下に下がる事にした。
ああ、怖かった。
滑っていて、上がっているんだか下がっているんだか全然分からないんだもの。

でも、こんな怖い思いをした次の日は気持ちのいい天気。
昨日とは違い、嘘のようによく見える。
やっぱりスキーはこうじゃなくっちゃねって言って、体育会系のふたりはガンガンに滑った。そして名残惜しそうに、あけみさんは午後帰っていった。

最後の最後になってしまったが、ホテルに帰り、娘とふたり滑ることに。
一緒に何処でも行ける位に滑れるようになった彼女。
キャピキャピに楽しんでいる。

こんな楽しみを覚えてしまったら、来年も来ない訳には行かないね。
そう言いながら、雪山に別れを告げた親子でありました。
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by suzume-no-oyado | 2007-01-21 09:25 | 暮らし | Comments(19)

スキーホリデー

明日から、待ちに待ったスキーホリデー。
夫には申し訳ないが、娘とふたりで行って来る。
働くだけ働かせて、こちらが遊びに行くなんて、彼にしてみれば割に合わない事だろう。
感謝である。

時折、煮詰まった状態になるので、定期的に息抜きが必要な私たち。
というのは、言い訳かも、、。

なんたって結婚して以来のスキーである。
ワクワクで、もう寝なきゃいけないのに、興奮状態。
昔っからこう。
大きなイベントの前は、寝つかれない。
でも、もうさすがに寝ないと。

引きこもりに足を突っ込んでる娘も初めてのスノーボードにワクワク。
大自然の中にどっぷり浸かるのも、彼女にはいいことだろう。

ということで、ブログは1週間のお休み。
私のことだから、どんな珍道中になることやら。

では、行ってまいりま~す♪
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by suzume-no-oyado | 2007-01-13 08:44 | 暮らし | Comments(0)

コテージ・パイ

昨日は、今年最初のピアノのレッスンだった。

事始となると、なんとなく初心に戻る。
そして、気持ち新たに新しい曲でスタートした。

最初は、去年にさよならを言うように、ゆっくり頑張ったショパンのワルツ。
いつもの事なんだけど、いざ京子先生の前で弾くと、緊張して弾けてたのに弾けなくなる。
練習の成果を見てもらおう、と気張りすぎるのかも、、。

新しい曲は、最初の目標だった、ドラマ・ロングバケーションのテーマ曲「ラララ・ラブソング」のジャズバージョン。
ポロン、ポロンと音が重なると、とってもいい気分。

もう一曲は、これもドラマの中で使われていたドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」。

両方とも、左手が難しいので、かなり練習しないといけないけど、ぜったい弾くもんね!

レッスンの後は、京子先生とお夕食。
女子供の簡単料理で申し訳ないと思いながら、お招き。
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久々の「コテージ・パイ」。
次女のお気に入り。
風邪が治り始めて食欲が出てきたというので、このメニュー。



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以前、紹介した事があるが、ビーフ・ミンスを使っているものが「コテージ・パイ」。
ラム・ミンスを使ってあるのが「シェファード・パイ」。
元々はラムでスコットランドの料理。それが、イギリスに渡ってきてビーフが好まれて使われるようになった、と言う。
私はもっと邪道で、子牛のミンスを使う。ビーフよりあっさりしていて好き。

玉ねぎ、にんにく、にんじん、子牛のミンスをスープで煮込む。といっても20分程。
ウスター・ソース(できればイギリス製)、ケチャップ、トマトピューレで味付け。
それに、マッシュ・ポテトをのせて焼く。
パイ皿で焼いたり、マッシュをのせて焼いたものは全て「パイ」と呼ばれるイギリス。
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20分程焼いて、上がこんがりしたら出来上がり。
今日はそれにシンプルなグリーン・サラダを添えて。
アップル・クランブルをデザートで終了。

パイを焼いている間、時間があったので、シナモン・パンを焼くことに。
一次発酵をして、型に入れて2次発酵へ。

ひとしきりおしゃべりをして、京子先生はお帰りになった。
一番近いメトロまで車でお送りし、帰って来て、キッチンに入って驚いた。
シンクの中に、ふぐのように膨れたシナモンパンがプカプカ浮かんでるじゃないかっ!
す、すっかり忘れてたって~!
焼き立てを食べてもらおうと思っていたのに、、。
破裂しそうなビニール袋から型を取り出し、発酵しすぎのパンを焼く。
こんなに発酵させたらどうなるんだろう、、?

心配と裏腹に、パンはふかふかに焼きあがった。
ふぐパンになっても、そんなに影響はないのね。

専門家の方、ほんとにそうなんでしょうか?
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by suzume-no-oyado | 2007-01-12 17:01 | お料理 | Comments(8)

涙の罰金

今日は、クリスマスのデコレーションを全て片付けた。
ああいう大きい物は、出した時は存在感があっていいものだけど、最後はいつも少しだけうっとうしくなってくる。
なので、なくなると淋しいというより、すっきり。

爽やかな思いで、一週間が始まると思いきや、とんでもないことが我が身に!

次女の家庭教師を迎えに行こうと家を出た。
先ず最初に、エレベーターが来ない。
ここから、何かに取り憑かれていたのか。
数分待っては見たが、来そうもないので階段を駆け下りる。
時間が押してきてたので、少し焦って車に飛び乗り、地下駐車場から外へ。

すると、ポリス・カーが出口を塞ぐように停まっているではないか!
な、なんで??
それも、急いでいる時に。

警察といえども、こんなところに停めてもいいのだろうか??
他に停める所があるのに、何も出口を塞がなくたって。
多少の腹立たしさで、クラクションを鳴らしてみた。

プップー  プップー

待てど暮らせど、誰も来ない。
そこで、管理人さんに頼めばよかったのにね。

プップープップー

何回か繰り返して、やっとポリスマンが来た。
が、すごい剣幕でまくしたてられた。

え?
クラクションを鳴らしてはいけないの?
それとも、業務中に邪魔をしてはいけないの?

「すみません。知らなかったもので。」と平謝りしても取り付く島もない。
なんだか分からないうちに、免許証と車の証明書を出せと。
奴は、それを持ってポリス・カーへ行ってなにやら書いている。

完全パニック状態。
だって、なんか犯罪者扱いなんだもの。
涙がポロポロ出てきた。

そこへ、一階に住むジル氏がやって来たので、助けを乞う。
一応話はして貰ったが、奴は罰金用のチケットを私に突きつけた。
泣きながら、免許証等を返して貰う。

ジル氏は、「仕方がないね。」と、かわいそうに、、と言う顔で立ち去った。

納得がいかない。
進路を塞いでる迷惑車があると、みんなクラクションを鳴らして、運転者を呼ぶ。
そんな、日常茶飯事にされてることが、イリーガルだったとは。
お釈迦様でもご存知あるめい。(なんて、茶化してる場合じゃないって)

これが、イギリスだったら、「注意」で済んでいたのに、、なんて頭をかすめる。

ヒックヒックと小娘のように泣いた。
管理人さんも、後で事を知って、一緒になって怒っていてくれた。
「そんなの払う必要ないよ!!」 「あなたに落ち度なんてないじゃないか!」

嬉しかった。そう言ってもらえるだけで。
横暴な警官にたまたま当たってしまったのだろう。
約3500円。
車の事故だったら、この額じゃ済まない。
いいよ、いいよ。 くれてやるよっ! ふ~んだっ!

あけみちゃんが、自分の「もっと悔しい経験」をひとしきり話してくれて慰めてくれる。
美味しいお茶とようかんで、少し気分が落ち着く。

罰金は、夜すぐ送った。
早く忘れてしまおう。
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by suzume-no-oyado | 2007-01-09 07:24 | 暮らし | Comments(6)

「功名が辻」症候群

1月も2週目を迎え、我家もやっと通常に戻った。

長女は土曜日にロンドンに戻り、今日夫がイタリアに行った。
夫の単身赴任状態を通常と言ったら、なんかかわいそうな気がするが、
なにぶん、いないことに慣れてしまったのだから仕方がない。

これでやっとピアノとブログの時間が作れるというもの。
彼が「じゃ、行ってくるね」とドアを閉めた数分後にはピアノの前に座っていた。
ううっ新鮮、、。

去年は、珍しく大河ドラマをずっと見ていた。と言ってもビデオだけれど。
「功名が辻」。 仲間由紀恵主演の女大名と呼ばれた山内一豊の妻、千代のお話。
これが、また、腹の立つほど「だんな様、だんな様」と夫を立てる。
しかも、である。
正直者でしかとりえのない夫の為に先を読み、事が旨く行くよう取り計らう。
旨く行ったからって、「へん、どんなもんだい」と妻が偉そうにする事もなく、
これぞ世の夫の理想の妻像に違いない。

自分の足りない部分を全て補強してくれる妻なんてめったにいるもんじゃない。
妻の助言を素直に聞き入れる夫も珍しいといっちゃ珍しいとは思うが。
大抵、「ええい、出過ぎた真似をするんでない!」と聞く耳を持たないのが普通だろう。
ま、よくできた夫婦である。

ミラノから帰ってくる度、まとめてこのドラマを見ていた夫。
ドラマは面白かったのだけど、見終わった後、必ず何かが起こった。

いつも通りに接しているはずなのに、なにやら本人にとっては邪険に扱われているような気になるらしい。
従順な妻をご所望のご様子。 私に「千代」を望まれたってねぇ~。
完全に「洗脳状態」。 迷惑なドラマである。

とは言え、これも数日で現実に目覚めるのか、諦めるのか、彼も通常に戻る。

今年は、「風林火山」。男が主役。
さて、どんな影響があるのだろう。

今から楽しみである。
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by suzume-no-oyado | 2007-01-08 02:44 | | Comments(0)

Happy New Year!!

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新年明けましておめでとうございます。

クリスマス前から、次女の友達が遊びに来て、しかも同じ日に夫がミラノから戻り、数日後に今度は長女がロンドンから戻ってきた。
そんなこんなで、毎日バタバタと過ぎてしまった。

そんな私を癒してくれたのは、夫とふたりの久々の里帰り。
日本ではなく、イギリスである。

連日、寒いながらも好天気のパリを後にして、私達を待っていたのは、嵐のような悪天候。
パリとイギリス。 天気の悪さは言わずもがな。
不思議な事にイギリスに里帰りするたびに雨で、「わたしって雨女?」と思うほど。

12月29日から31日までの2泊3日。
空港から電車を乗り継いでいったら、1時間30分以上かかってしまうので、今回はそこからレンタカー。快適である。
30分ちょっとで目的地に到着。

BROCKENCOTE HALL
Chaddesley corbett, Nr. Kidderminster, Worcestershiere
Tel: 01562 777876

20年らいの友人の経営しているホテル・アンド・レストラン。
昔の伯爵邸をホテルに改造。
のどかなカントリー・サイドにあり、そこを拠点に世界初のアイアン・ブリッジやシェークスピアの里ストラットフォード・アポン・エイボン、コッツウォルド(北部)にも行ける。
私の一番のお勧めは、モルバンヒル。
そこから眺める田園風景は、very English! これぞ、まさしくイギリスって感じ。
かの作曲家エルガーがこよなく愛した風景である。
春先には、温室の目の前のフィールドに羊の親子の遊ぶ姿をみて、
「今晩ラムにする?」なんて無慈悲な事を言ってたっけ。
温かなおもてなしで、気持ちのいいホテルである。
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奥様がイギリス人でご主人がフランス人。
実はこのホテル・レストラン、私がイギリスに来た年にオープンした。
当時のヘッド・シェフが私の最初のイギリスでのお友達。
だから、キッチンに出入りしてたり、新しいメニューを試食させて貰ったり、けっこう美味しい思いをさせてもらった。
新鮮なお魚も市場で買い付けてもらい、しかも、さばいて貰うという甘やかされ様。

だけど、そんな日々は長くは続かない。
彼は、ベルギーの国境近くの某有名ホテルからヘッド・ハンティングされ、お別れ。

しかし、捨てる神あらば、拾う神あり。

ホテルのオーナー夫妻が、魚の買い付けをオファーしてくれた。
魚のみならず、美味しいパンも分けてくれたりした。
ああ、ありがたい。

オーナーの奥様とは、ひとつ違い。
彼女は男の子ふたりで、私は女の子ふたり。
年齢も近く、何かと共通点が多かった。
彼女の長男とうちの次女は同じナーサリー(保育園)に通ってたし。
そういや、次女はそこで、迎えに来た彼のお父さんに「ダディー」って
しがみついた事があったっけ。
何を血迷ったのか。あなたのダディーはバリバリの日本人だって。

イギリスを離れても、帰るところはいつもそこ。 だったのに、、、。

突然の連絡を受けたのは、去年の夏。
ホテルを手放すかもしれない、と。
だから、年内に遊びに来て、と。

で、会いに行ったわけ。

そうしたら、ホテルは数年は大丈夫だっていうじゃない。
よかった~。

聞くと、ホテル業って本当に大変。
家族との時間なんて、ほとんどない。
子供達とまともに顔を合わせるなんて、週に1日あるかないかなのよって。
年頃の息子達を持っている母親としては、子供と正面から向き合いたくなったらしい。
ハードな人生を選んじゃったわって。

手紙をくれた夏に、その気持ちがピークに達した彼女。
思いつめちゃったのね。
あれから、数ヶ月。 
少し落ち着いてきて、もう少しやってみる気になったのだと。

あんな背筋の伸びた彼女でさえ、へこむときはあるんだね。
こういっちゃ何だが、あんなスーパーウーマンですらへこんだりするのだから、私がへこむは当り前、なんて思ってしまう。
おいおい、レベルが違うのよって自分をいさめてみるが、妙な納得と安心感。

難しい年頃の子供を持つ親同士、来年もがんばろうねって別れてきた大晦日の日。

今年は、別れと出会いの年になるだろう。
淋しくもあり、楽しみでもあり。

三輪あきひろも言っていた。「人生は正と負の法則」があると。

お勉強嫌いの私が怠けに怠けた学生時代。
楽な方、楽な方に流れていたっけ。
そんな私が必死に勉強したイギリス時代。
どこかで必ずつけがまわるって痛感した。

来年は年女だし。 いい年女になれるよう、ちょっぴり張り切ろう。
今年も宜しくお願い致します。
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by suzume-no-oyado | 2007-01-02 08:39 | 暮らし | Comments(16)