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愛を誘うベジタブル

最後のスキーの後、長女がロンドンに帰り、次女がイギリスに遊びに行った。

突然、ポツンとひとり残された。
寂しい? とんでもございません。羽を思い切り広げ、この世の春♪
忘れずに、その夜既に予定を入れておきましたとも。

PRETEXTE GOURMAND 「美食の口実」とでも言いましょうか、そんな名の会合に参加。場所は、オペラの Le Drouant。最初はタバコ屋だったのが、ビストロ・カフェになり、いまや星付きレストランにまでなったというところ。

そのレストランが有名なのは、もうひとつの理由かある。
フランスの有名文学賞・ゴンクール賞の審査がそこで行なわれるからだそう。
その昔、小説家で歴史家のゴンクール兄弟がいて、兄が死に際にこの賞を提案したという。その時の条件が、毎週火曜日に10人の審査員がこのレストランに集まり、食事をしながら文学の話をして、その年の受賞者を決めるというもの。
「文学と食事は双子の兄弟のようなもの」だそうだ。
そう言われても、う~んと唸るだけの私だが、、、。

夜8時。レストランに到着。
通常のレストランではなく、2階の個室に通される。その個室は、普通は使わせてもらえない部屋だと。そうなんです。その部屋とは、権威あるゴンクール賞の審査員が集うスペシャルルーム。

集まった人は、これも審査員と同数の10人。
企画者のフランス人女性ひとりとあとは全員日本人。
通訳の日本人を始め、駐在の会社員、MBA取得中の女性、ジャーナリスト、主婦と様々。
大きな丸いテーブルに座り、会が始まった。

キール・ロワイヤルと2、3種類のアミュゼ・ブッシュが振舞われたあと、ゴンクール賞の説明。

「この部屋は、幽霊が出るんです。」と、最初の言葉。
幽霊好きの私は興味津々。

「・・・と、私は感じます」って、なんだ、貴方が勝手に感じているだけなのね。
歴代の文芸家が集うこの部屋に、彼らの息吹を感じられるって、そういう事らしい。
なんだ、つまらない。出ないのか、、、。

そろそろ、スターターかな?
あ、次のお話が始まってしまった。 まだ、お預けなのね。

マナーのお話。

かなり昔から、ナイフとフォークが使われているのかと思っていたら、そうではなかった。
この優雅なフランスでも、16世紀ごろまでは、手づかみで食べていた。
その頃のマナーは「お皿の上についているものは、猫のように舐める事」だって。

へぇ~!x 3!  トリビアである。

食事も今のものとは違い、かなり質素だった。
そこで登場はイタリア・メディチ家のカテリーナ。
16世紀にフランスに嫁いだ際に、食材とマナー(ナイフ・フォーク・ナプキン等)をフランスに伝えたとされている。だから、フレンチはイタリアンが元祖だった事になる。

18世紀のマナーの常識のひとつ。
「食べれないものを口から出したら、床に投げ捨てる事」
嘘みたいな、本当である。

さて、21世紀。
皆がよくやる 「かんぱ~い!」でグラスをカチン。
いいレストランでは、やらないほうが良いそうです。 覚えておきましょう。
あ、持ち上げるまではOKだそうです。

で、やっとスターターです。
アスパラガスの冷たいスープ、スパイシー・クリーム添え

薫り高いアスパラガスのスープの真中にスパイシークリームが浮かんでいる。
さて、何のスパイスが使われているでしょう? と質問。
あーだ、こーだ、と言いながら、正解はクミン。
クミンのほかに、アーモンドの食感も感じられる。

アスパラガスのうんちく。

フランスでアスパラガスがよく食べ始められたのは、17世紀のルイ14世の時。
彼の愛人のマダム・マンテノンが「アスパラは愛を誘うの」と言ったからとか。
で、彼女の気を引こうと、王が必ず用意したとの事。
それ以降「愛を誘うベジタブル」として、一般に普及していったそう。
日本人の私たちには、へぇ~!と思う事だが、フランスではアスパラはちょっとエロい野菜とされていたわけ。

「春という発情の時期のせいなのか、その形のせいなのか。指でつまんで食べる様は淫らだ」と。

19世紀の女子校ではアスパラを食べる事が禁じられていた。その理由は、「淫らな事を想像するから」だって。そんな事考える大人の方が、よっぽど淫らな気がするんですが、、、。

最後の話を聞いて、思わず「日本だったら、若い娘はマツタケが食べれないって事ですね。」とポロリ。ハッ! 高尚な(?)話題の最中に、なんと場違いな発言!もぉ、ワタシッたら! 

手元に一枚の絵が回ってくる。エドワード・マネが描いた、アスパラの絵。
アスパラが1本描かれている、有名な絵。私でもみた事がある。
ここでも、うんちくがひとつ。
この絵が、思ったより高く買い取って貰ったマネは、お礼にもう一枚アスパラの絵を描いたそう。巨匠も最初はひかえめだったのね。

メイン登場。 お腹空き過ぎ。
鶏肉とお米のパスタとワイルド・マッシュルーム。
特別な餌を与えた育てた鶏。胸肉は、今まで味わった事のないほど柔らかな風味豊かなお味。あっさりソースは、しょう油が少し使われていた。

一枚の写真。女性が何かを収穫している。
さて、これはなんでしょう? 誰も正解できない。
「スパゲッティーの木」だって。
そんな嘘みたーい、と思ったら、やっぱり嘘だった。
イギリスのBBCが4月1日のエイプリルフールにニュースで流した映像。
「スパゲッティーの収穫が始まりました。改良に改良を重ね、現在では同じ長さに成長するようになりました。」と大真面目のコメント。放送後に局には、問合せの電話が殺到したという。いかにもイギリス人のやりそうなユーモア。彼らのユーモアは、時にブラック過ぎて、殴りたくなる時もある。要注意国民である。

デザートは、こだわりのミルフィーユ。
パイは、テーブルに出す30分前に焼き上げる。だから、パリパリ感がそんじょそこらのものではなかった。あまりにシンプルで、気持ち少しがっかりだったが、今までで一番美味しかった。

出されたワインも最初は白で、メインは赤。全部飲み干したかったけれど、車で来たので少しだけ。しょうがない。

会の最後に、質問と感想。
会の進行の事とか、観光客だったら興味を持ってくれるか、とか。
若い世代には、ちょっと重たいかもしれないが、うんちく好きの中年層・熟年層には意外と楽しい気がする。かくいう私も、楽しかった。

あれ以来、アスパラを見るたび、妙に納得している私である。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-30 07:55 | お料理 | Comments(10)

灯台下暗し

スキーに行っている間、トフィーは大助君の家でお世話になっていた。

大輔君は、ポメラニアン。11歳(かな?)になるが、なんと!最近お見合い話が来た。
お散歩の途中に女の子のお母さんに見初められた。
彼は、とても綺麗な薄茶色。パリにはこの色のポメちゃんがいないという。「ぜひに」と言うことだったが、この大君、高齢な事もあるが、一番の難点は犬好きではないという事。決して犬嫌いではないけど、事が事だけに、ちょっと心配。

いろいろ話を聞く。

もし、話がまとまったなら、女の子が通い婚となる。男の子の方がデリケートなので、環境を変えないほうが成功率が高いのだと。ふ~ん、そういうものなのね。
うまく行って赤ちゃんが生まれたなら、一匹はもらえるのだそう。
考えてもしなかった大君の子供。ママは自分の事はそっちのけで、ちょっと嬉しそう。
でもね。 一度だけのデートで終わってしまった。みたい。大君自身もあまり乗り気ではなかったようだし。
でも、私も大君の赤ちゃん、見てみたかったな。君、もうちょっと、がんばってみない?

そんな大君の家にお世話になる事がとても多い。
トフィーは、すっかり別宅のようにくつろいでいるし。
自分が居候だってこともすっかり忘れている。

ママが外から帰ってくると、大君を差し置いて、先ず自分がひとしきり甘える。トフィーの勢いで大君は遠くから眺めるだけ。
トフィーが一段落した隙を狙って、ママのもとに突っ走る大君。 ママ~!
それを見たトフィーは、また大君を追いやる。
なんて奴! 性格ワルー! 勘違いもはなはだしいったらありゃしない!
ごめんね、大君。 悲しい思いをさせちゃって。

さて、今回、面白い事がふたつあったという。

外出して帰ってきたら、いつもきっちり閉めているはずのキッチンのドアが開いていた。
嫌な予感、、、。 床にパン粉の袋が破かれて落ちているのを発見。まだ、たくさん入っていたのに。犯人は、どっち?なんて迷いもなく、ママはトフィーのところへ飛んでいく。。案の定、口の周りにはパン粉のカス。そして、わんこのお皿の中の水には、パン粉が一杯落ちていた。
「ト~フィ~~~!」とすごんだだけで、トフィーは部屋の隅に逃げ込み小さくなっていたって。わかっていたわけね、それが、しちゃいけない事だって。ってことは、確信犯じゃない。
そのあと、「ダイスケッ! 何でトフィーを止めなかったのよっ!」と、とばっちりを食らった大君。ごめんね、大君。悪いのは全部トフィーですから。

大君の家にはトフィーのお気に入りのおもちゃがある。小さいくにゅくにゅの白いボール。
くわえてきては、ママに遊んでとおねだり。最初は可愛いが、しつこい彼にお手上げ。
そこで、ある日ママはちょっと意地悪をした。ボールを隠す。
トフィーは、部屋と言う部屋を全部探して回る。あんまり長いこと探し回るので、可哀想になって、とうとう出してあげたママ。わ~い!嬉しそうに遊び始めるトフィー。
ん?また、トフィーが必死になってボールを捜している。
え~、さっきまで遊んでたじゃない。

ママも探す。トフィーも探す。

ママが探している所はママにお任せで、別の所を探す彼。へぇ~けっこう頭良いんだ。
美人ママが犬と一緒に床を這いつくばって探す姿を想像したら、
可笑しいやら、申し訳ないやら。

「トフィー君、おかしいねー。さっきまであったのにねー。」と、机に足をかけて探している
トフィーを見たママ。あら?なんか、白いものを見たような、、、、。

あったんです。ボール。意外な所に。

クッチャクッチャかんでるうちにベトベトになったボールが、トフィーのおなかにピトッ!

なんか人間みたい。よくあるじゃないですか。メガネを頭にのせて探してたりする事。

そりゃ、見つからない筈だわ。 
大君ママ、おなか抱えて大笑いしたそう。 

お騒がせしました。そして、ボールをありがとう。毎日、投げさせられてます。


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自分のベッドで寝る大君。











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トフィーにベッドを取られ、右端に追いやられる大君。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-21 07:18 | ワンコ | Comments(4)

スキー最終日

火曜日の夜行でパリを発ち、水曜日の朝にスキー場に到着。水、木とまるまる滑り、金曜日の夕方の電車でパリに戻る。

最終日、この日は3時頃まで滑れて、とっても密な日々に大満足。

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この日、普段は見れないものを見せてもらった。
レスキュー犬の訓練。
リフトからすぐの一角にいくつもの雪山を作ってある。その中のどの雪山に人が埋まっているか探す実地訓練。4,5匹の犬がスタンバイ。1匹ジャーマンシェパードの子犬が先輩達を見学。
みんなが動き出したけど、自分はそこで見ているだけ。「ボクも行きた~い!」と言っているようにワンワン吠える。できないと悟ると、大人しくいじけたように座り込む。
おっとー、黒いワンコが吠え始めた。そして、必死に雪山を掘り始める。でも、暫くすると「あれ?違ったかな?」と、別の場所に移動。なんだ、ハズレか。

すると、別の白い犬が別の雪山で何かを発見。掘る、掘る、掘る。ひとしきり掘った後、初めて人の手が入る。シャベルで一気に掘られた後の仕上げをするのは、もちろんワンコ。最後のひと堀をして中に入り、くわえてきたのは人間。
「あ、ほんとに中に人が入ってたんだ。」と私とあけみさん、感心。
だよね、じゃなきゃ、訓練にならないものね。
でも、雪山を作る準備段階から雪の中に入り、犬が探し当てるまでかなりの時間。その間、「我慢の子」で雪の中でじっとしているのだから、大変な事だ。
でてきた彼を見てみたら、スキーウェアの上に防寒着をもこもこに着ていた。それだけ寒いんだね。でも、本当に遭難したら、普通のウェアだけなんだよねって、改めて恐ろしくなる。

遭難して誰かに助けて貰ったら、もちろん大感謝だけれど、それが犬だったりしたらひとしおだよねー、って私たち。すっかり、お利巧ワンコに釘ずけである。

お昼にスノボー組と合流。
食事の後、あけみさんは昨日に引き続き、スキーレッスン。来たからには、必ず何かを上達して帰りたいって。頭が下がる向上心。もともと、なんにでも凝るタイプ。スキーに関しては本当に筋金入り。

私は娘ふたりと一緒に過ごす。ひとしきり写真を撮った後、結局3人別行動。自立しているのか、自分勝手なのか紙一重な家族。
それでも、最後のひと滑りはみんなで一緒。長女もそれなりにうまくなったし、来年はもっと一緒に滑れるね。

ホテルに戻り、帰りのしたく。着替えて、レンタルスキー・スノボーを返して、パッキング。それから、帰りの電車で食べるサンドイッチの材料を買い込む。バッグには朝食時にこっそり持ってきたバターが入っているし。

あけみさんは私たちより30分以上遅くホテルに戻ってきたのに、時間までにはしっかり支度が整っている。さすが、ベテラン。

夕方5時過ぎの電車に乗り込む。帰りは普通の電車。通路を隔てて、横一列が私たち。
あけみさんは仕事を始め、私は本にのめり込む。娘ふたりはそれぞれ音楽を聞いている。
暫くして、それにもあきた次女はカメラを取り出し、遊び始めた。
「止めてよ、撮らないでよ」と長女が言っている先から、パシャリ。
疲れているせいか、普段よりむかついた長女。思わず手が出て、電車の中で大喧嘩。

「止めてって言ったでしょー!!」 バシッ!   (叩くか?こんな事くらいでっ?!)
「な~によ。18歳なのに、これくらいで怒るなんておっかしいんじゃないの~!」 
(貴方のやってることは5歳児以下だろーがっ!)

なんなの、この子達はっ! 信じられない光景に、これまた切れる母。

い・い・か・げ・ん・にっ・し・な・さ・い・っ!!

歯軋りをするようにドスを聞かせた声が電車内に響く。ったくっ!懲りない娘達めッ!
これが我が子だと思うと、ほんとに情けない。でも、育てたのは私なのよね。くすん、、、。

あけみさん、苦笑い。

夜10時過ぎ。無事、パリに到着。 心地いい脱力感。あ~楽しかった。

この後、旅行の報告を夫にしたら、ひとりなにやら淋しそう。
「来年はボクも始めよう」だって。ふふ。やったね。やらず嫌いの夫もその気にさせた。
これで、家族全員引きずりこめた。

ミッション・コンプリート!
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by suzume-no-oyado | 2007-04-19 06:48 | 暮らし | Comments(4)

レスキュー隊登場

スキー2日目。天気上々。

目覚め爽やか!と言いたい所だが、夕べ夜中の変な時間に目がさめたせいか、100%とは言いがたかった。
泊まったホテルはとても小さい村なんだけど、どう言う訳かイギリス人ツアーが多い。
なので、彼らの好きなバーも遅くまで開いていて、夜中の1、2時に大きな声で表を騒ぎながら通って行く。おそらく彼らは10時くらいまで寝てるんだろうな。
お返しに、朝8時くらいに騒いでやりたいものだ。これが、フェア・プレーというものだろう。

娘ふたりも張り切ってゲレンデに向かう。
昨日、すっかりへこんだ次女も、何も無かったように元気一杯だし。ホッ!
長女は2時間のレッスンで、なんとか滑れるようになっていた。
「筋がいいって言われちゃった」と、嬉しそう。

スキー組は、「今日は何処まで行こうか」と張り切り。
スノボー組に「お昼にね」と別れを告げ、リフトに乗り込む。
レ・ザルクは、アルク1600,1800,1950,2000とかなり広い。
昨日よりは込んでいるものの、上記のような有名ゲレンデに向かう道を1本外れると、それこそ人っ子ひとりいない所もある。一箇所昨日見つけたヒミツのスポット。雪はいい感じだし、滑っているのは私たちだけ。なんか贅沢~!
リフトやケーブルカーを乗り継ぎ、かなり上まで上がる。
上級のあけみさんと離れないように滑っていたせいか、かなりスピードがついてきた気がする。少しはうまくなったかなーと調子づく。

そんな私に「黒(上級者)コース行ってみようよ」とお誘い。
あけみさんが最初にゴー! ついで私がゴー!のはずが、、、。

下を見たら、思った以上の傾斜。しかも、ギャップだらけじゃございませんか!
えっ?! ここを滑るの?! 途端にビビッたワタクシ。
1度こうなったら、もうターンをする勇気は失せ失せ。しかたがないので、スライドでずるずる下がる。でも、これって長いこと同じ向きをしていると片足だけが疲れてくる。で、休む事しばし。鼻水はたれてくるし、心臓はバクバクいってるし、わたしゃ、下まで行けるのかいな、とかなり心細くなってくる。
すると、その時、横をじいさんが滑り降りていった。えっ?! あんなじいさん、しかもかなりへっぴり腰なのに。やるじゃん、じいさん!あんなじいさんができるんだもの、私に出来ないわけがない!と、単純な私はがぜんやる気に。
エイヤッと下に向けて一気に滑り降りた。う~ん!人間やる気が大事なのね。

ギャップが少し恐くなくなった私はその後とんだ目に遭った。
簡単な所をかなりのスピードで滑っていた。ちょっとした油断があったのか、ギャップでバランスを崩し、すっとんだー!

あ~れ~~~!!! 

ゴロンゴロンと数回転した後、止まるかと思ったが、スピードはどんどんついていく。
思わず板をついて、止めてみようかと思ったが、ヘタに板で止めたら、またすっ飛んでしまいそうだったので、板は宙に浮かせたまま、私はゲンゴロウがひっくり返った状態で下へ下へ。

「止まんないよ~~~」 

するとそこへ、レスキュー隊ふたりが登場。
サーーっと私の転がる先に回って、止めてくださる。 あ~よかった~。
「ありがとうございます~」と情けなくお礼を述べる。

「カッコよかったよ。上からレスキュー隊がすごい勢いで滑り降りてきて。」と、あけみさん。
そうは言っても、かなり度肝を抜かれたらしい。振り返ってみたら私の姿はなく、上からレスキュー隊が駆けつけていたものだから、何事が起きたのかと。でも、ひょっこり私が起きて下がってきたから安心したそう。レスキュー隊のふたりにも、まるで母親のようになんどもお礼を言ってくれた。

ともあれ、ほんとに運がよかった。たまたま通りがかった彼らのお陰で命拾い。じゃなかったら、私は下まで、虫のように転がり続けていたかもしれない。

落ちた時にグギッと鳴った首は、ムチウチの心配をよそに、まるで整体に行った後のように軽くなっていた。これまた運がよかった。

ほんとにスキーは体力が必要。
午前中は調子が良い私も、午後の終わる頃になると、足の踏ん張りが利かなくなってヨタヨタ。しかも、雪はだんだん解けて重たくなって来ているし。

来年はもう少し鍛えてからスキーをしなくっちゃと、密かに誓う。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-18 06:47 | 暮らし | Comments(5)

スキー VS スノボー

3月末、今季最後のスキー。
私とあけみさんはスキーで娘ふたりはスノーボード。

私はといえば、1月のスキーが20年ぶりで、やっと感が取り戻せたという、ややあぶなっかしいレベル。かたや、あけみさん。毎年2、3回は滑る、筋金入りのスキー好き。スキー歴ン十年の超ベテラン。

スノーボード・ペアの方は、次女は1月の時が初めてで、スノボー歴1週間。とはいえ、とりあえず、楽しめるレベルには達している。
長女はスキーの経験はあるが、スノボーは今回まったくの初心者。

水曜の朝ホテルに到着して、それぞれボードと靴をレンタルして(あけみさんだけマイ・シューズ)、ゲレンデに到着したのは10時過ぎ。

すぐスキーパスを買い求め、娘の為にレッスンを申し込みに行った。
が、考えが甘かった。
100人以上いるインストラクターは大手のクラブに抑えられて、残っている人がかなり少ないとのこと。その上、スノボーの場合、朝の雪は硬すぎてレッスンには向かないので、午後からになると。

何で事前に調べておかなかったのよ、とかなり責められた母。
そんなの知るか~って心の中で叫ぶ。 ふ~んだっ!

問題は長女である。
スキーなら、とりあえず立ってられるし、ボーゲンくらいならすぐできる。
だけど、スノボーじゃあねー。
まさかリフトに乗せるわけにもいかないし、のせた所でどうやって下に戻って来れるやら。
そこで、かわいそうにスノボー歴1週間の次女に熱い視線が注がれた。

じゃ、まかせたね、と無責任母は娘ふたりを最初のゲレンデに取り残し、あけみさんとふたり、さっさとリフトに乗り込んだ。

ものの、、、。

上に着いてから、やっぱり心配になる。いくらなんでも、ひどいかも、、。
それに、下より上の方が雪のコンディションが全然いいし。
広々と初心者コースはあるし。

携帯に連絡し、どうにか上まで来れないか、相談。
リフトの人の協力を得て、ふたりどうにか上に到着。滑れない子をリフトに乗せて下ろすところまでも面倒見てくれた。皆様、感謝である。

でも、無常な母はそこまで。
結局、この後も次女に長女のインストラクターを頼む始末。
○○をよろしくね~!と言い残し、やはりスキーふたり組は消えていく。

1月より、雪がずっといいねーと、ふたり感激。
ひとしきり滑って、お昼。
携帯に連絡したはいいが、途中で電池切れ。えっ?一体どこのレストラン?
多分あそこだろうと入ったら、疲れきった二人がいた。

「携帯、電池ないなんてサイテ~!」と私を非難。
そう、彼らの持っていた携帯は私のもの。すみませんね。でも、自分の携帯をホテルに忘れてきたあんた達は一体なにっ!悪い事ばっかり私のせいにするんだから。ったく!

お昼の後は2時間のスノボー・レッスン。
長女ひとりレッスンへ。次女と私たちふたりは一緒に行動。

「はやく滑るかもしれないけど、途中で待っているから、ゆっくりおいでね。」
そう言ってやったけど、頑張っちゃった次女。一緒のスピードで滑ってくる。

あれ?さっきまで見えてた彼女がいない。私たちは、てっきりもう一本の道に行ってしまったのかと思い、彼女の名前を大声で叫ぶ。

Yちゃ~ん!Yちゃ~ん!

仕方が無い、あっちの道に探しに行こう、と思った時にひょっこり上から彼女が現れた。
エンエン泣いている。 えっ?どうしたの?転んだの?
痛くて起き上がれないのに誰も助けに来てくれなかったって、恨みつらみ。
そんな事言われても、下からだと見えなかったのよ。
なだめすかして、滑り始めたが、彼女はすっかりへこみ状態。だめだ、こりゃ。
結局、午後のひと滑りで、次女はホテルに戻ってしまった。

いくらゆっくり滑っていいって言われても、やっぱりつられちゃうんだね。
ちょっと可哀想だったかな。
とは言え、ちょっとは引きずったけれど、気を取り直しガンガンに滑りまくって1日目終了。

今回、ちょっとした討論があった。
娘ふたりは、スノボーはスキーより難しいと主張。
そこで、納得がいかないのはスキー歴ン十年のあけみさん。それは違うんじゃない?と二人に説いたところで、聞く耳持たぬティーン・エイジャー。

次の日まで胸のムカムカは温められ、納得の答えをとスキーのインストラクターに聞いた。
「スノボーは確かに楽しめるレベルになるまでの時間がスキーよりは長いです。怪我も多いですしね。でも、滑れるようになると後は上達が早いんです。反対にスキーは滑れるようになってからの上達が難しいんです。」と。

ほうら、スキーは奥が深いのよ、と説得力のあるプロの言葉を裏付けて、ふたりの頑固者を納得させたあけみさん。頑固者 vs 頑固者x2 の戦いに何のプライドも無い私だけが傍観者。君たちって、、、、す・ご・い。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-17 05:57 | 暮らし | Comments(0)

春まっさかり

毎日毎日、とても良い天気のパリ。
コート無しどころか、半袖で歩いて気持ちがいい。
これって、やっぱり異常気象なんだろうなー、なんて思いつつ、トフィーとの散歩を楽しんでいる。
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アパートの前の道に出ると、あたりは一面フワフワと雪が舞っている様。
通りの真中にある綿毛の穂をつける1本の木。
息ができなくなりそうなくらいの綿毛。道路脇も雪が積もったように真っ白。
きれいなような、めいわくなような。


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街角の花壇は、今が見所。
春先になると一回目のお花が植えられ、それが終わると新しい花が植えられる。
こういう事にお金をたっぷりと使うわけね。出何処はみんなの税金から、と思うとなにやら複雑な気分になるけれど、その分楽しまなくっちゃって気にもなる。

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あけみさんのアパートの前の花壇はいつも可憐な花の色。
この配色は、イギリスでは見なかった。イギリスの街角花壇もきれいだけれど、きちっとしたパターンで、整然としている。こう言う風な、自然な感じはなかなか無い。


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次の交差点もお気に入り。
こちらはオレンジ系にまとめてあって、トロピカルなお花がなんか可愛い。

階段を下がると、大きな一軒家がたくさんあるエリアに入る。
どの通りも見事な桜並木。歩いていると甘い香りに包まれる。
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フランスの桜並木は、八重桜が多い。
この八重桜が散ると、今年の桜は全てお終いになる。

私が知っている限り、フランスで桜は3段階に咲く。2月に入ると、最初の桜が咲き始める。淡いピンクと白い小桜。まるで雪をちりばめたような可憐な桜。これが終わりかけると、次はソメイヨシノがバトンタッチ。好みとしては、この手の桜が一番好き。桜といえばやっぱり、これだろう。

この桜が、はらはら散り始めると、幅を利かせているこの八重桜が咲き始める。
きれいなんだけど、どうもこのボテっとした感じがいまひとつ。

最初の小桜が少女のイメージだとすると、ソメイヨシノは乙女って感じ。
で、この八重桜は熟女かな。
この妖艶な桜が通りいっぱいに咲いているのは見事なんだけど、むせそうな気もしてくる。
でも、他の人に言わせれば、「ゴージャス」ってなるんだろうけど、銀座のホステスが一杯いるようで、なんだかなー。

私にかかったら、八重桜もぼろくそで可哀想かも、、、。八重桜を好きな方ごめんなさい。
でも、綺麗なんです。

八重桜が終わる頃には、今度は藤の花が満開になる。
イギリスでは、藤の花・ウィステリアが壁いっぱいに咲いているパブがあったり、見事な藤棚があったりした。
フランスではまだ見た事が無い。誰か知っている方がいたら教えて欲しい。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-15 06:59 | 暮らし | Comments(6)

春のケーキ レモンメレンゲ・パイ

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楽しかったけれど、体力勝負のようなスケジュールをこなし、やっと落ち着いた。
その間、風邪でも引いたら大変、と気を張っていたわけで、それも必要無しとなったら、急に身体も気力もでろでろである。

そこで「何か」をして日常を取り戻したく作ったのが、この「レモンメレンゲ・パイ」。

一体、何処出身のケーキかは知らないが、イギリスでは殆んどのパブのデザートメニューに入っている。

ここフランスでも見かけるが、ここのタルト・シトロンはメレンゲを使っているものは少なくて、しかもレモンカードがどっしり重く、甘いんだけどかなり酸味も利いている。

何が違うか。 卵の量がかなり違う。

そりゃ、イギリスでも卵を多く使うレシピもあったが、私が好んで使うのは「エコノミー」というもの。レモンカードを固めるのに卵だけで固めればこってり、どっしりのリッチなお味になる。卵を少しに、あとはコーンスターチでぽってり仕上げると軽いタッチのお味になる。味も軽いし、カロリー控えめってなったら、どちらを好むか明白でしょう。

タルト生地は、サブレでさっくりと。
下焼きした後、レモンカードを入れ、メレンゲをのせて、ゆっくり低温で45分焼く。
上がさっくり、中はふんわりのレモンメレンゲ・パイの出来上がり。

今回、久々に焼いたら、メレンゲを焼く段で、オーブンの温度を下げるのを忘れ、200度の高温で焼いてしまった。

すると、どうなるか。

メレンゲはぺしゃんこ、表面はこげこげ。無残な姿に、トホホ、、、。

食べれないわけじゃなかったけど、写真を撮るにはあまりにお粗末。
で、次の日、気を取り直し、焼きなおした。
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ここ数日、春を通り越し、夏日が続いているパリ。

季節のデザートで気分がうきうき。
ああ、食べ過ぎに注意しようっと。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-14 18:39 | お料理 | Comments(2)

あんた、何様?

3月末に、この冬、2回目のスキーに行った。
今回は近所のあけみさんと私、うちの娘ふたりの4人で。
日にちを決めたら、すぐあけみさんがホテルを手配。そして、日頃はおんぶに抱っこのパッケージ旅行ばかりの私が電車のチケットを予約。少し役に立てた自分にけっこう感激。

場所は前回行った、エイム・ラ・プラーニュの左側、レ・ザルク。
同じパラディスキーと言うエリアだけど、コースがこちらの方が変化に富んでいて面白い。

火曜日の午後、ミラノに戻る夫を見送り、トフィーをいつもお世話になっている油布さんに預けに行き、それから、スキーの準備を整え、夜9時過ぎにあけみさんの家へ。ご主人のジョン・ルイがメトロの駅まで車で送ってくれ、そこからオーストリッツ駅に向かう。

22時25発。
修学旅行以来の夜行列車。しかも、ここはヨーロッパ。
気分はなんだか女学生。(ずうずうしいって?)

ホームの途中で、パスポートとチケット検査。
古い車両と新しい車両が連なっている。
「新しい方だといいねー」なんて話していたら、やったね。日頃の行いがよかったんだね。

6人一部屋。上と真中4人が私たち。
下のふたりは男性。
って事は、もし、ひとりで乗ったら、知らない男性と一緒の部屋で寝る事になるわけね。
「恐いって友達(女性)は言うけど、私は平気」と旅慣れたあけみさんは仰る。
やっぱり彼女はたくましい。

荷物を部屋に運び入れ、身体を小さくして、それぞれのベッドへ。
文句ったれの次女も、ウキウキでベッドに乗り込む。
枕と寝袋が袋に入っている。さっさと寝る準備をして、電気を消す。
ああ、快適、といいたいところだったけど、空調が効き過ぎて、何処からともなく風が吹いてくる。寒いって。上にかけていたスキージャケットのフードでさえぎってみる。
寝ているうちにずれて、また風。寒い。被る、ずれる、寒い。
朝まで、これを繰り返す。ああ、疲れた。

朝、7時過ぎ。駅に到着。
ヒンヤリとした山の寒さに眠さもすっとび。
何にもない田舎駅ということで、あけみさんが事前にタクシーを予約しといてくれた。
一同、ホテルに直行。

小さい山小屋風ホテル。一泊2食付きで、ひとり44,5ユーロというお得なお値段。
いいじゃない。
ホテルの入り口に立って、うちの文句ったれが言った。
「ここ?ここに泊まるの? ねー、ここ星付き?」
「二つ星かな。」あきれた調子で答えるあけみさん。
「え~っ!ふたつ星~?!」
何、バカ言っているんだ、この娘はっ!と思った矢先に長女が突っ込んだ。

「あんた、何様? お姫様かいっっっ!!」

おお、ひとりでもまともな感覚の娘がいた事に感謝!
方や、もうひとりのバカ娘。突っ込まれても感じてないし。
いまだ空気を読めずにキョロキョロ。

荷物を置かせて貰い、先ずは朝食。
あけみさんが遠慮しがちに「たいした朝食じゃないからね」なんて言ってるし。
大人に気を使わせるんじゃないよっ!ってペシンと叩いてやりたくなる。

二部屋のうち一部屋は用意できてるとの事で、部屋に移動。
改装仕立てのベッドルームは、小さいながらも可愛くてきれい。
この時はさすがの姫も、「わぁ~かわい~!」と満足げ。
よかったでございます。あけみさんと顔を見合わせて苦笑い。

すぐ着替えて、レンタルのスキーとスノーボードを借りて、いざ出発。
f0095873_622281.jpg
ゲレンデからすぐのホテルは何処も一杯。私たちのホテルはゲレンデまでバスケットに乗って山に上がる。
バスケットまでは歩いて6、7分。スキー板を担いでのこの距離は大変といっちゃ大変だが、ちょっとしたウォーミングアップでいい感じ。スキーの後も、クール・ダウンで身体には良いと、体育会系のあけみさんお勧め。
だけど、普段鍛えてない私には、スキーの後のあの距離は青息吐息。
颯爽と元気に歩く彼女の後をひぃ~こら。体力の差を思い知らされる。

夜の食事もしっかり3コースで、美味しい地元ワインとチーズで満足。
「姫、お食事のほどは?」 「まぁまぁかな?」
聞きはしないが、そんな感じだった。

夜、あけみさんと部屋での会話。

「たまにいるよね。とんでもない事言う子供って。」
「そうそう」
「親の顔が見てみたいって思っちゃう。」と彼女。
どんっ!と自分の顔を差し出し、「たっぷりと見てやってください」と、私。

いやはや。
同じように育った娘ふたり。こうも感覚が違うとは。
確かに、家族旅行はソコソコのホテルに泊まってきた。

違いといえば、長女は学校の旅行でけっこうどん底ホテルに泊まった経験あり。
次女は、ない。

若い頃の苦労は買ってでもしろ、と昔の人は言った。
今は、しなくていい苦労をわざわざしなくったって、と言う傾向あり。

でも、姫。 貴方には必要と、母は悟った。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-12 06:22 | 暮らし | Comments(6)

トフィーの初電車旅行

昨日(正確には今日)、遅くにミラノから家に戻ってきた。

4泊5日。トフィーと初めての電車旅行。 7時間の長旅。

普段から落ち着いているので、大丈夫とは思っていても、何せ7時間。ほんとに大人しくしててくれるんだろうか???
そんな心配をよそに、ボクちゃんはすこぶるよい子。
それより、緊張しまくりはワタシの方。家からタクシーでリヨン駅まで行ったのはいいが、途中、道路が閉鎖されてて渋滞に巻き込まれるしで、電車に乗り遅れたらどうしよう、とヒヤヒヤもの。ああ、もう少し早く家を出てきたほうがよかった、と後悔しまくり。そんなに早く行ってどうする、と思って決めた時間。それでもかなり余裕はあったんだけど、プラスアルファってほんとに必要。

出発20分前に到着。
掲示板を見ると、黄色いマークが付いている。これって、ここのホームからじゃないってことだと。リヨン駅は大きい。正面のホームと少し離れた所に黄色いホームと呼ばれる別の場所がある。そっちだって。
トフィーの入ったカバンを下げて、バッテンおばさんはトロリーを引いて、再び移動。

ああ、しんどい。

10分前にホーム番号がやっと表示される。
「ええっと、3号車ね。」
なのに、1号車から8号車までは、違う行き先が書いてある。 な、何で?!
この期に及んで、チケットに間違い? 席がなかったらどうしよう、なんてあれこれ心配。
おお、駅員さんを発見。 
ミラノ行きの3号車って無いんですけど、と訴えると、13号車ですからってササッとペンで書き直し。あんましあっさりと問題が解決されてホッとする反面、さっきの心配どうにかしてよって少し不服。旅の初心者は心配性なんだから、その点を考えてちゃんとして欲しいものだ。

席について、トフィーも落ち着き、ワタシも落ち着き、ひとしきりウトウト。
持ってきたエビアンの水をふたりで分かち合いながら、楽しい旅は始まった。
途中一回だけおなかが空いたと訴えた彼に、おやつを上げて乗り切る。
時折、通路を歩く犬好きの人に、頭を撫でられ愛想を振り撒く彼。
14時15分にパリを出た電車は、予定通り21時20分にミラノ中央駅に到着。

「ほんとに一緒に来たんだねー。」と嬉しそうに出迎えてくれた夫。
イースターホリデー、たった一人でミラノじゃかわいそう、と企画した旅。
これだけ喜んでくれたら、こちらも嬉しいというもの。

ワンコと一緒の旅。 大変だけど、やっぱり一緒がいい。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-11 20:36 | 暮らし | Comments(4)

超過密スケジュール

すっかりブログをご無沙汰しておりました。

クマの引越しでミラノに行き、帰ってきたのが金曜日。週明けの月曜日にはロンドンから長女が帰ってきて、次の日の火曜の夜からスキーに。
金曜日の夜にパリに戻り、日曜日は朝からフリーマーケットで1日店番。
夜に長女ときっしゅさんとで韓国レストランでパ~ッと打ち上げ。
その後、長女は夜遊びをして、月曜日にまたロンドンに戻って行った。
なんて、忙しい子なんだろう。

ホッとしたのも束の間。
次の日には、ミラノにいる夫へ衣服や炊飯器、トランス等を送る。
水曜日は、イギリスに行く次女が持っていくお土産を買いにパリに。
今日、木曜日の朝は、トフィーのパスポートに判子を貰いに獣医さんのところへ。
午後には、次女を送りに空港へ。

帰ってきて、すぐに身支度して、「美食会」なる催しに参加すべくレストランへ。
本当なら、小奇麗にして颯爽と行く筈だったが、その頃にはすっかり疲れて、服を選ぶ気力も無く、その辺のものを着る。
めったにはかないストッキングをはいたら、怪しい穴を発見。これ以上引っ張ったら絶対電線。まずい、黒いストッキングはこれひとつだったはず。なので、そっと歩いて、マニキュアで応急処置。とりあえずOK。
美味しい食事を終え、帰宅したのは午前様。

明日は、午後から再びミラノへ。今回はトフィーも一緒。
リヨン駅からミラノまで電車(TGV)で7時間ちょっと。
トラベル用のトフィーのバッグを購入。超小型犬なら肩にかけるタイプでいいけど、うちの子は微妙に大きい。ついでに、7kgのおでぶ。肩からずり落ちる心配あり。
なので、ショルダーバッグタイプを選ぶ。
電車に乗せる場合、完全にふたが閉まらなくてはならないらしく、上に黒いネットがついている。それを閉めると、トフィーは「なに、これ?」と、すっかり固まってしまう。
身動き一つしない。その姿が可愛くて、なんども閉めては、その姿につい大笑い。

当日は、右に自分のショルダーバッグ、左にトフィーのショルダーバッグ。
なので、胸の前はバッグの紐でバッテン状態。完全おのぼりさんである。
笑いたきゃ、笑ってください、こんちくしょーって感じ。

その上、トロリーを引かなきゃならないワタクシ。
ヨッタヨッタと歩く姿がなんとも哀れ、と今から情けなくなってくる。

前回のミラノ、その後のスキーとお土産話がたくさんあるので、帰ってきたら、ゆっくり書きますので、楽しみに待っててくださいませ。

ああ、明日は無事ミラノに着きますように。
トフィーの初の海外旅行、はてはてどうなりますやら。

ちょっと楽しみ、かなり心配。  けっこう臆病な母です。
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by suzume-no-oyado | 2007-04-06 08:39 | 暮らし | Comments(2)