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天罰?

先週の金曜日に次女がイギリスに遊びに行き、梅雨が明けたように爽やかな空気の我家。「自分の娘の事をそんな風に言うなんてヒドイ」と思われる方もいるだろう。でも、毎日毎日、座敷童子のように居座られている身になって欲しい。
たまーに カラッと晴天 なんて日もあるが、大抵はどんより梅雨空状態である。ミラノから帰ってきてからは、梅雨明けの気配はあるものの、いつになるかは予想がつかない。

ふぅ~。 こうも長いと、はっきり言ってうっとうしい。 

そんな非情な本音を言った天罰か、今週の私は悲惨。

夕べ夫が帰ってきた。 ここまではよしとしよう。
明日、長女が友達3人引き連れて、4泊5日でロンドンから帰ってくる。ここで、家の中は一挙に6人となる。そして、金曜日。次女が帰宅。これで、合計7名となる。

ひとりのすがすがしい時間を満喫したのは賞味4日間。それが、突然。なにが、どうして、7人も。お陰で今日は掃除三昧。引越しの荷物だってあるのに。

その上、夕べから今朝にかけて、こめかみがピクピクしたのが2回もあった。
聞いて下さいまし。

夕べ、寝ようと思って寝室に入ったら、ごみ箱の近くに何かが落ちている。ふっと拾ってみたら、なんと!使った後のデンタルフロス! うっきゃ~! いくら夫のものだって、デンタルフロスはぜったいイヤッ! ちゃんと捨てといてよねっ!

朝、久々のお弁当作り。夫を見送ったあと、ベッドを直しに部屋に行った。
朝起きたままで、めくれている掛け布団。その私の掛け布団の襟元付近に、なにやら乗っかっている。見ると夫のシャツとパンツ(汚れ物)。脱ぐなら、自分のとこに置けばいいじゃないか!しかも、以前にも同じ事をして、かなり文句を言ったのに。また、するか!一瞬、今度は私が同じことをしてやる~!と血迷ったけど、奴の反応を考えて、却下。わたしゃ、自分がかわいい。

明日から5日間。 精進できるだろうか。
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by suzume-no-oyado | 2007-05-30 19:58 | 暮らし | Comments(4)

いわしのみりん干し

娘とふたりの食生活はいたって質素。
といえば聞こえがいいが、毎日が 手抜き って事だ。
引越しも7月に控え、なかなか減らない冷凍庫の中身を順番に食べてしまわないと。
魚料理が苦手な娘なので、冷凍庫の魚は一向に減ってくれない。

とは言え、魚が嫌いだからと言って、肉ばかり与えるわけにもいかない。
なので、先週の水曜日は冷凍いわしを食べてしまう事にした。
別に特別な事をしたわけでもなく、ただの塩焼き。
解凍したはいいが、3匹ほどあまった。
さて。 どうしよう。 で、ひらめいたのは以前から試したかったみりん干し。
「手作り本」取り出し、そのとおりに作ってみる。

指でいわしを開いて、綺麗に洗い、中骨を取って、塩を振って30分。水気を切って、みりん、しょう油、砂糖の漬け汁に更に30分。また水気を切って、白胡麻をまぶし、半日から1日干して出来上がり。

でも、やり始めたのは夕飯後。おてんとさまはとっくにいなくなってる。
そこで、とりあえず冷蔵庫で一晩寝かせて水分を飛ばす事にした。
次の朝。運のいいことに、極上の晴天。カンカン照り。
そこで、使っていない目の細かい洗濯ネットと洗濯バサミでぶら下げるのを(なんて呼ぶんでしょう?)用意。ベランダの日当たりのよい場所を選んでつるした。
暫くして見てみると、いい感じに乾いている。 ふふ、今夜はみりん干しだ♪

ベランダに出ついでに、植木の手入れをする。そう言えば、反対側のベランダのバラの枝を切らなきゃいけない。はさみを持って移動。戻ってきたら、トフィーがベランダにいる。

あ、なんだか嫌な予感。 そういや風通しの為、ネットのチャックを開けておいたんだ。

ガビ~ン! やられた!

案の定、いわしは一匹も残らずGONE! 
犯人は言わずもがな、なんだけど、思わずトフィーの口を掴み匂いをかいでみた。
くっくっさい! やっぱり、おまえかっ!
 
迂闊だった。 美味しく出来そうなみりん干しに、ちょっと浮かれてた。
トフィーにしてみれば、すぐ目の上に美味しいものがぶら下がっていたんだもの。食べないわけないよね。

に、したって、、、。

一通り怒り飛ばした後、諦められない私。
楽しみにしていたみりん干し。今晩はみりん干し。もう、この気持ちは止まらない。

今日は木曜・マルシェの日。そう気がついたら、財布を持って飛び出していた。
ピチピチのいわし10匹ゲット♪
開いて、洗って、骨を取って、塩を振って、みりん液に漬けて、胡麻を振って、干した。
ここまで来たら、執念である。もちろんトフィーはベランダ出入り禁止!
テカテカ光ったみりん干しが出来上がった。
さて、お味は? 気持ち甘味が少なかったけれど、まさしくこれはみりん干し。

執念のみりん干しは、あっという間になくなってしまった。

お腹の心配をしていたけど、トフィーはすこぶる元気。
でも、あの小さな身体でいわし3匹。
可哀想だけど、その日は夕飯抜き。太りすぎを気にかけてあげている親心。

決して、腹いせじゃございませんって。
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by suzume-no-oyado | 2007-05-28 05:49 | お料理 | Comments(4)

狂った男ふたり

夫が急遽、たった一日のミーティングの為パリに戻ってきた。
夕べ9時過ぎに帰宅。簡単なバッグひとつ。
「歯ブラシはここにあるから、持ってこなかったよ」って。
なんか愛人宅に泊まるみたいだね、と私。

「実はね、、、。」と緊急ミーティングの訳を話し始めた。

フランスの子会社の社長が狂ったのだと。
会社の帰り道、警察署の前を車で通り越した彼は、突如としてUターン。いきなり正面からパトカーに突っ込んだ。

クラーッシュ!

訳を聴くと、どこかに突っ込みたくて、別に壁でもよかったそうだが、パトカーを見たらパトカーに突っ込みたくなったんだって。
その彼は、今留置所の中。一体、何が彼を狂わせたのか。話の続きが聞きたい。

狂ったと言えば、我家の上に住む40才前後のご主人が春先からオカシイ。
夜になると、大声でわめき始める。最初は、サッカーの試合でも見てエキサイトしてるのかな?って思ってた。でも、試合が毎日あるのかしら、との疑問も。
なんかオカシイと思い始めた今日この頃。彼は更にパワーアップ!時間も10時過ぎまで延長。いくらなんでもうるさすぎ。休日は、昼からわめく事もしばしば。
まぁまぁ、と努めて気にしないようにしていたが、先日は、壊れたカラオケ状態。
歌うは「ホテル・カリフォルニア」。 声が出ない高い所も、休みを入れながら、割れた声でわめく。なんどもなんども、嵐のような「ホテル・カリフォルニア」が続く。

うっさーーーーい!!! 好きな曲なのにっ。 許せんっ!!

次の朝、ばったり会った管理人に聞いてみた。
「困っているんだよ。」って。沢山の人から文句を言われていると。なんどか注意はしてみたけど、なかなか止めない。
酔っぱらっているし、大きい人だから殴られそうで誰も直接注意できないでいるらしい。
そ、そんな。 一番の被害は下に住む私たち。どうにかしてよ。
管理人さん曰く、近々、オーナーズ会議にかけられるんだそうだ。
追い出されるのかしらね?
とはいえ、昨日、今日とだいぶ静か。時折、いつものわめきが聞こえる程度。

命の勢いが増す春は、良からぬものの勢いもつけてしまうのかもしれない。

自分は大丈夫だろうか??
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by suzume-no-oyado | 2007-05-24 05:43 | 暮らし | Comments(6)

ストロベリー・チーズムース・ケーキ

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夫は不在、娘はゆっくりペース。そんな環境に、どっぷりと流される毎日。
気が乗らない時、一日二日だらだらとする分には構わないが、こうも続くと自分が嫌になってくる。「ああ、今日もピアノとブログとなんとなく。」で、終わる空しさ。
なにか突破口がほしい。
そこで思い切って、前から欲しかった四角いセルクルを買いに行った。セルクルってもともとサークル(丸い)の意味。四角くてもセルクル?とひとり突っ込み。

買ったからには、使いたい。
さて、何を? 前から娘に頼まれていたレア・チーズケーキにしようかな。
手元にストロベリーもあるし。よし!決定!

思い出すのは、以前あけみさんが買ってきてくれた、渡辺美幸さんのパティスリー
LA PETITE ROSE のチーズムースケーキ。チョコケーキが一押しと聞いていたが、私はこのチーズムースの食感が忘れられなかった。

色々なレシピを参考にして、とりあえず試してみる事に。

渡辺さんのはサックリとしたタルト生地ベースだったような。
でも、できるだけ省きたい私は、ダイジェスティブ・ビスケットとバターをあわせたものにする。卵黄は一切使わず卵白だけのかる~いムースに。

さて、デコレーションはどうしよう。フルーツを並べるだけじゃつまらないし、ゼリーを使うのもイメージが違う。
そこで、ムースケーキの王道ジュレをのせる事にした。あ、もちろんストロベリー・ピュレを使ってね。ジュレの塗り方がもう一声だったけれど、ご愛嬌。ふち飾りのホイップクリームが、どう言う訳かしっかり泡立たなくてダレダレなのも、許して貰おう。
中央のイチゴの真中は細かく切ったいちごで埋め、ミントの葉をのせる。
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娘のフランス語レッスンのあと、あけみさんを交えて3人で試食。
心配は、軽いムースにビスケット・ベースが重過ぎないかどうか。

まず娘が最初に「おいし~!」。
やったね!
あけみさんも気に入ってくれた。心配していたバランスもいい感じ。
ムースの食感も想像していた通りにできて、すご満足!

試行錯誤して出来上がったものは感激ひとしおだけれど、こうして一回目から満足できるものができたりすると、すごく得した気分になる。

今日はいい日だった。
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by suzume-no-oyado | 2007-05-23 06:17 | お料理 | Comments(4)

犬に生まれて(ポポ手日記)

中学時代からの友人のポポ手こと大塚ひかりさんがブログを再開した。

犬に生まれて(ポポ手日記) http://d.hatena.ne.jp/maonima/

彼女は我が学年きっての秀才。じゃ、すずめさんは?と聞かれると、言葉を濁したくなる私なので、誰も聞かないように。

彼女は大学を卒業してから紆余曲折はあったものの、現在古典エッセイストとして活躍中。執筆活動もさながら、ラジオ出演やテレビ出演もしている。
中学時代から古典にエロを感じてのめりこんだ、変り種でもあるが。

彼女を見ていると、同じ考え方をしない面白さを感じる。
「類は友を呼ぶ」というが、彼女と私は確実に類が違う気がする。だけど、友人。

最近の自分の友人関係を考えると、こうしたすこし違う友達が占めている。
共通しているのは、「自分」をしっかり持っている人ってところかな。
言い換えれば、かなり濃い~いキャラってこと。頑固者も多いしね。でも、これがかえって面白い。

同じ「あお」をひとりは、真っ青といい、もうひとりは空色と言ったり、別の人は海の色と言う。育った環境、通ってきた道で皆、それぞれの感覚・考え方を持っている。
本当に「普通」って存在するのかしら? と思うこともある。だって、人によって持っている「普通」って同じじゃないもの。

と言っても、受け入れられる違いと受け入れられない違いってあるのが現実。
特に海外生活を始めてからであったスットンキョーな人々。日本にだって沢山いるんだろうけど、海外ってそれがさらに凝縮されているような気がしてる。

みんなちがって、みんないい 

金子みすずのように素直に受け止めるココロを常に持ちたいものである。

とは言え、スットンキョーなフランス人の行動に、「やってられるか~!!」といきり立っているのが現実の私である。

道ははるかに遠そうだ。
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by suzume-no-oyado | 2007-05-20 20:45 | 暮らし | Comments(3)

STAUB ストーブの鍋


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夫がミラノでひとり暮らしを始めるに当たって、今パリで使っている炊飯器を送った。
なので、小学校の調理実習以来の鍋でご飯を炊くことに。

日本でもご飯を鍋で炊くのが流行っていると、友人が言っていた。
専用鍋も売っているのよ、とのこと。おお、さすが日本!やる事が早い。

とりあえず、手持ちの普通の鍋で炊いてみる。
思ったよりこげるわけでもなく、仕上がりは上々といった所。

そう言えば、以前日本のテレビ番組で、若い芸能人が言っていた。
「今、ル・クルーゼの鍋でご飯を炊くのにはまっているんです。」

やっぱり厚手の鍋で炊くと違うんだろうか。興味津々。
それを、近所のあけみさんに話すと、早速、その日の夕方鍋を持ってきてくれた。
「これで試してみて。」と、見せられたのはストーブの鍋。
周りがエナメル加工してある、見るからに重たそうな鍋。

あけみさんの説明。
「ストーブはフランス・アルザスで作られてる鍋なの。蓋の裏に突起が出ていているのが特徴で、これは、ストーブが特許をとっているのよ。で、この突起が、鍋の中の蒸気を均等に落としてくれるから、煮炊き料理がより美味しくできるんだって。」
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本当に違うんだろうか?と思いながら、早速お米を炊いてみる。
炊き上がり、蓋を取る。
おお~~!! ふんわりと艶のあるご飯ができているじゃない。
見た目だけでも、炊き上がりが違う。  さて、お味は? うん、うん、うん♪♪♪

すっかり、はまった。
ちょうど、夫がかえって来ていたので、とりあえず、お鍋を夫の滞在中借りる事に。
その後、次のセールまで借りてていいよ、といってくれたが、やっぱりマイ・鍋が欲しい。
そうなると、今欲しい、すぐ欲しい、で、デパート直行。

でも、実はその前に、すこし悩んだ事が。
あの、芸能人がはまっているというル・クルーゼとストーブ、どちらを買おう。
あけみさんにそれを言ったら、「どうしてル・クルーゼ?」と聞かれる。
そういわれりゃ、そう、何の根拠も無い。
でも、あの芸能人が言ってたし、日本ではそっちの方が人気があるし。なんだか、かなりミーハーな理由。

で、結局ストーブに決める。以下が理由。

1・ストーブは自分で使ってみて、確かに良い!という実感あり。
2.特許をとったという、優れ機能あり。
3.デザインが甘すぎず、プロ仕様。
4.実際、多くの三ツ星、有名レストランで使われている。

と、まあ、こんなところ。

買ったのは20cmの赤い丸型ココット。3合炊くにはちょうどいい大きさ。
色は、他に黒(いかにもプロって感じ)、赤、青、黄色、緑、ナス色。
形は、楕円もあり。
ひとつひとつ手作りの為、色つきの場合、鍋ごとに色の風合いが違う。同じ鍋でも上が黒っぽかったり、下にかけて黒っぽくなってたり、焼き物のような味がある。

今の所、米しか炊いていないが、チキンのポット・ローストなんか上手にできそう。
やっぱり、楕円のすこし大きめも買いに行こう。

普段は、気を使わないステンレスの鍋ばかり使っていた。そこそこよければ、特にいい鍋なんて、要らないと思っていた。だから、一生使える鍋なんて、興味が無かった。

鍋で料理の仕上がりが違うのを実感した今(たかだか米だけど)、一生使える鍋。良いかもしれない。

ストーブ・ホームページは、こちら
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by suzume-no-oyado | 2007-05-18 17:56 | お料理 | Comments(4)

結婚できない男

ミラノのリナーテ空港からタクシーで新しい我家まで行った。
30度というリゾート地のような陽気。
底抜けに明るいタクシーの運ちゃんが、これまた景気よくイタリア語で話し掛けて来た。
「イタリア語は分からないです~。」と覚えたてのイタリア語で答える。
英語なら、と言った途端、嬉しそうに話し始めた。

「イタリアはね、日本文化がたくさん来ているんだよ。特にマンガとかね。
オタク人口も増えて来ているし。あ、ボクもそのひとりなんだけどね。
日本のアニメが最初に来たのがイタリアなんだよ。みんなスペインだと思っているけど、そうじゃあないんだな。」と、ぺらぺら。
すると、彼はダッシュボードから、本を取り出した。

「これはね、ボクの宝物なんだ。子供の頃見ていたアニメがたくさん載っててね、本屋でこれを見たときには、嬉しくってすぐ買っちゃったよ。」
そう言って、運転しながら、ハンドルの上に本を置きページをめくり始めた。

あ、危ないって。ちゃんと運転してってば。
まだまだ、彼のアニメ論が続く。

ページが開かれて、手渡され、むりやり見る羽目に。
マジンガーZやデビルマン、その他みた事無いものも含めて挿絵がある評論本。かなりマニアックである。そのあとも、日本人女性と結婚している友達が何人いるとか、日本食の話だとかアパートに到着するまで喋り通し。
ちょっと疲れた。

落ち着いてからお昼を食べ、学校に行き、お茶をし、デパートでベッドカバー等を買い込み、メトロに乗る。メトロの駅からアパートまで徒歩5分。
歩きすぎて、足が痛いとブツブツ言っている娘を励ましながら歩く。
広い道路の真中にはトラムが通っている。
道路を渡る。足が痛いのでゆっくり渡る娘を待っていた一台の車。娘がほぼ渡りきったか切らないかで、左折した。

ガッシャーン !!

横を走っていたトラムに体当たり。前のバンパーがすっ飛び、私たちのほうへ飛んできた。
完全にビビって立ちすくむ、娘と私。

「ね、これって私たちのせい? 違うよね。私たち何にもしてないよね。」
確かに何にもしてはいないが、渡リ切る私たちを待っていてイラついたのか、気をとられていたのか。
「私たちのせいじゃないけど、もしかしたら、もっとゆっくり渡ってあげたら事故は防げたかもね。」と、ふたり無理やり納得。スピードを出していなかったからよかったものの、勢いがあったら、巻き込まれていたかもしれない。おお、恐い。

夜8時。夫が帰ってきた。
近所で買ったお弁当が今日の夕飯。
食事が終わり、片付けようとしたら、夫が仕切り始めた。
これは、ここに捨てて、とか細かく指示。ゴミの分別まではよかったが、プラスチック容器の洗い方まで言い出した時には、ちょっとむかついてきた。

なんか雲行きが怪しい。
自分で何にもしない人がひとり暮らしを始めて、すこしは自立してくれるのでは、と期待はしていた。確かに、掃除、洗濯、アイロンがけとかなり自分でやれるようにはなった。
だけど、、、。
アパートは夫の城となっていた。自立を通り越して、自分のやり方が確立。
そこに、娘と私。

いつもの場所にものを置かないと、それはそこじゃない。
ちょっと違うやり方をすると、そうじゃない。
ふつーに歩いているのに、もう少し静かに。
静かに話しているのに、うるさい。
11時過ぎにトイレを流したら、遅いのに流すなって怒られる。
ああじゃない、こうじゃない。

うるさーーーい!!!!

意にそぐわない事をするたび、「あー!」とか「うー!」とか。
これって、「結婚できない男」の阿部寛じゃん。姿かたちはずいぶん違うけど。

高い天井で、しかも家具がほとんど無いから、音が響く。だからって、そんな神経質にならなくたって。こんなんじゃ、暮らせない。

しかし。あんなうるさい・細かい男とは知らなかった。まるで、私と娘は居候。
でも、いいの。引っ越してきたら、全部引っ掻き回すから。
家は妻の城。ルールは妻が作る。こればっかりは譲れない。
今に見ていろ! わっはっは!

多少の誤算はあったものの、次の日のお昼は夫が作ってくれた。
ちょっと驚き。
成長したんだね。妻は嬉しい。
 
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by suzume-no-oyado | 2007-05-17 05:51 | | Comments(6)

5月のメニュー

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昨日は、久々のお料理教室。 って、最近毎回「久々」と言っている気がする。
先月はミラノに2回も行き、引越しの予定も7月半ばに決まって、気がそぞろって感じ。
腰を据えて、お教室を準備できないでいるのが、一番の理由だろう。

で、今月のメニュー。
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スターターは、春野菜のサラダ・ゼリー。
アスパラやにんじん、コージェット、トマト、黄ピーマン、グリンピースをゆるゆるコンソメゼリーで固めたもの。テリーヌ型できちっと固めたものはよくあるけれど、プルっとした食感で食べて欲しい一品である。

色が綺麗なので、目にも嬉しい。今日はローズマリー風味のガーリックブレッドと一緒に。

メインは、ラムのハーブ・クランブル。f0095873_137380.jpg
塩・こしょうのみで焼いたラム・フィレットにセージとパセリ、ガーリックを入れたパン粉をバターで香ばしく炒めてかけて頂く、いたってシンプルなもの。

実は私自身ラムが苦手で、美味しさが今ひとつ分からないという、好い加減な先生なのである。お教室で紹介しているお料理は、基本的に自分が「美味しい」と思うもの。
ラムのお料理はいくつか知っているものの、美味しさがわからないので、お教室では避けてきた。が、春・ラムの季節。避けては通れない、と腹をくくりやってみた。

パン粉を使うのはフランス風だが、イギリスでは、ラムといえばミント・ソースで頂くのが一般。ミント・ソースとは、細かく刻んだミントの葉っぱに砂糖とビネガーを混ぜたもの。
と、ここまで書いて、ミントソースを紹介した方がよかったのでは、と後悔。
でも、生徒さんたちは、ハーブ・クランブルも気に入ってくれたので、良しとしよう。

春はやっぱりストロベリー。
f0095873_1373599.jpgそこで、今日のデザートはストロベリー・トライフル。イギリスの典型的なデザートのひとつ。
ラズベリージャムを挟んだスポンジをボウルの底に敷きつめ、フルーツ缶詰のシロップとシェリー酒で湿らせる。そこに刻んだフルーツをのせる。一般的なのは、フルーツカクテルの缶詰。今日は、缶詰の洋ナシすこしにイチゴをたっぷり。
次は、カスタード・ソース。このカスタード・ソース。普通はバードと言う銘柄のインスタント・パウダーを使う。砂糖とパウダー、ミルクを入れて作る、あっさり味のソースである。
ちゃんと作った方が美味しいのに、と言う人もいるが、私はこのインスタント独特のあっさり感の方が好き。日本でも、紀伊国屋や明治屋で手に入る。
カスタード・ソースの上には、軽く泡立てた砂糖無しの生クリーム。
基本的にあまり甘くないので、甘いものが苦手な男の人にも人気のデザート。
これに、ストロベリー・ゼリーが入ったものも一般的だけど、ゼリーが入ると途端にオコチャマ味になるので、私的には無しが好き。

あと何回ここでお教室ができるのだろう。ちょっと淋しい気がするけど、別のお料理が学べる事も楽しみ。生活には慣れなくちゃいけない、言葉はやらなくちゃいけない、と盛りだくさん。

くすん、なんて言ってられない。
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by suzume-no-oyado | 2007-05-09 01:38 | お料理 | Comments(12)

舌打ちする男

夫がミラノに単身赴任になって、半年以上になる。
最初はそれでも、2週間に一度位の割合で、パリに戻って来ていたが、最近は月2~3日。私もすっかり夫のいない生活に慣れてしまい、というより満喫状態。
だって、正直ラクチン。 昔のCMにありましたでしょ。「ダンナ元気で留守がいい」って。

でも、今はあんまり離れていてはいけないような気がしている。
私にとってはもちろんだけど、お互いにとって、かな。

前々回ミラノに行った時の事。 夫のアパート暮らしの手伝いが目的。
夫が常駐しているホテルに転がり込んだワタクシ。
普段はひとりの夫は何もさえぎる物がなく、自由にホテルの部屋で過ごしていた。
が、そこに私という障害物が。

あれを取ろう、と思った先に私がいる。 「チッ!」
あっちに行こうと思っても、二人は通れないので、譲り合わなくちゃいけない。 「チッ!」

「チッ!」っと三回目の音が聞こえた時、聞いてみた。
「ね、自分で『チッ!』って言ってるの知ってた? それとも、無意識?」
そう聞かれた夫は、ちょっとビックリ。
「え?俺、『チッ!』って言ってたの?」って。

ふ~ん、無意識なんだ。 って、それの方が性質が悪いじゃない。
顔には出ていないが、邪魔だと思っているのは確かってことだもの。
でもね。彼を責める気は全然なかった。だって、私も同じだから。
たまに家に帰って来ると、トイレに行こうと思ったら夫がいたり、洗面所に何かをとりに言ったら、夫がいて邪魔で取りにくかったり。
「ああ、めんどくさい」とその度思っていた。

夫も同じなんだって思ったら、なんか可笑しくなった。でも、その反面、お互いの生活にお互いがいないことを実感して、ちょっとした危機感。

こんな生活もあと2ヶ月ちょっと。 ちょうどいい頃合いかもしれない。

それにしても、この夫の舌打ち。 正直言って妻はムカツク。
今に始まった事じゃない。
「怒り」のハードルが極端に低い彼は、些細な事で「チッ!」っとなる。
正直といっちゃ正直だが、耳にするたび、「こんな事で」とムッとなる。

何が嫌いって。

「先に寝るから」と寝室に行った夫。同時期にベッドに行けば問題はないが、時間差がある場合、大変である。寝入り場に物音を立てようものなら、その度「チッ!チッ!」と連続攻撃。だから、そういう時は、彼がすっかり寝入ってから寝室に入るようにしている。気を使う妻。もう大丈夫だろう、と抜き足差し足で寝室に入っても、タイミングが悪けりゃ「チッ!」っとなる。その度、身が縮む思いの妻。なんで、こんなに気を使わなくちゃいけないんだっ!って腹も立ってくる。

よく言うじゃないですか。世の中には二種類の人間がいるって。
この場合、気を使う奴と気を使わせる奴。あ~あ、、。一度で言いから気を使わせる奴になってみたい。

「夫婦別寝室を夢見る」妻の独り言でした。
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by suzume-no-oyado | 2007-05-03 08:05 | | Comments(8)