「ほっ」と。キャンペーン

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ささやかな喜び

かれこれ2週目になろうとしているドロドロな日々。
どれくらいドロドロかというと、そう、バターケーキの生地くらい。

ちょっと重たい。

自分の肩に乗っているのなら無視も出来るが、娘の肩じゃそうもいかない。

歯がゆい日々。

せめてクレープの生地くらいにサラッとしてくれたらいいのに、、、。

って、何処までも落ち込んでも、ついチャチャを入れたくなってしまう、悲しい性。
ま、そうやって、知らぬ間にクッションを作っているのかもしれない。

そんなドロドロな日々を送っているのに、世間はセールが最終戦を迎えようとしている。
セールは何処の国でも一緒かもしれないけど、最初の数日が勝負。
気がついたらカスしか残ってない。でも、「残り物には福がある」で、時折ふふふ、と含み笑いをしたくなる物に出会うこともあるので、最後まであなどれない。

このセール最終戦に、以前から欲しかったランプの傘を買った。
家に帰って、いそいそ付けてみたら、穴のサイズが違う事を発見。
なんで?どうして?
何をどうしたって、大きいものは大きい。大失敗だ。

肩を落として、夜帰って来た夫に話すと、案の定、バカ呼ばわりされる事数十回。
「しつっけーんだよっ!」と、どこの誰だか分からないほどの悪態をつきたくなったが、
そこはそう。そんなことしたら、そのしつこさ数十倍が帰ってきそうだから、
心の中で呟いていた。
ああ、、、ふがいない私、、、。

「返してこいよ!」との仰せで、今日返品しに行ってきた。

「がっかりです。だって、穴のサイズが大きすぎて使えません。」と、さも悲しい顔で伝えたら、「大丈夫ですよ。」と予期せぬお言葉。
穴のサイズを調整するリングをはめてくれ、通常のサイズに直してくれた。
なんだ、そんな技があったなんて。
返品の面倒くさい手続をする事も無く、単純な会話だけどちゃんとイタリア語で通じて、
なにやらすごくハッピーになった。

たったそれだけの事なのに、心の中はすっかり青空。

人間、やっぱり単純に出来ている方が、得かもしれない。

ささやかな喜びが何よりの♪し・あ・わ・せ♪
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by suzume-no-oyado | 2008-01-26 03:14 | 暮らし | Comments(15)

怒りの功名

週明けの月曜日はいつも疲れている気がするが、なぜか今日は爽やかな目覚め。
ああ、そうだった。
先週の水曜日の夜、突然吐き気と腹痛に襲われ、その晩はゲロ用のボウルを抱えて苦しんだ。朝方、思いっきりゲロって、少し楽になったものの、おなかの痛みは消えず、何も食べれず、声も出せず、久々に辛い思いをした。

2日間で、食べたものは水とクラッカー。
娘に「痩せるかもね」と言われたが、病気で減った体重は、いつも、ほぼ1日で戻ってしまう、恐ろしいほどの健康体。期待はしていない。

結局、週末を含め、4日間。欲しいままに寝た。
こんなに寝たのは、何年ぶりだろう。

なので、すっかり元気。

学校に行く前に、いつものようにトフィーのお散歩。
週末は雨だったので、とっても天気はいいわけじゃないけれど、ちょっとすっきり。
傘を持ってのウンチ取りは、かなり面倒くさい。

家の周りをぐるっとまわって、もうすぐ終わりという時。
トフィーが電柱でポーズだけのおしっこをしていたら、なにやら怒鳴り声が。

何かしら?と思ったら、電柱の横の家の中の男が叫んでいるのは、なんと私に。
え?なにか悪い事をしたかしら?って急に不安になる。

よく聞いてたら、家の前で犬におしっこをさせるな!って。
家の前って、その家の外の歩道に立っている電柱。
その家の塀にしているならいざ知らず、歩道の電柱。

なにか問題?!

そう思った途端、理不尽に怒鳴られた事にむかっ腹が立ち始め、口から出たのが
「この電柱、あんたのかいっ?」って。

さらに、まくしたてる男。終いには、「この日本人がっ!」って罵られた。
思わず、この○○人がっ!(イタリア人ではありません)ってこっちも捨て台詞をしたくなったが、関わりたくなかったので無視。

そんな、超ムカツイタ朝になり、怒りがなかなか収まらなかった私は、この怒りを学校の皆と分かち合うべく、学校に行くトラムの中で必要な単語を全部調べ上げた。

クラスメート、先生、はたまた校長先生まで巻き込んでの状況説明。

「そりゃ、おかしいよ。」  「別に問題ないじゃない。」
「頭おかしいんじゃないの。」  「気にしない、気にしない。」

同調と同情と慰めいっぱいで、やっと落ち着いた。
ありがとう、みんな。

でも、怒りのお陰で、この1件はイタリア語で話せるようになった。

そう思うと、良い一日だったのかも知れない
やっぱり、物は考えようだ。
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by suzume-no-oyado | 2008-01-15 08:11 | 暮らし | Comments(2)

小さな間違い大きな間違い

我家はミラノの西側にある。

毎日ドゥオモ近くの語学学校に行くのには、トラムかメトロ。
1ヶ月の定期券を買おう買おうと思いながら今に至っている。なので、未だ割高なカルネ(10回数券)を使っている。それでも、まだ1回券を購入するよりはちょっとまし。

そのカルネは駅でも買えるが、大抵トフィーの散歩がてら近所のタバコ屋さんで買っている。

カルネという言葉自体、フランス語と一緒なので、そう戸惑う事もなく言える。

フランスに住み始めた頃、買い物に幾たび、たかだか「バゲット1本ください」を言うだけでドキドキもの。自分の番が来るまで、何度も反復練習したにも拘わらず、喋ろうとした途端、息を飲み込んじゃって、なにやらモゴモゴになっちゃった、なんて事がしょっちゅうだった。

イタリア語を習い始めるまでは、やっぱり念仏のように唱えながら買い物って事もあったが、さすがに今はすこーし心臓に毛が生え始めた。

なんだけど。

自分的にはその簡単なカルネを未だうまく買えない。

大抵はまとめ買いをする。

5カルネ ペルファボーレ 回数券5枚ください って。 ね、ちっとも難しい事じゃない。

だけど。

お店の人に一発で通じた事は1、2度。そうなると自信はだんだんなくなってきて、
「よしっ!今回は一発で分かって貰おう!」と、たかが回数券ごときに念仏状態になる。

なのに。

やっぱり、「なに?カルネ?ええ?カルネ? あ~あ、カルネね。」ってなもん。

なんで?

やっと、わかりました。その理由。

どんな言葉でも似た言葉はある。

例えば。   犬は cane カーネ。
        回数券は carnet カルネ。( t は発音しません)

このくらいの差はさすがに分かります。それが、あったんですね。もうひとつ似た言葉。

お肉のカルネ carne です。 回数券の方もカルネです。
でも、アクセントの位置が違ったんです。

お肉のカルネは、最初の「カ」にアクセントでカールネ。
回数券のカルネは、最後の「ネ」にアクセントでカルネ。
そして、フランス語は最初にアクセント。(そうですよね、あけみさん)

だから、私は毎回タバコ屋のおじさんに、「お肉5つください」と言ってたって事。
おじさん、ビックリするわけです。もしかしたら「俺って、肉屋のオヤジに見えるのかな?」なんて、コンプレックスを植え付けちゃったかも、と要らぬ心配まで。

イタリア語ははっきり、くっきり、きっちりと。なので、毎回、かっきりと注文。
ああ、恥ずかしい、、、。

知らなかった。 タバコ屋で肉を注文してたなんて、、、。

毎回、聞きなおすおじさんに、「耳悪いんじゃないのー。」と心でいちゃもんつけてた私をどうか許して下さいまし。
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by suzume-no-oyado | 2008-01-14 08:12 | 暮らし | Comments(6)

サルコジ氏の結婚

フランス大統領のサルコジ氏が結婚する事になったらしい。
数ヶ月前に離婚したばかりで、彼の立ち直りの早さに驚きと共に拍手を送りたい。

今回の彼の結婚に対して、色々と意見はあるようだが、多数のフランス国民は
「まぁ、いいんじゃない、彼のプライベートの事なんだから」と、なんとも冷静なご意見。

確かに。

前回の大統領選の時に、日本とアメリカ 対 フランス の違いを驚くくらい感じた。
というのも、日米の政治家は政治家としてはもちろんの事、プライベート特に家庭にも潔白を求められる。色恋沙汰なんてもってのほかである。

「自分の家族にさえ誠実になれない奴が、国民に対して誠実になれるわけが無い」
と、言う事。

方やフランス。外に男を作ろうが女を作ろうが問題視されない。それどころか。

「個人のゴタゴタさえ解決できない奴が、国の問題を解決できるわけが無い」とされる。

へぇ~!と、かなりピコンピコン押したい所である。なんか妙に納得してしまう。
個人的な問題なんてどうでもいいから、政治家としてやる事をやっていればいいんじゃないかと。

そして、今回のサルコジ結婚に対する該当インタビューも、
「プライベートと政治は別だから」って。やっぱりな反応。

ちょっと前後するが、全回の大統領選のもうひとりの候補者ロイヤル女子にはボーイフレンドがいて、別居中の夫にもガールフレンドがいたのは周知の事実。選挙後には、とうとう離婚してしまったが、だからと言って政治生命に関わる事はまるで無かった。

アメリカの選挙戦を見ていると、とってつけたように家族一丸になっている様子を見せつける。「私がこうしてがんばれるのも家族のおかげです!」と。
そうやって良い夫・良い父親を強調すればするほど、胡散臭く感じてくる。

ドロドロのプライベートを包み隠さず、政治家としてのプライドを持っている(かも?)フランス政治家のほうに実を感じるのは私だけだろうか?
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by suzume-no-oyado | 2008-01-09 06:03 | 暮らし | Comments(5)

恐い年越し

ここ数年、年越しは友人と過ごしている長女。
パリでは、コンコルド広場で花火を見ながら迎えたニューイヤー。

そんなノリで、今回はローマのポポロ広場で迎えようと。
が。
年が明けてから、ホテルに戻ってきた彼女は、「あんな恐い所、二度と行かない!」って。

確かに、11時過ぎくらいから、そこら中でバンバン、爆弾かと思うほどの爆竹の音。
パリにいた時は、あちらこちらで花火を上げる音がヒュル~バ~ン
花火の音は「どこかなー?」とちょっと心弾む感じがするが、爆竹の音はちょっと違う。
「えっ?なにっ?」って思わずビクッ。

「だって、誰かまわず、そこら中で爆竹を爆発して、危なくって危なくって」と、長女。
なので、ポポロ広場はさっさと引き上げて、どこかバーに行こうとした。でも、何処もかしこもいっぱいで入れない。仕方なく、シャンパンを店で買い、そこそこ賑やかなところでぐい飲みをしたらしい。なんだかパッとしない年明けである。

そんな話を聞いた後、トフィーの散歩に出かけた。
近くの広場に落ちてた爆竹の残骸を見て、彼女の恐さを実感。

私が知る限りの爆竹って、直径は1cm未満、長さ5cmほどの小さいもの。子供の頃は文房具屋さんに売っていて、ガキンチョ軍団と爆弾ごっこをして遊んだっけ。(しませんでした?)

広場に落ちていたのは、いやいやあれば爆竹と言うよりダイナマイト。
直径3cmいや5cmはあったかな、長さは10cmほどのものが12本ほどの束になっている。そんなのが足元に投げ出され、急にバンバン爆発し出したら、ビビルなんてモノじゃない。

ナニ考えてるんだ、君たちはっ! 

やっぱり、年越しはワイワイかゆったり静かに迎えたいものである。

日本の除夜の鐘が妙に懐かしい今日この頃。
今年は年女のすずめです。
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by suzume-no-oyado | 2008-01-05 03:52 | 暮らし | Comments(0)

明けましておめでとう!

気がつけば、既に年明け3日目。

年明けは、我家では珍しく外で向かえた。何処かと言うと、法王のお膝元ローマである。
おおっ!と思う方がいると思うが、何てこと無い、しこたま食べて飲んだ後、夫婦でベッドで寝っ転がりながら、ホテルの部屋のわびしいくらい小さなテレビを見ながらのカウントダウン。レストランでの外食も悪くは無いが、やはり年越し蕎麦を食べて、シャンパン片手のカウントダウンの方がやっぱり「晴れて年越し」の感がある。

ローマで年越しを思いついたのは、たまたまロンドンから帰って来た長女がたまたまローマに遊びに来ている友人と年越しをしたいと言い出したから。娘の口実に親が乗っかった、と言う所。そうでもなければ、「おうち大好き夫婦」は、なかなか外に出ない。

大晦日の夜は、カジュアルなレストランで食事。ほぼ地元の人たちで埋め尽くされていたので、なんとなく私たちは借りてきた猫状態。

大晦日のコースメニューがスタート。

これでもか、と出てきた前菜とプリモは3種類のパスタ。そしてセコンドはお魚とお肉の両方。量が多いのは予め分かっていたので、少しずつ残しながら食べて、おなかに余裕を持たせていたが、ふたつ目のセコンドのお肉料理が来た時には、臭いだけでご馳走様。でも、まったくの手付かずではシェフに申し訳無いので、味見程度にいただく。

気合を入れて食べていた夫でも、さすがに最後はギブアップ。

もう、匂いをかぐのも嫌っと思ってたところに、とどめのレンズマメとソーセージの煮込みが、、。
皆、泣きだしそうだった。「もう無理」と意思表示をしてみたが、一口だけでも、と薦められる。聞けば、幸運を呼ぶ縁起物らしい。なので、喉元までギッチリ詰まっているお料理を抑えながら、涙目でいただいた。これでこなかったら許さない。「カモン、幸運!」である。

最後にシャンパンとケーキ、コーヒーで、水攻めの刑ならず食い攻めの刑が終了。
美味しかったが辛かった。

食べすぎでよれよれの夫と私はそのままホテルへ。
長女は友人と待ち合わせて、ポポロ広場へ。

ロンドンはトラファルガー広場、パリはコンコルド広場、そしてローマはポポロ広場でたくさんの人が集まって年越しをする。

続きはまた。
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by suzume-no-oyado | 2008-01-03 20:08 | 暮らし | Comments(8)