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ペイズリー

フジの花が満開で、「あ、写真を撮らなきゃ」と思っている矢先に、雨ウィークになり、気がついたら色あせた悲しいフジになっていた。

5月も半ばになれば、今度はジャスミンが満開になるので、次はチャンスを逃さないようにしよう!

そんな決心をしながら、娘と共にスコットランドのグラスゴーに旅立った。
正確に言えば、訪れた先はペイズリー。そう、かつて「ペイズリー柄」で一世を風靡したあのペイズリー。

グラスゴー国際空港から、タクシーで10分。この空港も名前はグラスゴーだが、実はペイズリーの中にある。

空港から向かった先は、滞在先となる Ashetree House Hotel。
HPの写真では美しかったが、大抵写真はよく見えるから、多大な期待はしていなかった。

が、そのこじんまりとしたホテルは、ペンション風の暖かいおもてなしと100年以上の古きよき時代を感じさせながらモダンなファシリティーで、グー!(親指を立ててください)

実は、電話で予約を入れたときに、どういう経緯だったか忘れたが、私たちが日本人だと分かると、ホテルのオーナーは、なぜかはしゃぎ始め(おそらく好日家?)、えらく歓迎してくれた。
予約して、こんなに喜ばれた事は無い。まぁ、お陰でこちらも行く前から楽しみにしていた。

通された部屋は、2階(日本でいう3階で最上階)の角部屋。奥の天井が斜めに傾いて天窓が付いていて、すこぶる可愛い。

わぁ~♪と思ったと同時に、正面の景色を見て わぁ~~~!!
目の前に広がるグレーブヤード(お墓) !!

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なんで、墓地の見える部屋に??と恨みたくもなったが、ブラインドを全部開けてみたら、古い教会の美しい時計台が見えた。おそらく、1番景色がいい部屋なんだろう。

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ホテルの人は、私たちの墓場を見ての反応が、よく理解できないようだった。
かなり感覚が違うとみた。

ベッドに座ると墓場は見えず、時計台だけが見える。気にしない事にしよう。
でも、日が暮れたら、ブラインドは全部下げよう、と決心。やっぱりちょっと恐いもんね。

今回の目的は観光ではない。娘が行きたい学校の面接のため。
なんで、どうして、グラスゴー? と思われるだろうが、娘のやりたい音楽(いわゆるダンス・ミュージック)の設備が1番整っているのが、その学校だっとということ。

どうせ勉強するなら本場で、というのが娘の強い希望。
家にいて、くすぶっているよりも、やりたい事があるなら、やってみなさい!と大決心をした。

北の人は南の人より暖かい、と聞いてはいたが、いやはやホントに。
何処へ行っても、人懐こいスコットランド人に優しくされた。

パリやミラノとは比べられないくらい田舎臭いが、 
そんなの関係ねぇ~! の世界である。

3日間、夜はパブ飯とビタービアにどっぷり浸かり、昼は2日続けてGREGGSと言うパン屋のステーキ・ベイクに舌鼓。思わず3日目も、と思ったが、飽きるまで食べるのはよくないかも、と思いとどまる。

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タウンホールを見に行ったり、その前の公園の花壇がペイズリー型になっているのを見て、ここまでペイズリーだ!と妙に感心。

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運河が流れているが、風情はあっても、あまり美しくなかったのが、唯一残念だった事。

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アビーやその他美しい建物はあったが、一番のお気に入りは、この中世の教会。
重々しくて、思わずハリー・ポターのテーマ曲を口ずさんだ。
パリやミラノの洗練された教会も良いが、おどろおどろしい教会も捨てたもんじゃない。

何気に選んだホテルのオーナーとも妙な縁で、娘をいたく気に入ってくれ、スコットランドの母になってくれそうだ。男と女ではないが「縁は異なもの」である。

滞在最終日、彼女のカレッジに向かう。
入り江になっている海岸線を、電車でゆっくり30分。
北の海独特の寂しさが漂う海岸線。日本海に通じる物を感じる。
どう見たって、「失恋の海」。

大丈夫か?娘よ。

途中、黒い円錐屋根で下が白黒チェックの小さな灯台を発見。なんともステキ!
海岸線の写真を撮ろうと試みたが、目の前の林がどうにも邪魔。
仕方なく諦める。(って、シャッターチャンス逃しただけです、トホホ)

カレッジは、殆んど駅前。
この校舎の他に2箇所、別の場所にある。私が気に入った海が見える校舎は別なのが残念。まぁ、私が気に入ったってしょうかないんだけどね。

校内を案内していただいた後、娘ひとり面接へ。

面接後、ペイズリーに戻り、最後のパブ飯を堪能し、午後の便でミラノに帰った。

娘は合格した。
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by suzume-no-oyado | 2008-04-28 19:17 | 子育て・娘 | Comments(10)

いざ、スコットランドへ!

金曜日の夜にスコットランドから帰って来た。

ただいま、です。

21日の朝、出発の前日にトフィーを預けに行く。彼がいつもお世話になっているリアナさんのアニマル・ペンション。ミラノからは1時間半の南で、だだっ広い丘の上にある。

彼女の夫は普段はミラノで働き、週末にそちらに戻ると言う生活。アニマル・ペンションが本業ではなく、ただ単に田舎の生活をして、丘の斜面にワインヤードを持ち、ワイン作りをエンジョイしている。で、その傍ら、2、3部屋の犬・猫舎(床暖房付き)のみで、非常に好意的にペットを預かっている。

イギリスでもフランスでも、いくつか試してみたが、例えそこそこ悪くない所でも、トフィーは帰ってくるたび、ストレスのせいかゲリをした。

が。リアナさんの所は違った。

天気がよければ、リアナさんのところのワンコ達(8匹くらいかな?)と一緒に毎日丘の斜面を走り回る。1日2回のご飯は、1回は手作り。リアナさんもトフィーをとても気に入ってくれてるせいもあるのか、彼はいつも元気に帰ってくる。

今年は、マンションの一件もあり、娘の一件もありで、私は家を空けることが多いので、こうした安心してトフィーを預けられるところが見つかったのは、本当によかった。l

さて、スコットランドへのフライトは朝8時15分、リナーテ空港から。なので、いつも通り、少し早めに6時15分にタクシーを呼ぶ事に。

ひとりなら、問題なく予定通り行くが、なんせ今回は娘と一緒。娘のもたもたは超一級なので、考えただけでため息が出る。

支度が遅いので5時に起こしてくれと娘。え~5時?!と思いながら、自力で起きて貰うのには、100%の不安があるので、仕方がない起こしてやるか、、。

前夜、11時にはベッドに行った私。その前に娘に喝を入れに部屋に行ったら、ベッドの上にもって行く洋服を散らかしたままで、スーツケースは空っぽ。

おいおい、大丈夫か?
もう寝るから、足りない物があったって聞きに来ないでね、と念を入れる。

で、朝5時。

娘の部屋に行くと、想像していた通り、夜通し起きてた。起きれないと困るから、だと。
だからと言って、支度が出来ているわけじゃない。
私が出るばかりになっても、あれが無い、これが無いって。

考えられない、、、。

案の定、6時15分にはでると言っておいたのに間に合わない。やっぱりね。
彼女と出かけるときは、予定時刻の15分前には設定しておく。なので、予定通り、6時30分過ぎ、何とかタクシーに乗り込む。もう、ストレスたまりっぱなし。

タクシーに乗って10分過ぎた頃、娘が慌て始めた。アレルギーのクスリを忘れた。
あれが無いと、ショック反応を起こした時、最悪の場合死んでしまう。

あれほど言ったのに。バカッ!!

仕方がないので、家に戻ってもらう。
当然のような娘の態度が腹立たしい!後ろからどついてやろうかっ!
娘を待っている間、ったく、ティーンエイジャーってどうして、こうなんだっ!って運ちゃんに愚痴ったら、「うちも2人の娘がいてね~、、、、」って。

おんなじですーって息統合。

「自分じゃ何もしないくせに、あれが欲しい、あれが足りないって、いつも文句ばかりなんだよ」って運ちゃん。「なんだろうね、頭ん中、別のもので出来てるんじゃないかね」

そうそう。うちも一緒。で、頼む時だけ、可愛い娘に変わってねって私。

頭の天辺までストレスでいっぱいになっていたけど、運ちゃんとの会話ですっきりした。
理解者を得るということは、本当に大切な事だ、と実感。

少し急いでくださいとお願いして、空港まで再出発。

時間より大幅に遅れたけど、無事、チェック・イン。
デューティー・フリーで慌てて買い物を済ませて、ゲートに行って、すぐボーディング。

行き先は、スコットランドのグラスゴー。
ミラノからは、直行便がないので、ロンドン・ヒースローで乗り換え。
2時間後、晴れてグラスゴー行きのフライトに乗り込み1時間ちょっとで到着。
合計5時間ちょっとの長旅。

あまり好評でないブリティッシュ・エアウェイズだが、ここのサンドイッチにはいつも大満足。
さすが、サンドウィッチのお国である。

大しておなかが空いていなかったにも拘わらず、一口食べたら止められなくなって、結局最後まで食べきった。

スコットランドは雨ばかり、と覚悟していったが、着いたその日は青空だった。

幸先いいかも。
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by suzume-no-oyado | 2008-04-27 21:38 | 暮らし | Comments(0)

カンガルーに生まれなくてよかった~

スコットランドからのお客人が帰ってから、やけに天気が悪い日が続いた。
滞在中は連日青空で、「なんでこんなに天気がいいの?」と感激していた彼。
帰ってから連絡をもらったら、「スコットランドには珍しいいい天気」だと。
それを聞いて、「雨を置き土産にして、ミラノのいい天気をおもちかえり??」と、連日の雨に言いたくもなった私たち。

ま、それはさて置き。

彼と入替えに里帰りした長女。
5月から試験が始まるとの事で、少し息抜きがしたくなったから、と3泊4日の短い滞在。

イタリアン、日本食、ショッピングと目いっぱい時間とお金を使っていってくれた。
幸せな娘だ。

そんな娘と買い物に出かけたときの事。
トラムに乗ってトロトロガタガタと揺られながら外を眺めていた。

途中、寂れたシアターの端に張ってあったポスター。
特別な物じゃない。
横向きのカンガルーが今にもピョ~ンと飛びそうなカッコで写っていた。

緑色の背景に、なんのインパクトもなく写っているカンガルーを見て一言。

カンガルーに生まれなくてよかった~!

なぜ、思ったのかは分からない。なぜか、しみじみ。
こんなつまらないポスターに使われているカンガルーがすごく惨めに思えた。
こんな事する為に生まれてきたわけじゃあるまい、、、。

それを娘に言ったら、「この人なに考えてるんだ??」って顔された。

次は犬や猫に生まれたいなって言うのは聞いた事あるけどね、、って。
カンガルーっていうのもね、、、って。

そんなバカげた思いが頭をよぎった日、アーケードから出ようとして傘をさそうとしたら、誤って前を歩いていた男の人のお尻を傘の先で刺してしまった。

ツン って。

振り返られて、怒鳴られるかと思ったが、何事もなかったように去ってしまった彼。
こちらは、おなかがねじれるほど大笑いしてしまったと言うのに。

家に帰ってから娘が、「もしかしたら、あの人ゲイだったのかも、、。前の晩やりすぎて、感覚無くなってたのかもよ」って過激な発言。

身近にゲイがいる彼女はいろいろ知っているわけか。
そんな「色々」をまた聞きしている私のこれも経験。

ああ、いろいろ経験できる人間ってやっぱり楽しい。

人間でよかったなー。
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by suzume-no-oyado | 2008-04-17 19:21 | 暮らし | Comments(2)

笑ってくれてありがとう

お客様が滞在中の1週間、ほぼ毎日きちんと食事を作っていた。
そんな!当たり前の事じゃない、と思われるかもしれないが、ミラノに越してきて以来かなり手抜きの毎日。

パリの最後の1年間、娘にエネルギーを吸い取られ、かなりヒッキーがかっていたのもあり。で、こう毎日出かけるのはかなり大変。語学学校から帰ってくるともうクッテクテ。そのうち慣れるさ、と思いながら今日に至っている。

ちょっと体調をくずしていたお客人。そうか、それなら、栄養あるものでもたっぷり食べて元気になって帰ってもらおうじゃないか!とがぜん張り切ってしまった。まぁ、そのかいあって、帰る頃にはすっかり元気になってくれた。よしよし、、。

張り切るのはいいが、終わって気がついたら、かなり疲れていた。
そこで、ミラノで唯一の日本人の友人・ミナさんとデートして貰う事に。

1年位前(かな?)にブログを通して知り合った、ミラノ在住のオペラ歌手。最近、イタリア人のイケメン彼とゴールインした、幸せいっぱいの彼女。当然イタリア語はペラッペラのミラノ生活の大先輩である。

ほぼ毎日パスタ生活の彼女。 来客中、ずっと洋食だった私。
なので、その日のランチは、迷わず日本レストランに決める。

2年前くらいに開店したという、O・MA・KA・SEは、雰囲気がビストロ風のレストラン。
お寿司がメインだが、もちろん他にもアラカルトで1品料理が食べれる。
ランチセットで握り寿司を頼む。
一回り大きいおわんのお味噌汁は、かなりたっぷりの量。

後から来たお客さんの方が先にメインが運ばれて、かなり待たされた。
やっと来た。そしたら、遅くなったお詫びにって、サラダのおまけ。あら、嬉しい。

お皿が置かれて、「ありがとう」を言うつもりが、

ご馳走様でした。

って、まだ食べてないっつーの!

運んできてくれたウェイトレスの方も思わずクスッ!
こういうトンチンカンなバカなことをした時、相手が笑ってくれると、なんだかホッとする。
変に気を使われたり、真剣に受け止められちゃうと、尚更ガクッと来るもの。

これを娘に話したら、彼女も先日遊園地の階段で、転がったと言う。
前のめりになって手をついた後、どう言う訳がゴロンゴロンと転がりだして止まらなくなった。後ろのおばさんが、突進してくれて、どうにか止めてくれた。

最初はビックリしていた周りの人たちも、あまりにコミカルな転がり方に笑い出した。
なので、彼女も起き上がった後、ヘラヘラ笑ってごまかせた。

ミナさんとの楽しい時間もあっという間に終わってしまった。
年齢はかなり違うけど、彼女はそれをあまり気にせず話せる数少ない人のひとり。
と、思っているのは私だけかもしれないが、、、。

これから、気になるレストラン巡りをしたいね、と。
なんだか、ちょっと楽しくなりそうな予感。

これからもよろしく。
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by suzume-no-oyado | 2008-04-14 04:28 | 暮らし | Comments(2)

悲しい記憶力

さて、イギリスからのお客人が帰る水曜日、大学時代の友人とお母様がミラノにいらっしゃる事に。正確には火曜日にミラノ到着、水曜日は一日自由時間というので、せっかくなのでご一緒する事にした。

お客様が帰る午後2時頃までは自由の身。なので、朝9時半にドゥオモで待ち合わせして、上まで登ってきた。天気が悪いと言われていたわりには、朝は何とかいい天気。さすがに雨の中屋上に登る気はしないものね。

20歳の頃、その彼女とヨーロッパツアーに参加した。
今回は、その時以来のミラノ。「まさか、ここでまた一緒にいるとはねー」と、2人にっこり。
前回は、ドゥオモの外観を見ただけだったし、かれこれ8ヶ月のミラノ生活の私だが、屋上はまだだったので、いい機会。

高齢のお母様も一緒だったし、と言うのはいい訳だが、もちろん誰がなんと言おうと、屋上へはエレベーターで。こんなところで2ユーロケチってなんになるって言うもの。
って、チケット代払っていただいちゃった私が言う事じゃぁない。

すこーしいやらしいエレベーターおっさん。お口がお上手って、度が過ぎるとキモイだけ。
綺麗、可愛いといわれて、「あら、そーお?」なんて喜ぶ年じゃないっていうのっ!
あ、もちろん言われる人によりますが、、、。

エレベーターはドゥオモの後方コーナーに着くので、そこから、細い通路を辿って、前方へ移動する。となりのデパート・リナシェンテの屋上のカフェ・テラスを眺めながら、「あそこで、お茶もいいねー」って。

さほど高さを感じないでいたが、途中から階段を上がって屋根に到着。
デパートの屋上のように、展望台みたいなのを想像していたが、まったくの屋根。
真中に梁のように1本道が通っていて、そこから両サイドに下がっている。
晴れてて良かった。雨だったら、滑って転んでいたかもしれない。

下から見上げていても、かなり繊細に見えるが、近くで見たら尚更だった。
細い塔のひとつひとつに、何体もの小さい像が入っている。それが、たくさんそびえているのだから圧巻である。すごい文化だ。 来てよかった。

雲行きが怪しくなってきたので、次の場所へ移動。
歩いて数分のスカラ座へ。

リハーサルがなければ、舞台も見学できると言う。で、本日はOK。
舞台装飾等の見学も出来、次は絶対観劇に来よう!と、決心。
パリのオペラ座だって、何にも見ずまいだったもの。二の舞はするものか。

とりあえず、夫に何を見たいか聞いて、すぐチケットを買い、「出かけるモード」を作り、勢いに乗って連れ出そう!と予定をたてる。

スカラ座の後、お茶をして、ダビンチの「最後の晩餐」を見に、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ。数週間前にチケットを予約しようとしたが、その時既にいっぱい。
個人では無理なチケットも、エージェントだと、キャンセルチケットが回ってくるらしい。
そのおこぼれを頂戴した。

実は、3度目。
初回は、20歳の頃。あの頃は修復途中だったか前だったかで、なにやらホコリっぽい部屋のイメージしかなかったが、今は湿度温度管理までされ、1回の見学の人数制限もありで、大切に保管されている。

2回目は去年の夏。
ガイド無しで15分、何の知識も無しで見たので、なにがなにやら。
なので、今回はしっかりガイド付きで。

「最後の晩餐」は、キリストと12人の弟子達の最後の食事の場面、との知識しかなく、あれが、丁度キリストが弟子達に「この中に裏切り者がいる」と言って、弟子達が動揺している場面だったなんて、知らなかったね、と私と友人。

しかし。

考えてみたら、二人ともキリスト教の学校へ行っていたんだったよね。
私たち、一体何を習っていたんでしょう。しかも、大学は宗教画の勉強もしたんだよね。
な、なんか情けない、、、。

「馬に念仏」 「豚に真珠」 が頭をよぎる。

そこで一端お別れをして、私は自宅へ。
お客人をベルガモの空港まで送り届け、家に着いたのが午後6時半。
トフィーにご飯をあげ、散歩を済まし、再びドゥオモへ。

ちょっとおしゃれなカジュアルレストランでお食事。
ほろ酔い気分で美味しくいただく。

めちゃくちゃ忙しかったけれど、運動不足で足も筋肉痛になったけれど、なんだか久しぶりに語学から解放されて、楽しい一日だった。

ありがとう。
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by suzume-no-oyado | 2008-04-12 04:32 | 暮らし | Comments(0)

あわや犯罪者?!

只今我家にイギリスからお客人が一名。 

4月2日(水)の夜10時50分に、事もあろうにベルガモの空港に着くという。
我家から1番近いのは、リナーテ空港でミラノの東にある。
もうひとつは、北にあるマルペンサ。日本からのフライトはこちらに到着。我家からだと、45分から1時間は見ておかないといけない。

ベルガモはとても美しい街である。でも、ミラノじゃない。ミラノに住んでるって言うのに、よりにもよってベルガモにつくフライトを選ぶなんて。安かろう悪かろうの典型である。とは言え、1時間もあれば行けるので、そう目頭を吊り上げるほど遠くはないのだけど。

せっかく楽しみに来てくれるので、まぁ、快くお受けしましょう。

ミラノ中央駅からベルガモの空港まで直通バスが出ているので、それに乗ることに。
8時半頃のに乗ればいいと思い用意をしていた。7時過ぎ、帰りのタクシーのお金がない事に気がつく。

「ちょっと銀行に行ってお金をおろして来るね。10分くらいで帰るから」と娘に一言。

銀行に着き、銀行カードを差し込んで、ドアが開く。こちらのATMは、ひとりしか入れない。
後ろの人は、外で待つことになる。

24時間体制のATMなので、余計な手数料は取られないのが嬉しい。

機械にカードを入れる。 
画面が変わるのを待っていたら、突然「一時的にサービスを終了します」って。
えっ?! どういうこと??
すると、無機質なアナウンスが。理解できたのは、「5分」って所だけ。つまり、5分待てってことね。待つこと5分。1分がすごく長く感じる。5分経った。何にも起こらない。

カードは食われたまま。

外のドアの所に女性が来る。中から、使えないって身振り。
横に赤いブザーがあったので、よく分からないのにとりあえず押してみるが、反応無し。

仕方がないので、外の女性に助けを求める。
「おかしいわね。画面は普通なのにね。」と言いながら、彼女もそこら中を触ってみる。

そしたら、彼女ったら、自分のカードを入れようとしている。
「えー、そんなことしたら貴方のカードも食べられちゃう」って言っているのに、勇敢な無謀な彼女はあえてトライ。でも、カードは幸いにも入らなかった。

どうしたらいいんだろう、とオロオロする私に、「明日の朝、ここに来てカードを返して貰うしかないわね」って。じゃ、私は、もう行くわって去っていった彼女。

そんなこと言われても諦めがつかない。
もしも、後でカードが出てきて、誰かが取っていってしまったらどうするんだろう。

夫に何度も電話を掛けてみるが、一向に出ない。ああ、確か今日は食事会だって言っていたっけ。でも、なんで、こんな時にでてくれないの、と泣きたい気分。

ダメもとで、そこら中を弄繰り回す。赤いボタンも何度か押してみた。
すると、また「5分」のアナウンス。待つこと、また5分。

でも、やっぱりダメ。 日本だってこんな経験ないのに、こんな好い加減な国で、何でこんな事になるのー。ひょんな事からカードが出てくるかもって、更に粘って待ってみる。

すると!

さっきの赤いボタンを始め、機械が赤く点滅し始めた。

  アトンツィオーネ! アトンツィオーネ!
   (ご注意ください!)

と警告アナウンス。

えっ?! ナニッ?! ナニが起こったって言うの?
もしかして、必要以上にATMの中にいるので、不審者扱いされているのかも。
って事は、このまま居続けたら、中に閉じ込められて、警察かセキュリティーが来て、事情聴取されちゃうかもってこと??? ひょえ~~!そんなのイやだって~!

でも、カードが!  あ、でも閉じ込められちゃう! あーでも、カードがぁああ!

やわらパニックになって、慌てふためいて外に飛び出した。

カードはいぜん食われたまま。

仕方がないので、大家さんの所へ泣きつきに行った。
そうしたら、明日行くしかないと、あの女性と同じ事を言われた。
しかも、カードが誰かに取られる事もないから心配しなくてイイよって。

そう言われて、やっと安心。
無事、お客人も迎えに行けて、夫にも連絡がついたし、やれやれである。

結局、次の朝、開店を待ち構えて銀行に行き、無事カードを返して貰った。

どうかこの後も、めったに起こらないことが私に降りかかりませんように。
切に願ってしまう。
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by suzume-no-oyado | 2008-04-05 04:21 | 暮らし | Comments(2)