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ドレッシング冥利

先週の木曜日に、晴れて一回目のお料理教室をした。

以前のように朝10時半から始めて、出来上がったお料理をお昼に食べてゆっくり、というわけには行かないこのレッスン。

若いママさんがいるため、ベイビーシッターを雇って、この時間を作っている為、時間制限があるから。

なので、午後3時からの2時間で、試食も兼ねるので、さてどうしたものか、と。

1時間半もあれば、コースメニューは何とか作れる。物によっては、十分な時間。

だけど。なにせ、イタリア語での説明。日本語でパッパ説明するのとはわけが違う。
そう、特に私にとっては、ね。

とりあえず、時間が足りなくなっては困る、ということで、前菜無しのメインとデザートのみ。

メニューは、超簡単なものに。
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アメリカ・南ルイジアナ出身のスパイス、ケイジャンを使ったCAJUN CHICKEN。











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それに、ポテト・グラタンのようなLyonnaise Potetoes リヨネーズ・ポテト。

ケイジャン・スパイスはガーリック・ソルト、クミン・パウダー、オレガノ、パプリカ、イングリッシュ・マスタード、ペペロンチーノをゴリゴリ混ぜ合わせるだけ。それを、鶏ももに振りかけてオーブンで焼く。

リヨネーズ・ポテトは、ゆでたポテトとガーリック、チーズを2、3回繰り返し、その上から生クリームをかけて焼く。ほくほく、とろとろの一品。

いただく時は、これにグリーンサラダを添えて。
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イタリアではサラダといえば、美味しいオリーブオイルとバルサミコ酢をかけるだけ。
なので、ドレッシングというものは、必要ないらしい。だって、あのアメリカンなマクドナルドのサラダですら、バージン・オリーブオイルと塩がついてくるだけですから。

それじゃぁ、ということで、シンプルなフレンチ・ドレッシングをご紹介。
ついでに、ポロねぎをこのドレッシングでマリネして、ピンク・ペッパーコーンを載せていただく一品も。(写真はのちほど)

受けました。 はい。 ドレッシングがスターダムに。
これだけ、気に入られたら、ドレッシング冥利につきることでしょう。

イタリアは自国の料理に自負があるので、他国の料理はあまり入って来ていない。
特にフレンチなんて、隣の国なのに、レストランもほとんどない。敵対視されているって言った方がいいかも。なので、ましてや、フランスの食材なんて、ほんとうに少ない。

その反面、イギリスはイギリス料理自体幅が狭いので、他国の料理を上手に取り入れている。なので、その辺のスーパーでも、各国の食材やスパイスが手に入るので楽だった。

フランスもがっつりフランス食材が幅を利かせていたが、それでも、イタリアよりはまし。
ここで、イタリア料理以外を作ろうとすると、ほんと大変。今回も、ケイジャンに使うクミン・パウダーがなくて、仕方がないのでクミン・シードを潰して使った。

デザートは前回、試食して貰ったイチゴのロールケーキ。

1時間もあれば、全部終わるだろうと思っていたら、案の定イタリア語のせいで、時間を取ってしまい、残り30分になってしまった。

それに、時間が時間なので、とりあえず全て少しずつ試食して貰い、あとはお持ち帰り。
ケーキは、まるまるお持ち帰り。

「お持ち帰り」はケーキ以外は味が落ちるので正直好きではないが、しかたがない。

でも、思ったよりも、みんな楽しんでくれたようで、よかった~!

イギリス人は新しい味に消極的なひとが多いが、その点イタリア人は味覚が開発されているので、いろいろ紹介しがいがある、というもの。

次回は何にしようかな?

でも、、、イタリア語、どうにかしなくっちゃ、、、。こりゃ、あんまりだ。
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by suzume-no-oyado | 2008-10-27 18:42 | お料理 | Comments(6)

妙なお味

国が変われば、材料も変わる。

なので、同じ料理を同じように作れないこともしばしば起こる。

数日後に控えているレッスンの為に、レシピをイタリア語で書いたり、材料を確認したりと、それはそれで忙しい。

特に今回はケイジュン・スパイスを作る為、近所のスーパーで買い揃えたスパイスで調合してみたが、なにやら微妙に塩分がきつい。やっぱり、分量を変えなくちゃいけないかも。

などと、色々やりながら、もうひとつリヨネーズ・ポテトの分量確認もした。
これは、ミラノに来てからも、既に何回か作っているので、問題はないが、使うチーズをエメンタールにしようか、それともパルミジャーノにしようか迷ったので、とりあえず両方作って味を見る事に。(本当はチェダーチーズが一番なんだけど)

出来上がって、どれどれと味見をしてみたら、ん?ん?んん~~~!!
ゲッ! なんか甘いっ!

ま、まさか、、、?と思いながら、今回使った生クリームを一口舐めてみる。

あっま~い!

信じられなーい! 砂糖入りの生クリームなんてあるんだ!

もう、すっかりポテトは台無し。 それでも、チーズの感じはわかるかな?と誤魔化し、誤魔化し味見をしてみたが、終いには吐き気がして来た。

ギブアーップ!

チーズの溶け具合は分かったので、まるっきりムダじゃなかったけど、妙にあの甘さが鼻について、既に5時間たっているって言うのに、まだ胸焼け状態。

はぁ、、気持ちが悪い~!

ああ、先が思いやられる、、、。
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by suzume-no-oyado | 2008-10-21 07:05 | 暮らし | Comments(4)

どっぷり疲れた誕生日

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誕生日だと言うのに、夫は今朝普通どおりに出かけた。ま、いつもの事。
10時頃、ロンドンの娘からバースデー・コール。
毎年の事ながら、忘れずに連絡をくれる。朝が朝なだけに、すこぶるウレピー。

そんな変わり映えのしない誕生日だったが、今日は別の意味でスペシャル。
良しときゃいいのに、頼まれてお料理のレッスンもどきをした。

大して喋れもしないイタリア語。こんなレベルでレッスンなんて、、、。
そう、できっこないのに、ついつい頼まれると、断りきれない。
「度胸がある」を通り越して、これは「ずうずうしい」と言う他ない。

楽なほう楽なほうと行くタイプなので、あえてプレッシャーを与える事がある。
押し込めないと、なかなかその気にならない。

パリで料理をしていたと聞いた人たちが、こぞって「教えて!」って。
しかし、どんな料理をするのかも、どの程度のレベルも知らないで頼む方も頼む方。

さぁ、やりました。なに?この程度? なんて思われても嫌だし。
って事で、1度私の味を食べて貰う事になった、と言うわけ。

最初はデザートだけ、と言う話が、お料理も、にまで発展。
説明するより見てもらおうと、写真を総動員してカタログを作る。

説明の為の言葉を前日まで、繰り返し勉強。
う~ん、我ながら、がんばるじゃん。

が、いざ説明となったら、単語が全部すっとんじゃった!
ふぇ~~!夕べの努力はなんだったの~?

夫は「ちょっと、こったのを出してみたら?」なんて、「どりゃ!」ってかます事を提案してくれたが、気に入って「作りたい!」と言われても、作れそうも無いんじゃ、仕方がないし。

なので、超簡単な「とろけるショコラ」と、シンプルにイチゴのロール・ケーキにした。

イタリアのテーブルセッティングと微妙に違うのか、なんか感激してくれた。
って、特別なものじゃなかったんだけど。てへへ。

で、先ずはロール・ケーキから。
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実は、ちょっと気に入らない出来栄えだったが、イタリア人にしてみたら、こんなに柔らかいスポンジケーキとフレッシュなケーキは初体験。こちらが恐縮するほど喜んでくれた。

ちょっと間をおいて、とろけるショコラをアングレーズ・ソースと一緒に。
浮き足立ってる私は、写真を撮るのを忘れる。

こちらも大好評。あまりの簡単さと保存が利く便利さ。
食べたい時にすぐ食べれる、優れもの。

イタリアで美味しい紅茶に出会うのは、ほぼ不可能だが、唯一ペックはいける。
パリでは、フォションのCAD(またはシバ)かモーニングをよく飲んでいた。
セイロン、アッサム、ダージリンのブレンド。シバは一級の葉で、モーニングは2級。
香りの強さが違うが、普段用だったら後者で十分。

ペックはブレンドがないので、自分でブレンドする。
フォションのほうが、やっぱり美味しいけど、そこそこ美味しい。

イタリア人も紅茶は好きだけど、美味しいのを知らないらしい。
我家の紅茶は、かなり気に入った様子。

一貫して、トホホなイタリア語だったが、とりあえずレッスンをはじめる事になる。
でも、やっぱり1ヶ月に1回が限界。
だって、イタリア語でレシピを作らなくちゃいけないもの。
それに、そろそろ自分もコースを取りたいし。人に教えている場合じゃないんだけど。

でも、自分の作ったものを喜んでくれると、ついついその気になってしまう。
「豚もおだてりゃ、木に登る」性格なもので、しょうがない、、、。

疲れたけど、それなりの充実感。「イタリア・デビュー」って感じかな。
バースデー・ケーキはなかったけど、いい誕生日だった。
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by suzume-no-oyado | 2008-10-16 01:54 | お料理 | Comments(14)

パリのお土産

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最近、イタリア語のレッスン用に、エッセイを書いている。
トフィーの事、夫のこと、娘たちの事、自分の事。

先日、長女の事を書いていて思い出した「ひどい母」シリーズ。

ひとつは以前書いた、「おしっこ・ちびり事件」。

ふたつ目は、幼稚園の頃。イギリスでの事。
帰宅後、その日に習った歌を歌ってくれた。

一所懸命歌った後、誇らしそうに見上げた彼女に言った言葉が。

なんか音がはずれてない?

その時の娘のがっかりした顔ったら。

ヘタだって、ふつー誉めてあげるもんでしょう。
手を叩いて、「じょうずね~!」って。

なのに、なのに。

そんな小さな子に、正直言ってどうするんでしょう。
言ってしまった後、「あ、しまった!」と思ったって、どうすることもできませんって。
ごめんよ~! 次から母はもう少し、お上手するからね。

そして、3つ目は2000年、6月。長女、11歳の時。

初めての海外へのスクール・トリップ。行き先はパリ。
前年はディズニーランドだったが、その年は残念ながらパーク・アステリックス。
ディズニーほどメジャーじゃないが、水の乗り物が多くて有名。
まぁ、とにかく楽しみにしていた。

持って行っていいお小遣いは400フランまで。ポンドにすると40ポンド。
早くから準備をしていたのに、すっかり換金するのを忘れていた前日。

が、ラッキー。以前パリに行ったときのお金が残っていた。
そこから、長女に少し多目の50をわたす。

準備万端で送り出したはずだった。
が!バスが出る寸前に、おおバカ母は気がついた!
フランとポンドをまちがえた!

なので、彼女のおこずかいは、ちょっと多目の500フランのつもりが、
なんとたったの50フラン。つまり、5ポンド(約1000円)。

3泊4日の旅行をどうやって、5ポンドで過ごせるのか??
朝、晩はもちろんホテルで食事だったが、問題はお昼。
遊園地内で自分で買わなくちゃいけない。

なっ、なんてことをっ!

はじけて、楽しく遊ぶどころか、お金がなくて惨めな思いをするに違いない。
ああ、なんて阿呆な母。継母だってここまでしまい、、、。

責めるだけ責めてみましたが、そんなことで事態は変わらないわけで。

そこで、緊急時のみの連絡先で、引率の先生の携帯に連絡を。
本人とも話させてもらい、足らないようなら、先生から借りる事に話はついた。

よかった、よかった、と思っていたら、帰ってきた娘の話を聞いて、ガックリ。
誰にもお金は借りなかった、と。’’

え、ええ~!そんなんで、すごせたの?

実は、その5ポンドのほかに25ポンドほど、余分に持っていたらしい。(母は記憶なし)
なので、合計30ポンド。つまり300フランはとりあえずあった、と。
それでも、他の人よりは少なかったわけで、計算しながら使った、と。

そこで、母気がつくわけで。
娘の性格上、我慢をしてしまうんだった、と。

乗り物で、びしょぬれになって、寒くて、着替えのティーシャツを買ったらしい。
「みんなは、普通のメーカーのを買ってたんだけど、、、。」
買ったのは、ぺらぺらの見るからの安物。

ごめんよ、ごめんよ。
そんなお金じゃ、買い物だって楽しめなかったんだよね。

お昼も途中の飲み物も、ぎりぎりのところでやってたらしい。

ごめんよ~!  と、暫くは自分のふがいなさに腹を立てていた母。

で、そんな極貧状態でありながら、母を思い、買ってきたお土産がこれ。
なので、これを見るたび、ちょっと胸が痛くなる。

これが、3大「ごめんよ」シリーズ。
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by suzume-no-oyado | 2008-10-12 22:42 | 子育て・娘 | Comments(4)

楽しいひと時

今日は、本当に久しぶりに、私自身のお客様をお迎え。
ミラノで唯一の日本人の友人であるのぞみちゃん
まだパリに住んでいた頃にブログを通じて知り合った。

あれから、1年。

知り合った頃は独身だった彼女も今は人妻。(響きがちょっとエロいなー)
まだまだ新婚さんで幸せ一杯の彼女。オペラ歌手でいつもレッスンで忙しいけど、ちょうど幸せの片割れが出張中ということで、お家ランチに来ていただいた。

朝、買い忘れがあって、近所のスーパーへひとっ走り。
レジで、前のお客がワインの値段が違うと文句を言っている。広告の紙まで見せて、この値段であっていると、お客を説得しても納得しない。

かなり引っ張った挙句、「この値段じゃいらない」って。

そうか、そうか、これで一件落着!と思いきや、キャッシャーがまだ、何やら説得しようとしている。はぁああ?いらないって言ってるじゃん。一体、今更何を説得しようとしているのか。お客も「もういい」って言ってるのに。まだぐじゃぐじゃと、、、。

そうよね。急いでいる時にかぎって、何かがあるものだものね、、、。すっかり、諦めの境地。30分以内で帰れるはずが、1時間近くかかった。

実は、昨日は小豆を煮ただけで、ケーキはこれからだし、手がかからないものとは言え、何にも準備をしてない。ってんで、けっこうバタバタした午前中。

12時半。予定通り、のぞみちゃん登場。美味しいワインを頂いた。
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実は、昨日、知り合いのロシア人にボルシチを作ってもらった。

大鍋一杯だったので、今日のメインにしよう、と思っていたが、思っていたより、普通に美味しいだけだったし、初めて遊びに来て貰ったのに、自分の料理を出さないっていうのも、なんだかね。

なので、今日のメニューは、定番のタプナードとトマトコンフィのカナッペとカチャトリーニ(エミリア・ロマーニャのサラミ)。アペリティーボは、キール・ロワイヤル。
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ミラノで初めて作った、「アーティチョークとトマトのパイ」。今日は、オープンで作ってみたが、パイのふくらみ加減が、今ひとつ。(気に入らないので画像はなし)

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お次は、個人的に好きな「焼きリゾットのスープ仕立て」。



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デザートは、以前からちょこちょこレシピを変えながら作っている「和風ロール」。
今回は、ロールの内側(色はわからなかったけど)とクリームの表面に、これでもか!と抹茶をかけた。多かったかな?と心配だったけど、抹茶の苦味を感じるくらいだったので、かなり私好みの味になった。中心は小豆。

切った時に、抹茶がはみ出て、表面が綺麗にならないのが、気に入らない、、、。
誰か何かアドバイスくださいませ。

あれやこれやと話は尽きず、あっという間に時間がたった。
全部美味しそうに食べてくれて、なんだかとっても嬉しかった。

また、遊びに来てね。
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by suzume-no-oyado | 2008-10-09 05:40 | お料理 | Comments(6)

危ないおっさん~ミラノのオジー

彼に会うのは、これで2度目。

一度目は、歯医者の後、学校へ行く為乗ったトラムの中。
ドゥオモまでの10数分間一緒だった。

2両編成のトラムの後車に、ひとり。絶えず、大声で喋っているか、歌っているか、口ドラムをしているかで、とにかく、やかましい事この上ない。

薬でラリっているのか、完全なハイ状態で、かなりヤバイ。
顔をしかめて、振り返る人や、ニヤニヤしながら見ている人、それぞれである。
車両が違って、離れているせいか、誰一人何も言わない。

どんな奴かというと、「木更津キャッツアイ」に出ていたオジーこと古田新太に瓜二つ。
彼をガッチリで背高にして金髪・長髪で、黒の皮ジャンを着せて想像したら、
この危ないおっさんになる。

あんまり危なそうなので、「近づいてきたら、どうしよう」と心配していたが、
ひとりパフォーマンスで終わって、ホッッ!

もう2度と会う事はないだろう、と思っていたら、嬉し悲しや危ない再会。
前回は、ガラっすきのトラムだったけど、今回は満員。

彼はどっかとふたり席のひとつに座った。
で、すぐさま、ひとりパフォーマンス。

ツッツッチャッチャ ツッツッチャッチャ

始まった、口ドラム。

おっとー、出ましたエアギター。目をつぶって、髪を振り乱して、恍惚状態かっ!
歌いながら、大きく足でリズムを取り始めたー!

で、気になるのはとなりに座る気の弱そうな男性。
後ろから覗き込むように、様子を見てみると、じっと反応しないでいる。
こういうオカシイのに慣れているのか、それとも、あえて触らないでいるのか。

次から次へと飛び出してくるパフォーマンスに、満員の乗客、
ひとりとして何も言わないのもちょっと不気味。
やっぱり何処の国でも、変なのには関わりたくないわけね。

ま、うるさいだけで、危害はないし。

しかし、感心するのは、となりの彼。
ミラノのオジーは、歌の合間に彼に熱いトークを始める。でも、彼はじっと座ったまま反応せず。それでも構わず、歌とトークをプレゼントするオジーもすごい。

あれだけ平気で騒いでいるのに、その合間に「すみませんねー」って。
わけわからんし。

同じ路線ってことは、3度目の再会があるかもしれない。
ちょっと楽しみかも。
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by suzume-no-oyado | 2008-10-01 20:28 | 暮らし | Comments(2)