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言い逃れ能力育成教育

「日本人は礼儀正しい」との欧米人からの評価。

「おとなしい」は、いささか言葉の問題も絡むので、一概には言えないけど、「沈黙は金」と言われながら育った日本人と、「自己主張」つまり「言ってなんぼ」で育った欧米人とは、どうしてもギャップがあるのは仕方がない。

もちろん、昔に比べたら「クレーマー」なんて言葉が生まれるくらいだから、けっこう主張なさる人たちも多い事だろうが。

学校教育においても、小さい頃から「個」を大事にする。

例えば、給食時の飲み物も、2,3種類あり、自分で好きなものを選べる。食事の量も、自分の食べたい量を、「少なめ・普通・多め」とお願いできる。

些細なことだけど、小さいころから、「自分はどうしたいか」を自分で選ばせる。

「子供に伺いをたてるワガママ教育」と、姑や小姑にいたっては悪評だったけれど。

娘たちが小さいころ、夏の一時帰国での事。
お絵かきをしようとした娘に、3色のペンを見せ、「どの色がいい?」って聞いた私。
横に居た小姑が、よっぽどその「選択法」が気に入らなかったのだろう。
私の手からペンを一本もぎ取り、「はい、ペン」と娘に渡した。

「いちいち聞かない!」と、怒られちゃいましたっけ。

小学生くらいになると、「ディベート」のレッスンがある。
「賛成派」と「反対派」に分かれての討論である。

テーマは「喫煙」。

ほとんどの生徒は、「反対派」だったけれど、それじゃ、ディベートができない。
なので、あえて「賛成派」になる子供たちもいた。

一度「賛成派」を選んだのであれば、とことん「喫煙の良さ」を主張する。

が、我が娘。白か黒か決められないグレー派。

イギリスで生まれて育ったといえども、育てているのがバリバリ日本人じゃ、日本人気質になってても不思議はないわけで。

でも、こんな小さいころから、「自己主張」の練習をしている彼ら。
以前、テレビで新作映画を見た後の子供達にインタビューがあった。

10歳以下の子供でさえ、「おもしろかった!」「感動した!」など、形容詞一言の感想ではなく、「何がどうおもしろかったのか、感動したのか」をきちんと説明している姿に、こちらが感動。

でも、このディベート能力。 いいことばかりじゃない。

自分の非を、いかに自分のせいじゃないかをこんこんと説く。
つまり、「言い逃れ能力」を磨き倒した奴らなのだ。



赤信号で渡って、怒られて逆切れする奴。

足を踏んでおいて、踏まれるような所に足を置いていた、と責める奴。

カードで支払った後、間違いを見つけ、返金を求めたら、中途半端な額だけ現金で返し、「あんたがカードで払ったからよ」と、自分の間違いを認めない奴。



娘が小さかった頃、ずるい友人から罪をなすりつけられた事も何度か。

そんな事を経験しながら育った娘たち。 強くならないわけがない。
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by suzume-no-oyado | 2009-05-28 17:55 | 子育て・娘 | Comments(8)

パーフェクト・ダイエット・フード??

先週月曜日に夫が出張でいなくなり、そして土曜日にあっという間に帰って来てしまった。

その間、多少の羽は伸ばせたが、このところずっと続く真夏日。
急に30度を超す温度に、花粉症プラス温度差への適応力の無さにバテた。

そして、木曜日と金曜日と立て続けにお料理教室。
これがあったおかげで、せっかくの命の洗濯デーが、ただだらだらと過ごして終わらずに済んだ。

木曜日は台湾人のYONG.メニューは、ガスパチョ、Melanzane alla parmigiana(ナスのパルメザンチーズ焼き)、そしてデザートは、テラミス。
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「もうレストランでテラミスは食べられない」と、お褒めの言葉。
「イタリアのレストランのテラミスはまずい」は、イタリア人も言っていたくらい。
たいてい、スポンジはベチョベチョだし、リキュールが多すぎ、と私は思う。

そして、金曜日。f0095873_21471142.jpg
同じくガスパチョで始まり、メインはシーフード・パエリア
デザートはストロベリー・チーズムース・ケーキ

いつも元気なKさん。相変わらずおしゃべりが過ぎて、大さじ1のレモン汁を誤って1個分入れるところ。おしゃべりもほどほどにしないといけない。だって、前回、チキンをミイラにしちゃいましたからね。

ガスパチョは夏の香り。初めて食べた、スペインのマヨルカ島の匂い。

YONGいわく、「これって、パーフェクト・ダイエット・フードかも」って。
トマトにお野菜、しかも緑黄色野菜も入っているし、炭水化物のパンも入っているし。
そう言われたら、かなりバランスいいかも。

「私、数日これだけ飲んでいよう」って、ダイエットに張り切る彼女。

そういう私も、4日間飲み続けた。
運動もしたし、アルコールも控えたから、何が原因かは知らないが、ちょっと嬉しい減量。

うーん、がんばろうっと!
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by suzume-no-oyado | 2009-05-24 21:48 | お料理 | Comments(5)

Soumaroff スマロフ

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久々に焼いたビスケット。スマロフ。
これを千葉好男先生に習ったのは、かれこれ3年以上前だったような。

パリに住んでいたころは、何度か焼いていたにもかかわらず、きちんとレシピ化していなかった。というのも、千葉先生のレシピは家庭用の分量ではないので、そのままでやったら、食べきれない!

微妙な分量で食感も違ってきます、と怒られそうだが、そこは目をつぶって頂きたい。

スマロフはサブレ生地。千葉先生曰く、同じサブレ生地でもクリームに合うものとジャムに合うもの、そのまま食べるもの、とそれぞれ配合が違ってくるそうだ。

このスマロフは通常、ラズベリージャムを挟んである。
焼いた当日は、サクッとした食感。2日目以降は、しっとりとしてきて、ケーキのような食感になる。

今回は、5cmの型で抜いたので、かなり「食べたっ!」って気がする。
というのも、只今ダイエット中の身としては、罪悪感が残る量。

次はひとまわり小さい型で抜こう。
そうしたら、ちょっと甘いものが欲しい時に食べても、気にならないかも。

って、「だから痩せないんだよ―!」と、お怒りの声が聞こえてきそう。
いつも覚悟が足りない。分かっております。

ジャムを挟んでいても、甘さ控えめ。なので、「これくらいなら」と思ってしまう。
ああ、まただ、、、。

でも、市販のビスケを食べるよりは、まし。

ダイエットに成功出来ない理由がここにある。
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by suzume-no-oyado | 2009-05-19 05:08 | お料理 | Comments(4)

一人暮らメニュー

このところ毎週のようにレッスンに来る彼女 Yongyong ヨンヨン。26歳の台湾人。
カナダ育ちで、台湾語はもちろん、フランス語、英語、イタリア語を操る、
まさしくインターナショナル。

「勉強ばかりしてきて、気がついたらリンゴの皮もむけない自分がいたの。
 26にもなって、こんなんじゃって急にいやになったの」と。

なので、レッスンは手取り足取り。娘に教えるがごとく。
基本的な野菜の切り方からまな板の洗い方まで。

3コースメニューのほかにも、簡単なおやつも。
それと、最近BIOの野菜を取り寄せしているとの事で、そのお野菜のお料理法も一緒に。

ほとんどがすぐ出来るお料理と、あと保存のきくもの。

先週は、リクエストでフレンチ・オニオングラタン・スープ、スズキのソテー スイートバルサミコ・ソース、そしてバナナ・チョコ・クレープ。

なにが一番困るかって、彼女、オーブンを持ってない。
だから、全て、鍋やフライパンのみで出来るお料理に限られる事。

こうしてみると、自分の料理にオーブン料理がかなりある事を発見。なので、まだレシピ化されてないお料理を彼女のためにアレンジ。

グラタンスープは、いつかオーブンを、持てた時ように。

で、今週は、アボカドと洋ナシのサラダ、ビーフ・ストロガノフ、チョコレート・ムース。

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これは、ビーフ・ストロガノフ。ご飯を少なめにしたので、ちょっと貧弱。

ムースのために卵白を泡立てると、メレンゲにかなりびっくりしていた。

「生クリームみたーい!」と大はしゃぎ。「じゃ、生クリームの代わりにメレンゲは使えないの?」ってダイエット中の彼女ならではの発想。

「いや~、そりゃ、無理でしょ。味違いすぎだもの」と、戸惑いながら答えたが、
そんな事考えた事ありませんって。
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今日のチョコ・ムースは、ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリーをのせて。
チョコとベリーって、本当においしい♪ 特に、旬のものはお味がよろしい。

全て食べ終わった後に、はっと気がつく。そう言えば、ナスのお料理法を頼まれていたんだった。

簡単にできるもの、という事で、まずは「ラタトゥユ」。ざくざく切ったお野菜をオリーブオイルとにんにくで炒めて、後は蓋をしてコトコト煮るだけ。
「ええ?!たった、これだけ?」って嬉しそう。

もう一つは、「焼きナス」。でも、焼いている時間がないので、電子レンジでチン。
皮をむいて、鰹節とおろし生姜でしょうゆをかけておしまい。

食べた彼女、「超はやーい!で、すごく美味しい」って、またまた大喜び。

「帰ったら、作ろう」って言う彼女。「ね、醤油の代わりにバルサミコ使ったらだめ?」って。

おいおい、色は似てるけど、あちらはお酢だからねー。
「もしかして、醤油切らしてる?」って聞いたら案の定。
なので、この前お弁当屋さんでもらった、パック醤油と鰹節パック一袋をお土産に持って行ってもらった。これで、今晩、焼き(蒸し)ナスが食べれるだろう。

7月の最初にはミラノを去る彼女。あと何回レッスンが出来るかな?
来週は、中華。何を選ぼう?
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by suzume-no-oyado | 2009-05-15 20:13 | お料理

嬉しい再会

先週の金曜日から今日まで、懐かしい友人が我が家に滞在。

ジルとボブ。イギリスでの最初のお隣さん。かれこれ、20数年のお付き合いである。

「覚えているわよ。あなたが初めてうちに来た時の事。
 辞書片手になんとか会話をしたわよねー」ってジル。

日本の英語教育 プラス 渡英前の会話レッスン。あれは、何だったのか、、、。
全然知らずに飛び込んンだフランス生活やイタリア生活よりかは、ましだった気もするけれど。

「あなたたちほどのネイバーはいなかった」とお互い認められる関係って、
なかなかできない宝物。

ホリデーの間の家の換気をしてくれたり、卵やミルクを切らしちゃ、お互い助け合ったっけ。

パリ滞在中は仕事が忙しくて時間が取れず、今回やっと実現した。
3年ぶりの再会である。

観光は2日間だけだったので、ミラノ市内とベルガモのみの見学。
天気にも恵まれ、何とも楽しい時間だった。

久しぶりのボケと突っ込みの会話。ウマが合うってこういう事かって思う。

中央駅でのお別れは、みんなでウルウル。

祭りの後のさみしさを感じながら家に帰ると、玄関にカードが置いてあった。
ジルとボブからのサンクス・カード。絶対タイミングを外さない、憎い演出。

本当にイギリス人ってカード好き。
誕生日、食事に招待した後、病気の回復祝い、などなど。
なんでもかんでもカードを贈る。

カードを開けると、見慣れたジルの字で
「本当にありがとう。おかげで楽しい週末だったわ。
 あなたたちに再会できて、とっても嬉しかった」と。

読んだ後、またウルっときた。
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by suzume-no-oyado | 2009-05-12 01:52 | 暮らし | Comments(8)

不倫のお誘い

毎週、木曜日と土曜日は近所にメルカート(市場)が立つ日。

月曜日のレッスン用にお魚を買わなくてはならなくて、土曜の朝、ひとりマルシェに行った。

途中、日本人らしきご夫婦を見かける。「うーん、どこかでお見かけしたような??」と思いつつ、あちらもこちらに気がついたようなので、とりあえずお互いお辞儀。

それ以上はなしだったので、やっぱり他人のそら似?と思いながら通り過ぎた後、なにやら視線を感じる。振り向くと通りの向こうで、ご夫婦二人でこちらを見てらっしゃる。

奥様の顔を見て、やっぱり知り合いだと気がついた。一度、ご夫婦で家に遊びに来てくださったにも関わらず、記憶が薄れていた。

「そうかなーと思ったんですけど」とご主人。私も同じです。

最近、特に人の顔が覚えられない。いろんな事を、さらっと流しすぎる傾向がある気がする。でも、若いころは、さらっと流していても、記憶の端に残っていたのに。うーん、もっと頭を使わなくちゃいけないかも。

で、彼らはメルカートへ。私は、その前にバールへトラムのチケットを買いに。
相変わらず、「カルネ(回数券)」を聞きなおされる。嫌いだ。この単語。
で、バールを出たところで、呼び止められた。

「あなた、中国人?」ってバーテンダー。
「いえ、日本人です」と私。でも、何人だからって関係なさそうな反応。だったら、聞くな。
「結婚しているの?」
「はい、してますよ。」と答えると、なにやら嬉しそうに「僕もしているんだ」と。

なんか不思議な反応だなーと思いつつ、尚彼の質問は続く。

「子供は?」
「娘がふたり。でも、ここには住んでいませんけど]とつい余計な事を。
「うちは娘がひとり。ミラノに一人で住んでいるんだ」と男。

もういいだろう、と立ち去ろうとすると、男はまた話し続ける。

「ね、夫婦生活って疲れない?疲れるよね。ね?そう思わない?」
「はぁ?いや、別に、、、」
「夫婦生活に疲れるのって、普通の事だよ。特にイタリアではね。
だから、そういう時は、変化を求めるわけ。」

ここまで言われて、やっとその男の言っている意味が分かったわけで。
しかも、この「疲れる論」を二度も三度も繰り返し、私に同意を求める。

その変化を私に求められてもねー。  それに、、、。
そういうお誘いを受けただけで光栄って思える人なら、まだしも。
なんだか、誘われて悲しくなるような奴じゃ、記念にもなりゃしない。

「別に疲れちゃいませんし(本当は疲れてたりして)、やりたい事沢山あるから、忙しいんですよね」って、しょぼい奴の顔を見ながら、ハッキリくっきり言った。

ちょっと残念そうな顔をしながら「また、来てねー!」だって。 アホか!

せっかくの爽やかな土曜日の朝が台無し。ああ、なんだか胸やけを起こした。

これを、イタリア生活5年目の友人に話したら、「よくあることよ」と。
家族ぐるみのお友達の夫が、別の友人を平気でパリ旅行に誘ったらしい。もちろん、二人旅行。どういう神経しているんだ!とその友人は怒り、その後はぷっつり友好を絶ったという。

既婚者がそれを隠すことなく、しかも、「不倫」という背徳行為のような後ろめたさもなく、どうどうとやってのけるイタリア人。

石田純一なら理解はできるだろうけど。私にはムリ。
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by suzume-no-oyado | 2009-05-07 00:32 | 暮らし | Comments(8)