<   2010年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧

老人力

いろいろなブログを見ていると、「すごい人」が沢山いる。ソツなくいろいろな事が出来る人。先日、そう言う人は「こんな間違いはしないんだろなー事件」が発生。


夏の帰国以来、お寿司を食べていなかった私は、どうしてもその日お寿司が食べたくなった。夕方夫と、車で10分ほどのお弁当屋さんにお寿司を買いに出かけた。その帰り、ついでにスーパーで買い物を済ませた。

家に帰って来て、玄関で椅子に座ってブーツを脱ぐ。

黒いブーツを2組持っている。ひとつは、娘が置いていった古いバックスキンで白いステッチが施されているカジュアルブーツ。もうひとつは、ヌメ皮のスッとしたお出かけ用。

片方を脱いで置いたら、その横に脱いだはずのカジュアルブーツが見えた。

「あれ?カジュアルな方を履いたつもりだったけど、そうじゃなかったんだ」と、単純に思ったのだが、もう片方を脱ごうとして、ギョッとした。だって、履いていたのは、やっぱり
カジュアルブーツ

え?! なぜに、どうして???

って事は、右と左、違うブーツを履いていたって事???

げげっ!そ、そんなばかなことが、、、。

でも、考えようによっては、不幸中の幸い。気がついたのが家に帰って来てでよかった。だって、途中で気がつきようものなら、恥ずかしくって堪らなかっただろう。脱ぐに脱げないし、、。

その話を、友人OKUにしたら、

「よかったね~。山手線じゃなくて。足揃えて座ってたら悲惨だよね。前の席の人の全員の視線、一人占めじゃない。よかったね~、イタリアで。ファッションだって思われたかも。」

いいや。ただのアホだろう。同じ黒ったって、かなり形も違う。

「でも、履いた時に気がつかなかったんだ」と、彼女。
だって、ほとんど同じ高さのヒールだったし、それになにより、鈍感ですから。

老人力、全開だね~!」

そうか、老人力か。いい言葉だ。
「衰え」だと、なんだか悲しくなってくるけど、この言葉、なんだかポジティブ。

笑い飛ばせそうだ。
[PR]
by suzume-no-oyado | 2010-03-28 19:00 | 暮らし | Comments(6)

アンテナ

生前、母がよく言ったものだ。
 
「洋裁や和裁に対する情熱が、お料理にあったらよかったのに」

母はプロ顔負けの腕を持っていた。JJで見つけたかわいい服の写真をみせれば、パターンを作り、似たような生地を買って作ってくれたものだった。ただオーダーメイドの服の難点を言えば、自分のサイズにフィットしすぎて、ちょっと体型が変わったら着れなくなる、という点。もちろん既成服だって、きっちりぴっちりのサイズであれば、同じ事が起こるわけだが。

なので、母が作ってくれた昔の服は、今となってはほぼ全滅。
あのウエストは今いづこ??(涙

自身の事は母とは反対で、お料理や食べる事になると、がぜんアンテナが鋭くなる。一度「あれが食べたいな」と思うと1週間でも1カ月でも食べるまで諦めきれない。かなり執念深い。まぁ、このおかげで、「食べたきゃ作れ」でお料理が上達したとも言える。

でも。執念深い割には、熱しやすく冷めやすい。小学校の6年間成績表に書かれたのは「ムラがある」。これは未だかつて直らない。

子育てで一番困ったのが、毎日同じ事をさせて継続力をつける事。歯磨き等の基本部分ならいざ知らず、学習ともなると話は別。自分が出来なかった事を子供に押しつけるやらせなくてはならい。指導する自分が忘れてはいけないのだから、けっこう大変だった。

でも、一度慣れてしまうと、やっぱり大変なのは実行する子供であって私じゃない。自分のダイエットは途中放棄してしまうのに、トフィーのダイエットは厳しく監視。

そんなものだ。

話は戻るが、最近つくづく思う事は、いくつになっても、好奇心のアンテナは立てていたいな、と。それが何であれ、私のようにムラ人間で「マイブーム」がすぐ変わったとしても。

ああ、また母の声がしてきた。

「あなたって、昔から広く浅くよね。」

お母さん、今の私は、少しだけ深いところが出来た気がしてます。
[PR]
by suzume-no-oyado | 2010-03-28 11:15 | 暮らし | Comments(4)

ローストベジタブル・クスクスサラダ

f0095873_1558494.jpg


なんと長いネーミングなんだろう。でも、「焼き野菜」じゃさまにならないし、、。余談ですが、3回続けて言うと、「クスクス」の発音がだんだん怪しくなります。

クスクスサラダに出会ったのは1978年のパリからバーミンガムに向かう飛行機の中。スーパーで見かけてはいたが食べた事は無かった。

一般のクスクスサラダは、「タブロー」と言って、「さぶろー」とかぶってしまいそうな名前。トマトやキュウリやオニオンやらの生野菜、そしてミントの葉が入っていて、ほんわかエスニックなお味。

クスクスは、北アフリカの食材で、小麦粉を粒状にしたもの。サラダの他に、スープや肉類と一緒に食べる。モロッコ料理の代表格。

パリではこのモロッコ料理にハマったが、どういうわけか、あれは外で食べるもので、家で作るものじゃない、と自己定義。

この「ローストベジ・クスクス」は、作らなくては食べられない。イギリスで通っていたお料理教室でランチと一緒に出されたのがこれ。習ったメニューではなかったので、先生に口頭で材料を伺った。

人参、玉ねぎ、ズッキーニ、赤ピーマン等をロースト。クスクスは、ちょっと濃いめのコンソメでチン。松の実、ピスタッチオは軽くロースト。ドライド・アプリコットはみじん切り。パセリ、バジル、好みでガーリックも。とにかく何でも入れちゃう。これを、ドレッシングと合えるだけ。忘れちゃいけないのが、レモン。たっぷりきかせる。

本当は、サイド・ディッシュなんだろうけど、栄養のバランスがいいので、ランチはこれだけでOK。時々、無性に食べたくなる一品。
[PR]
by suzume-no-oyado | 2010-03-15 16:00 | お料理 | Comments(9)

お出かけ三昧

あれから娘が日本に戻り、入れ替わりに日本から大学時代の友人がミラノに到着。

パリに旅行の予定が決まりそうな所へ、たまたま私が電話をかけ、「最後の機会だから」ってパリの前にミラノに遊びに来てくれた。

滞在は1週間。到着した翌日、Pollenzoに1泊2日。星付きレストランとワインテイスティング、帰りには大型アウトレットでショッピング。

月曜日はコモ湖へ。美味しいパスタ専門のレストランで、一人2皿のパスタを堪能。

火曜日はベルガモへ。お目当てのレストランで、ベルガモアルタ風のラビオリを食べる予定だったのに運悪く定休日。前回は、イギリスの友人が急病で食べれなかった。3度目の正直はあるのだろうか??

水曜日は別行動。私はお料理学校のコース。友人は一人観光。

木曜日はそろってお料理学校へ。魚コースの最終日に飛び入り参加の彼女。

そして、金曜日。休む暇なくパリへと旅立って行った。

彼女が参加したパリツアーは、なんとも豪華。某元首相がパリで個展を開くので、その元首相夫妻とご一緒の文化ツアー。

泊るところは、な、なんとホテルクリオンに5泊。ルーブル、オルセーと主だった美術館は全てガイド付き。食事はすべて星付きレストラン。しかも、1日はホテルクリオンのパーティールームで晩さん会。著名人も沢山で、なんとも豪華だったとか。

飛行機も、行き帰りビジネスクラス。費用は、、、。汗が出る程おたこうございました。

「現地参加も可能だから、あなたも参加しない?」と誘われ、因みにお値段は?と聞いたところ、

50万円~~!!

もちろん、お断りいたしました。はい。

確かに、値段は高かったが、ツアーの内容を概算すると、かなりお得感がある。この値段でこの内容、であるが、しかし、、、。高いもんは高い!

先日、全ての工程を終え、帰国した彼女から報告が。

クリオンでの晩さん会は、さすがに素晴らしかったと。でも、その他の星付きレストランでの食事は、ぜんぜん美味しくなかった、と。

一瞬、「パリの星付きレストランでまずいの??」と思ったが、どうも団体さん用のメニューだったとか。でも、いくら団体用だったとしても、星付きともあろうものが!プライドは無いのか!プライドは!「星返せ!」である。

観光で来ると、数あるレストランの中から、美味しいのを選ぶのはけっこう難しい。しかも、いくら美味しいとされているレストランでも、全部のメニューが美味しいわけじゃなく、運の悪さが終結すると、結末が悲惨な事がしばしば起こる。

自身の最初のパリ旅行も惨敗だった。

込んでいるレストランは、ハズレがない、と入ったレストラン。生肉のハンバーグが出てきた。何回「もっと焼いて」と頼んでも、まっ赤っか。こんなんだったら、メニューに「タルタル」って書いてほしかった。夜は夜で、歯が溶けそうな、クレープシュゼットだったし。

その後、ロンドンに行ったが、あの時代のロンドンは、パリよりもっとハズレが多く悲惨だった。でも、暮らしてみて分かったのだが、パブにしろレストランにしろ観光地のは美味しくないって事。

20年以上も前のイギリスでも、地元のパブや屋台のジャンクフードでも、たくさん美味しいものがあった。友人が訪ねてくるたび、そう言ったところに連れていくと、皆口をそろえて「イギリス料理は美味しくないって覚悟していたけど、美味しいんだね」って。

ケンミンショーでも言っている。どこでも「秘密のごちそう」があるものなんだ。
[PR]
by suzume-no-oyado | 2010-03-14 17:29 | 暮らし | Comments(8)