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普通の顔・ひどい顔

早いもので、もうすぐ1ヶ月。日本の生活にも慣れてきた。

暑い、、、。気がつけば、腕にはシミが増えているし、足の甲は、日焼けと言うよりどす黒い。ああ、もう少し、マメに日焼け止めを塗るべきだった。

一時帰国するたび、「コンビニの人に挨拶しないようにね」って言われていたのに、未だに、マニュアルの挨拶に、「こんにちは」と返してしまう。

あちらでは、店に入る時も出る時も、挨拶するのが普通。さすがに店を出る時「ありがとう。さようなら」は、言わないようにしている。これ以上、へんなおばさんになるのは避けたい。

帰国前、友人オクが言っていた。
「居酒屋やカフェに入るとね、知りたくもない人の誕生日や血液型までわかっちゃうの。聞き耳立てなくても、ぜんぶわかっちゃうから、ある意味煩いのよね。」

他の言語だと、ボーっとしていたら、音としては聞こえても、何を話しているのかまでは分からないでいられる。が、さすが母国語。無意識でも頭に入って来てしまう。

そんな先日の事。交差点で信号待ちの時のOLの話が面白かった。

原因は分からないが、大事なイベントか何かの日に、すごい顔になってしまったAさん。その朝、先輩に、「こんなひどい顔ですみません。」と誤った彼女。それに対して、先輩は。

「大丈夫よ、Aちゃん。いつものあなたの顔、見慣れているから。」って。

Aちゃん、ショック。周りは爆笑。だって、それって、いつもの顔もひどい顔も、そうたいして変わらないって事??いつものひどい顔見慣れているから、多少ひどくなっても、同じって事??

聞こえた私も、思わす噴いた。

でも、先輩が言いたかったのは、「いつものかわいい顔を見てるから、ひどい顔になっても、あなたはあなたよ」って事らしい。

それが、Aさんに伝わったから良かったものの、なんて紛らわしい。
良い後輩を持って、先輩もよかった。

こんな、「よかったね、チャンチャン」で終われるような話ならいいが、身も蓋もない話がある。

あれは、イギリス時代。長女が幼稚園の頃。

彼女の最初の友達ナターシャのお母さんリンジーから英語を教わっていた時。彼女は、優秀な語学の先生。

「この前ね、ナターシャが高熱を出して、顔が腫れちゃったのよ。それは、それはひどい顔で、特に目がすごく腫れてモンスターみたいだったの。
そうそう、ちょうど、あんな感じに

彼女が指さした先には、にっこりと笑った長女の写真。

そう言った直後に、「あ、しまった!」と思ったのか、思わず手を口にあてたリンジー。

何も言えない私。

取りつくろう事の出来ない雰囲気。

そして、何事もなかったように、再開したレッスン。

でも、頭の中で繰り返し問いかける私。「モンスターかい?うちの娘は???」


サイドボードの上の長女が、悲しそうに微笑んでいた。
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by suzume-no-oyado | 2010-07-24 10:10 | 暮らし | Comments(4)

浦島花子

あんなに楽しみにしていた日本生活。なのに、なのに、、、。
途端にアトピーが出始めた。なんでだろう?

一時帰国の時は、何ともなかった。別にいやいや帰国してきたわけじゃない。
でも、何か踏ん張っているところがあるのかもしれない。

夫もストレス性アレルギーが始まり、長女は日本の湿気が合わないらしく、ぜんそくが再発した。日本に住むなって事かしら、、、(涙

あれよあれよと、3週間が過ぎた。

ワンコの散歩の気配りに、まずはびっくり。
マンション内(敷地も含む)は、ワンコを歩かせてはいけない。これは、購入時に納得済み。でも、6キロ半とはいえ、5階から外まで抱いていると、結構つらい。しかも、この暑さじゃ、お互い迷惑だし。

初うんちを袋に入れ、ゴミ箱を探したが、ない。まったく、ない。あると言えば、コンビニの前。さすがにウンチを捨てるわけにいかないし。通りがかりのワンコ連れの方に質問する。そこで、ウンチは持ち帰りだと。しかも、わざわざ袋にいれたウンチをトイレに流すって、なんて手間。質問自体で、変な人扱いされ、しかも、いちいち驚くものだから、トリプル変な人扱いとなった。

イギリスもフランスもイタリアも、数十メートルごとにゴミ箱があり、みんなそこに捨てていた。っていうか、ウンチを拾っている人は、半分もいなかったような気がするが。

おしっこも、ペットボトルを持ち歩き、水で流すのが常識らしい。正直、今までの生活が生活だったから、面倒くさいと言えば面倒くさいが、さすがきれい好き日本人。ここまで来ると、あっぱれである。

新聞も契約した。初日の新聞を開いて、新聞ってカラーだったんだ、とまるで、初めてカラーテレビを見たような新鮮さ。だって、衛星版は白黒ですから。

それに、当日きっちり読める。イギリスは地方だったので、必ず1日遅れ。パリとミラノは、ほとんどその日のものが読めたが、土・日の分は月曜日にまとめて届くので、月曜日は3日分を読む羽目に。なので、読むと言うより、見る感じだった。

とにかく、毎日のチラシの量にはびっくりする。あんなに沢山。紙がもったいないと思うのは私だけだろうか。

一時帰国の時と違って、いろいろと買い足すものが沢山ある。最近、だんだんと生活を実感している。

何が一番嬉しいって、お刺身がスーパーで買える事。「こんなに沢山~❤」と、今だ興奮状態になっている。

でも、先週くらいから、ワインが恋しくなってきた。それもそのはず。ほぼ毎日飲んでいたわけで川島なおみ曰く「私の血はワインでできてるの~」とまでは行かないが、ちょっとドラキュラ状態になった。

そこで、週末、航空便で届いた赤を開けた。これで、しばらくは禁断症状がでないだろう。

25年前の生活と比べると、格段にいろんなサービスがある。既にあたりまえになっている事を聞かなくてはならないのは、少し恥ずかしい。

日本でのマンション暮らしも初めてで、コンシェルジュに『この辺の酒屋さんは?」と尋ねたら、「は?酒屋さんって?」って反対に聞かれた。

実家に住んでいた頃は、お酒やお米は近所の酒屋さんが配達してくれたものだ。
これは、今というより、都会は、こう言う事をしないのだろうか?

25年。四半世紀。浦島花子は今日も行く。
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by suzume-no-oyado | 2010-07-17 17:24 | 暮らし | Comments(12)

帰国しました!

慌ただしい引越しを終え、無事、日曜日(27日)に帰国。
空港でのトフィーの検疫も無事通過でき、難なく入国となった。

フライト前の2時間と飛行中の12時間で14時間以上一人だったトフィー。
空港で私の顔を見た途端「クウ~ン」とないた。良く頑張ったね。

係りの人に、元気そうですねって。到着した時に、憔悴しきっているワンちゃんもいるそうだとか。もともと図太いたちなので、大丈夫だと思っていたが、さすがだ。

フライト用のケージでは、リムジンに乗り込めないので、長女にワンコバッグを持ってきてもらう。細長めの寝れるタイプ。インターネットでオーダーしたので、本当に入るのか心配。

少し頭を下げて、中に押し込む。とりあえず、「入った~!」と思ったら、反対側から出てきたのには、大笑い。迂闊にもファスナーを閉め忘れてた。

夕飯は、娘と二人、近所の居酒屋ダイニングへ。

より取り見取りの日本食を見たら、あれも食べたい、これも食べたいと、すっかり興奮状態。まるで、散歩前の犬のよう。娘からヒンシュクを買ってしまう。

ひとしきり食べた後は、すっかり落ち着き、その後は、娘の行きつけのワインバーへ。

いい感じのお店なんだが、ワインを見て、ため息がでる。

帰国した友人・知人が口をそろえて行く事には「日本で美味しいワインを飲むのは大変」だと。もろ、実感。

ワインの瓶には、日本語のラベルがべったり。と言う事は、酸化防止剤がたっぷり入っている証拠。直輸入物でない限り、それを期待するのは、無理と言うもの。
ブチブチ言っていたら、

「そんなんじゃ、日本で暮らせないよっ!」と一発娘から、ガツッ!

初日でこれじゃ、先が思いやられる。

本当に、帰国したんだか、まだ実感がない。いつものような一時帰国と変わらないような。イタリアを発ったときも、悲しいとか名残惜しいとか、特別な感傷はなかった。

それよりも、引越しが終わった解放感と、これから長時間のフライトを耐えるトフィーの心配のほうが大きかった。

引っ越し前に、もう少し時間が取れるかと思っていたが、思ったより日本への引越しは大変で、最後までバタバタ。なので、会いたい人に全部会えなかった。

引越しが始まる数日前、スコットランドから次女がヘルプに来てくれた。家事を任せたらピカイチの彼女。おかげで、片付けに集中できて、感謝。同時に、使える娘に感激すらした。

日本食に飢えている娘と日本レストランへ。食事を終え、家に戻ると、いつも出迎えてくれるトフィーがいない。しかも、呼んでも来ない。

どこに行ったのかと思ったら、私の大型スーツケースの中で、寝たふりをしている。

通常、大型スーツケースが出ると、おいてきぼりの彼。今回も置いていかれるのかと思って、荷物の中に入り込んだのだろう。いじらしくて堪らない。

引っ越し後、アペリティーボにつきあってくださったRちゃん、Tさん、Kさん。
短い間でしたが、ありがとうございました。楽しかったです。

ミラノに越してから、学齢の子供もいないし、何も今更友達作りでもないと、人間関係を面倒くさく思っていたが、今になって、少し反省。

確かに、いろいろな人と知り合うと、その中には困ったちゃんもいよう。でも、いい人たちとの出会いもあると言う事を忘れていた気がする。

生徒さんで、知り合った方々がほとんどだったが、皆さん楽しい方だった。もっと早くに知り合っていたら、ミラノ生活ももっと楽しくなった事だろう。

こうして日本に帰っても、例えどこに住んでいようと、積極的に生活を彩って行こうと、ミラノ生活を振り返って、切に思う。

日本生活。どんな色が加わるだろう。
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by suzume-no-oyado | 2010-07-01 16:48 | 暮らし | Comments(10)

Farewel trip 3 パリ編

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最初の2泊は元お隣のジル・ボブ宅に泊り、3日目は、もう一人の友人アリソン夫妻のBrockencote Hotelに泊った。

朝、散歩中にカモの子供や、もう少し小ぶりの鳥の親子を目撃。昔は、毎年時期になると、ぴょこぴょこ道を横断しているのを見かけたものだ。
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穏やかの時間を過ごし、昼過ぎにジルとボブが迎えに来てくれ、涙でアリソン夫妻と別れを告げ、一路ブリストル空港に向かう。

飛行機は時間通りで、問題がなければ、やっぱり便利な乗り物だ。

1時間前に泣いたばかりなのに、また別れ際に涙涙。いつでも来れるかもしれないけど、ヨーロッパと日本はやっぱり遠い。

予定通り、パリCDGに着き、友人OKU宅へ。3日間お世話になる。

夜は、私のリクエストでおでんパーティー。久々のおでんに舌鼓。
やっぱり、ビールとおでんは、キューっときます。

二日目は、行きそびれていた、モネの庭あるGivernyにバス・ツアー。
昼過ぎに、三越前に集合で、待っていたのは、怪しげなフランス人のおっさん。

てっきりバスかと思ったら、ミニ・バン。あと3人来るから、中で待ってて、と言われても、ガイドの日本人もいないし、こんなにいい年しているのに、「連れ去られたら、どうしよう」って、ちょっと心配。

と言いながらも、言われるがままに、バンの中へ。すぐあとに、残りの3人が到着して、ホッとする。行き違いになった、ガイドさんも到着して、ジベルニーに出発。

約1時間半。さすがガイドさん。ずっと説明しっぱなし。数分も黙っている時がなかったような気がした。お客は途中、勝手に喋ってましたがね。
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天気にも恵まれ、絵にかいたようなお庭に、すっかりため息。
なんで、もっと早くに来なかったんだろう。これだったら、何回も来たかったかも。

季節がいいので、観光客でごった返していたけど、ハスの池のまわりは、場所を選べば静かなところもあり、ベンチに座って、ゆっくりとした時間を過ごした。

自分の家にこんな庭があったら、本当に心豊かな日々を送れると実感。

オク宅に戻り、朝市で買った食材をお料理。美味しいワインも出してくれて、オク夫妻と楽しいお食事。

パリ2日目は、友人めぐり。まずは、お昼をYさんさんと。

その後、お塩のミルを買いたくて、ジャスミンへ。最後のひとつが残っていて、しかも30%オフ。嬉しい価格で購入。

店内は空いていて、私の他にふたりのお客様だけ。

すると、「○○さんですか?」と声をかける人が。

なんと!私がパリからミラノに移動したときに、反対にミラノからパリに異動になったSさん母娘。こんな偶然ってあるんだ。

「良く似てるなーと思って、娘に、○○さんだと思っちゃったって言ったら、『○○さんでしょう!』って。」

「偶然ってあるんですね。たまたま、けさRERに乗った時、初めて乗ったのはYちゃん(次女)と一緒だったなーって思い出してたんです」って娘さん。

引っ越した当初は、お互い、前の国が良かったって愚痴っていたものなのに、今はすっかりお互い慣れている。いやはや、住めば都って本当だ。

懐かしい再会の後は、我が町、Saint Cloud サン・クルーへ。

良く買い物をしたモノ・プリや、よくお散歩した道をたどり、あけみちゃんの新居へと向かう。

以前住んでいた彼女のアパートの横を通り、「そう言えば、あの庭でキャッチボールをしたな」と懐かしく思う。すっかりノスタルジック。

お散歩コースの途中に彼女の新居。中庭のきれいなアパート。ベランダから手を振り、迎えに来てくれる。

彼女らしい、こだわりのインテリア。どこに住んでも、やっぱり彼女色満載だ。
そんな彼女なので、新居祝いに何をプレゼントしていいのか、迷った。
我が家には、彼女からプレゼントされたものが沢山あるのに。

それじゃ、と選んだのはマグカップ。家で仕事をする時間が長い彼女なら、いくつあっても邪魔にはならないだろう、と。

「あけみちゃんらしい物を」と選んでいたが、途中から、思いっきり私らしいものを選ぼうと決心。そうしたら、使う度、カップから挨拶が出来ると言うもの。

びっくりするくらい私らしいカップを贈ったら、とっても喜んでくれて、
私も嬉しい。

夜は、オク夫妻のご招待で、星付きレストランへ。
今、いけいけのスパニッシュ・タパス風。小さいディッシュが13皿(だったっけ?)
どれもこれも、奇麗で美味しかった。

でも、3人には少し物足りない。美味しいは美味しいんだけど、特別美味しいって言うものがない。しいて言わせてもらえば、全てが、ちょっと手抜きされた前菜って感じ。雰囲気がいいだけに、ちょっと惜しい。

3泊4日といっても、夜到着、朝出発なので、2日間しか時間がなかったので、なんだかあわただしいパリ滞在になった。

ご主人の仕事が忙しい時に、受け入れてくれた友人オクに感謝。
本当にありがとう。

もう少し時間があったなら、会いたい友人やお世話になった方々に会いたかった。

幸い、長女の次の場所がイギリスのブリストル。日本からはパリ経由になるので、まだまだパリに行けるチャンスはあるかもしれない。しかも、ブリストルから、イギリスの住んでいた場所は近いと来ているし。

でも、ひと時。しばしのお別れ。

皆さま、お世話になりました。
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by suzume-no-oyado | 2010-07-01 16:14 | 暮らし | Comments(0)