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La Plagne  ラ・プラーニュ パート1

先々週の今頃は、白銀の世界でスキー三昧だったのに、なんだか、それも遥か昔のような。

ヨーロッパ最後となる今季。さて、どこでスキーを楽しもうか、と選んだのが、ラ・プラーニュ。フランス側のアルプスである。

イタリアに住んでいて、なにもわざわざフランスまで、電車を乗り継いでいかなくてもよさそうだが、広大さにかけては、やっぱりフランス側が一番。それに、3年前、20数年ぶりにスキーを再びやり始めたのも、ここプラーニュだったせいか、思い入れがある。

前回は、ヒッキーの娘と一緒だった。同じ地に再び来て、あのどん底状態を思い返すと、今の娘の元気さが信じられなくて、思わず、ホロっと来てしまう母。

で、今回、一緒に来たのは、現在パリ在住の友人オク。彼女とは、幼・小・中・高校と一緒。途中、親しかった頃もあったが、特別ではなかった私たち。それが、1997年に高校卒業後、ドイツで再会して以来、同じ海外転々組として、似たような苦労を分かち合っている。

日程は、1月10日(日)から7泊8日。オクはパリから、私はミラノから現地集合。
去年は、1回の乗り換えで行けたのに、今年は、2回の乗り換え。しかも、朝の5時15分発。

3時過ぎには起きて、4時過ぎには家を出る。相変わらず、早くしすぎた。
トリノ行きの電車に乗り込む。ただでさえ、がらがらの車内。その上、真っ暗。中で何が起きても不思議はない感じ。おおっ、怖っ!なので、人が(安全そうな)多そうな車両を選ぶ。

寒いローカル電車でトリノに到着。ここからは、インターシティでシャンベリーまで。

やっと暖かい電車に乗れた、と思ったら、凍えるように寒い車内。こんな中で3時間もいれない、と危惧していたら、車掌さんが来て、暖房の不具合なので、席を移れと。

安堵したのもつかの間、移された先は、普通の席ではなく、6人ひと部屋のコンパートメント。移された3人の人たちと、ひとしきり文句を言っていたが、何はともあれ、暖かいので良しとした。

が!数分後、自動ドアが故障で、開けっぱなし。駅に着くたび、外気が入って来て、全員凍える。踏んだり蹴ったりである。中の一人が、「僕、通勤でこの電車使っているんですけど、同じプロブレム、今週で3回目です。高いチケット代払っているのに、これはないですよね」って怒っていた。そうか、3回目とは気の毒に。1回目の私としては、我慢するっきゃない。

その後は、何事もなく、無事ホテルに到着。一足先に到着したオクと、久しぶりの再会。

クラブ・メッドのツアーは3食付き。食べ放題、飲み放題である。
1日目の夜は、イスラエルからのビッグ・グループと一緒になり、とめどなく喋り、とめどなく飲んだ。どうやって寝たのかも覚えてないくらい。大学生じゃあるまいし、と、ちょっと反省。

スキー初日の朝は、二人して、グッテリと目が覚めた。
# by suzume-no-oyado | 2010-01-25 18:08 | 暮らし

A Happy New Year !

A Happy New Year !_f0095873_1741979.jpg

新年 明けまして おめでとうございます!


いよいよ2010年。早いもので、2000年も二桁に突入。ついこの前、ミレニアムだ、新世紀だ、と騒いでいたような気がするけど、それも一昔になってしまったんだな~、と時の早さに、感動と驚きと、ほんの少しのあせり。

いよいよ、この6月に日本に本帰国。トフィーの予防接種の関係と夫の気の早さで、去年の11月には、引っ越しとフライトを既に予約。ついでに、引っ越し後のホテルまで。相変わらずだ。

本帰国を言われた時は、正直ショックだった。別に、もっと欧州にとどまりたいわけでは無いが、「長い」と言われたから、それなりの予定を立てていたし、それよりなにより、まだまだ不安定な次女の事が頭にあったから。

帰ってくるたび、「お手伝いするからね」と言いつつ初日で終了の彼女だったが、今回は、毎日欠かさず片づけをしてくれる。しかも、以前よりきちんと、いや強いて言えば私よりきっちり片付ける。彼女の生活が垣間見れるようで、「きちんと生活しているんだな」と思わずホロリとしてしまう。

長女に至っては、今年はまたイギリスに戻る予定。なので、二人の娘たちが自立するまで、ヨーロッパに居たかったのが本音。何かあったら、駆けつけてあげられやすいし、また帰ってきやすいですから。

ま、そんな事を言っても、決まったものは仕方が無い。

でも、不思議な物で、覚悟が出来たら、今度は早く帰りたい。いい加減、この根なし草の生活を終え、落ち着いた暮らしをしたい。これを、やはり海外の長い、パリの友人オクに言ったら、「明日帰れって言われても、喜んで帰っちゃうよね~」って。やっぱり彼女も早く落ち着きたいそうだ。

帰るとなったら、やりたい事が山ほど。行きたいところはさほどないけれど、食べたいものは沢山ある。それから、習いたいお料理も沢山。現地の味、本物の味は知っておきたい。日本に帰ったら、細々ながらお教室を始めたいと思っているので、やっぱりがっちり習っておきたい。

皆さま、本年も宜しくお願いいたします。
# by suzume-no-oyado | 2010-01-02 16:40 | 暮らし

クリスマス・ホリデー

何と遅いメリー・クリスマス!
皆さま、楽しく過ごされましたでしょうか?

里帰りした次女。乗り遅れが、かなり堪えたらしく、日曜の早朝の便に乗る時は、朝4時にタクシーを呼んだとの事。しかし、雪の影響で、フライトは3時間遅れ。しかも、飛行機の中で2時間待ち。まぁ、どこまで運がわるいのか、、、(涙

遅れたとはいえ、無事到着。久しぶりの我が家にルンルンである。で、毎日のように「今日は何をするの?」と、目をキラキラさせて聞いてくる。

が。その度、母は「別に。普通。」と、がっかりさせる。
だって、クリスマス後に、3泊4日で温泉旅行を企画しているから、それでいいじゃない。

でも、娘にしたら、もう少し期待していたのだろう。ちょっと可哀想だったかな、、、。
なので、今回習いたいものを次々に作ってあげた。できた母だ。

クリスマス・ディナーは、彼女のリクエストでロースト・ポーク。本当はイタリアン・ローストをしたかったけど、却下。クリスマスは、イギリスのトラディショナルがいいそうだ。なので、ロースト・ポークにスタッフィング、ロースト・ポテトとベジタブル。それから、彼女のお気に入りのヨークシャー・プディングとソースはもちろん、グレービー。

一口食べた途端、「あ、マミーの味だ」って言われた時は、ちょっと嬉しかった。

そして、次の朝には、トレンティーノに出発。
おととい、帰ってきたばかりだが、いろいろありました。父娘間で。いつ、何が起こるのかはらはらしながらの4日間。これは、また次回に。

大みそかは、紅白を見なくちゃ、年を越した気がしない年代。
毎年のことながら、なんとなく物足りない年越しです。
# by suzume-no-oyado | 2010-01-01 01:44 | 暮らし

ばか娘

昨日は、クリスマス後のホリデーのチケットを買いにチェントラーレ(中央駅)へ。

実は先日、旅行代理店へチケットの手配をお願いしたら、Eurostar cityは犬が乗れないと。ええっ?去年、ベネチアに行った時は乗れましたが、と告げると、今年の7月に出たルールでは、そう書かれている、と。

にわかには信じられず、ぐだぐだ言っていたら、No animal と書かれたルールの紙を見せられた。ここまでされたら、引き下がるしかない。

が。

そこでは引き下がっても、まだ納得できない。「ひとつの情報を得るには、最低3人に聞かなくてはならない」これは、パリで学んだ事。お役所だって、三人三様の事を言う。疑い深くなるはずだ。

で。直接、中央駅のチケット売り場へ。

ええ。問題無くチケット購入です。こんなもんです。
情報がまばら。一貫性が無い。つまりは、いいかげんなんです。

その後、スコットランドから帰ってくる娘を迎えにベルガモ空港へ。中央駅からバスに乗る。チケットの事を報告しようと、夫へメッセージを送ろうとしたら、夫からの電話をミスコール。しかも、1回どころか、10回近く。こりゃ、大事だ。さぞや、怒り心頭であろう。

電話に出た途端、案の定怒鳴られる。やっぱり、ね。
こんなに電話をしてきたのだから、緊急事態だとは思ったが、これも、やっぱり。

な、なんと。次女がフライトをミスったと。

はぁ~??である。

なぜに、どうして? どうやったら、フライトをミスるんだっ!

運よく、空港行きのバスは出発前。理由を言ってチケットを返してもらう。「ほんとうは、無理なんですよ」と念を押される。もし、出発していたら、無駄に往復し、2時間の旅行となるところだった。不幸中の幸い。

心配半分、怒り半分で娘に電話を入れる。

チェックインが終わった10分後に空港に到着した、と。で、どうやっても、入れてもらえなかった、と。

理由を聞いて、むらむらと怒りが。

チェックイン終了の30分前をターゲットにして、家を出た、と。しかも、電車の時刻も分からず駅に行ったら、ちょうど電車が出た後だった、と。大都市に住んでいるわけじゃないから、次の電車がすぐ来る事は無い。ぎりぎり間に合うかと思ったら、だめだった、と。

なんで、そんな、ギリギリの時間に設定したのか。
なんで、もう少し早くでなかったのか?と、責めましたわ。

しかも、言い訳がましく、「今回、初めての事だから」って。
一回だって、あってたまるかぁぁぁあああ。

我が家は、心配性、石橋を叩いて渡るタイプの夫なので、少なくともチェックインが終わる2時間前には空港に到着が常。長女はすっかり身についているのに、次女ときたら。

性格とはいえ、なんと行き当たりばったり。友人との待ち合わせだったら、「遅れて、ゴメーン」で済むが、それで済まない事だってあるんだよ。飛行機は行っちゃうんだから。
このバカっ!

これが日本行だったら、今回は諦めてもらうが、そこはヨーロッパ間。しかも、運よく明日の便に空きがあったので、チケットを再度購入。

これで、明日の便がキャンセル、なんて事になったら、笑えやしない。
# by suzume-no-oyado | 2009-12-20 02:34 | 子育て・娘

クリスマス・パーティー


クリスマス・パーティー_f0095873_4483424.jpg今年で3度目のミラノでのクリスマス。そして、ヨーロッパ最後になる。

来年はいよいよ、日本での生活が始まる。約25年ぶりの日本の生活。はてはて、どうなる事やら。浦島おばさん、珍道中になりそうである。

縁あってお知り合いになった生徒の方々とお料理学校で一緒に学んだ方々をお呼びして、クリスマスパーティーを開いた。

お忙しい方々なので、朝10時半から初めて、1日オープンデー。いついらして、いつ帰られてもかまわない。つまり、私は1日飲みっぱなしって事なんだけど。

イギリスでは、クリスマス時期に、こう言うタイプのパーティーがある。
「7時半から始めているから、いつでも来てね」と。

大抵、スパイスのきいた暖かいモルド・ワインとミンスパイ。そして、簡単なおつまみ。ホストファミリーの友人、知人が入れ替わり立ち替わり。クリスマスの挨拶をして、1杯飲んで、帰るだけの人もいる。

パーティーの前日は、お料理学校での最後のレッスン、そして、午後も用事が入りで、ゆっくり準備ができなかった。って自業自得なんだけど。

なので、お客様がいらっしゃる直前まで、バタバタしてしまって、キッチンはわやくちゃ状態。11時近くから、徐々に、皆さん、ご到着。お昼を挟んで、一人二人と増えてくる。

気がつくと、私とMさん以外は全部関西。正確に言うと愛知出身が二人。

それにしても。関西勢の喋る事、喋る事。もう、お笑い番組を見ているよう。見聞き入っていたら、ついつい飲み食いも進んでしまった。

全員、初めて会ったとは思えない程の盛り上がりよう。
みんな、すごいコミニュケーション力(りょく)である。たいしたものだ。

ワイン2本分のモルドワインは、足りなかったほど。お気に入りの白ワイン・GAVIとシャンパンも開ける。

ミンスパイ、4種類のカナッペ、ひよこ豆と練りゴマのディップ・ハマスとポテトチップス、自家製ピクルス、トマトとバジルのパイ。そして、クリスマスケーキには、ブッシュ・ド・ノエル。
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あっという間の1日で、気がついたら、夜10時。ソファの上で目が覚めた。
ああ、夫がいなくて良かった。

クリスマスといわず、またパーティーをしたいものである。ああ、楽しかった♪
みなさん、プレゼントをありがとう!
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# by suzume-no-oyado | 2009-12-20 01:54 | お料理