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夏の思い出 その3 初のテレビ出演

富士山から帰ってきて、次の日に夫の実家のある松山に飛んだ。
羽田空港も、到着した松山空港も、帰省ラッシュの最中とあって、人で一杯。
空港からは、レンタカーで移動。彼の実家は松山市のはずれ。

いろいろ私的所事情はあるにせよ、松山はたしかに良い所。
しがらみが無ければ、心から、そう思えるのに、、、。

4年ぶりの家族全員での帰省で、夫の両親はとても喜んでくれた。

彼の家は、未だ江戸時代を引きずっているようなお武家さま(だった)。
以前は、長女のみがもてはやされ、次女は部屋住み、私は、そのまた下。

昔大人しかった長女は、今じゃ感情を隠さなくなったので、むかつきを直ぐ出すから、祖父母から少し距離を置かれている。かたや次女。ホヨヨンとした雰囲気のある彼女は、祖父母には話しやすいようで、昔よりずっと待遇がいい。そして、不公正さが見えなくなった分、母も気分がいい。

帰省のたび、騒動が起きて、たいてい数カ月、長くて年明けまで日本と海外で冷戦状態が続いていたが、去年くらいから、それが無くなった。私がうまくなったのか、姑が文明開化を迎えたのかはわからないが、関係は良好。

到着した日の夕飯時。

ワイワイ話しながら食事をしていた。テレビでは、ローカルニュースが流れていた。
何気に見ていたら、デジャ・ブの感覚が。

ニュースは、帰省ラッシュを取材。場所は松山空港。
映っているあの男の子は、確か私たちの前を歩いていた子だ。

そう思った時に、後ろに見慣れた私のワンピースの柄が見え、私、その後ろに次女、娘と続いて通り過ぎるのが映った。気がついた瞬間、騒いだので、家族全員そのシーンを逃さずとらえた。

「映ったねー!」
「初のテレビ出演だねー!」と、たかだか取材の端に映っただけで、大はしゃぎ。
が、次女が一人、「私、見てなーい!」と、悔し声。

で、その後、どうしたかと言うと、夜寝るまで、そのチャンネルをつけっぱなし。
また、映るかもしれない、また自分を見たいという、単純バカな動機で。

ニュースが始まる度、かじりついてチェックしていたが、結局、映らず。
初テレビを見逃した次女であった。

お疲れ様。
by suzume-no-oyado | 2009-10-05 15:00 | 日本
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