今年も白トリュフ

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秋を満喫する事もなく、突然冬へと、すとっ飛びのミラノ。

今年もやってきました白トリュフの季節。

ちょうど日本から出張に来ていた友人と一緒にピエモンテ出身のピエロからのご招待。
彼の友人が持っているレストランは、アルバの横のクーネオの丘の上、Monte Lupo オオカミの山の Ca` del lupo オオカミの家の名前が付いている。バツ一ピエロが2度目の結婚を祝った、思い出深いところ。
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丘からの山々の美しい景色を眺められるように、全部ガラス張りのレストラン。
景色も美味しいなんて、なんて幸せ。

ランチはコースメニューのみ。
デザート以外は2種類ずつあったが、わがまま言って、2種類とも少しずつ頂く事に。

まずは、アンティ・パスト。
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子牛の薄切りとタルタルにピエモンテのツナクリームを添えて。あっさりとしたタルタルは、いくらでも食べれそうだった。







f0095873_305897.jpgもう一品は、tapaniという根菜のフラン。茶碗蒸しのよう。あっさりチーズソースと待ちに待った白トリュフと一緒に。ふわっとした香りにうっとりとし、そして、また、かすかに歯ごたえのする食感が好き。






f0095873_312686.jpgプリモは、ピエモンテのパスタ、tajarin タヤリン。卵黄を多めに使っているので、しっかりとした黄色のパスタ。お味は、バターとあっさり塩味。そのシンプルな味の上に、「僕がメイン」と言わんばかりに白トリュフがかかっている。確かに主役はこちらのほう。
去年行ったレストランより、このパスタはここのほうが美味しい。

ピエロと友人は、この後ラビオリを食べる。目は食べたかったが、これを食べたら、セコンドまでたどり着けないので、つまみ食いのみ。

このラビオリ。中身は玉ねぎ。それに、クリームを軽く絡めてあるだけ。
次は、これを食べたい。絶品です。(写真が無いのが残念)



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セコンドは、ウサギとポーク。で、やっぱりポークを選ぶ。
ハーブたっぷりでローストされたポークは、なんとも言えずしっとり。
シンプルなローストポテトと一緒に。

だんだん、塩加減が強くなってきて、〆でぐっと味を引き締めた。
うーん、やられた。



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ドルチェは、ナッツたっぷりのヌガー風クリームとチョコレートソース。さっくりと美味しかった。






今回は、もちろん白トリュフがメインだったけど、忘れちゃいけない、ピエモンテはイタリアワインの大御所、バルバレスコとバロッロの産地。

最初に軽めを1本。2本目に、濃厚なのを1本。って、ほとんど、ピエロと友人が飲む。
濃厚な2本目は、有名なGajaを試したが、うーん、ハッキリ言って、好みではなかった。

f0095873_353029.jpgそれより、ピエロがブドウ畑から失敬してきた、バルバレスコ用のぶどうが、甘くておいしかった、という、何とも情けない話。これこそ、「豚に真珠だろう」って。

「ブドウ畑からブドウを取ったら、捕まっちゃうんじゃないの?」と聞いたら、収穫後のセコンドのブドウは別に平気だと、ピエロ談。本当かな?

ドルチェの後は、コーヒーと食後酒。食後酒と言えば、グラッパ。
友人のレストランと言う事で、4種類ものグラッパをビンごと、抱えて運んで来たピエロ。
それと、私にぜひ飲ませたいと、別に1本。

バローロのキナート。濃縮された甘いワイン。

ポートワインほどの濃厚さと癖は無く、どちらかと言うと、冬に飲む暖かいワイン(モルド・ワイン/ヴァン・ショー)に近い感じ。抱え込んで、飲みたくなったほど。

食後は、カンティーナへワインを買い付けに。
こちらも、ピエロのお父さんの友人というから凄い。友達の輪、全開である。

ただワインを買うだけかと思ったら、工場見学に、試飲までさせていただく。
思いもしなかったので、余計嬉しい。

2種類のワインを試飲してから、ショップへ移動。そこでも、4種類のワインの試飲。
全部飲んでいたら、沢山味見が出来ないから、捨ててもいいのはわかっていても、ついつい捨てるのはもったいない気がして、無理して飲んでしまう。「タダ」だと、どうも、がめつくなる。

赤・白ワイン、数本と、忘れずに、バローロのキナートも。大事に飲もうっと。

なんだか、ものすごく密な一日。
全てが、期待以上で、しかも、それが、みんなの心配りから来ている感じがした。

人間関係って、本当に大事だ。

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壁一面、歴代のバロッロが並ぶ。









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樽から試飲。それだけで、美味しい気がしてくる。









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ワインの残りかすのブドウ。これからグラッパが出来る。

訪ねたカンティーナはこちら。アグリツーリズモもあって、次は泊ってみたい。
by suzume-no-oyado | 2009-10-22 03:22 | 暮らし
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