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5歳児

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週末にかけて、ピエモンテに行ってきた。去年の10月からすると、3回目の訪問。今回もまた友人ピエロの企画。

宿泊先は、Pollenzo ポレンツォ。目的のレストランはBarolo バローロ。

で、まずはホテルへ。3時過ぎに到着したが、ホテル兼レストランには、なぜか人がいない。駐車場の場所も分からないし、果たして、ここであっているのか?

まずは電話をしてみると、奥さんが今来てくれると言う。ホテルと言っても、アグリツーリズモのような小さなところ。

「奥さんが来てくれるってことは、もしかしたら、レストランとホテルは建物が別なのかなー?」と、そんな疑問も。すると、数分も待てない夫が、奥さんが来るまでその付近を見てくる、と。

「もう少し待ったら?」と言う私の言葉を聞かないうちに、車を発進させた。で、入れ違いにホテルのオーナーの奥さん登場。

すぐ裏の駐車場の入り口を開けてもらう。ぐるっと回ってきた夫を捕まえ説明。
「駐車場の扉、開けてもらったから。」
「わかった。僕も見つけたし。じゃ、車にのったら?」
「すぐ裏だから、そこで待ってる」

で、私はホテルの中を通り抜け、駐車場に行った。が!待てど暮らせど、夫は来ない。
?????? なぜに? で、彼はどこに?

あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。不運な事に、携帯をロンドンに行った娘に貸してしまったので、手元に無し。夫の番号も覚えてないし、連絡のしようもない。

忽然と消えた夫。こんなんだったら、「乗る?」って言われた時に乗っておけばよかった。後の祭りである。

30分くらいしてから、どうにか夫の電話番号を調べ、連絡。が、留守電。そうこうしているうちに、やっと彼の車が現れた。

案の定、車の外まで怒りが溢れている。で、車から出てきた夫は、何故か泥だらけ。(汗っ
一緒に乗っていたトフィーまでドロドロ。

なんで???

怒り狂った夫が言うには、

行ったホテルは、泊るはずのホテルの少し先にあり、「ホテルとレストランは別」と思い込んでいたため、疑いもなくそこへ行ったとの事。駐車場に到着し、荷物とトフィーを連れ、ホテル内へ。その時、駐車場が雪で泥だらけだったため、思いっきり泥が跳ねあがり、見るも無残な泥だらけになったのだそうだ。

待てど暮らせど、私が来ないので、レセプションに聞いてみたが、予約したホテルの名前も分からず、右往左往したが、とりあえずすぐ近くの私が待っているホテルを探し当てたらしい。

オーナーの奥さんの手前、そうそう怒りはしなかったが、部屋に入るや否や、文句が始まった。「こんなんで、出かけられるかっ!」とわめき散らすので、まずは、ピエロとの約束の時間を延ばしてもらう。

誤ったかって?いえいえ、まさか。その代り、何も言いません。だって、あまりのバカさ加減に呆れてましたから。勝手に行動して、勝手にドツボに入ったんですからね。同情の余地がありません。

もう少し待てばいいのに、ちゃかちゃか動き回り。「かも知れない」と言ったことを、すっかり「そうだ」と思い込み、なので、「すぐ裏」と言った私の言葉も、聞いちゃいない。

「待っているはずの私」がいない時に、どうして疑問に思わなかったのか。ホテル名も分からないで、どうして、「そのホテル」だと確信したのか?どうして、駐車場で私が来るまで待たなかったのか?しかも、駐車場からホテルの入り口まで、かなりあるのに。

まずは、泥だらけのトフィーを洗い、次に泥だらけの夫のジーンズの汚れを取る。黙々と作業をしているうちに、少し落ち着いてきた夫。ああ、手がかかる。

これから、ピエロ夫妻と会うのに、こんな気分でいちゃいけないと思ったのか、一人でドツボに入った御仁は、とりあえず一人で立ち直った。二人だけの旅行じゃない事に感謝。じゃなければ、その日はそれで終わってましたから。

5時過ぎに、ピエロとフランチェスカに会い、La Morra ラ・モッラと言う小さい村に連れて行ってもらい、夜は、ピエロのお気に入りの、おしゃれなレストランで食事。

次の日は、ホテルのすぐ裏の La banca del vino でワイン・テースティング。
たった二日間だったけど、なんとも充実した時間を過ごせた。次はお互いの家で、美味しいものを食べましょうとお約束。

このワイン・テースティングの前に、夫とフランチェスカと3人でトイレに行った。トイレの前で夫と「後でね」と言って別れる。トイレから出てきたら、待っていたのはフランチェスカだけ。はて、夫はどこに?

「もう、戻ったんじゃないの?私たちも行きましょ」と言うフランチェスカに、「もし、まだ中にいて、私たちが行っちゃった後、ここで待っていたら、また怒るし」と言ったら、

「大丈夫よ、5歳児じゃないんだから」と、彼女。
「あ、うちの夫、5歳児ですから」と、つい返してしまった。

でも、本当は5歳児以下かも、、、。
by suzume-no-oyado | 2010-02-09 20:12 |
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