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モニターツアー

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3月6日(日)から1泊で青森へ旅行。
それも、当たると思わなかったモニターツアーで。

考えて見ると、子供のころから、大なり小なり「○○プレゼント」等に応募してきたが、当たったためしは無い。年末のくじ引きですら、せいぜい、びりからふたつ目程度。

それが、おひとり様1万円のツアーに当たるなんて♪

そもそも、ツアーというものに参加したのは、夫婦ともども学生以来。
ツアーって、焦らしい感じがして敬遠していた。

参加したのは、JR主宰の「旅市」。
「冬の十和田・八甲田と郷土料理に舌つづみ」ツアー。

ちょうど、青森新幹線の「はやぶさ」開通の翌日。
土曜日のテレビを見ては、「明日はこれに乗るんだ!」と、まるで子供のようにはしゃいでいた。

なのに、、、。

夜、チケットをよくよく見ると、「はやぶさ」じゃなくて、「はやて」。(無言、、、)
途端にテンションが下がる。でも、青森に行けるんだから!と思わず、よいしょっ!

東京、朝7時過ぎの新幹線で、10時台に七戸十和田に到着。やっぱり早い。
JRのびゅうばす十和田湖号に乗り込む。総勢、たったの17名。

バスガイドさんは、南部弁でなんとも優しい口調。「今日は、八甲田が見えねぇけど、見える時は見えるんでねぇ」などと、旅ならではの、悠長さ。いいでねか。

十和田市現代美術館を、まずは訪問。パリのポンピドーのよう。
現代アートは、なんだか不思議。
入った途端、ギョッ。いきなり巨人のお出迎え。
しかも、外人のばあちゃんが、しっかと見下ろしている。

「なに人かな~?」「ドイツ系かな~?」と夫婦の会話。

朝の駅弁が消化されるかされないかで、もうお昼。奥入瀬ろまんパークへ。
B級グルメで上位に食い込んだ、「せんべい汁」や「十和田バラ焼き」が食べれる。
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旅の一番の楽しみは、食べ物とお酒♪
ステーキハウスとビール工房と聞いて、迷わずビールの方へ。
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八甲田の地ビールと特産のニンニクの丸揚げで、まずはぐびっと。たまらねぇな~。
「バラ焼き」は美味しかったけど、ま、普通。
あまりのビールの美味しさに、お土産屋さんから自宅に配送する。

奥入瀬渓流を通りながら、一路宿に向かう。

奥入瀬は、大好きな場所。でも、冬は訪れるのは初めてで、雪で渓流沿いは歩けないし、しかも水量は少ないしで、ちょっとがっかリしたけど、冬ならではの景観に、
心がわしずかみ。

普段、木々でさえぎられて見えない滝がお目見え。少し前なら寒過ぎて、ほとんどの滝が凍っていたらしいが、今は半分くらいは流れ始めていた。

でも、滝が凍って、淡いブルーのつららになっているのは、ため息が出るほど美しい。
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あの滝、この滝、あのつらら、このつらら、と首をかしげながら、口を開けながら、冬の奥入瀬を楽しんだ。

そして、十和田湖近くの炉端のお宿 「とわだこ賑山亭」へ。
こじんまりとした温かみのある温泉旅館。

まずは温泉で温まる。そして、お楽しみの夕飯。
このツアー。きりたんぽ作りを体験できる。

モチ米を改良した秋田こまち。少し柔らかめに炊かれたお米をつぶしすぎないように、潰す。そして、太めの棒に上が飛びださないように、伸ばしていく。これを炉端で少し乾燥させ、最後にみそを塗りつけ、こんがり焼いて食べる。
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鍋に入れるより、美味しかった。焦げたお味噌、こんがり焼けたお米。かりっとして、モチッとして、ああ、またよだれが出てきた。うめぇなこりゃ。(一体、何弁??)

翌朝、8時半出発。向かうは、八甲田。
ここで、二者選択。八甲田ロープウェーで樹氷群を眺めるか、秘湯・酸ケ湯温泉で、硫黄のお湯を楽しむか。

悩むことなく、夫の希望で、酸ケ湯温泉へ。夫、大の硫黄湯ファン。

酸ケ湯温泉。日本で最初の国民温泉に指定された場所。
有名なのは、16畳もある千人風呂。ただし、混浴である。

若かりし頃、混浴で痛い目にあった経験があるので、見せても減るような裸じゃなくなっているにもかかわらず、入浴衣なるものを購入。

で、いざ入ってみたら。なんだ。ついたてがある。女性がお湯につかるまで、ついたてがあるので、混浴ったって、ぜんぜん気にする事は無い。というより、こんな、ムームーみたいな入浴衣を着ている私の方が、ばりばり浮いてるし、、、。完全、場違い、、、。(涙)

かつてないほどの硫黄のお湯。これは、効きそう。そんなに長く入っていたわけじゃないのに、からだが、ピンク色になっていく。すごいお湯だ。

全身、硫黄の匂いに包まれた後は、お昼。しょうが味噌のかかったおでんとビール。ちょっと、足りないからと、カリった揚がったそば団子をほおばる。

次は、ねぶたの里へ出発。

ねぶた祭りは、大学時代、クラブの男子の実家に皆で押し掛け、ねぶたの衣装を着せてもらい、地元の人たちと一緒に「らっせらっせら」と跳ねた楽しい思い出。

この「ねぶたの里」は、賞を取った山車がが展示してある。一歩、展示室に踏み入れた途端、全員、「おお~!」と感嘆の声。想像以上に素晴らしい。

そして、縄文時代をひっくり返した「三内丸山遺跡」を訪れた。
あまり、文化らしい文化がないとされていた縄文時代だが、平成に入って、ここが発掘されて、今までの説がひっくり返った。つまり、学生時代に習った事は、すべて違うと言う事になるわけ。

ボランティアのガイドさんの説明が興味深く、もっと長く居たかったけど、半分も見れず、ちょっと惜しい。しかも、雪でほとんど隠されて見えずじまい。次は雪の無い時に訪れたいものだ。

ツアーは終盤。青森駅近くに新しくお目見えした「A-FACTORY]。お土産屋さん、プラス、りんごのお酒シードルの販売。ただ、せっかく行ったのに、時間をはしょられて、ゆっくりシードルのテイスティングをする時間も無かった。これは、ブーイングもの。

新青森駅で、津軽弁のガイドさんとお別れ。「へば~」(さようならの意)
再び、楽しく駅弁を選び、新幹線で東京へ。

たった1泊二日の旅。しかも、たったの3時間半の電車の旅。
盛りだくさんのツアー。いろいろな郷土料理。

日本って、広いな~。
by suzume-no-oyado | 2011-03-09 11:43 | 旅行
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