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とんでも家族

8月27日(土) アフタヌーン・ティーのレッスン。 参加者募集中です。

あと2名の残席がございます。
 
お申し込みはこちらまで。cadelpassero@gmail.com


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昨日、夫の実家のある松山から戻る。今回は、7泊8日。車中泊が2日あるので、正味5泊。

もちろん、トフィーも一緒。心臓の悪い彼と、出来るだけ一緒の旅を、とアレンジしたのが、サンライズ瀬戸。東京~高松間の寝台車。個室には、ケージに入れておけばワンコもOK。これならトフィーも安心だし。夜10時半に横浜発で、朝7時頃に高松へ到着。そこからはレンタカーで松山に入る。涼しいうちに移動できるので、暑さに弱いワンコには一番いい。

修学旅行以来の寝台車。フランスでスキーの時に一度だけ乗った事があったけど、日本では、2度目。

10時前に、横浜駅に到着。ホームには、既に電車小僧(大人も含む)がカメラを持ってスタンバイ。電車がホームに滑り込んできたら、ばしばし写真を撮っていたのには驚いた。

思った以上に、よかった❤車内は奇麗だし、特にトイレは、今までの電車のなかでピカイチ。
シングルの個室は清潔で快適。乗った途端、はしゃいだ夫婦は、ビールをシュパッ! 電車旅行の醍醐味。


ここで、ちょっと去年のお話。


今年は二人と一匹だったけど、去年は家族4人そろっての帰省。ずっと夫の実家に滞在では、皆が疲れてしまうので、途中、周防大島へ2泊で遊びに行った。

「海水浴がしたい」と言う、夫の強いリクエスト。

「プールじゃダメなの?」と聞くと、「塩がいいんだ」って、訳の分からない事を。それと、「日焼けをして、風邪をひきにくくする」と。そう言えば、子供の頃、よく言われてた気がする。
これって、本当なんだろうか?

そして、台風が近づく中、周防大島へ出発。

まず、最初の失敗。フェリー乗り場で、迷った末、車を置いておく事に。車代を夫がケチった為。でも、旅館までのタクシー代が、想像以上に高くついて、結局、車で行ったほうが安かったという、トホホのおち。

周防大島には、旅館と、最近オープンしたホテルのふたつがある。
この時は、旅館を選択。ホテルは、目の前が海岸だったが、台風の事を考慮して、お風呂が良い方を選んでしまった。これが、ふたつ目の失敗。

旅館に着いた途端、うなだれた。またもや、恐るべしホームページだ。

ロピーに並んでいるアロハシャツとムームー。「お好きなのをお選びくださいね」とスタッフの方。
「選ぶって言っても、、、、、(涙」

こんな垢ぬけない旅館で、垢ぬけないムームーを誰が着るっていう?

それでも、気を取り直し、海の見える、露天ぶろ付きの素敵なお部屋に期待をかける。

通された部屋は、、、。推して知るべし、、、。

HPの写真は、修正を加えていたか、改築直後の写真だったのか。
部屋の外にあるお風呂は、色の抜けた、かすかすのヒノキ風呂。

残りの期待を全て打ち砕かれ、完全にノックダウン。

大浴場は、演歌風呂。どうして演歌風呂かと言うと、周防大島は、演歌作詞家の星野哲郎氏の出身地。なので、お風呂の中のBGMは、もちろん彼の曲がずっと流れている、ステキな演歌風呂(微涙

目玉の「海岸を見渡す露天風呂」は、かなり小さく、これまた拍子抜け。
でも、渦潮が見下ろせたので、プラス1くらいアップ。

沢山諦めた後、それなりにリラックスし、部屋でまったりとお夕食。
島だから、さぞかし美味しい海の幸が食べれると思ったら、これも期待外れ。
数だけある旅館食。

それでも、せっかくだから、とお酒とおしゃべりで盛り上がる、けなげな家族。
ひとしきり酔った後で、誰かが露天風呂に入ろうか、と。

暗がりに出たら、足元を、サササッと這うものあり。えっ?! ゴキちゃん?!
悲鳴を飲みこみ、とりあえずお風呂の蓋を開ける。

ひぇ~~!  風呂の中にゴキちゃん、一匹発見。(涙

一応、全員に報告。すると、
「すくっちゃえば、平気じゃない?」で、全員一致。
でも、さすがに全身を入れる気になれず、足湯を楽しむ。

次の日は、プールで泳いだ後、近場の海水浴場へ。
でも、台風の為、強風で砂嵐状態。海はすこぶる奇麗だったのに、風が吹く度、砂に叩きつけられ、痛いのなんのって。砂漠で、全身布で体を覆う意味を知った。

次の日の夜は、一匹ならず数匹、ゴキちゃんを発見。もう、我慢の限界。風呂の蓋も開けず、退散。とんだ宿を選んでしまった自分を反省。みんな、ごめんよ~。

そして、帰る日。朝風呂を浴びに大浴場の露天風呂へ。
すると、事もあろうに、そこにもゴキちゃんがいるではないか!

なんつう宿だっ!と憤慨したのも束の間、よく見ると、ゴキちゃんと思っていた徘徊虫は、ゴキちゃんではなく、フナムシ。わたしって、、、と、肩ががっくり。今まで、無駄な怒りを感じていたなんて。

って事は。
部屋の露天風呂でカサカサしていたのもフナムシで、お風呂におぼれていたのもフナムシ。

汚くもなんともなかったんだ。こんなことなら、部屋風呂にはいればよかった~(涙涙
すごい損した気分。

それにしても、、、。

酔っていたとはいえ、ゴキが浮いていたお風呂に、平気で足をつけた私たちって、、、。

フナムシを見る度に思い出す、あの楽しい狂った足湯の時間。

とんでも家族、ここにあり。

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                 サンライズ瀬戸


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                 シングルルームで一緒のトフィー  
by suzume-no-oyado | 2011-08-05 13:58 | 旅行
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