修行

長女がもう直ぐ18歳になる。
17歳までは、親が滞在ビザを持っていれば、子供はIDカードだけで済む。
通常の滞在ビザのように、パスポートに証明書を貰わなくても良いし、
1年毎に更新をする必要もない。
その特権も、もう終わり。

IDカードからの滞在ビザ取得は、案外簡単で一安心。
2年目からの更新と、ほぼ一緒。
でも、最初の申請は結構面倒だ。

まず、健康診断。
ビザ用の診療所まで行かなくてはならない。
その他、諸々の書類。
熟知した人がいればいいが、そうでない場合は役所に問合せなくてはならない。
ルールもコロコロ変わるので、その都度確認は必須。
つい最近、取得した人に聞くのも手だけど、これも確かではない。
役所と言えども、担当者によって言う事が違う。

フランスで暮らす為のルールその1。

情報を得る時、最低3人に聞く事。
それでも、時々3人とも違う事をいうことがあるから、イヤになる。

全ての書類を揃え、県庁へ。
先ずは、必要書類が揃っているか確認し、その日は予約だけ。
で、予約した日に、同じように書類を持っていき、そこで正式に確認され、
めでたくビザが発行される。

なんか二度手間って気がする。その日にくれたって良いじゃない。

システムはシステム。
バカみたいと思いながら、従うしかないよね。

私達が、ビザの為の予約を取りに行った時のこと。

窓口は3つ。整理券を取り、順番を待っていた。
その日は、かなり込んでいた。待つ事、1時間以上。
窓口の表示は44番まで来た。
私達の45番は、やっと次。やれやれ。
一人終わった。
番号が変わる。席から、立とうとしたら、、、、。
あれっ???
46番になってる!!45番は一体どうしちゃったのよー。
通訳できてくれた友人が、整理券をわしづかみにして、窓口に走っていった。
「45番が抜かされたんですけど。」と、友人。
「そんな事あるわけないじゃないですか。
 私は、45番にしてから、何回がお呼びしたにも拘わらず、いらっしゃらなかったので、
 46番に変えたんですよ。」と。

はぁぁああああ???

嘘つきもそこまでくるかっ!

多少のすったもんだはあったけど、とにかく順番を入れてもらわなくちゃならない。
47番の人に事情を説明して、快く承諾していただいた。

「信じられないです。」と、ぼやくと、滞在2年目の彼女は言った。

「何でも起こる国ですから。何でも、ありですから。 もう、驚かなくなりました。」

今年で、滞在4年目に突入するが、分かっていても常識では考えられない事態になると、
やっぱり腹が立つ。
彼女のように、悟れないでいる。

まだまだ修行が足りない。
by suzume-no-oyado | 2006-05-05 17:17
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