人気ブログランキング | 話題のタグを見る

タコスの気持ち

タコスの気持ち_f0095873_55270.jpg


一年で一番いい季節も、そろそろ終わろうとしているシカゴ。

連日、気持ちのいい秋晴れだった先週末、「シカゴ建築リバーツアー」に参加。前回2時間バスツアーの時に、凍え死ぬかと思ったくらい寒かったから、今回はがっつり着こんでの乗船。この日のガイドはとってもきれいな英語だったので、ちゃんと実のあるツアーとなった♪ 説明が分からないと、しんどいですから。

気分よくツアーを終え、デパートで新しい煮込み鍋も買い、そして、気になっていた近所のメキシカン・レストランでランチという順調な流れ。

最近オープンのレストランは、オーナーがのりのりのメキシコ人。(かなぁ?ちょっとインド訛りが.....) スパイスの説明からメニューの説明まで、とっても丁寧。

迂闊にも、リーディンググラス(老眼鏡ですわ)を忘れて、メニューがよく見えないので、この説明は助かった。今は、いろいろなタコスの食べ歩きをしているので、二人で2種類のタコスを頼んで分ける事に。

白身魚とポークのタコスが登場。

わーい♪と喜び勇んで食べ始めたら、目の前の夫が、事もあろうにタコスをフォークとナイフで食べ始めた!

ありえないっしょ!タコスですよ!タコス!
手づかみでガブッと、がっつり、ですよ。

フォークとナイフで品よく食べる夫に、思わず、「それって、なくない?普通、手づかみでしょ!」と一言。

「そうなの?」と、ちょっと嫌がりながらも、素直に手づかみで食べてみた夫。が、たまたま中身がお魚で、かじると汁が滴り落ちた。もう、そうなると、もうダメ。 またフォークナイフに逆戻り。

「おいしいねぇ」と機嫌良く食べているのはいいが、どうしてもナイフフォークが許せない。だって、当然、タコスの皮は平たくされ、ばらばらにされてしまっているんだもの。

「そんなの、もうタコスじゃないやい」と思ったら、つい「それ、やっぱりおかしい」とまた一言。

はいはい。切れました、夫。

「うるさいなー!どう食べようと勝手だろう!おれは、手が汚れるのが嫌なんだよっ!」と。

しかも。

「もう絶対、お前となんか食べに行かないからな!」宣言。

2度も言うんじゃなかったと思っても、すでに後の祭り。
タコスを味わう雰囲気じゃ無くなってまして。しかも、次の一口で、汁が服に飛び、夫からは、それ見た事か、とあざ笑われる始末。

そんな状態のふたりに気付かず、笑顔を振りまくオーナー。顔がひきつり。

とりあえず、がんばってその場の雰囲気を和らげるべく、努力努力。お陰で、食べ終わる頃には、なんとか生きた心地に。

お腹がいっぱいだったので、デザートなしで、お会計をお願いしたら、サービスでアイスクリームが運ばれてきた。それも、「ハラペーニョ・チョコアイスクリーム」。

一瞬喜んではみたが、なんせハラペーニョ。恐る恐る食べてみたら、やっぱりかなりあと味効いてます。

辛いのにかけては、自信をもっておこちゃまレベルの夫は、もちろん途中でギブアップ!辛いのは好きだけど、とっても辛いのは苦手な私が、あとを引き継ぎ、なんとか食べ終え。はぁぁぁ、からーい!

アイスは辛いは、タコスは食べ方にいちゃもんをつけられるは、で、「メキシカンはもういいや」の夫の一言。二人のタコスタイムは、これにて終了。

私だって、あんなばらされた、可哀そうなタコスは、もう見たくないし。
今後は、ひとりメキシカンで行こう。
by suzume-no-oyado | 2013-10-17 01:04 |
<< 一日遅れのHalloween マッチョなヨガ >>