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トロピカルハウス

長女の幼稚園時代の友達にアンジェリーナという、お人形さんのような子がいた。
お母さんはフィリピン人、お父さんはアイルランド人。
両親共に頭が良く、彼女もとても賢かった。

冬場、イギリス人のうちにお呼ばれの時は、一枚多く着せるのだが、
アンジェリーナのうちに行く時は真夏のカッコをさせた。

彼女のうちは、常にトロピカル。
迎えに行くと、真冬でも顔を真っ赤にさせてる我が娘。

何より私が印象的だったのは、リビングに飾ってあった大きな一枚の絵。
山のふもとでお百姓さんが田植えをしている。
笠までかぶって。

最初に見た時は、
「おぉ~!田植えだぁ~!」
と、のけぞってしまった。
リビングに田植えは、珍しいよね。

ある日、娘とアンジェリーナを連れて映画を見に行った。
初めて、英語だけしか話さない子供と一緒のお出かけ。
ちょっと緊張。

バンビを見た。
「うちの子テレビを見てる時、あーだこーだ言ってうるさいのよ。」
と、母親から聞いてはいた。

が、想像以上。
シーンが変わる度、質問攻め。
お陰で、次のシーンを見逃してしまうほど。
自分の子なら、うるさいって言ってるところ。
前の人にもうるさいって睨まれてるし、私もう限界かも、、。
と、うちの娘が「うるさいよっ!」って切れた。
普段大人しい子が言ったもんだから、アンジェリーナもすこーし黙ってくれた。
やれやれ。

見たんだか見ないんだか分からない映画が終わり、マックで食事をして帰ろうとした。

エスカレーターを上る。
子供2人の手を取り、気を付けてね、と言いながら乗る。
ほらほら足元が危ないわよ、と言いつづける事数分。
なんか、おかしい。  いつもと違う。
あれ?なんか周りの人が指差して笑ってる。

ん???  でーーーーっ!  何やってるんだろう、私。

下りのエスカレーターを子供の手を取り、一所懸命上ろうとしてた。
どうりでいつまでたっても、旨く乗れないはずだ。

恥ずかしくって恥ずかしくって、穴があったら入りたかった。
子供の手をしっかと握り、逃げるようにその場を立ち去る。

かわいそうなのはイタイゲな子供達。
大人を信じて、下りのエスカレーターを一心に上ろうとしてた。

アホな親を持つと苦労すると言う、いい例である。
by suzume-no-oyado | 2006-05-30 06:56
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