友人ソレイユさんの娘さんの運動会があったと言う。
私の学生時代は、運動会は10月10日と決まってた。
他の学校のことはよく知らないが、大抵は10月に行なわれていたと思う。
今は、この時期が多いのだろうか、、、?
イギリスの学校は6月だった。
運動会だけじゃなく、遠足やら音楽会やら、6月はとっても忙しい。
運動会と言えば、楽しくもあり、悲しくもありのうちの娘達。
長女は走るのが苦手。
ついでに言うと、日本の運動会は徒競走、借り物競争、お遊戯と盛りだくさん。
たとえ、走るのが苦手だって、それなりに楽しめた。
でも。
彼らジュニア・スクールの運動会は、能がないほど直線走りばかり。
走りが苦手な子には、面白くも何ともない。
徒競走で始まり、エッグ・アンド・スプーン・レース、帽子を被ったり
マフラーを付けたりするだけの障害物もどきレース、縄跳びレース。
アイデアが乏しい。
最初のレース。
どん尻ではないが、3位には程遠い。
2番目、3番目のレースとどんどん顔の表情が暗くなってくる。
最後のレースが終わると、はぁ~、やっと今年も終わったと、安堵の顔。
子供ながら、なんか悟りすぎと、可哀想になってくる。
片や、次女。
初めての運動会の時には、全部のレースを総なめ1位。
子供が1位になると、こんなに狂喜するものかと、自分で驚く。
単に、親ばかなんだろうけど。
そう、彼女の足が遅い訳がない。
あっ、と気がついたときには視界から消えている。
捕まえようったって、とにかくすばしっこくて追いつきゃしない。
私が息を切らして、彼女を追い掛け回してたのを知ってるお母さんが言った。
「借りを返してくれたじゃない。」
ほんとだ。
あの苦労を、あの日の運動会がすべて流してくれた。
今の学校では競争をしないとこもあるらしい。競争があって、得意になったり、悔しい思いをしたり。これ、大事な事だと思うんだけどな。
それにしても、娘達に日本の運動会、経験させてあげたかったな、、、。