子供の頃、自分の名前が嫌いだった。
「○○子」という普通の名前に憧れた。
と言うのも、幼稚園入学の時に注文した名札用のハンカチ。
男の子用がきた。母親は女の子用も後から注文してくれたが、
もったいないからと、バットやグローブのついたハンカチを付けさせられた。
今や、普通の女の子の名前だが、昔は男の子に多かった。
漢字は違うんだけど、間違えられる度、自分の名前が嫌いになった。
今はとっても好き。自分の性格に合ってる名前だと思ってる。
よくドラマで使われたりするけど、大抵活発な男っぽい性格の役。
名前から来るイメージってあるんだよね。
長女は、彼女が生まれた年の、人気ナンバーワンの名前。
イギリスではよく中国名に間違えられて、ムッとしてたっけ。
次女の名前もポピュラーなものだけど、英語でヤッキー(きちゃない)って
言葉と掛け合わせで、ちょっとからかわれた。
そんな事、思いもしなかったので、かわいそうな事をしたかな、と罪悪感。
犬の名前も面白い。
ポポ手さんとこの柴犬は「シバ」って言う。この単純さが珍しい。
そのシバのお友達は「ゲンタ」って言うから凄い。
いまどき、ゲンタは無いだろうと思っていたら、飼い主は65歳だと聞いて、なんか納得。
子供の頃飼っていたコリー犬に「サファイヤ」って付けたのもかなり悪趣味。
呼ぶ時恥ずかしかったもん。
でも、これは、手塚アニメの「リボンの騎士」王子の名前からとったもの。
洋犬に和名をつけてるのも面白い。
知り合いのポメちゃんは「大助」。
フワフワの毛をなびかせた気品ある容姿で「大助」とは。
いえいえ、決して和名が品がないと言ってる訳じゃないんです。
イメージが、、、。
でも彼の場合、このミスマッチ差がかえってかわいいのよね。
そういや、イギリスで働いていた日本人。
現地人が日本名じゃ覚えにくいだろうって配慮で、皆外人のニックネームが付けられた。
ニック、ミッチー、フランキー、サム、タッド、シッド、エトセトラ。
聞いてるこっちが恥ずかしかった。
どんな顔して返事をしてるんだろう。
でも、慣れるのに時間が掛かったのは、本人達なんだろうけどね。