アサリじいさん

もうひとり、忘れてはならない人がいた。

あれは、3年前の夏の事。
姉とふたり、近所のスーパーへ買い物に出かけた。

「今晩、何にする?」
「何にしようか。」
と、何気ない会話をしてたら、アサリの特売を見つけた。

「アサリの酒蒸しが食べた―い。」と、即食らいついた。

なになに。
プラスティック容器に入るだけいれて、同じ値段ね。
よっしゃー!がんばって入れようねー、と姉と張り切る。

まだ入る、まだ入ると、がんばっている私たちの横で、奮闘しているじいさんを発見。

あれ?あれあれ? なんか、おかしい。

じいさんったら、がんばって入れてるのは良いけれど、
入れるたび反対側から落ちてるって。

ポロポロ ポロポロ。

でも、気がつかないじいさん。
どうして、一杯にならないんだろうって顔してる。

まるで、穴のあいたバケツに一所懸命砂を入れている子供のよう。

ポロポロ ポロポロ。

笑っちゃいけないのは分かってる。
でもね、人には限界と言うものがあってね。

姉とふたり顔を見合わせ、フッと鼻息が洩れた途端、耐え切れなくなった。
じいさんが見えないところまで、ダーッと必死で駆け込み、
おなかを抱えてヒーヒー笑った。

ごめんね、おじいさん。
今でも、思い出すたびフッと笑える私です。
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by suzume-no-oyado | 2006-08-29 04:25 | 日本 | Comments(2)
Commented by OKU at 2006-08-30 02:53 x
hikarioさんのブログにいっぱいコメントしてしまって、ちょっと恥ずかしいので逃げてきました。な~んて。おかしいエピソードが、どかどか出てきましたね。ホントは、四国某所のお話もこっそりうかがいたいのですが・・・・。ここでは無理?
Commented by suzume-no-oyado at 2006-08-30 14:58
>OKU
実は私もいろいろ聞きたい事や言いたい事もあったのですが、オクがいっぱい書いてくれたので、良しとしました。
ご期待の四国話ですが、な、なんと!初めて毒矢を打たれずに帰って来ましたッ!前代未聞です。
だから、たいしてこれと言った話は無いのですが、別口で可笑しい事があったので,待ってて下さい。
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