今月のお教室がもう明日だと言うのに、のんびりや、いやいやはっきり言って、
お尻に火がつかないと動かない私。
英語で言うと、 '' The last minute person'' といったところ。
「この親ありて、この子あり」、「かえるの子はかえる」と昔の人は言った。
「早くしなさいよ」「早めに準備しときなさいよ」とうるさく娘達に言いながら、
どこかで、「私の子だものね」と言う諦めが頭をかすめる。
おっと危ない。忘れちゃいけない。
そう、私は反面教師。
自分の過ちを娘達にして欲しくないからこそ、こうして日々怒り続けているのだった。
そうだった。お教室の話だったんだ。
今年最後のお教室。 勿論クリスマス・メニュー。
イギリスにいたときは、何年住もうとイギリス伝統の「クリスマス・プディング」は好きになれなかった。食べて一口、作ってくれた人の手前ふた口、そんな感じ。
重たくって、どうにもこうにも。
だから、自分で作った事もない。
だから、ケーキはフレンチで「ブッシュ・ド・ノエル」
日曜日に練習がてら作ってみたら、何かが違う。
まずくはないけど、美味しくない。
全てがバラバラ。
こんなのお教室で出せないし、出したくない。
そこで、作った2種のブッシュ。
今回もとい型を使用。
中のクリームは、クレーム・ムースリングといって、カスタードとバタークリームを混ぜたもの。
最初はイチゴを中身にしようと思ってたけど、なかったのでラズベリーで。
周りのガナッシュは、少し濃い目のものに。
そして、もうひとつ。
クレーム・ムースリングとラズベリーとガナッシュ。
周りは、ホイップ・クリームで。
使ったお酒はどちらもキルシュ酒。
ふんわりとした食感で、思ったような仕上がり。
あ、アドレナリンが出てきた気がする。
さて、お教室でどちらを作ろうか、悩むところ。
ふたつ目は行程がひとつプラスになるから、やっぱりガナッシュのほうかしら。
お助け隊に来ていただく。
先ずは、きっしゅさん、みとこさん。
そして、遅くまで仕事でお疲れのあけみさんも捕まえた。
あけみさん、ジャンルイ。
この4人のうち3人が白い方を選んだ。
白いのを作るんだったら、チョコの方も出来ちゃう。
え~い!ふたついっぺんに作っちゃおー!