人気ブログランキング | 話題のタグを見る

千葉先生のプロレッスン

千葉先生のプロレッスン_f0095873_18122814.jpg

一昨日、なんと1年数ヶ月ぶりにパティシエ千葉好男先生のプロ・レッスンが
我家で行なわれた。

千葉好男先生とは、パリで日本人で最初にパティシエとして成功された方。
ティールームもマドレーヌ寺院の近くにオープンされている。
ランチタイム、ティータイムは地元の人たちでいっぱいである。

毎年春には、新宿センチュリーハイアットのティールームで、
彼の「パリのお菓子屋さん」フェア(ケーキバイキング)が開催される。
これも足掛け7年目で毎年好評のうちに終わる。

近頃、大丸京都店のデパ地下に、日本での第一号店がオープンされたばかり。
パリとは幾分違った趣向を凝らしたものを出すようなので、実家が関東の私は、早く東京近辺に第二号店がオープンされる事を願っている次第。

千葉先生との出会いは、ほんとに偶然。
小さいお料理教室でたった一回ご一緒したSさんのおかげ。
たまたまビデオをお借りし、返しに行った時に千葉先生のお店でランチ。
実は、このSさんは千葉先生の奥様と顔見知り。
で、ランチをした時に奥様と話し込み、そのうち先生まで参加。
「忙しくなる前は駐在の奥様達にお菓子を教えていた」と仰る先生に、
「じゃ、今は時間的に可能ですか?」とお伺いすると、「やってくれる方がいらっしゃったら」と仰るじゃないですか!

食らいついたわけです。わたくしは。
「企画、人集め、買出し、準備と全て私がやりますから、おねがいします!」と。
その場で、話はまとまり、レッスン日も決まり、事の次第となった訳。

本格的なお菓子は習いたかったけれど、リッツやコルドンブルーに行けるほど、時間とお金に余裕があるわけじゃない。
月に一回、3品。 私には理想的なお教室。

やり始めは、人集めに四苦八苦したけれど、なんのかんのと1年ちょっと続いたお教室。
先生がお店が一段落してからなので、午後3時から6時まで。
それから、先生を交えての試食でワイワイガヤガヤ。
終わるのは7時過ぎ。 だから、参加できる方が限られてしまう。

夏前に移動の方がたくさん出てから、どうにも人が集められなくなり、やむなく1年以上のお休みとなった。

その間に自分のお料理教室を始めて、生徒さんの中に興味を持ってくださる方がいらっしゃった事もあり、今回のレッスンが実現した。

お友達のセミプロの方や、ブログ友達のさがみさんが、なんとロンドンから参加。

今日の品目は、「サン・マルク」、「サブレ・ヴィニョン」、「マカロン・カフェ」である。
千葉先生のプロレッスン_f0095873_18125847.jpg
「サン・マルク」はお店によって「プラジール」など呼び名が違ってたりする。
ビスキュイ・ジョコンドと言うアーモンドパウダーと卵白たっぷりの
スポンジで仕上げたケーキ。
クレーム・ガナッシュとゼラチンとキルシュ酒が入ったクレーム・シャンティーイの2層。
トップのスポンジは、3回に分けてキャラメリゼされている。
今日は、キャラメリゼする為のこてが無いので、こての代わりに鍋の底を熱して使用。

「手がかかりますよ」と言われていたので、覚悟はしていたが思ってたほどではなかった。
「千葉モンブラン」の方が、よっぽど大変。

クリームにほんの少しゼラチンが入るだけで、フワッとした感触の中にプルッとしたものを感じられ、すこぶる満足。
これによって、ケーキがしっかりして形が整えやすい。

甘さ抑え目で、大人のケーキである。
しかも冷凍して、冷たいデザートとしても食べれる2回美味しいケーキ。
千葉先生のプロレッスン_f0095873_18132346.jpg
ふたつ目は「サブレ・ヴィニョン」。(写真右端)
「ヴィニョン」は千葉先生のお店「アンジェリック」のある通り名から。
元々あの辺は、ブドウ畑だったという。

レーズン・バターサンド・クッキー。
サックサクのクッキーはそれだけで美味しい。
一手間はいったバタークリームにラムシロップに絡めたレーズンをサンド。
癖になる美味しさである。

三つ目は「マカロン・カフェ」。(写真左奥)

助手・すずめのオーブンの温度設定の過ちによりマカロンの形が少々崩れ気味。
みなさん、すみません。
でも、見かけはともかく、味はサクッ、しっとりでおいしゅうございました。

いつもながら、色々なうんちくを交えた千葉先生のトークは楽しく、穏やかなお人柄がかもし出す和気あいあいとした、とてもいいレッスンでした。

ありがとう先生。 そして、参加してくださった皆様にも感謝です。
by suzume-no-oyado | 2007-02-24 18:13 | お料理
<< トホホな過去 癒し系の男 >>