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5月のメニュー

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昨日は、久々のお料理教室。 って、最近毎回「久々」と言っている気がする。
先月はミラノに2回も行き、引越しの予定も7月半ばに決まって、気がそぞろって感じ。
腰を据えて、お教室を準備できないでいるのが、一番の理由だろう。

で、今月のメニュー。
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スターターは、春野菜のサラダ・ゼリー。
アスパラやにんじん、コージェット、トマト、黄ピーマン、グリンピースをゆるゆるコンソメゼリーで固めたもの。テリーヌ型できちっと固めたものはよくあるけれど、プルっとした食感で食べて欲しい一品である。

色が綺麗なので、目にも嬉しい。今日はローズマリー風味のガーリックブレッドと一緒に。

メインは、ラムのハーブ・クランブル。5月のメニュー_f0095873_137380.jpg
塩・こしょうのみで焼いたラム・フィレットにセージとパセリ、ガーリックを入れたパン粉をバターで香ばしく炒めてかけて頂く、いたってシンプルなもの。

実は私自身ラムが苦手で、美味しさが今ひとつ分からないという、好い加減な先生なのである。お教室で紹介しているお料理は、基本的に自分が「美味しい」と思うもの。
ラムのお料理はいくつか知っているものの、美味しさがわからないので、お教室では避けてきた。が、春・ラムの季節。避けては通れない、と腹をくくりやってみた。

パン粉を使うのはフランス風だが、イギリスでは、ラムといえばミント・ソースで頂くのが一般。ミント・ソースとは、細かく刻んだミントの葉っぱに砂糖とビネガーを混ぜたもの。
と、ここまで書いて、ミントソースを紹介した方がよかったのでは、と後悔。
でも、生徒さんたちは、ハーブ・クランブルも気に入ってくれたので、良しとしよう。

春はやっぱりストロベリー。
5月のメニュー_f0095873_1373599.jpgそこで、今日のデザートはストロベリー・トライフル。イギリスの典型的なデザートのひとつ。
ラズベリージャムを挟んだスポンジをボウルの底に敷きつめ、フルーツ缶詰のシロップとシェリー酒で湿らせる。そこに刻んだフルーツをのせる。一般的なのは、フルーツカクテルの缶詰。今日は、缶詰の洋ナシすこしにイチゴをたっぷり。
次は、カスタード・ソース。このカスタード・ソース。普通はバードと言う銘柄のインスタント・パウダーを使う。砂糖とパウダー、ミルクを入れて作る、あっさり味のソースである。
ちゃんと作った方が美味しいのに、と言う人もいるが、私はこのインスタント独特のあっさり感の方が好き。日本でも、紀伊国屋や明治屋で手に入る。
カスタード・ソースの上には、軽く泡立てた砂糖無しの生クリーム。
基本的にあまり甘くないので、甘いものが苦手な男の人にも人気のデザート。
これに、ストロベリー・ゼリーが入ったものも一般的だけど、ゼリーが入ると途端にオコチャマ味になるので、私的には無しが好き。

あと何回ここでお教室ができるのだろう。ちょっと淋しい気がするけど、別のお料理が学べる事も楽しみ。生活には慣れなくちゃいけない、言葉はやらなくちゃいけない、と盛りだくさん。

くすん、なんて言ってられない。
by suzume-no-oyado | 2007-05-09 01:38 | お料理
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