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お得なホリデー

とってもお得なパッケージホリデーを見つけた。
遊園地あり!プールあり!
しかも園内にキッチン付きのホテル!
作りたくなければ、レストランもあるし。
3泊4日で、とにかく安い!
パンフレットを見て、直ぐ決めた。

長女が5歳、次女が3歳くらいだっただろうか。
幾つかの場所の中からサマーセットを選ぶ。

車で到着した後、レセプションで手続。
部屋の鍵と電気のユニットカードを貰う。

園内バスで、部屋の近くまで連れて行ってもらう。
途中、きれいな建物が見えるたび、ここかなー,あそこかなー、
なんて娘2人ははしゃぎ通し。

おろされた。

ひゅるるぅぅぅ~~~と、風が吹いた気がした。

しょぼいエリア。
え?ここ?
見えるのは、一見きれい(?)そうなプレハブのような、な・が・や。
いやいや。
見た目はしょぼいが中はきれいかも、と気を取り直し、ドアを開ける。

うわ~い、と子供は無邪気に駆け込んだ。

入った途端、私は叫んだ。
「触るんじゃな~い!」

不快指数120%とでも言おうか。
一度も日が当たった事の無い部屋。
ジメ―っとした、湿気が充満している。
あら、ここは鍾乳洞?と思い込みたい。
でも、ヒンヤリじゃない。やっぱり、じっとり。

ソファーなんかも、掃除はしてあるんだろうけど、何処となく湿っぽい。
言った先から、娘達は、ベッドルームでコロコロ遊んでる。

夫と2人、ベッドルームの入り口に佇み、
「ここに3泊も、、、。」と、放心状態。

やっと,諦めがついた夜10時過ぎ。
それなりにリラックス。
すると、ドアを叩く音が。  こんな時間に誰?
恐る恐るドアを開けたら、腰が抜けそうになった。
両腕一杯に刺青を入れた男がぬっと現れた。

口をアワアワさせながら、やっとの思いで聞いた。
「な、何か、ご用ですか?」

男は言った。
「すみません。恐れ入りますが、電気のユニット・カードを余分に持ってたら、
 分けていただけませんか?」と。

なーんだ。そんな事か。
申し訳ない、持っていないんですよ、と伝えたら、
夜分遅くに申し訳ない、とすこぶる丁寧。

だめじゃない、人を外見で判断しちゃ、と自己反省をしてみたが、
ビックリしたもんはビックリしたんだもん、しょうがない。

スタートはがっかり、げっそり、ビックリで始まったが、プールはとってもきれいで
楽しかったし、遊園地はそれ以上でもそれ以下でもなかったけど、
娘達は大満足だった。

私と夫は、地元のソーセージがとっても美味しくて、すっかり機嫌を直した。

このビックリホリデーから帰ってきて、事の経緯を友人達に話したら、
口をそろえて、「よくそのホリデーに行ったわよね~。」

何?最初からしょぼいって知ってったってわけ?
なんで言ってくれなかったのよー?と問い詰めたら、
「だって、もう予約しちゃった後だったから、言うに言えなかったのよ」って。

そういや、みな、同じ事を言ってたっけ。
「子供には、いいとこよね~。」って。
そういう意味だったのか。

聞くところによると、私達が行ったバトリンとかヘブンとかのパッケージホリデーは、
元々は労働者階級向けに企画されたものだという。
だから、そんなにお得に出来ていたのね。

友人曰く、いわゆる中流の人たちは、そういう種類のホリデーは選ばないらしい。
また、階級社会を垣間見た気がした。

カレッジの先生をしているもうひとりの友人は、生徒と一緒にそのホリデーに行った。
部屋は新しく建てられた所だったから、ものすごくきれいだったという。

運が悪かったのね、と言われ、首をうなだれた。
by suzume-no-oyado | 2006-07-13 06:52 | 暮らし

大金持ち

イギリスはクラス社会だと言われている。つまり階級が今だ存在すると。
うん。確かにあると思う。

今だ、“SIR”や“LADY”の称号が与えられたりする事も特権階級の存在を示している。
この称号、本人のみに与えられるものと、代々受け継がれていくものとがある。
なんか、これが厄介。
だって、おじいさんが素晴らしくったって、その孫に至っちゃ極普通の人なのに
「格」と「プライド」だけは受け継がれて行ってるから、扱いづらい。
中には「偉いのはじーさんだったから」って悟ってる人もいたけどね。

娘達の学校は迷わず私立を選んだ。
理由は、そのまま上に上がれる事と、危ない家庭と接っするのが怖かったから。

貧しい家庭と接したくなかったんじゃない。
危ない家庭を見てしまって、ちょっとビビッたのが本音。

離婚したお母さん。ティーンエイジャーの子供2人。
分かれた夫が子供の為に、と家を買ってあげた。
なのに、彼女はボーイフレンドを住まわせてあげちゃう。
一度ならずも二度までも。
その度、元夫とパトカーが来るほどの怒鳴りあいの大喧嘩。
結局、怒った元夫が家を売っちゃった。
彼らが出て行って分かった事が、彼女は麻薬で捕まったことがあり、
ボーイフレンドはアル中だと。
出てった家の中は、ノミと壁一杯のスプレー缶による落書き。

子供に罪があるわけじゃない。そんなの分かってる。
でも、やっぱり怖かった。
実はこれ、直ぐ隣の人たち。

友人の住んでる普通の住宅地。
ある日彼女がぶりぶり怒ってる。
どうしたの?
聞くと、エリアの一角を政府が買い取り、刑務所から出てきた麻薬のディーラーを
住まわせているんだと。
つまり、まだ職に就けないそういう人たちをリハビリするような場所にしてしまったと。
道徳的には、そういうことは必要だと思う。
でも、そんな甘いものじゃないのも現実。
だって、逃亡中の犯人が、そこに逃げ込んできたとかで、ヘリコプターが出動する
ドラマみたいな事もあったって。
そうか、ちょっと怖いね、と言うと、それだけじゃない、と言う。
そのお陰で、家の価値がすごく下がったと。
何と、無慈悲なと思うけど、これも現実なんだね。

へんな言い方だけど、一生懸命貧乏をしている人たちは良い。
でも、働く事もしない、仕事を探そうともしない、国から貰ってる扶助金で
暮らしてる人たちも大勢いる。
本当に必要としている人たちには、こんなにいいシステムは無いけれど、
これに食らいついてる人たちも大勢いる。

本当に必要な人が簡単にもらえない日本もどうかと思うけど、
簡単にもらいすぎるイギリスもどうかと思ってしまう。
やっぱり怠け者を作ってしまってる気がする。

娘達の学校AO。
イギリスで最初の女学校。由緒正しい学校。
お堅いのはオリガミ付きで、娘達に恨まれたのは、前にも言ったかもしれない。

そんな学校だから、当然地元の由緒正しき子女も沢山来ていた。
それが、あーた、金持ちったってこりゃまた想像を絶するんでございますよー。
(すっかりオバサン風)

門から車でドライブ。、途中、馬小屋が在ったりする。
ちなみに馬は家族一人に一頭。
庭には、温水プールとテニスコート。
やってられないって。

新しいお友達の家に行った娘を迎えに。
門の前に車を停めたら、玄関に立つ娘が親指ほどにしか見えない。
うっそー!
前庭に、何軒家が建てられるんだろうって、思わず考えてしまった。

小さい頃の次女の口癖。
「うちって貧乏?」
あんなのと比べられたら、そりゃ、極貧だわ。

そうじゃないのよ、と言ったところで、彼女にとってどれだけの説得力があったのだろうか。

答えた後、肩がガクッと落ちた。
by suzume-no-oyado | 2006-07-12 15:34 | 暮らし

クランペット 

友人ソレイユさんのブログを覗いたら、ウェルシュ・ケーキの美しい写真が。
ちょっと夏ばて気味の体の「食欲」のスイッチが入った気がした。

イギリスの食事はまずいとされているが、そうでもない。
家庭料理にもたくさん美味しいものがあるし、
デザートに至っては、素朴な美味しいものが。
フレンチやイタリアンのような、美しさには欠けるけど、作り方は簡単だし、
この素朴な味にホッしたりする。

彼らのデザートは、ご飯作りの途中で、チョイチョイっとできるようなものが多いのね。

すっかり里ごころが出た私。
何にしようと、頭に浮かんだのが「クランペット」。

クランペット Crumpetsf0095873_2239861.jpg

デザートではない。
パンの一種。
表面にプツプツと穴があいてて、食感が独特。
とにかく、モッチリ、モチモチ。

ディズニー映画の「オリビアの大冒険」にもでてくる。
ストーブの上で焼いたチーズ・クランペットを見るたび、その後食べてた単細胞。

実は自分で作った事は無かった。
だって、何処のスーパーにも美味しいのが売っているから。

食べ方は、トーストしてバターやジャムと言うごく普通にするのもよし。
私のお気に入りは、チーズを載せて、トロッと溶かしていただく。
モッチリとしてるんだけど、周りはカリッとしてて、なんか身体があったまる。
あぁ、やっぱりこれは冬のイメージ。

でも、今食べたい。

作り方はいたって簡単。
小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩、ミルクを混ぜて、発酵させる。
後は、セルクルを使って焼くだけ。

市販のものは、底に焼き色があるだけで、表面は穴がプツプツで白っぽい。
でも、ホットプレートで焼いた場合は、少し表面に色をつけたほうがよさそう。

できた、できた。
ホコっと割ってみる。
中に穴ぼこの筋が通ってて、食べたかったクランペットの出来上がり。
バター&ジャムも美味しかったけど、やっぱりチーズが一番かなー。
f0095873_22393941.jpg
贅沢を言えば、チーズは断然チェダ―が美味しい。
味がはっきりしているんだもの。

溶かすチーズは、エメンタールが一般的なフランス。
でも、この際、これで良しとしようっと。
by suzume-no-oyado | 2006-07-09 22:40 | お料理

たった3円のプライド

暴漢に襲われて怖い思いをしたり、騙しのフランス商法にまんまと引っ掛かったり、
ホトホトフランス生活に疲れを感じてた矢先、またもや事件が。

あれは、ちょうど石原都知事が「フランス人は計算が出来ない」って
余計な事を言った去年の夏。
思わず、諸手を挙げて賛成したくなった事を覚えている。

マルシェに行った。
いつも行く八百屋さんが込んでたので、仕方なくもうひとつの店へ。
ここは好きじゃない。
だって、店の人がやな感じだから。
でも、急いでたし、しょうがないか、、。

あれやこれやと買い込み、締めて15ユーロ84ソンティーム。
20ユーロ紙幣を出したら、21無いかと言われ、21ユーロを渡す。

おつりを渡され、見ると5ユーロ14ソンティーム。
ん?2ソンティーム足りないじゃん。

たった2ソンティーム。
どうでもいいといっちゃあ、いいんだけど、舐められたみたいでなんか面白くない。

思い切って言ってみた。
「ムシュー、2cts足りないんですけど。」
そしたら、ムシュー、首を大きく振りながら、
「貴方は私に21ユーロ渡したんだから、これで合ってるんだよ。」と。

「ノン、ノン、ムシュー。14じゃなくて16でしょ。」

ここで、はぁ~、とため息をつかれる。
「21からじゃ、貴方には難しすぎたかな。」

はぁあ?!
ちょっと何を仰ってるの?
私が計算が出来ないって?  ざけんじゃないわよっ!
私を誰だと思ってるのよっ。
暗算お得意日本人だって―!

あんまり腹が立ったので、つたないフランス語はもっとつたなくなり、でて来ない。
隣に立っていたおじさんが英語ができるというので、事の説明をした。
そしたら、この彼、「ムシューがあってる。」って。
うん。 ぇえっ?!
あ、あんたっ!英語は出来るけど、計算は出来なかったのかいっ!
聞く人を間違えた。

だって、だって、1ユーロから84引いたら16でしょうって言ったって、
みんな、違う違うって。

誰か~助けてよ~!

気がつけば、私の後に長蛇の列。
みんな、「このバカ女、早くしろっ。」って顔して見ているし。
もう限界。
たった2ctsごときで、これ以上粘るエネルギーは残っていなかった。
それっぽっち、差し上げますよーだっ!

「ハイハイ、分かりましたよ。」と言って、立ち去ろうとした私に、とどめの一言。

「あんたにゃ、難しすぎたね。」

キー―!! ぐ~や~じ~!!

2cts。日本円にしたら3円ぽっち。
このたった3円で、私のプライドはズタズタになった。

暴漢に襲われた時は、二日もしたら忘れちゃったのに、
今回は野菜を使い切るまで尾を引いた。

こんな事なら、もっと粘ればよかった。
by suzume-no-oyado | 2006-07-08 03:10 | 暮らし

ボディー・ラッピング

夏になって、薄着になってくると、どうしても気になる自分のデブさ。
比較的顔が小さく、膝から下が細い為、着方によっては細くは見える。
Gパンとかピッチリ目を選び、まるでクッションの中身を押し込むように、
プヨプヨを中に入れてしまえば、何とか隠せはする。

でもね。それも夏は無理。
羽ばたけるほどの腕が出ちゃうし。

次女を産んだ後、ちょっと悪あがきをしてみた。

ボディー・ラッピング。

sea clay シー・クレイ、海底の粘土質の土を使って、やせる方法。
身体の中の、毒素を出してくれると言う。

6インチ(27センチ)だったか10インチ(45センチ)だったか、記憶は定かではないが、
ボディーラッピングをたった1回で、それだけは痩せられると言うギャランティーつき。
もし、嘘だったら、お金を受取らないと言う。

ほんとー?と思いながら、「6インチ、返金」と言ううたい文句に踊らされて、
試してみることに。

まず、真っ裸になり、全身のサイズを測る。
それから、シー・クレイをベットリ含んだ、幅広の包帯を身体中に巻かれる。
かなりしっかりと。
帯を巻く要領で、息ができるように気道を確保したつもりだったが、その努力空しく、
なんか息苦しい。

巻き終わった。
ぐるじ~。

粘土で体中を覆われてるのと同じで、ものすごく重たくて動けない。
大リーグ・ボール養成ギブスってこんな感じだったのかしら?
なんてしょーも無い事を考える。

暫く寝ていてくださいと。
寝ているだけでも、大変。だって、息が、息が、、、。
ヒ~ホ~、ヒ~ホ~。まるで、大手術を受けた後の患者のよう。
甘く見ていた。
やっぱり楽して痩せようったって、そうは問屋は卸さない。

後、何分?と待つ事しばし。
ベルが鳴る。
終わりかと思ったら、そこに立てと言う。

寝ているのもやっとの私に、今度は軽い体操をしろと。
言われるがままに、やっては見るが、何せ養成ギブスが、、。
ギクギクとやっとの思いで動かしてみるが、息切れの方がひどい。

へ~ほ~へ~ほ~~~。

こんな事までして痩せたいの?と思いもしたくなってきた。

終了。
やっと解放。
着物を脱いだ時とは、比較にならないほどの開放感。
はぁ~。よかった。

さて、お楽しみの、サイズチェック。
こんな思いまでして、痩せてなかったらタダじゃおかないぞ、と心の中でスゴム。

ウエスト3センチ。  ヒップ2センチ。
ふくらはぎ1センチ。 太もも2センチ。
首周り、手首、足首とかなり細かく測り、合計なんと30センチ以上。
なんか嘘のよう。
スカートをはくと、確かにゆるいんだけど。
中には5ミリなんていうのもあって、ホントに痩せたんだろうかって、疑いたくもなってくる。

そのあと、炭酸は飲んじゃいけないとか、カフェインもダメとか、色々規制もあったが、
一応真面目にこなした。

引き締まったのは確か。
でも、二度とイヤ。
恐ろしく苦しい。

もう甘い夢を見るのはやめよう。
人生何事も日々の積み重ねなのね。
by suzume-no-oyado | 2006-07-06 14:54 | 暮らし

押し売り

お国が違えば、商法も違っても当り前って言えば当り前なんだけど。

納得いかない、フランスのやり方。
知らないほうが悪いって言われりゃ、それまでだが、ありゃ騙しって言うものだろう。

次女の携帯を買ったときの事。

契約するのは、一番安い1ヶ月1時間っていうもの。
そうしたら、店員が今キャンペーン中なので、1ヶ月2時間を申し込んだら、2ヶ月間1時間分の料金だからお得ですと。
それで、2ヶ月経つ前に1ヶ月1時間に戻したらいいと、電話番号まで教えてくれた。
ついでに、おまけでやっぱり2ヶ月間、100テクストメッセージがただで付いてくると言う。

う~ん、お得なのね、と喜んで取り合えず言われた通りに1ヶ月2時間の契約をした。

が、蓋を開けてみたら。

契約してから2ヶ月経つ前に、教えられた所に電話をしてみた。
そしたら、契約変更には最低2ヶ月かかるという。
だから、後2ヶ月は通常の2時間分の契約料を払わなくてはならないって。
キャンペーンは終わってしまうので、2ヶ月間得はしたものの、あとの2ヶ月は無駄なお金を払う羽目になった。
しかも!
まだ2ヶ月もたたないのに、その時申し込んだ1ヶ月1時間の料金は既に存在しないと言う。
んなバカな。
こればっかりは、あんまり、と思い、粘りに粘って以前の料金で認めさせた。

でも、これだけで終わらなかった。
あの、おまけ。
これが曲者。
ここがフランス商法の怖いところ。

普通、おまけで、1ヶ月間○○がただって言ったら、2ヶ月目にはそれがなくなると思うでしょ。
違うんだな。
2ヶ月目からは、いりません、って言わない限り、そのサービスはついてくる。
おまけの期間が終わってるから、当然お金は請求される。
勝手におまけを付けておきながら、そりゃないよね。

この商法、フランス人でも騙された。
ワイン・クラブに入ってる彼女。
ある日、ハガキを受取った。
「今ならお得!有名ワインが24本、半額でご購入!」
彼女は、別に欲しくなかったから、申し込まなかった。
数ヵ月後。
24本のワインが届けられた。
あせった彼女がクラブに連絡すると、要らないって断らなかったから、送ったのこと。

これって押し売りだよね。
じゃ、ハガキにその旨を書いてあったかと言うと、書いてない。

日本でこんなやり方したら、ダイレクトメールがバンバン来る中で、
それ全部断ると思ったら、と想像しただけで気が狂いそうになる。

その彼女は、すったもんだの挙句、12本だけ購入する事にした。
だって、返品する送料も自分持ちだって言われて、それこそ無駄なお金なんで、
仕方なくそうしたらしい。

ま、何処の国も甘い話は、先ず、疑ってかからなくちゃいけないって事なのね。
いいお勉強になりました。
by suzume-no-oyado | 2006-07-05 17:41 | 暮らし

真夏の夜の夢

暑い。とにかく暑い。
昨日は37度まで上がった。
夏なんだから、寒いより暑い方が良いに決まってるんだけど、エアコンのない部屋で、
夕べはとにかく寝付かれなかった。

無用心だから、窓は開けられないし。そう思うと、日本の網戸っていいなーって思う。
アパルトモンの上のほうに住んでれば別だけど、2階、3階じゃ、
虫は入ってくるしやっぱり危ない。
イギリスも、年に数日熱帯夜がある。
物騒だとは思っても、窓を開けて寝ていたっけ。

何しろ、エアコンなんてついてる家はほとんどない。
数年前の猛暑で、お年寄りが沢山亡くなった次の年から、
チラホラとエアコンを付けているアパルトモンを見るようになった。

湿度が少ないから過ごしやすいといえば過ごしやすいのだが、これだけ暑くなると、
家の中は、まさにサウナ状態。
暑さのひどい日には、シャッターも窓も開けられない。
窓を開けると、熱風が入ってきて、もっと暑くなる。

今日は、扇風機を出さなくっちゃ。

暑い暑いと言えば、思い出すのが、残暑頃のあの出来事。

1985年。私が渡英する前の年。
夫は6月から9月末まで、イギリスに長期出張に行っていた。

日本の猛暑を避けられて、なんと羨ましかった事か。
が、帰ってきても、まだまだ暑い。
甘やかされた身体には、堪える暑さ。

帰国したその晩、夫は暑い暑いと文句を言いながら、寝付いた。

夜中に「ねぇ~ねぇ~。」と呼ぶ声がして起こされた。
どうしたの?と眠い目をこすりながら彼を見たら、

なんと。

下半身スッポンポンの彼がいるじゃぁないか。

はぁ~?と思った時に、
「ねぇ、どうして僕パンツはいてないの?」って、寝ぼけの夫。
そんなの知るかいっ!  こっちが知りたいよっ!

だんだん、目がさえて来た彼は、自分の姿に驚いて、言った言葉にまた呆れた。

「おまえ、遊んだな。」

がーーっっ!!!
誰がーーっ!!
誰が何で遊ぶっつーのよーっ!

真夏の夜の夢。  

早く覚めてしまえ。
by suzume-no-oyado | 2006-07-04 15:11 | 暮らし

趣味じゃない?!

忘れもしない7月2日 午後3時。
人生最大の危機。

去年のこの日は土曜日で、長女と2人パリに出た。
彼女はそのまま友達に会いに行ったので、私ひとり家に帰った。

いつも通りに、地下駐車場に車を停める。
荷物を出そうと、トランクを開けたその時。

「????!!!!!」

一瞬何が起きたか分からなかった。
後ろからきた男に口を塞がれ、羽交い絞めにされている。
頭の中は黒白、白黒。
自分の口を抑えているのが人の手だって分かるにも、数秒かかった気がした。

「殺される?」
って思った瞬間、奴は私を離した。
若い男。黒いズボンに黒いTシャツ、黒いキャップ。

肩からしっかりバッグを下げてるにも拘わらず、
「なんにも持ってませんからっ!!」って、英語とフランス語で言ってみる。
持ってるじゃんね。ついでにトランクにも荷物はあるしさ。

男は何かを言ったが、良く分からない。
でも、なんかオドオドしている。
え?出口は何処かって?
教えてやったら、慌てて逃げていった。

「行っちゃったよ、、、。」

そう思ったら、急に恐怖がこみ上げてきた。
膝はガクガク。涙ボロボロ。

子供のようにウエ~ンウエ~ン泣きながら我家にたどり着いた。
「怖かったよ~。ふえ~ん。」と、家族に説明。
夫は怒り狂い、外に飛び出していったが、当然奴はいる訳がない。

首にかすり傷。
もみ合った時についたものだろう。
夫は、なんで肘鉄とか蹴るとかして、もっと抵抗しなかったんだ、と。
これが意外と出来ないものだと、わかった。
怖くって怖くって、それどころじゃない。

でも、よかった、よかった。
物も取られず。何もされず。

落ち着いてきたら、素朴な疑問がフツフツと。

「なんで?なんで、襲ったの?」

物取りじゃない。バッグは無事だったもの。
じゃ、何、目的はアレって事?   ううん、違う。
別に変な事はされなかったし。

じゃぁ、なんなんだ!
色々考えた挙句、ひとつの結論にたどり着いた。

遠目で見たら、若く見えたので、襲ってみたら、なんだババアじゃないか、と。
ついでに、アジア人だし。  俺の趣味じゃねぇ、と。

失礼なっ!

無事でよかったはずなのに、なんか後味が悪い。

勿論、襲われたかった訳じゃない。
そんなんじゃない。そんなんじゃないんだけどね。

、、、納得できない、、、。

その後、数日は駐車場に行く度、まるで忍びのように、神経を張り巡らせていた。

次は殴ってやる。
by suzume-no-oyado | 2006-07-02 15:23 | 暮らし

カタカナ英語

最近、カタカナ日本語が気になってしょうがない。
あまりにも、オリジナルの発音とかけ離れてる。
舌をかんだり、唇をかんだりの発声法が違うのはわかってる。
それにしたって、日本語でできる音があるじゃあないか、と。

今、我家ではやってるスムージー。
ああ、書いてる先から、ムズムズしてくる。
英語でSMOOTHIE。カタカナにしたら「スムーディ」だよね。「ジー」じゃない。
あ、でも商品名にしちゃってるのかなぁ。
そしたら、しょうがないか。

私の中でダントツ一位に許せないのが、「エブリ リトル シング」。
なんで「シング」なの?「THING」は「ティング」の方が、ずっと自然なのに。
「パーティー」で「ティ」の音はおなじみだし。
「シング」じゃ「SING」で歌うになっちゃうじゃん。
どうして?どうして?

そう言えば、もっと許せないのが。
「They」とか「There」は全部「ゼイ」「ゼア」になっちゃってるし。
なんで「ゼ」なの?
まだ、「デ」の音のほうが近いと思うんだよね。

このへんなカタカナ英語を聞くたび、首がかゆくなってくる。
外国に住んでるから、そんなのおごりよって言われたら、イヤなんだけど、
気になるものは仕方ない。

でもね、お互い様かなーなんても思う。
イギリス人なんて、「らりるれろ」や「りゃりゅりょ」がいえないもんね。
フランス人は「H]の発音はしないし「Chi」は「し」になっちゃうし。
だから私の名前「ち○○」は「し○○」って呼ばれる。

夫の会社での採用試験。
英語が話せるって言うフランス人にある文章を言って貰う。

He has the hat on his head.

これ英語の出来ないフランス人に発音させるとどうなるか。

「イー・アズ・タ・アット・オン・イズ・エッド」

ジョークのつもりで言わせたら,ホントに言えない奴がいた。

もちろん彼は採用されなかったと言う。
by suzume-no-oyado | 2006-07-01 18:04 | 暮らし